異世界おっぱい❤『おっぱいに誠実で何が悪い!〜異世界転生したら悪役令嬢の味方になってた件〜』

本能寺から始める常陸之介寛浩

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《乳界黙示録──最後の王妃選定戦争》編

第92話『揺れの再宣誓──各ヒロイン、立候補演説』

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 王都セレニア──再び、政の中心たる大議堂に、乙女たちの声が響く日が来た。

 正妃選定会議。それは、表向きには王国の未来を託す神聖な儀礼。だが、今回ばかりは違った。

 愛と誠実の名のもとに、一度終焉を迎えたはずの“揺れ戦争”が、今再び静かに炎を上げようとしていた。

 壇上には、王国の重鎮たちが並び、その中央に、次代の王たるべき青年──拓真が座している。かつて騎士として、そして“男”として多くの少女たちと向き合い、揺れに揉まれながら進んできた少年。

 その視線は、真っ直ぐ。

 いま、この場に立つヒロインたちは、かつてのような“選ばれる乙女”ではない。

 選ぶ者として、誓いを告げる者として、それぞれの想いを胸に壇上へと歩みを進めていく。

 

 一番手は、エミリア。
 
 優雅なカーテンのように揺れる金髪が、凛とした瞳の色を際立たせる。彼女の衣は白と青、かつての湯乳郷の伝統衣装を模した特製のドレス。

「私は“選ばれるため”ではなく、“選ぶため”にここに立ちますの」

 その言葉に、議場の空気が一瞬揺れた。

「乳に頼らないと誓ったことは、今も変わりません。ですが……揺れることで伝えられる感情もあるのです。あの日、私が彼に向けて放った“幻の乳術”──あれは、偽りではありませんでした」

 彼女はまっすぐに拓真を見た。

「私が選ぶのは、彼。ただ一人ですの」

 
 二番手、クラリス。

 騎士団の制服に身を包み、その胸元に誇らしげに飾られるのは、彼女の勲章と、誰にも負けぬ乳の証。

「私の乳は、誰かのために張るものじゃない。けれど、それでも……この乳で、王都を守りたい」

 彼女は右手で胸元を押さえた。

「それが、私の“責任”です。乳を誇るのではなく、担う。私は、彼の隣で、盾となります」

 
 三番手、ソフィア。

 神殿の巫女として育ち、信仰の中で揺れることなく生きてきた少女が、今日──“自分のため”に祈るためここに立つ。

「私には神がありました。でも……彼に出会って、私は初めて“心”に祈りたいと願いました」

 彼女は祈りの姿勢をとると、目を開いたまま言った。

「神にではなく、彼に祈りたいのです。どうか……私の祈りが、揺れて届きますように」

 
 四番手、マリア。

 元令嬢であり、かつては無乳派への共感すら見せていた彼女が、今や誰よりも“誠実の揺れ”を理解する者として、言葉を紡ぐ。

「誠実は、静かにじっとしているものだと信じていました。でも、彼が教えてくれたのです。揺れることは、迷いではない。選び取ることでもあるのだと」

 マリアは、深く礼をした。

「私は、あなたの教えてくれた誠実を、もう一度あなたに返したい。だから、私は立ちます」

 
 壇上は、揺れていた。

 少女たちの胸が、心が、意思が。

 かつてのような争いや嫉妬のためでなく、ただ一つの“真心”のために、ここに集った。

 拓真は、ゆっくりと立ち上がる。

 彼の目には、涙のような光が宿っていた。

「……俺は、みんなの気持ちを、ぜんぶ受け止めたい。でも、ひとつだけ言わせてくれ」

 彼は言う。

「誰も“勝たない”でほしい。誰も“負けない”でほしい。俺の気持ちも、揺れているけど……だからこそ、みんなの揺れと共鳴したい」

 
 そして、正妃選定の舞台は、ついに“最終章”へと進み出す。
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