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✽✽悩める脳筋
さっきから兄がうっとうしいです…
母上に説教された後、俺の研究室に来たのはよいとして…
ブツブツ言いながら、手紙の下書きをしているんですがね。
その内容が…
何かもう…
甘過ぎて吐きそうなんですが?
◇◇◇◇
「兄貴…ちょっといい?
兄貴避けられてんのにさぁ…
そんな重い愛語られたらめっちゃ引くわ!
バカなの?
あっ…バカだったな…ゴメン…」
弟が…
俺のガラスのハートを言葉のナイフでザクザク切り刻んでくるんだけど…
今後ろで鋼のハートの間違いだろ?って言ったの誰か分かったから後で剣で話し合おうか?
舌戦には負けるけど…
剣なら負けないからな?
流石!脳筋!ってそれ悪口だからな!
◇◇◇◇◇
悩めるエリック様も中々に美しい!とさり気なく隠し撮りをしているエディアスの部下たち…
魔法ヲタクの腐女子さん達からしたら見目麗しい双子が語らう様は最高のご馳走なのです!
「エリック様はあの脳筋具合と天然っぷりが最高ですわ!」
「ふふふふっ…うちのボスとのツーショットヤバすぎます!
もうちょっと、寄り添ってくれないですかね?」
「悩んでるエリック様を心配そうに見つめるボス最高!」
皆様…
心の声…漏れてます!
無意識に…
「兄貴…ちょっと離れて!俺たちネタにされてるぞ?」
「んっ?何が?そんなさみしい事いうなよ…」
何を思ったのかエディアスに抱きつく脳筋…
エリック様…
有難うございます!
グッジョブでございます!
これだからエリック様は最高なのです!
双子フォーエバーラーブ!
皆様?
鼻血タレてます…
◇◇◇◇◇
「兄貴が来るとうちの研究室仕事にならないからしばらく入室禁止にするわ」
抱きついたままのエリックを無理やりはがして冷たく言い捨てるエディアスに…
部下たちは…
ボス…ひどいです!
仕事になりません!
ボス…本当は好きなくせに!
ボス…
ご褒美ないなんて…死にます!
ボス…
…と、一斉に無言の圧力をかけているが…
魔王エディアスの氷の微笑に…
ヤラれてしまったようだ…
◇◇◇◇
魔王エディアス様が降臨なされた!
魔王…格好いい!
魔王様にヤラれたい!
素敵…
絶対零度のエディアス様も大好物のようです。
その頃…
脳筋エリック様は…
ひとりブツブツ言いながらマリア宛の手紙を書き直すのでした。
そのエリック様を優しく見守る側近達&魔女っ娘腐女子チーム…
魔王エディアス様は優雅に紅茶を飲みながら、手紙の下書きを赤ペンでチェック中!
エディアス様…
やはりお優しいんですね?
有難うございます!
エディアス様付きが良かった…と、苦労の耐えないエリックの側近達は心の中で呟くのでした。
さっきから兄がうっとうしいです…
母上に説教された後、俺の研究室に来たのはよいとして…
ブツブツ言いながら、手紙の下書きをしているんですがね。
その内容が…
何かもう…
甘過ぎて吐きそうなんですが?
◇◇◇◇
「兄貴…ちょっといい?
兄貴避けられてんのにさぁ…
そんな重い愛語られたらめっちゃ引くわ!
バカなの?
あっ…バカだったな…ゴメン…」
弟が…
俺のガラスのハートを言葉のナイフでザクザク切り刻んでくるんだけど…
今後ろで鋼のハートの間違いだろ?って言ったの誰か分かったから後で剣で話し合おうか?
舌戦には負けるけど…
剣なら負けないからな?
流石!脳筋!ってそれ悪口だからな!
◇◇◇◇◇
悩めるエリック様も中々に美しい!とさり気なく隠し撮りをしているエディアスの部下たち…
魔法ヲタクの腐女子さん達からしたら見目麗しい双子が語らう様は最高のご馳走なのです!
「エリック様はあの脳筋具合と天然っぷりが最高ですわ!」
「ふふふふっ…うちのボスとのツーショットヤバすぎます!
もうちょっと、寄り添ってくれないですかね?」
「悩んでるエリック様を心配そうに見つめるボス最高!」
皆様…
心の声…漏れてます!
無意識に…
「兄貴…ちょっと離れて!俺たちネタにされてるぞ?」
「んっ?何が?そんなさみしい事いうなよ…」
何を思ったのかエディアスに抱きつく脳筋…
エリック様…
有難うございます!
グッジョブでございます!
これだからエリック様は最高なのです!
双子フォーエバーラーブ!
皆様?
鼻血タレてます…
◇◇◇◇◇
「兄貴が来るとうちの研究室仕事にならないからしばらく入室禁止にするわ」
抱きついたままのエリックを無理やりはがして冷たく言い捨てるエディアスに…
部下たちは…
ボス…ひどいです!
仕事になりません!
ボス…本当は好きなくせに!
ボス…
ご褒美ないなんて…死にます!
ボス…
…と、一斉に無言の圧力をかけているが…
魔王エディアスの氷の微笑に…
ヤラれてしまったようだ…
◇◇◇◇
魔王エディアス様が降臨なされた!
魔王…格好いい!
魔王様にヤラれたい!
素敵…
絶対零度のエディアス様も大好物のようです。
その頃…
脳筋エリック様は…
ひとりブツブツ言いながらマリア宛の手紙を書き直すのでした。
そのエリック様を優しく見守る側近達&魔女っ娘腐女子チーム…
魔王エディアス様は優雅に紅茶を飲みながら、手紙の下書きを赤ペンでチェック中!
エディアス様…
やはりお優しいんですね?
有難うございます!
エディアス様付きが良かった…と、苦労の耐えないエリックの側近達は心の中で呟くのでした。
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