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【雨で濡れ透けた制服】ポエム題材
題材【中間テスト疲れ女子 × 雨 × 濡れ透け × すべてがどうでもよくなる午後】
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「寝不足、頭痛、赤点圏。そんな中で突然降り出した雨は、
わたしのブラウスごと、すべての“がんばる理由”を洗い流していった。
透けてもいい。濡れてもいい。もう、今日という日はおしまいだ」
『勉強も、透けも、どうでもよくなる雨』
最後の科目の答案用紙を提出した瞬間、
わたしの意識はどこかへ飛んでいった。
あの公式、合ってたっけ。
あの英単語、ほんとうに正しかった?
いやもう、無理。
脳の中が、容量オーバーって叫んでる。
***
一週間、まともに寝てない。
朝の勉強、休み時間の暗記、
放課後の図書室、深夜の蛍光灯。
何のためにこんなにがんばってるんだろう――
って思ったこと、何度もあったけど。
それでも机に向かった。
赤点取ったら、いろんなもの失う気がして。
“努力”ってやつが、自分の正当性だった。
***
けれど。
校舎を出た瞬間。
その“がんばりの理由”は、
あっけなく、空から降ってきた。
ざああああ。
音がするまでもなく、制服がぐっしょり濡れて、
髪がへばりついて、靴の中にまで雨が入った。
……あー、もうダメだ。
わたしのやる気、今、流れた。
***
透けたって言われても反応できなかった。
声をかけられても返事が雑だった。
それどころじゃない。
ただでさえボロボロの神経に、
雨がとどめを刺してきた。
今日という日への信頼度、ゼロ。
***
濡れたシャツが肌に貼りついて、
なんとなく下着のラインが透けてるのがわかる。
でも、だから何?って気持ちだった。
赤点だったかもしれないし、
傘もないし、
カバンも重いし、
どうでもよすぎて笑えてきた。
***
「うわ、透けてんじゃん」って男子が言っても、
「マジ見えそう」って女子が笑っても、
わたしはそれすら、遠くから聞こえるように受け流してた。
だって、今日のわたしはもう、
何も守る気力が残ってない。
***
信号待ちの交差点、
他校の生徒にジロジロ見られても、
どうでもよかった。
見たきゃ見れば?
濡れて透けてる女子高生。
どうせ明日には忘れるくせに。
***
帰り道、制服の袖口をぎゅっと絞ったら、
水がぼたぼたと落ちた。
それがまるで、
わたしの努力の残りかすみたいで――
笑えなかった。
***
でも、
それでも。
その水の冷たさが、
わたしの心を少しだけ目覚めさせてくれた。
“あ、わたし、今日ここまでちゃんとやってたんだ”って。
***
テストも、濡れた制服も、
たぶん後になったら笑えるんだと思う。
でも今だけは、
わたしにとっての“限界点”だった。
濡れて透けて、
何もかもが“だるい”って顔で歩く自分を、
わたしはちょっとだけ誇りに思いたい。
***
だって、
これが今日の“全力”だったんだから。
寝不足の頭で戦った、あの問題たちも。
突然の土砂降りも。
透けた制服の恥ずかしさも。
わたしが今日、生きてた証拠なんだ。
「寝不足、頭痛、赤点圏。そんな中で突然降り出した雨は、
わたしのブラウスごと、すべての“がんばる理由”を洗い流していった。
透けてもいい。濡れてもいい。もう、今日という日はおしまいだ」
『勉強も、透けも、どうでもよくなる雨』
最後の科目の答案用紙を提出した瞬間、
わたしの意識はどこかへ飛んでいった。
あの公式、合ってたっけ。
あの英単語、ほんとうに正しかった?
いやもう、無理。
脳の中が、容量オーバーって叫んでる。
***
一週間、まともに寝てない。
朝の勉強、休み時間の暗記、
放課後の図書室、深夜の蛍光灯。
何のためにこんなにがんばってるんだろう――
って思ったこと、何度もあったけど。
それでも机に向かった。
赤点取ったら、いろんなもの失う気がして。
“努力”ってやつが、自分の正当性だった。
***
けれど。
校舎を出た瞬間。
その“がんばりの理由”は、
あっけなく、空から降ってきた。
ざああああ。
音がするまでもなく、制服がぐっしょり濡れて、
髪がへばりついて、靴の中にまで雨が入った。
……あー、もうダメだ。
わたしのやる気、今、流れた。
***
透けたって言われても反応できなかった。
声をかけられても返事が雑だった。
それどころじゃない。
ただでさえボロボロの神経に、
雨がとどめを刺してきた。
今日という日への信頼度、ゼロ。
***
濡れたシャツが肌に貼りついて、
なんとなく下着のラインが透けてるのがわかる。
でも、だから何?って気持ちだった。
赤点だったかもしれないし、
傘もないし、
カバンも重いし、
どうでもよすぎて笑えてきた。
***
「うわ、透けてんじゃん」って男子が言っても、
「マジ見えそう」って女子が笑っても、
わたしはそれすら、遠くから聞こえるように受け流してた。
だって、今日のわたしはもう、
何も守る気力が残ってない。
***
信号待ちの交差点、
他校の生徒にジロジロ見られても、
どうでもよかった。
見たきゃ見れば?
濡れて透けてる女子高生。
どうせ明日には忘れるくせに。
***
帰り道、制服の袖口をぎゅっと絞ったら、
水がぼたぼたと落ちた。
それがまるで、
わたしの努力の残りかすみたいで――
笑えなかった。
***
でも、
それでも。
その水の冷たさが、
わたしの心を少しだけ目覚めさせてくれた。
“あ、わたし、今日ここまでちゃんとやってたんだ”って。
***
テストも、濡れた制服も、
たぶん後になったら笑えるんだと思う。
でも今だけは、
わたしにとっての“限界点”だった。
濡れて透けて、
何もかもが“だるい”って顔で歩く自分を、
わたしはちょっとだけ誇りに思いたい。
***
だって、
これが今日の“全力”だったんだから。
寝不足の頭で戦った、あの問題たちも。
突然の土砂降りも。
透けた制服の恥ずかしさも。
わたしが今日、生きてた証拠なんだ。
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