くず異世界勇者~こんなくそ世界でも勇者してやるよ~

和紗かをる

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第2章 憂鬱勇者は涙も枯れ果てる?

2-1

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惨劇の夜とまでは思わないが、あの貴族家にとっては確実に伝説級に禍々しい日を越えて、俺たち勇者一行は目的地である魔物大量発生場所にやってきていた。
 俺の前には紫色の輝きを放つ人間サイズのアメジスト。それが地中に刺さる様にして立っていて、周囲を羽の生えた手のひらサイズの蟻だったり、一つ目の筋骨隆々な鬼だったり、細いくせに長さは5メートル近いムカデが守っていた。
 俺のゲーム経験上、あれは魔物がポップする機能を持つなにかだ。あれを壊せば魔物の大量発生は収まる、筈だ。
「デスアント、ワンブラッド、スネークマンスが囲んでいます姫様、正面突破はかなり厳しいかと・・・」
 王国戦士が妹姫様を背後に守りながら言う。
 エルフはそのさらに向こうで、多分弓を構えて警戒モード。あの家での出来事からエルフは俺を避けている。意図的で感じが悪い。やっぱりお仕置き確定だ。いつの日にかな。
槍の聖騎士と魔法少女は俺の近くで、それぞれ槍と杖を体の前で構えている。
 この二人はあの家での出来事以降も態度が変わらない。すばらしい、これぞ仲間。エルフは仲間じゃなくて、いつの日にかの獲物だ。これは確定事項。
「勇者様、いかがいたしますか」
 妹姫様は家族と離れ離れになって不安が募るのか、俺との距離感がいまいち微妙だ。うんうん蝶と花よと育てられたお姫様が、いきなり辺境への旅とか辛くてちょっと精神的にも疲れているのだろう。回復系術式では怪我は治っても精神的な疲労感は拭えないらしいからな。けっしてあの夜以降、避けられているって事じゃないぞ。たぶん。
「放置したら、この辺りで魔物が増えて犠牲者の数がどんどん多くなる、だけど突撃したら返り討ちに合うかもしれない、う~ん、遠距離魔術とかで何とかならない?」
「2~3匹程度なら纏めてやれますけど、あの数相手だと残りが怒り狂って突進してきちゃいますね」 
 魔法少女はそう分析した。
 ふむふむ、どっかのラノベみたいに広域魔法の一撃で周囲一帯を消炭には出来ないと言う事か。
「なら方法はあるな、みんなの力が必要になるけど」
「ええ勇者様、皆で力を合わせて頑張りましょう」
 なんか両手で小さくガッツポーズする妹姫様。エルフ辺りがそんなポーズをしたらやたら気色悪いが、妹姫様なのでOK。やる気も出てくる、モチベアップは正しい上司の役割だよな。
「じゃあ、作戦を詰めていこう」 
 全員が小声で聞こえる範囲に集まる。
 作戦練ってるときに魔物に気づかれて抹殺されるとか馬鹿みたいだから、それは入念に警戒する。
「って、ここまではいいか?」
「おいわたしは何すんだよ、まさか援護だけとか言わないよな」
 嫌いだが、皆が作戦に従うなら、仕方なく自分も従うと言う形でエルフが口をはさんでくる。うるせ~な~。作戦の立案も、別途修正案も出せないなら黙ってろよ。
 とか、俺の心の中の鬱屈さんが答えるが、それはあくまで心の中。
 現実の答えとしては、将来への布石の為にもコミュニケーションと唱えながらまともに返す。
「エルフアーチャーさんには、こっちで魔物を引き付けてるので、新しい物が生成されないうちに、あの紫色のヤバげな奴をお願いします」
「ヤバげ?まぁいい、私がトリで、あの魔石柱を壊せばいいんだな、見とけよ」
 あれ?あらあらまあまあ、エルフさん。意外にも素直でいらっしゃる。
 理知そうなエルフの顔に騙されていたが、こいつ脳筋系か?戦うのが好きで、目立つのはもっと好きってタイプか?
 それならそれで、今後に練るであろうお仕置きのプランも方向修正しないとな。
「お願いします」
 って、事で作戦開始。
 俺、王国騎士、槍の聖騎士で地面に穴を掘る。その間エルフと妹姫様は魔物たちが突っ込んでこない様に警戒態勢。魔法少女は作業の音が拡散しない様に風の術式を編んで、音を魔物たちの方向に行かせないようにする。
 黒装束少女に俺が使った空気遮断の劣化版だと思えばいい。方向を変えるだけで遮断はしていないから、作業している俺たちに窒息の危険は無い。
 大の大人2人と、非力系勇者で感覚的に2時間半ほど地面を掘って、大きめの堀の様な物を作り、その中には当然の様に油を流し込む。
 地面を掘った時に出た土で、その堀後ろに一人用の小山を作りそこに近接系では射程の長い槍の聖騎士を配置。王国戦士は初撃をぶちかます魔法少女の護衛。彼女は雷撃系の術式を使った後は、小山の後ろで待機の予定。
 そして俺は、堀にちょうど投擲ナイフが届く位置にて構える。
 妹姫様は、そんな俺の背後で回復役。エルフは知らん。
 彼女は堀が完成したのを確認すると、一人で森に消えていった。本気で森に潜伏したエルフを発見するのは、流石の勇者スキルでも難しいので、放置しかない。
 最悪、魔物に襲撃されて殺されていても、こちらがやる事には変更ないしな。
「いくぞっ」
 魔法少女に合図。すぐに詠唱を始め、術式を構築しだす魔法少女。
 どうもこっちの魔法?魔術?は、無詠唱で手のひらからバーンってタイプは殆んどなく、魔力を帯びた文字を空中に書き連ね、言葉と共に発動させるのが条件なんだそうだ。
 種類によって各文字が変わるので、難しい術式ほど文字数も多く、その配置も幾何学的なので難易度が格段に高くなるらしい。勇者スキルさん使用時の術式構築は空気中に書き込まず、頭の中で処理しているので俺には良く判らない。
「雷の大侯爵、サンサム・サー・トムニアの命を受けし、大気に満ちし雷よ、我と侯爵の盟約に従い、天空を割り、その姿を示せ、大いなる光の鉄槌を我が敵にもたらさん」
 最後になんか術式の名前でも叫ぶのかと思ったけど、そこは家庭用ゲーム機や漫画の中だけの話で、魔法少女は詠唱を最後まで言い切ると、両手を紫色の光る石柱に群がる敵へと突き出しただけだ。
 すると天空より巨大な電が一回魔法少女の両手に落雷し、すぐさま反射したかのように
光が折れ曲がり、群がる敵へと一直線に進んだ。
 ただの自然現象で起きる落雷の場合、その速度は光速で、人の目でも、それよりも能力値が格段に高い勇者の目でも、起こった出来事を説明できる間などありはしない。
 だが、今の雷攻撃術式は見えて、それが一連の流れとして知覚出来た。
 自然現象と魔法の違いって事なのか。
「構えろっ」
 魔法少女が王国戦士に守られて後退、代わりに槍の聖騎士が小山の上で自慢の槍を突き上げて三国志の英傑ばりに存在をアピールする。こいつってあんまり良く喋らないけれど
俺はひそかに趙雲子龍と心の中で認定している。残念ながら夏侯惇みたいな筋肉だるまじゃなくて、こいつ細面のイケメンなんだもんよ。そう言えば趙雲子龍って四文字だと日本人的にはしっくりくるが、趙家の雲さんで、仇名が子龍なんだよな。超家とか子龍ってのはなんかすんなり入ってくるが、雲さんって名前は何で付けたんだ?雲のように自由であれとか?他に名前が雲さんとかいないからちょっと違和感あるんだよなぁ。
 とか考えてる間に、雷攻撃術式の直撃を食らって即死した魔物は、当初の魔法少女の予測通り3体。それ以外の魔物も無傷ではなさそうだが、槍の聖騎士に向かって結構な速さで動いた。
 特に手のひらサイズで空中を飛んでいたデスアント達が一番傷が深そうだが、それでも一番早い。
「いわゆる、狙撃って事で、いいよな」
 俺は小山の上で構える槍の聖騎士に迫るデスアントを、投擲ナイフで叩き落す。
 俺の装備している数のナイフだけでは足りないので、事前に王国戦士とエルフが持っていたナイフも回収してあるので遠慮なく使う。
「行ったぞ!」
 デスアントの群れは、雷攻撃術式で疲弊し、俺の正確無比な勇者スキルナイフで全滅。
後はムカデと一つ目の鬼だ。
 奴らに対して投擲ナイフはまだ使わない。のこり数も少ないから勿体ないと言うのもあるが、使用目的が決まっている。
「グァァン~」
 長さが5メートル近いムカデが、小山の前に掘られた堀に落ちた。さすがに大きなムカデでも、油が巻いてある堀を容易には登れない。それを小山の上から槍の聖騎士が刺突を繰り返す。槍の聖騎士には一撃の重さではなく、とにかく手数で堀の中からムカデを出さないように言ってある。
「よしよし、作戦通り」
 ムカデたちは滑る地面と、自らの足に纏わりついた油の妨害を乗り切って小山側に頭を出すたびに槍の聖騎士に再度堀の中へと落とされていく。ダメージはあまり無い様で、堀のそこで一瞬のたうった後、すぐにもう一度小山の上の聖騎士を目指す。
 このままでは延々と繰り返すだけに見えるが、ムカデの後には一つ目の鬼たちが続いている。知能が高く、ムカデの状態を見て突進を止めてしまったら問題だったが、どうやら一つ目鬼さんは、あまり賢くなかった。
 ムカデが落ちた堀に次々と落ちていく。
 そこで何が起こるかと言えば、堀の中に居たムカデの半数近くが一つ鬼に潰されると言う事だ。
 一つ目鬼の方も、堀の中で蠢くムカデに足を取られて大転倒続出。お笑い番組ならば事前に録音された会場内の笑いがリピート再生される状況だ。
「おっし、とどめだよっと」
 自分の投擲用ナイフだと劣化してしまう可能性があったので、憎っくきエルフのナイフを勇者スキルで赤熱化。それを堀の中に投擲する。
 ごぉぉぉ
 ムカデと一つ目鬼がいい感じに絡み合い、暴れるお陰で油も酸素も充分。キャンプファイヤーの着火式よりも簡単で規模は数倍な炎の柱が誕生した。
 熱耐性とかあっても、その体制ごと溶けるだろう的な炎の中、消炭になるより前に一つ目鬼が酸欠で目を回してご臨終。
 ムカデはそのご臨終する一つ目鬼の下敷きになり、堀から抜け出せなくなり、きっちりこんがりと焼かれました。焼きムカデとか、絶対食べたくないけど世界には焼きサソリとかって料理もあるらしいし、嫌がらせでエルフに一匹もっていくか。
 ともかくも、これで今いる敵は一掃した。後はエルフが紫色に光る石柱を破壊すれば魔物増殖も止まって今回のクエストは成功になる。
 小山の陰から魔法少女と王国戦士が、エルフの雄姿を見ようと顔を出しているのが見える。俺の背後にいた妹姫様も同様に、じんわりと前に出て、紫色の石柱を見つめている。
 俺はと言えばそんなエルフに期待なんて空気は読まずに、せっせとデスアントを仕留めたナイフを回収する。さすがに残り火がまだ残ってる堀の中に投げたナイフの回収は後回しだ。どうせ俺のじゃないし、返す時にはその先端にこんがりと焼けたムカデをつけて渡してみようか。
ひゅっ、ひゅっ、ひゅっ
 連続して三矢が飛ぶ音がする。エルフが紫色の石柱に向かって射撃したのだろう。
 俺はその音に惑わされることなく、ナイフ回収を終え、石柱周辺が良く見える位置に移動。
「ああっ」
 妹姫が悲しげな声を上げる。
 エルフが射撃した矢は、まっすぐに石柱の一点に連続して当たったが、そのすべてがカランと音を立てて地面に落ちた。
 やっぱり。アメジスト的に見えた石柱は、ただの石じゃなかったって事だ。エルフの矢は固い甲羅を持つ魔物にも有効だったが、紫色の石柱の硬度は直接攻撃じゃないと破壊出来ないと見たエルフは、木々の間から飛び出して石柱に迫る。
 手に持つのは森で有用な幅広い刃を持つ、鉈と斧を合わせたような武器だ。
 太い枝ならば一刀両断だろうが、石柱に対して効果があるかどうか・・・。
 ガッ
 エルフの一撃が石柱に当たるが、先ほどの矢と同じように弾かれる。
 エルフの予想よりも硬かったのだろう、エルフは手首を抑えその場で動けずに固まっている。
 一撃で破壊しようと、衝撃を殺すことを考えずに全力で斬りかかった結果、手がしびれたのだろう。
「世話が焼ける・・・」
 俺は今拾ったばかりの投擲用ナイフを勇者スキルで強化して、シュバッと投げつける。
 目標は4っつ。
 石柱が新たな魔物を召喚し、現出したデスアントの一匹が、動けないエルフの頭をまるかじり・・・。する直前に俺のナイフが辺り撃墜。同時に現れたお仲間も同様に撃墜。これで3投。最後のナイフは、狙い通りエルフが全力で振り下ろして僅かに傷をつけていた部分だ。そこに勇者スキル全開で投げたナイフが突き立つ。
「エルフ、やれっ!」
 自身の攻撃をはじき返され、さらにデスアントに頭をまるかじりされそうになっていたエルフは、俺の声に反応して即座に戦闘モードに復帰。
 石柱に突き立つナイフに向かって、渾身のドロップキックを選択した。
 エルフの細身でドロップキックって、優雅じゃない。まっでも、戦闘だもんな。優雅に負けるより、血だらけでも恥じだらけでも勝つ方が偉い。
 エルフの両足でさらに石柱に食い込んだナイフから、ぴしぴしと言う音を立ててヒビが走り、一拍後。
 ガラスが砕ける様に紫色の石柱は砕け散った。
エルフを囮につかった作戦で、ミッションコンプリートだぜ!
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