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第96話『暴走する女子たち』
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「ハルカー!! 出てこいよー!!」
「どんなだった!? どんなだった!? ちゃんとフィットしたかー!?」
「もしかして透けた!? 透けた!?」
試着室の外で、
ミキたち女子軍団が大暴れしていた。
「うわあああん! 出たくないぃぃぃぃ!!」
ハルカは中から泣きそうな声を上げる。
(なんで……なんで下着買うだけで、こんな羞恥プレイなのぉぉ!!)
顔は真っ赤、体も真っ赤。
心の体力がガンガン削られていく。
だが──
ミキたちはさらに追い打ちをかけてきた。
「なぁなぁ、せっかくだから──カップ測ろうぜ!!」
「おっ、それいいね!」
「カップチェック大会だー☆」
「なにその大会ぃぃぃぃぃ!!!」
ハルカは絶叫したが、
時すでに遅し。
ミキがニッコニコの顔で、
店員さんに声をかけてしまった。
「すみませーん、この子、カップ測りたいみたいなんですけど☆」
「……はいっ♡ 喜んでご案内いたしますね♡」
店員さん、ノリノリ。
しかもなぜか、
超かわいいミニスカ店員さんだった。
ハルカ、完全に涙目。
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!! そういうんじゃないんですぅぅぅぅ!!!」
必死で否定するが、
もう周囲は完全に“測定モード”に入っていた。
「ハルカ、Aか? Bか? いや、意外と……!」
「Bはあるっしょ、Bは!」
「むしろギリCいってんじゃね!?」
「その公開討論やめてぇぇぇぇぇぇ!!!」
顔面から蒸気が噴き出しそうなハルカ。
その様子を──
遠くのベンチから見守るケント。
荷物を抱えながら、
プルプル震えていた。
(耐えろ……俺は何も見てない……聞いてない……)
両手で顔を覆うケント。
だが、ハルカの泣き叫ぶ声と、
女子たちのハイテンションな笑い声は、
否応なく耳に突き刺さる。
「うああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ケント、
とうとう限界突破して、
ベンチに頭を打ち付けた。
ゴン。
***
その後──
店員さんの「無理に測らなくても大丈夫ですよ♡」という救いの一言で、
ようやくハルカは命拾いすることになった。
しかし──
心のダメージは計り知れなかった。
(続く)
「どんなだった!? どんなだった!? ちゃんとフィットしたかー!?」
「もしかして透けた!? 透けた!?」
試着室の外で、
ミキたち女子軍団が大暴れしていた。
「うわあああん! 出たくないぃぃぃぃ!!」
ハルカは中から泣きそうな声を上げる。
(なんで……なんで下着買うだけで、こんな羞恥プレイなのぉぉ!!)
顔は真っ赤、体も真っ赤。
心の体力がガンガン削られていく。
だが──
ミキたちはさらに追い打ちをかけてきた。
「なぁなぁ、せっかくだから──カップ測ろうぜ!!」
「おっ、それいいね!」
「カップチェック大会だー☆」
「なにその大会ぃぃぃぃぃ!!!」
ハルカは絶叫したが、
時すでに遅し。
ミキがニッコニコの顔で、
店員さんに声をかけてしまった。
「すみませーん、この子、カップ測りたいみたいなんですけど☆」
「……はいっ♡ 喜んでご案内いたしますね♡」
店員さん、ノリノリ。
しかもなぜか、
超かわいいミニスカ店員さんだった。
ハルカ、完全に涙目。
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!! そういうんじゃないんですぅぅぅぅ!!!」
必死で否定するが、
もう周囲は完全に“測定モード”に入っていた。
「ハルカ、Aか? Bか? いや、意外と……!」
「Bはあるっしょ、Bは!」
「むしろギリCいってんじゃね!?」
「その公開討論やめてぇぇぇぇぇぇ!!!」
顔面から蒸気が噴き出しそうなハルカ。
その様子を──
遠くのベンチから見守るケント。
荷物を抱えながら、
プルプル震えていた。
(耐えろ……俺は何も見てない……聞いてない……)
両手で顔を覆うケント。
だが、ハルカの泣き叫ぶ声と、
女子たちのハイテンションな笑い声は、
否応なく耳に突き刺さる。
「うああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ケント、
とうとう限界突破して、
ベンチに頭を打ち付けた。
ゴン。
***
その後──
店員さんの「無理に測らなくても大丈夫ですよ♡」という救いの一言で、
ようやくハルカは命拾いすることになった。
しかし──
心のダメージは計り知れなかった。
(続く)
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