【完結】真実の愛に目覚めた男達の末路

まゆら

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✽✽母上にお願い!◇脳筋エリックの初恋もしくは真実の愛!?

エリックは水晶宮へひとりでやってきた!

エリシア様の侍女に交際を申し込みたいがどうしたらよいのか?と母にお伺いを立てに来たのだ!

脳筋で考え無しのエリックであるが、兄の真実の愛に目覚めた事件の顛末を知って…

思ってた以上に、母リリーアンが恐ろしいと理解したので、恋愛関連は特に母にお伺いを立てた方が良さそうだと考えたようだ。

脳筋エリック様は……

実はマザコン気味なのかもしれない…

◇◇◇◇◇

「リリーアン様!

エリック様が面会をしたいといらしておりますが…」

「エリック?

どうしたのかしら?いいわ!通して!」

エリックから訪ねてくるなんて…何があったのかしら?と思いながら息子を待っていると…

「母上!

私!エリシア様の侍女にひとめぼれしたのですが…

交際を申し込むのは大丈夫でしょうか?

母上からエリシア様にお話を通してもらいたいのですが?」

「エリック?

あなた…聖女見習いの娘を見初めたの?

どんな娘かしら?名前は?」

「マリアという名前です。小さくて可憐で可愛らしく…お菓子作りが上手で…私の理想の女性です!」

熱く語るエリックに…

リリーアンは…

どうしたのかしら?

急に色気づいて…

今まで近よってくる貴族の令嬢を嫌がって無視していたエリックが…

エリックも、真実の愛が…とか言い出すんじゃないでしょうね?

先ずはマリアについて調べなくては…

「エリック!

少し時間がかかるわよ?

先ずはエリシアに聞いてみるわ。

マリアに恋人や婚約者がいるかもしれないでしょ?

花嫁修業として、聖女見習いをする貴族の令嬢が多いからね。

貴方が交際を申し込んで大丈夫なら私から知らせるわ。

それまでは、マリアに近づいたりしないでよ?」

「はい!

母上からお話があるまで、マリアには近づいたりしませんからご安心を!

では、吉報を待ちます!」

言いたい事を告げるとエリックは風のように去っていった。

エリックがひとめぼれねぇ。

可憐な聖女見習いの娘ねぇ。

とりあえずエリシアに相談よね?

リリーアンは、大神殿に使いを出した。

◇◇◇◇◇

今まで全く女性に興味がなかったエリックが恋に目覚めたら…

どうなるのか?

近衛騎士団内でのエリックの様子は?

以前よりも…

訓練に燃えているようです!

巻き込まれている近衛騎士団員達も…

エリック様が熱い!

エリック様が…

燃えているエリック様が…

素敵過ぎる!!

カッコイイ!

男の中の男!

一生ついていきます!

…と、エリック親衛隊は吠えていたようです。

そんな脳筋エリックの恋路の行方は…



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