【完結】真実の愛に目覚めた男達の末路

まゆら

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ふたりでお仕事!

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「えっ?

私とですか?」

「相手が私では不満か?」

朝、職場に来たら…

推しからパーティーに一緒に行って欲しいと言われましたが…

私…明日死ぬの?

こう現世での運を全部使い果たしたよね?

エリック様オタクから刺されないかな?

こわいよ…

「ライラ?聞いているのかい?

来週のパーティーに来るラシュダナ王国の言葉を話せる者が君以外いないのだ。

通訳として、私のサポートをお願いしたいのだが無理だろうか?」

「通訳ですか?

いとこがラシュダナに嫁いでいるので、ラシュダナ語はある程度話せるのですが…

  難しい言葉まではちょっと…」

「ラシュダナの第二王子が初めて我が国に来るから、言葉がわかる者がいた方がよいだろうと父上から話があったのでな。

私の傍でサポートしてくれたらいいだけだよ。

自分の国の言葉を話せる者がいれば王子も安心するだろう」

「エリック様!

我が家の者はだいたいラシュダナ語が話せますが?」

「そうなのか!

来週のパーティーに出席出来そうなら話をしておいてくれ。

君には確か、兄と妹がいたのでは?」

「はい…兄は神官で妹は商業ギルドに勤務しております」

「二人には私から話を通しておくよ。

教えてくれて有難う。

パーティー用のドレスを贈りたいのだが、時間がないので既製品になるが君と妹のドレスと装飾品は母が見繕うと言っているので連絡を待ってくれ。

ロナウドの方は、大聖女様が用意してくれるはずだから心配ないよ」

これは…何でしょうか?

ラシュダナに嫁いだいとこのアリアナお姉様に感謝です!

ラシュダナは我が国から海を隔てた国なので、ラシュダナ語は学園では学べない為、話せる者が少ないのでしょう。

それにしても、王妃様とドレス選びとは…サリーナに連絡しておかないと!

私、幸せの前借りした気分で不安なのですが…  

この後、不幸になったりしませんように!




    
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