【完結】真実の愛に目覚めた男達の末路

まゆら

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ラシュダナ王国の第二王子

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ラシュダナ王国の第二王子を接待するは、エディアス率いる外交チームとエリック率いる近衛騎士団チームがメインになる。

今回の来訪の目的は、近衛騎士団の視察がメインのようだ。

近衛騎士団の施設や訓練している様子を見たいらしい。

ラシュダナ王国には近衛騎士団が存在しないらしく、以前我が国を訪れた際に近衛騎士団の訓練しているところを見て、自国でも近衛騎士団を作ろうと今回視察に来る事になったようだ。

第二王子はエリック様に憧れるかなりの脳筋野郎で、未だに婚約者はいなくて冒険者として活躍しているらしい。

十五になった事もあり、騎士団を作って国防に参加したいと王にアピールしたのだとか。

我が国の近衛騎士団を参考にして、騎士団を編成したいようでエリックに直接連絡してきたのだ。

王子とは過去に剣を交わした事があるエリックは、うちの近衛騎士団でいいならいつでも視察に来てくれと快諾したのだ。

エリックの記憶によると、彼の剣筋は真っ直ぐで迷いがなく素晴らしかった。

エリックも久しぶりに彼と剣を交えるのを楽しみにしている。


その為にも、今回はラシュダナ語を少しでも話せるようになって王子とコミュニケーションを取りたいのだ。

それにしても、直属の部下であるライラがラシュダナ語が堪能であるとはなぁ。

俺は運がいいなぁ。

ライラに厳しく教えて貰わないと…

発音が難しいんだよなぁ…

ラシュダナと交流が盛んになるならラシュダナ語を学園でも学べるようにしていかないと!

父上に提案してみるか。

ラシュダナの造船技術も興味深いし…

技術者を派遣してもらえるように話をつけないとな。

エディアスと父上も交えて早急に打ち合わせが必要な案件だな。

ラシュダナ王国御一には、気持ちよく過ごしてもらって話をまとめて貰わなくては…
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