【完結】真実の愛に目覚めた男達の末路

まゆら

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二度目の恋は焦らずに

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女の子って軽いんだな…

何で出来てるんだろ?

ちゃんとご飯食べてるのかな?

持ってたランチボックスも小さかったし…

首も腕も細くて折れそうだったよな。

執務室で上がってきた書類に目を通しながら、エリックはライラの事を考えていた。

ライラは、近衛騎士団の事務処理を一手に背負う優秀な文官なのだが、無口で少し取っ付きにくい雰囲気がある為、脳筋なエリックは仕事以外で殆ど話しかけたりはしない。

無口だが、顔立ちは整っているし小柄で華奢な為、コアなファンがついているらしく騎士団の妖精姫と呼ばれているらしい。

確かに…

この娘、妖精?って位に軽かったよ…

少食な妖精姫が喜んで食べてくれるようなランチメニューを出す食堂にしないと!

もっと太らないと健康な赤ちゃん産めないよな…

◇◇◇◇◇◇◇◇


エリック様…

妖精姫を見初めたのですね?

妖精姫に目をつける辺りが中々です!

独り言のつもりが側近からチェックされているエリック様…

優秀な側近達は妖精姫について、調べる事にしたようです。

そんな事も知らずにエリック様は、近衛騎士団の福利厚生が…とか呟きながら、食堂のメニュー改善プランを立てるのでした。

スイーツを作るパティシエも雇わないと!

誰か適任者を推薦して貰わないと…

離宮にいるパティシエは凄腕だよな?

引き抜いたら叱られるかな?

エリック様は、気になるパティシエをリストアップしている。

雇わなくても、日替わりで製品仕入れたらよいだけか。

スイーツ好きのエリックは、お試しで色んな店からスイーツを取り寄せする事にした。

側近達は、ライラさんはスイーツ好きなのか?

直ぐに確認を!と水面下で仕事していた。

女性だからスイーツ好きだと決めつけるのはいけませんぞ、エリック様!



マリアを諦めたエリックが恋に落ちたとあり、エリックの側近達は盛り上がっていますが…

エリック自身は、まだ自分が二度目の恋に落ちた事に気づいていないようです。





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