聖女のアルバイトしながら花嫁修行しています!未来の夫は和菓子職人です!

まゆら

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使い魔に立候補

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しろたんのお兄ちゃんは、森で遊んでたら自分が誰かに呼ばれたような気がしてうちに来たみたい。

ラミアさんの魔力を辿ってうちに来たんだね。

「チビもそろそろ親離れの時期だな。しろも倭国に行ってしまったし…兄は王家の森の守護なんだろ?」

パミラが優しく問いかけるとチビフェンリルくんは嬉しそうに答える。

「そうなんだぁ。おにいが王家の森を守るからお前は辺境の魔の森にって、ととさまが言ったよ。

ぼくの方がおにいより、つよいんだぁ。かあさまの力を継いでるからね。ぼくつよいんだよ?」

チビフェンリルくんはパミラに頭を撫でられながらニッコニコ。

「「かわいい!」」

私とラミアさんは、可愛いふたりに目が釘付けだ。

チビフェンリルくんの為にお茶を持って来たゼルダが…御可愛らしい…と後ろでとけている…

「ミディ様!彼はしろたん様の兄上ですか?」

「そうみたいよ。倭国で会った三つ子ちゃんの真ん中みたい」

「これは…パミラ様とお揃いのお洋服を作らなくては…採寸しないと…」

ゼルダの瞳に妖しい光が…

チビフェンリルくん…

うちのゼルダが迷惑かけたらごめんね。

◇◇◇◇◇

チビくんはパミラとラミアさんにはさまれてお菓子をパクパク食べてるよ。

「あのねー。ぼくはおねえさんに会いにきたの。おねえさんが辺境を守るおてつだいするから、ぼくを使い魔にして?」

上目遣いで首傾げて…

何ですか…この子は殺人兵器?

私とラミアさんは萌え殺されそうですが…

チラッとラミアさんを見ると頬がピンクに染まってますよ?

ラミアさん…息してますか?

「はい!私で良ければ…一緒に辺境の地を守りましょうね。」

「はい!おねえさん!あのね。ぼくに名前つけてくれないと使い魔になれないの?」

「はっ…わかりました!今日からあなたの名前はロリスですよ。これから宜しくお願いしますね」

「わーい!パミラねぇ。ぼくロリスだって!嬉しいなぁ」

ラミアさんとロリスは仲良しの姉と弟みたい…

今日初めて会ったはずなのに不思議だね!

◇◇◇◇◇◇

「ミディ?お客様かい?」

珍しい人が…客間に顔を出しました。お父様…仕事もう終わったの?

「こんにちは!お初にお目にかかります。辺境伯の娘ラミアでございます。」

「はじめまして、私はこの屋敷の主のラテルだよ。あなたの母上は私の妻と親友だったから何だか懐かしいよ。父上は元気にしておられるかな?」

「はい!父は元気過ぎる位です!父と兄は国境がごたついていて中々王都には来られないので私が名代としてこちらに来ているのです。」

ラミアさん…

しっかりしてるなぁ。

「あっ…ラテルのおじちゃん!」

「おや?森の主のぼっちゃんかな?どうしたんだい?パミラ様に会いに来たのかな?」

「違うよ!ぼくはおねえさんに会いに来たの。今日からおねえさんの使い魔になったからね。宜しく!」

ロリスくんと父上は顔見知りらしく、父上はロリスくんの頭を撫でている。

「それでは皆さんごゆっくり!私は忘れ物を取りに来ただけだから王宮に戻るよ。

ミディ、しっかりおもてなしするんだぞ」

「はい!父上行ってらっしゃいませ」

父上…意外とうっかりしてるんだよね…

父上のフォローをしてくれる優しい女性いないのかしらね…

◇◇◇◇◇◇

「素敵ですわ…」

「「えっ?誰が?」」

思わずラミアさんにツッコむ私とパミラ。

「勿論!ラテル様です!流石…アーライのイケオジランキングの上位に入るだけありますわ」

ラミアさん…

母上だけじゃなくて、父上のファンでもあるらしい…

ラミアさんとはこれから長い付き合いになるのかも?と確信したミディである。




    
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