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28話 これから
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「…」
『さあ、どう?』
正直、今出て来る答えとしては…。
「…わからないです」
『そっか…』
私の脳にある記憶の殆どは"翠"としてのもの。
ペリドットとして神の世界で働いていた記憶は殆ど
ない。私がペリドットだとわかっていても…約束があると理解していても…いや、だからだ。
(翠である私と、記憶のない私が、結論を出せなく
しているんだ)
ペリドットとしての記憶が多ければ、神に使える
ことを選んでいただろう。でも、私に多いのは
人間としての記憶。だからと言って、神と交わした約束を破るなんてことはできない…。
『…私との約束は守りたい?』
「それは…もちろん」
『なら、約束の内容を変えよう』
「…へ?」
『私は、神の世界で貴方を待つ。だから、力を
つけて、貴方の眷属を育てて…そして。貴方が
しっかりと意見を固めた時、私の所に来て教えて
くれる?』
…。この神様は、本当に…!
「承知致しました、フォルフィア様。この世界で、私が思う理想を叶えた時、貴方様に会いに
行きます」
『ふふっ。ええ、わかったわ。その時を待ってる』
綺麗に片付いた所で、私は一つのとある事を
思いついた。
「そういえば、ルビー達は今どうなってるかわかりますか?」
『ああ、あの子達?君と別れてからは武器やら仲間を集めたりしてるね。まっ、君を捨てたのが運の
尽きだ。アイツらは王を倒せないよ』
「…それは、神の感とかです?」
『…さぁね?近い将来、わかるさ。それまで、
ジャスパー君の力を鍛えておきなよ』
「…はい」
この人はなんでも知ってるのか…元々は、私の主人
だったんだよね…元部下であっても、ちゃんと
管理するなんて…。
『そうだ、一つ言い忘れてた』
「え?」
『君の力でヒトガタになると、獣人じゃなくて神獣
になっちゃうのと、後ジャスパー君の属性、君を
通じて全属性適正あるから、頑張って!』
「ッ⁈ 待ってそれは聞いてないです!」
ガバッと起き上がった時、私はベッドにいた。
あの不思議な草原は何処にもなく、私はただ
座っていた。
「くそっ…最後にとんでもない爆弾置いて行き
やがって…!」
主人に対して口が悪いと思われるかもだがそんなの
関係ない。私のやる事が増える。
「ジャスパー…神獣なのかあ」
薄々気付いてはいた…。明言された以上は、ちゃんとやって、しっかりとした神にしないとね!
「…そういえば、ジャスパーって感情あるよね?
それって私みたいな個人としての神にならない?」
まあ、私も見習いみたいな身だし。眷属で居られ
なくなったらなったで考えよ…。
『さあ、どう?』
正直、今出て来る答えとしては…。
「…わからないです」
『そっか…』
私の脳にある記憶の殆どは"翠"としてのもの。
ペリドットとして神の世界で働いていた記憶は殆ど
ない。私がペリドットだとわかっていても…約束があると理解していても…いや、だからだ。
(翠である私と、記憶のない私が、結論を出せなく
しているんだ)
ペリドットとしての記憶が多ければ、神に使える
ことを選んでいただろう。でも、私に多いのは
人間としての記憶。だからと言って、神と交わした約束を破るなんてことはできない…。
『…私との約束は守りたい?』
「それは…もちろん」
『なら、約束の内容を変えよう』
「…へ?」
『私は、神の世界で貴方を待つ。だから、力を
つけて、貴方の眷属を育てて…そして。貴方が
しっかりと意見を固めた時、私の所に来て教えて
くれる?』
…。この神様は、本当に…!
「承知致しました、フォルフィア様。この世界で、私が思う理想を叶えた時、貴方様に会いに
行きます」
『ふふっ。ええ、わかったわ。その時を待ってる』
綺麗に片付いた所で、私は一つのとある事を
思いついた。
「そういえば、ルビー達は今どうなってるかわかりますか?」
『ああ、あの子達?君と別れてからは武器やら仲間を集めたりしてるね。まっ、君を捨てたのが運の
尽きだ。アイツらは王を倒せないよ』
「…それは、神の感とかです?」
『…さぁね?近い将来、わかるさ。それまで、
ジャスパー君の力を鍛えておきなよ』
「…はい」
この人はなんでも知ってるのか…元々は、私の主人
だったんだよね…元部下であっても、ちゃんと
管理するなんて…。
『そうだ、一つ言い忘れてた』
「え?」
『君の力でヒトガタになると、獣人じゃなくて神獣
になっちゃうのと、後ジャスパー君の属性、君を
通じて全属性適正あるから、頑張って!』
「ッ⁈ 待ってそれは聞いてないです!」
ガバッと起き上がった時、私はベッドにいた。
あの不思議な草原は何処にもなく、私はただ
座っていた。
「くそっ…最後にとんでもない爆弾置いて行き
やがって…!」
主人に対して口が悪いと思われるかもだがそんなの
関係ない。私のやる事が増える。
「ジャスパー…神獣なのかあ」
薄々気付いてはいた…。明言された以上は、ちゃんとやって、しっかりとした神にしないとね!
「…そういえば、ジャスパーって感情あるよね?
それって私みたいな個人としての神にならない?」
まあ、私も見習いみたいな身だし。眷属で居られ
なくなったらなったで考えよ…。
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