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Windfall
Wednesday【75】
(馬鹿正直な奴だとは思ってたけど、響がここまで本能的な男だったなんて――……♡♡ でも、本能強めなくせに無理強いしないとこやっぱ好きだわ……♡♡ 『可愛い』と思った女の子全員その場で口説いてそうな言い方はちょっと引っ掛かるけど!)
馬鹿みたいに口がぽかんと開いたけど、思うところがありすぎて唇をぐっと引き結んだ。イメージとしては巾着を限界まで絞る感じ。
「…………あっ! 咄嗟に『女の子』って言っちゃったけど、穴があれば誰でも良いなんて思った事ないからねっっ! 奏ならわかってくれると思って省略しちゃっただけで、『可愛いと思ってて、大好きな女の子』しか抱きたくないからねっ?」
すると、いち早く不機嫌を察知した響は手を離して弁解を始めた。
「否定してくれて安心したけど、言い方はもうちょっと考えなさいよ……!♡♡」
でも、あたしは少しも落ち着く事が出来なかった。――左右の二の腕を掴まれていたせいで。
「ああ! 奏はそういうのも突然入る『えっちシーン』と同じで苦手なのかな?♡ なるべく気を付けるようにするから許してくれる?♡♡ ……それと、本当にごめんね?♡ 奏はもしかしたら真剣に悩んでるのかもしれないけど、僕はそういうとこも含めて奏が可愛くて仕方ないんだ……♡♡」
「……別にそこまで深刻に悩んでるとかないし『可愛い』って言われて不快になる事もないんだけど……♡ さっきも言った通り嬉しすぎて逆につらいから、控えてほしい気持ちと沢山言ってほしい気持ちがタイマン張ってる感じではあるわよ……?♡ 響的にはどうなの?♡♡ そろそろ言い飽きそうとかって事はないのかしら?♡ さっきから繰り返し繰り返しおんなじ事をおんなじ人間に言ってるわけじゃない。反復してたら絶対飽きると思うんだけど――……」
「ううん、飽きない♡♡ 何回言っても足りないよ♡♡ だって言葉に出来る可愛さじゃないんだもん♡ 僕が感じてるのは言葉で表せるような浅くて軽い気持ちじゃないんだもん♡ …………これは言っちゃっていいのか迷うけど……♡ 今の僕は奏が可愛すぎて、この気持ちを表現するには『可愛いね♡』って言ったり、キスしたりイチャイチャしたりするだけじゃ伝え切れないなって思ってたりもするよ……?♡♡」
誘い受けじみた質問だったにもかかわらず、響ははっきり言い切って二の腕から肩のあたりを撫で回し始めた。
(それはもう完全に『奏の事可愛がるために抱きたい』って事じゃない…………!♡♡ あと、じゃれてるつもりとかじゃなくてイチャイチャしてる自覚もしっかりあったのね……!?♡♡)
ここまで来たらする事なんてひとつしかないのはわかっていたけど、あたしは意思の確認を怠ったせいで悲しい擦れ違いに遭った経験が過去に何回もある。
(『流れでヤっただけ』みたいな事言って逃げる奴じゃないけど、まだちゃんとした告白はされてないし! ……やっぱり響の口から聞きたいし……♡♡)
流れに身を委ねるのはそれからだと決め、すぅっと息を吸い込んだ。
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