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正二位左大臣ヨ-ロッパ地中海州知事兼総督伊達藤次郎政宗
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伊達政宗は正忠から内密の使者にジブラルタル城で謁見していた。
正忠は、正長の懸念を少しでも払拭しようと動いた。
その為、義父である伊達政宗に使者を送った。
新シルクロ-ドの鉄道で約二週間ほどで茨城都からジブラルタル城に到着した。
飛行船を出せば数日で到着するが公式な使者ではないため飛行船艦を出すのを控えた。
鉄道に二週間も乗っていたら絶対に腰と尻は痛くなるだろう・・・・・・
しかし、家臣はこのような苦労などは我慢したのであった。
「殿、正忠様から使者が書状を携えて来られました」
「正忠殿から?すぐに会おう」
使者はジブラルタル城内の政宗の執務室に通された。
「正忠様からの書状に御座います」
「遠路、御苦労であった」
差し出された書状は油紙に厳重に包まれていた。
丁寧に開封して読みだす政宗、読みだすと表情が曇り出した。
「殿、いかがなさいました?」
「御使者殿、すまぬが暫く別室で御休息してください」
使者は、別室に通されると代わりに執務室に嫡子・伊達総次郎忠宗、重臣の伊達藤五郎成実と片倉小十郎重長と茂庭左衛門綱元が呼び出されていた。
「いかがいたしました、父上様」
「正忠殿からの書状で、正長様が我が伊達家が謀反を起こすのではないかと疑心されていると知らせてきた」
「人質を兼ねて牟宇姫様を正忠様に嫁がしているではありませんか」
「小十郎、どうもそれが裏目に出たようだ」
「なるほど、正忠様と結託して謀反を起こせば幕府の脅威に御座いますね」
「殿、天下を目指す気はないので御座いますか?」
「ない、戦乱が静まったのにまた乱を起こしては民の為になるまい」
「殿は、民の事を一番にお考えに御座いますからね」
「成実、すまぬが我が七男の宗高を連れて茨城城に向かってくれぬか?」
「と、申しますと、宗高様を人質に?」
「名目は、正長様の近習として鍛えてくれとする」
「仕方ありませんね、幕府に疑念を抱かせては伊達家の為になりませんから」
「成実は大内重綱と共に、茨城城伊達家屋敷の留守居役となり幕府の同行を知らせてくれ」
「殿も、この老体に無理をさせますな」
「成実だからこそ任せられるのではないか、伊達家の中でも名高きその方が茨城務めとなれば、幕府の疑念も払拭できよう、我が子、宗高よりもな」
「わかりました。しかし、新シルクロ-ド鉄道で何日も揺られるのはごめんこうむりたい」
「では、幕府に許可をいただき飛行船艦『独眼竜』で行けるよう手配いたそう、小十郎頼んだ」
「はい、ただちに連絡を取り手配いたします」
「御使者にも事の次第を報告して、一緒に茨城に帰れるよう手配してくれ」
幕府に連絡すると、大老、柳生宗矩が宗高が人質であることがすぐにわかり、茨城城に受け入れることと飛行船艦『独眼竜』の飛行を許可を出したのだった。
遅れて生まれてきた戦国武将と言われる、独眼竜の異名を持つ伊達藤次郎政宗ではあったが自分の野心を捨て戦乱を終わらすのに尽力したのであった。
「正忠が動いてくれたな、宗矩」
「はい、正忠様も、政宗殿も幕府に弓引く気はないと考えてよろしいかと思います」
「良かった、良かった・・・・・・」
正忠は、正長の懸念を少しでも払拭しようと動いた。
その為、義父である伊達政宗に使者を送った。
新シルクロ-ドの鉄道で約二週間ほどで茨城都からジブラルタル城に到着した。
飛行船を出せば数日で到着するが公式な使者ではないため飛行船艦を出すのを控えた。
鉄道に二週間も乗っていたら絶対に腰と尻は痛くなるだろう・・・・・・
しかし、家臣はこのような苦労などは我慢したのであった。
「殿、正忠様から使者が書状を携えて来られました」
「正忠殿から?すぐに会おう」
使者はジブラルタル城内の政宗の執務室に通された。
「正忠様からの書状に御座います」
「遠路、御苦労であった」
差し出された書状は油紙に厳重に包まれていた。
丁寧に開封して読みだす政宗、読みだすと表情が曇り出した。
「殿、いかがなさいました?」
「御使者殿、すまぬが暫く別室で御休息してください」
使者は、別室に通されると代わりに執務室に嫡子・伊達総次郎忠宗、重臣の伊達藤五郎成実と片倉小十郎重長と茂庭左衛門綱元が呼び出されていた。
「いかがいたしました、父上様」
「正忠殿からの書状で、正長様が我が伊達家が謀反を起こすのではないかと疑心されていると知らせてきた」
「人質を兼ねて牟宇姫様を正忠様に嫁がしているではありませんか」
「小十郎、どうもそれが裏目に出たようだ」
「なるほど、正忠様と結託して謀反を起こせば幕府の脅威に御座いますね」
「殿、天下を目指す気はないので御座いますか?」
「ない、戦乱が静まったのにまた乱を起こしては民の為になるまい」
「殿は、民の事を一番にお考えに御座いますからね」
「成実、すまぬが我が七男の宗高を連れて茨城城に向かってくれぬか?」
「と、申しますと、宗高様を人質に?」
「名目は、正長様の近習として鍛えてくれとする」
「仕方ありませんね、幕府に疑念を抱かせては伊達家の為になりませんから」
「成実は大内重綱と共に、茨城城伊達家屋敷の留守居役となり幕府の同行を知らせてくれ」
「殿も、この老体に無理をさせますな」
「成実だからこそ任せられるのではないか、伊達家の中でも名高きその方が茨城務めとなれば、幕府の疑念も払拭できよう、我が子、宗高よりもな」
「わかりました。しかし、新シルクロ-ド鉄道で何日も揺られるのはごめんこうむりたい」
「では、幕府に許可をいただき飛行船艦『独眼竜』で行けるよう手配いたそう、小十郎頼んだ」
「はい、ただちに連絡を取り手配いたします」
「御使者にも事の次第を報告して、一緒に茨城に帰れるよう手配してくれ」
幕府に連絡すると、大老、柳生宗矩が宗高が人質であることがすぐにわかり、茨城城に受け入れることと飛行船艦『独眼竜』の飛行を許可を出したのだった。
遅れて生まれてきた戦国武将と言われる、独眼竜の異名を持つ伊達藤次郎政宗ではあったが自分の野心を捨て戦乱を終わらすのに尽力したのであった。
「正忠が動いてくれたな、宗矩」
「はい、正忠様も、政宗殿も幕府に弓引く気はないと考えてよろしいかと思います」
「良かった、良かった・・・・・・」
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