異世界の権力者  〜休職中に異世界転生したら聖騎士団長という権力者になって働きすぎてしまった結果、世界統一をしてしまった話〜

rui ji roku

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1章

(68)ドワーフ国首都ドワルルへお忍び訪問

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「その後、息子はどうなったのだ」

「オーガス大戦の最中、危篤状態になり
 一度心肺停止となりました。
 しかし心配蘇生を施したところ
 復活しました。
 いまは安静にされております」

「わかった。大事に見守るように
 主治医に伝えておくように」

……… ……… ………

「トリチ、ドノバン、
 これよりドワーフ国へ赴く。
 ついて参れ」

「かしこまりました」

ライトはドワーフ国とのやりとりを
どのようにすれば良いか
数日の間悩んでいた。

外交使者を送り会談をしたいと
伝えるべきかどうかを。

様々な中央帝国の悪行を考えると
到底使者を受け入れてくれるとは
思えなかった。

結果、面前で会って詫びることを
するしか方法がないとライトは思った。

まずはドワーフ国の首都に赴き、
ドワーフ王に直接詫びることとした。

そのためにも争いごとを起こさず、
ドワーフ国に入り、ドワーフ王と会うことを
最優先事項とした。

そして最少人数である
3人で出立することとした。

ライト、トリチ、ドノバンは
中央帝国の北西に位置する
ドワーフ国を目指して出立した。

3人は難なくドワーフ領近くまで
足を進めた。

ドワーフ国との国境境は不明瞭である。
今回、3人だけが足を進めているため
ドワーフ兵には見つからずにドワーフ領内に
入ることができた。
むしろ、境界境にドワーフの偵察がまったく
なかったぐらいであった。

ライトは本来ならばドワーフ国の巡回に
見つかる可能性が高いと思っていた。

それが見つからない。

どんどんドワーフ国内に
足を進めることができる。

ところどころドワーフの兵士を見かけるが
多くはない。

3人がドワーフ兵から見つからないように
首都に進むことは簡単であった。

ドワーフ国の首都ドワルルに到着する。
門兵に見つからないように侵入に成功する。

街はドワーフの作る調度品などで飾られて
様々な物を生産をするドワーフ国ならではの
国模様である。

「ドノバン、街は活気があるのに
 どうしてこんなにも兵士が少ないのだ」

「私は何度も首都ドワルルに
 来たことがありますが
 こんなにも兵士がいないのは初めてです」

「やはりいつもと違うなのだな。
 先の我々との大戦で兵士が
 相当殺されたのか」

「兵が減ったとしてもこれだけ
 少ないのは異常です」

「ドノバン、お前が国民に現状を聞いてくれ」

「かしこまりました」

ドノバンはチャンスがあれば
ライトから逃げようと考えていたが
ライトとドノバンでは強さが違いすぎる。
それは自殺まがいの行為であると
思ってしまうほどだった。

ドノバンにとってはライトの言う通りに
しなければならなかった。

「すまんが教えてくれんか。
 私はドワーフ王と懇意にさせて
 いただいている法皇国の大十字、
 地のドノバンと言う」

「ドノバン様、名前は聞き及んでいます
 ドワーフ王が仲良くされているとも。

 ところでどんなご要件ですか?」

「前来た時と違って衛兵の数が
 少なく思うのだがどうしたのだ?」

「エルフ族が攻めてきたのです。
 西の都市ドワランにて戦争が
 起きていて兵士は駆り出されてるのです」

「エルフ族が攻めてきたのか。
 どのエルフ族が攻めてきたのだ?」

「エルフ族3種族連合です」

「なに!あの3種族が手を組んだのか。
 それは手強いな」

「中央帝国との大戦で
 ドワーフ国の中心戦士である
 ドワーフ5戦士のうち3戦士が
 亡くなりました。
 戦力の低下したいまを狙って
 攻めてきたのでしょう」

「それではドワーフ王も戦地に
 赴いているのか」

「はい、戦えるもの全てで
 対応しなければエルフ連合には
 勝てないでしょうから」

「ありがとう」
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