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第1幕『半人半蛇(蛇人間)』【宵】
第27話『壊れたスプリンクラー』
しおりを挟むそれから、白夜は色んな体位であたしを抱いた。挿入する本数は一本だったり二本だったりしたが、射精は必ずナカだった。全体的な傾向として、お互いの顔がよく見える体位が多かった気がするが、本当のところはわからない。
「…………っ、イく……!」
だが、現在の白夜は四つん這いになったあたしの腰を痛いくらいに掴んで、鐘を衝くみたいに力強く腰を打ち付けていた。
(激しく動かすために一本しか挿れてないんだろうな~……♡♡ さっきっから『パンッ♡ パンッ♡』ってエッチな漫画の効果音みたいのが聞こえておかしくなりそう♡♡♡ 挿入ってないほうのおちんぽはちゃっかりお尻の割れ目ですこすこしてくれちゃって♡ あたしもイイからいいけど♡)
子宮口だって腰骨だって痛くて涙がちょちょ切れそうだったはずなのに、簡潔な予告を裏付けるように彼のモノが膨張したのを感じ取るや否や、あたしは脳で思考することが出来なくなってしまった。たった今から彼が射精を終えるまで、あたしは子宮でしか物事を考えられないだろう。
「あぁぁぁっっ♡♡♡ 白夜の蛇ちゃんおちんぽ、あたしのナカで暴れてるのぉお♡♡ 壊れたスプリンクラーみたいにせーしいっぱい出してるぅぅ♡♡♡」
よだれを垂らして絶叫しながら、脳内にイメージとして浮かんできたのは、変わった形の水鉄砲みたいな彼のモノだった。
(見たまんまの勢いで出ちゃってる♡♡ こんな交尾でしかない体位で♡♡ 子宮口がっちりハメられて直接精液ぶっかけられてるよぉ♡♡♡ ナカびしゃびしゃにされると『オンナに生まれてよかったぁ♡♡』って思っちゃうよねぇ♡♡ ……白夜は今、『オトコに生まれてよかった』って思えてる?♡♡)
「……ふ♡ 今度はスプリンクラー?♡ グミちゃん、さっきは『水鉄砲みたい』って言ってなかったっけ……♡」
射精が収まってきて少し余裕が出てきたらしい白夜がぽつりと漏らした。
「よく覚えてんね♡♡ さっきは水鉄砲ぽいって思ったけど、ナカで出されたらもっと勢いあって水鉄砲どころじゃないなぁと思って……♡」
「勢いないと奥まで届かないじゃん」
あたしの襞と膣圧を使って残った精液を搾り出させようとするみたいに、彼は腰をゆるゆる前後させた。
「ぁあっ!?♡♡ ぴゅっぴゅ終わってないのに動いちゃダメだってばぁ♡♡」
「力入んない? ――――いいよ、突っ伏しちゃっても。腰は僕が高くしててあげるから。……この体位、キスしにくいから微妙だと思ってたけど、人間でも蛇でもない動物が繁殖してるとこみたいで嫌いじゃなくなってきたかも♡♡」
子宮には十分な量の精液が溜まっているというのに、一度火を点けられてしまった本能は簡単には収まらないようだ。あたしの膣は、『一滴残らず愛しいオスの精液を取り込みたい』と訴えるかのごとく激しく収縮を繰り返している。
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