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【新章・尻尾グッズで大混乱編】
第141話『面白がるサバナ、装着トライ!?』
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──封印しかけた、あの問題の「差し込み型尻尾」。
しかし、
その場にいた誰よりも、
輝く瞳を向けた少女が一人。
サバナ・ムトワ。
野生育ちの超陽キャ、
今まさに、命知らずのギアを入れたところだった。
「おしりに入れるんだよね!? ね!? すごい面白そうじゃない!?」
サバナは、
目をキラッキラに輝かせながら叫んだ。
そして──
尻尾グッズをガシッとつかみ、
堂々と腰を突き出した。
「いっちょ、やってみっか☆」
「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
ハルカたち、
全員で同時に叫んだ。
「サバナ!!」
「お前だけは!!」
「今だけは!!」
「本当にやめてぇぇぇぇぇ!!!!」
「えぇ~? なんで~?」
サバナは、不思議そうに首を傾げる。
「だってさ、動物に戻るってカッコよくない?」
「アタシ、前から思ってたんだ!」
「文明って、ちょっと不自然だなぁって!!」
「その理屈はわかるけどぉぉぉ!!」
「行動に移すなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ミキが、地面を転げ回りながら絶叫。
ナナは、「もうやだこの世界……」と天を仰いだ。
ユイは、「やめたほうがいい」とポツリと助言したが、
サバナの耳には届かなかった。
***
「ほら、こうやってさ!」
サバナは、スカートをめくりあげようとする。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ハルカ、超反射神経でサバナに飛びついた。
バシィィィィ!!
ふたり、もんどり打って地面に倒れる。
「やめて!!」
「これ以上、青春を犠牲にしないで!!」
「アタシたちの将来が、パーになるからぁぁぁ!!」
ハルカは、必死に尻尾を取り上げようとする。
だが──
「アタシ、夢を掴みたいだけなのにぃぃぃ!!」
サバナも必死。
壮絶な尻尾の奪い合いが、繰り広げられていた。
「お願い!!」
「夢は夢でいいからぁぁぁぁ!!」
「現実にしないでぇぇぇぇ!!!」
ミキとナナも、泣きながら引き剥がしにかかる。
「みんな!!」
「冷静になって!!!」
ユイが静かに言うが、
誰一人、冷静ではいなかった。
***
「えへへっ!」
サバナは、地面を転がりながら尻尾を掲げた。
「やっぱり、挑戦してみたいんだよね!」
「チャレンジ精神は尊いけどぉぉぉぉぉぉ!!」
「それは違うぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
ハルカは、地面に突っ伏して泣き叫ぶ。
(なにこの光景……)
(女子高生の放課後って、もっと……こう……)
(オシャレとか恋バナとかするもんじゃないの……!?)
しかし現実は──
尻尾を巡って取っ組み合う女子たち。
その姿を見たら、
普通の人ならドン引きするに違いなかった。
***
「お願い、サバナ」
ハルカは、必死に訴えた。
「アタシたち──まだ、戻れるから!」
「普通の! 健全な! 未来を生きよう!!」
「う~ん……」
サバナは、尻尾を見つめたまま悩む。
「でも、せっかくの尻尾だし……」
「せっかくって何!? せっかくってぇぇぇぇぇ!!」
ミキ、床を転げ回る。
「……次、通販でカチューシャ型の耳を買うから!」
「だから今回は、尻尾は封印しよ?」
ナナが、涙ながらに懇願した。
「耳付きカチューシャなら、セーフだよ!!」
「誰にも見られても恥ずかしくないから!!」
「ほんとに?」
サバナが、疑わしげに尋ねる。
「ほんとほんと!!」
「みんなでカチューシャ付けて写真撮ろう!!」
「そっちのほうが、絶対楽しいから!!」
「うーん……じゃあ、我慢してみる!」
ようやく、サバナが笑顔で尻尾を手放した。
「やったぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ハルカたち、全員でガッツポーズ。
(……危なかった……)
(ギリギリで、青春が守られた……!!!)
──だが、その安心も束の間。
次なるドタバタは、すでに背後に迫っていたのだった──。
(続く)
しかし、
その場にいた誰よりも、
輝く瞳を向けた少女が一人。
サバナ・ムトワ。
野生育ちの超陽キャ、
今まさに、命知らずのギアを入れたところだった。
「おしりに入れるんだよね!? ね!? すごい面白そうじゃない!?」
サバナは、
目をキラッキラに輝かせながら叫んだ。
そして──
尻尾グッズをガシッとつかみ、
堂々と腰を突き出した。
「いっちょ、やってみっか☆」
「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
ハルカたち、
全員で同時に叫んだ。
「サバナ!!」
「お前だけは!!」
「今だけは!!」
「本当にやめてぇぇぇぇぇ!!!!」
「えぇ~? なんで~?」
サバナは、不思議そうに首を傾げる。
「だってさ、動物に戻るってカッコよくない?」
「アタシ、前から思ってたんだ!」
「文明って、ちょっと不自然だなぁって!!」
「その理屈はわかるけどぉぉぉ!!」
「行動に移すなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ミキが、地面を転げ回りながら絶叫。
ナナは、「もうやだこの世界……」と天を仰いだ。
ユイは、「やめたほうがいい」とポツリと助言したが、
サバナの耳には届かなかった。
***
「ほら、こうやってさ!」
サバナは、スカートをめくりあげようとする。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ハルカ、超反射神経でサバナに飛びついた。
バシィィィィ!!
ふたり、もんどり打って地面に倒れる。
「やめて!!」
「これ以上、青春を犠牲にしないで!!」
「アタシたちの将来が、パーになるからぁぁぁ!!」
ハルカは、必死に尻尾を取り上げようとする。
だが──
「アタシ、夢を掴みたいだけなのにぃぃぃ!!」
サバナも必死。
壮絶な尻尾の奪い合いが、繰り広げられていた。
「お願い!!」
「夢は夢でいいからぁぁぁぁ!!」
「現実にしないでぇぇぇぇ!!!」
ミキとナナも、泣きながら引き剥がしにかかる。
「みんな!!」
「冷静になって!!!」
ユイが静かに言うが、
誰一人、冷静ではいなかった。
***
「えへへっ!」
サバナは、地面を転がりながら尻尾を掲げた。
「やっぱり、挑戦してみたいんだよね!」
「チャレンジ精神は尊いけどぉぉぉぉぉぉ!!」
「それは違うぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
ハルカは、地面に突っ伏して泣き叫ぶ。
(なにこの光景……)
(女子高生の放課後って、もっと……こう……)
(オシャレとか恋バナとかするもんじゃないの……!?)
しかし現実は──
尻尾を巡って取っ組み合う女子たち。
その姿を見たら、
普通の人ならドン引きするに違いなかった。
***
「お願い、サバナ」
ハルカは、必死に訴えた。
「アタシたち──まだ、戻れるから!」
「普通の! 健全な! 未来を生きよう!!」
「う~ん……」
サバナは、尻尾を見つめたまま悩む。
「でも、せっかくの尻尾だし……」
「せっかくって何!? せっかくってぇぇぇぇぇ!!」
ミキ、床を転げ回る。
「……次、通販でカチューシャ型の耳を買うから!」
「だから今回は、尻尾は封印しよ?」
ナナが、涙ながらに懇願した。
「耳付きカチューシャなら、セーフだよ!!」
「誰にも見られても恥ずかしくないから!!」
「ほんとに?」
サバナが、疑わしげに尋ねる。
「ほんとほんと!!」
「みんなでカチューシャ付けて写真撮ろう!!」
「そっちのほうが、絶対楽しいから!!」
「うーん……じゃあ、我慢してみる!」
ようやく、サバナが笑顔で尻尾を手放した。
「やったぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ハルカたち、全員でガッツポーズ。
(……危なかった……)
(ギリギリで、青春が守られた……!!!)
──だが、その安心も束の間。
次なるドタバタは、すでに背後に迫っていたのだった──。
(続く)
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