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私の推しは…
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最近、私の推しの色気がハンパない!
朝の鍛錬を終えた後に、天を仰いでフッと笑った時に見せる憂いを含んだ眼差し…
朝から鼻血噴き出しますやん!
前は脳筋には興味無いわって言ってたご令嬢方も、双子の片割れであるエディアス様が聖女マリア様と婚約されてからは、エリック様!エリック様とエリック様の後を追いかけまわすようになったのです。
私みたいに、脳筋だからこそエリック様!という根っからのエリック推しではなく、未婚の王族というブランドとしてエリック様を追いかけているのです。
マリア様に惚れる前のエリック様は、清々しい位に戦闘狂でしたから、エリック様を追いかけているのは、エディアス様とのBL展開を期待するチーム腐女子と私達のような脳筋好き位でしたからね。
私と一緒にエリック様を追いかけていた友人達も婚約者が出来たり、政略結婚したりと少しずつ減っていきました。
今ではほんの数人の変人しかいません。
私はエリック様の率いる近衛騎士団で事務処理をしている文官なので、エリック様とは常に関わる事が出来るのです。
エリック様は、朝の鍛錬後からしばらくは事務室で事務処理をして、それからご自分の執務室へ入るのです。
何故、わざわざ事務室で仕事をするのかと言うと確認しなければならない箇所を見つけるたびに私達事務員を執務室に呼びつける事がお嫌いなんだとか。
本人曰く、椅子にふんぞり返って判子を押すだけの団長などいらないらしいのです。
王子なのに、全く偉ぶらないエリック様は上司としても最高なのです。
流石、私の推し!
私は結婚せずに近衛騎士団に骨を埋めるつもりなのです。
◇◇◇◇
昼休みにお気に入りの木陰で本を読みながら、サンドイッチを食べているとエリック様が声をかけてきました。
「ライラじゃないか!
君はいつもここで休憩しているのかい?
食堂へは行かないの?」
「エリック様!
私は、ざわざわした場所が苦手なのです。
それに、騎士団の食堂はボリュームが有りすぎて食べきれなくて…」
「成程な!
君以外の女性の文官も食堂を使わないのは同じ理由からなのかな?」
そう言いながら、エリック様が私の隣に腰掛けてきました。
「隣いいかな?ちょっと話を聞かせて欲しい!
食堂に女性専用席を設けたり、女性向けのランチメニューを提案したいのだが、そうすれば君は食堂を使ってくれるかい?」
真剣に話かけてくるエリック様の眼差しに私は目眩を起こしてしまったようです。
目が覚めたら、医務室のベッドでした。
医師からは、貧血気味だから気をつけなさいと薬を処方されて事務室へ帰ると他の文官からも心配されるのでした。
貧血を起こしたと言うよりは、いきなり推しが至近距離に来たからビックリして召されそうになっただけなんだけどね。と心の中で呟くのでした。
それにしても、私の推しは最高です。
私、死ぬまでエリック様推しですから!
◇◇◇◇◇
エリック推しの文官であるライラは、見た目は儚く可愛らしいのですが…
中々、クセの強い乙女なのですがその話については、またの機会に!
朝の鍛錬を終えた後に、天を仰いでフッと笑った時に見せる憂いを含んだ眼差し…
朝から鼻血噴き出しますやん!
前は脳筋には興味無いわって言ってたご令嬢方も、双子の片割れであるエディアス様が聖女マリア様と婚約されてからは、エリック様!エリック様とエリック様の後を追いかけまわすようになったのです。
私みたいに、脳筋だからこそエリック様!という根っからのエリック推しではなく、未婚の王族というブランドとしてエリック様を追いかけているのです。
マリア様に惚れる前のエリック様は、清々しい位に戦闘狂でしたから、エリック様を追いかけているのは、エディアス様とのBL展開を期待するチーム腐女子と私達のような脳筋好き位でしたからね。
私と一緒にエリック様を追いかけていた友人達も婚約者が出来たり、政略結婚したりと少しずつ減っていきました。
今ではほんの数人の変人しかいません。
私はエリック様の率いる近衛騎士団で事務処理をしている文官なので、エリック様とは常に関わる事が出来るのです。
エリック様は、朝の鍛錬後からしばらくは事務室で事務処理をして、それからご自分の執務室へ入るのです。
何故、わざわざ事務室で仕事をするのかと言うと確認しなければならない箇所を見つけるたびに私達事務員を執務室に呼びつける事がお嫌いなんだとか。
本人曰く、椅子にふんぞり返って判子を押すだけの団長などいらないらしいのです。
王子なのに、全く偉ぶらないエリック様は上司としても最高なのです。
流石、私の推し!
私は結婚せずに近衛騎士団に骨を埋めるつもりなのです。
◇◇◇◇
昼休みにお気に入りの木陰で本を読みながら、サンドイッチを食べているとエリック様が声をかけてきました。
「ライラじゃないか!
君はいつもここで休憩しているのかい?
食堂へは行かないの?」
「エリック様!
私は、ざわざわした場所が苦手なのです。
それに、騎士団の食堂はボリュームが有りすぎて食べきれなくて…」
「成程な!
君以外の女性の文官も食堂を使わないのは同じ理由からなのかな?」
そう言いながら、エリック様が私の隣に腰掛けてきました。
「隣いいかな?ちょっと話を聞かせて欲しい!
食堂に女性専用席を設けたり、女性向けのランチメニューを提案したいのだが、そうすれば君は食堂を使ってくれるかい?」
真剣に話かけてくるエリック様の眼差しに私は目眩を起こしてしまったようです。
目が覚めたら、医務室のベッドでした。
医師からは、貧血気味だから気をつけなさいと薬を処方されて事務室へ帰ると他の文官からも心配されるのでした。
貧血を起こしたと言うよりは、いきなり推しが至近距離に来たからビックリして召されそうになっただけなんだけどね。と心の中で呟くのでした。
それにしても、私の推しは最高です。
私、死ぬまでエリック様推しですから!
◇◇◇◇◇
エリック推しの文官であるライラは、見た目は儚く可愛らしいのですが…
中々、クセの強い乙女なのですがその話については、またの機会に!
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