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25話 祈祷の準備
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ー夕ご飯、食事の間ー
「…この後は、神殿に行くのですか?」
『え?はい、そうです。着替えをしたらすぐ
ですね』
『そうだ!エメラルドから話を聞いたよ。大切な娘の呪いを解除してくれて感謝する』
「! いえ、私は私の力で出来ることをやったまでです。そもそも、私は住まわせて貰っている身
ですし」
皇帝がこんなふうに謝るってことは、相当今まで
悩まされたんだろう。にしても、変だ。魔物の
かけた呪いなんて人間でも聖属性の魔法が使えて
いれば分かる筈。そもそもこの国にはいないの
かな?
「…少々、質問をしても?」
『ああ、構わないぞ』
「ありがとうございます皇帝様。えっと、失礼
ながら、この国には聖属性の魔法が使える存在は
居ないのですか?」
『ああ、やはり聞いてくるか…』
なんかあるのか…?この対応を見るに、なんか問題があるって感じだなあ…。
『今夜会えばわかるだろう。エメラルドも今日は
行くからな』
「そうでしたか。体が楽になったのならよかった
です」
『あと、そちらのジャスパー君の件も理解して
いる。何も気にせず、連れて来るといい』
「感謝します」
軽くペコリと頭を下げ、その後は普通に食事を
して、私は部屋に戻った。
ー部屋ー
『僕も行っていいんだよね?』
「ええ。服は着てもらうけど、いい?」
『別にいいよ~。気にしないし』
今は人間の姿であることは気にして欲しいけど
…まあ元は鳥だもんね。少しずつ教えていけば
いいか。
「この服着てね。私は見えなくする結界貼ってその中で着替えるから」
『は~い』
まあ服を脱ぐ必要性は皆無だけど。魔法で
ちゃちゃっと着替えれば完了だし。
「…よし、おっけー。ジャスパー、できた?」
『…。わかんない』
「あ…そうだよね。ごめん」
その後、ちゃんと服を着せて私達は玄関に向かった。相変わらずジャスパーは怖がっているので鳥になってもらい、手で包んで連れて行く事にした。
「こんばんは、皆様」
『こんばんは、ペリドット様!』
「こんばんはエメラルド様。服、よくお似合い
です」
『ふふっ、ありがとうございます。では、馬車へ
どうぞ。女性と男性で分かれて行きますから』
ああ、まあ入りきらないか。さて、聞けるだけ
神の声を聞いて来るとしますかねえ。
ーー???視点ーー
「……。お~い、ミント~」
『はっ。なんの誤用で?』
「今夜さ、王族達の祈祷式あるでしょう?私は
人間界行けないからさ、伝言お願いできる?」
まあ多分オッケーしてくれるだろうけど…。
『…畏まりました。あ、そういえば…』
「ああ、ペリドットちゃん居たね。伝言はその子
だけね。他の人には伝えないで」
『…彼女は、忘れてるんですよね』
「勿論。まあやったの私なんだけどね」
『…承知しました、フォルフィア様。行って
きます』
「うん。お願いね~」
まあ、衝撃の事実は知るべき人だけが知ってる物
だからね。
「今夜は私、寝れないや」
「…この後は、神殿に行くのですか?」
『え?はい、そうです。着替えをしたらすぐ
ですね』
『そうだ!エメラルドから話を聞いたよ。大切な娘の呪いを解除してくれて感謝する』
「! いえ、私は私の力で出来ることをやったまでです。そもそも、私は住まわせて貰っている身
ですし」
皇帝がこんなふうに謝るってことは、相当今まで
悩まされたんだろう。にしても、変だ。魔物の
かけた呪いなんて人間でも聖属性の魔法が使えて
いれば分かる筈。そもそもこの国にはいないの
かな?
「…少々、質問をしても?」
『ああ、構わないぞ』
「ありがとうございます皇帝様。えっと、失礼
ながら、この国には聖属性の魔法が使える存在は
居ないのですか?」
『ああ、やはり聞いてくるか…』
なんかあるのか…?この対応を見るに、なんか問題があるって感じだなあ…。
『今夜会えばわかるだろう。エメラルドも今日は
行くからな』
「そうでしたか。体が楽になったのならよかった
です」
『あと、そちらのジャスパー君の件も理解して
いる。何も気にせず、連れて来るといい』
「感謝します」
軽くペコリと頭を下げ、その後は普通に食事を
して、私は部屋に戻った。
ー部屋ー
『僕も行っていいんだよね?』
「ええ。服は着てもらうけど、いい?」
『別にいいよ~。気にしないし』
今は人間の姿であることは気にして欲しいけど
…まあ元は鳥だもんね。少しずつ教えていけば
いいか。
「この服着てね。私は見えなくする結界貼ってその中で着替えるから」
『は~い』
まあ服を脱ぐ必要性は皆無だけど。魔法で
ちゃちゃっと着替えれば完了だし。
「…よし、おっけー。ジャスパー、できた?」
『…。わかんない』
「あ…そうだよね。ごめん」
その後、ちゃんと服を着せて私達は玄関に向かった。相変わらずジャスパーは怖がっているので鳥になってもらい、手で包んで連れて行く事にした。
「こんばんは、皆様」
『こんばんは、ペリドット様!』
「こんばんはエメラルド様。服、よくお似合い
です」
『ふふっ、ありがとうございます。では、馬車へ
どうぞ。女性と男性で分かれて行きますから』
ああ、まあ入りきらないか。さて、聞けるだけ
神の声を聞いて来るとしますかねえ。
ーー???視点ーー
「……。お~い、ミント~」
『はっ。なんの誤用で?』
「今夜さ、王族達の祈祷式あるでしょう?私は
人間界行けないからさ、伝言お願いできる?」
まあ多分オッケーしてくれるだろうけど…。
『…畏まりました。あ、そういえば…』
「ああ、ペリドットちゃん居たね。伝言はその子
だけね。他の人には伝えないで」
『…彼女は、忘れてるんですよね』
「勿論。まあやったの私なんだけどね」
『…承知しました、フォルフィア様。行って
きます』
「うん。お願いね~」
まあ、衝撃の事実は知るべき人だけが知ってる物
だからね。
「今夜は私、寝れないや」
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