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最強聖女にご挨拶!?

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「ミディ!たすけてくれたアマンダにありがとうしたいの」

パミラがお願いしてくるんだけど?

そのウルウルした瞳はどゆこと?

私を萌え殺しにかかってるの?

「パミラ?アマンダって?」

「わたしをたすけてくれたせいじょだよ。つよいの!アイリスみたいにつよいの!

まほうがすごいんだよ?

ミディ!いっしょにきて!」

パミラ‥

私をいきなり転移させないで!

お礼の品とか用意してないし?

お祖父様の便利グッズなんかあげるかな?

◇◇◇◇

パミラがミディを連れてきたのは、アマンダが住むローゼンボルグ邸。

「あのね。アマンダはジルのあねうえだよ」

「アイツのお姉さん聖女なんだ。」

「そうだよ!きれいでつよいの」

いきなり来て大丈夫だったかな?

どうしよ?

珍しくミディが緊張している。

執事に事情を話してアマンダに伝えてもらうと‥

どうやら会ってくれるらしい。


執事に通された部屋で緊張しながら、待つミディと走り回るパミラ。

「パミラ!ダメだよ!おとなしくしていて!」

「だって!うれしいから」

無邪気なパミラに何を言ってもムダだと諦めるミディだった。

◇◇◇◇◇◇

「お待たせしてごめんなさいね。わざわざ来てもらわなくても良かったのよ。

私は、アーライの守り神様の娘を拐った魔女が許せなかっただけなんだから!

聖女として当たり前の事をしただけよ?」

「有り難うございます。うちのパミラを助けて頂いて!私が助けにいかなければならないのに、ご迷惑おかけしました」

ミディがアマンダにお礼を言うと

「貴女はアイリス様にソックリね。その真っ直ぐでハッキリしているところ!

貴女、聖女向きなのに‥どうして、聖なる力を封印したままなの?

もしかして、まだ知らされていなかったのかしら?」

「私‥最近知ったところでまだ戸惑っています。

少し前まで魔力を封じて、王妃教育を受けていたんです」

それを聞いたアマンダは、少し考えているようで‥

難しい顔をしていた。

「貴女を王妃にしたいとアイリス様が?」

「はい!母からの願いで‥冒険者である事を辞め、花嫁修業という名の王妃教育を受けていたんです」


「そうなのね。アイリス様は自分がアーライ神王にならなかった事を悔やんでいたのかしら?」

「それは私にはわかりませんが‥祖父からは、神王になるか、第二王子と結婚して王妃になるか、冒険者になるか、別の道を行くのか好きに選びなさいと言われました」

「貴女はどうしたい?
貴女がその力を解放したらアイリス様や私以上に強い聖女になれるわよ?まさに最強の聖女に!」

「私、怖いのかもしれません!母のように戦う日々を送るのも、神殿や教会に閉じ込められて祈る毎日を過ごすのも‥」

ミディは考えながら、少しずつ浮かんだ言葉をアマンダに伝えた。

「今すぐ決めなくてもよいのよ。もし道に迷ったら私を頼って来てくれたらいいわよ。私がアイリス様を頼ったように‥

貴女にも道を示す者が必要になるはずだからね。

悩んだら私を思い出してね。

パミラ様に選ばれた貴女はアーライの女神だって事を忘れないで!

守り神様は代々ご自分で次の主を見つけるのよ」

「アマンダ!すごいの!なんでもしってる!」

パミラがアマンダを誉めると‥

「パミラ様に誉められて光栄ですわ!」と本当に嬉しそうに笑った。

その笑顔は眩しくて‥

この方は聖女なのだな。

生まれながらの聖女なのだ!

私は?

私はこれから何になるのだろうか?


「悩んでいるのね?沢山悩んで答えを出せばよいのよ?私はいつでも貴女を待っているからね」

「はい!悩んだらまた来ます!今日は有り難うございます」

「こちらこそ!貴女のところでうちの弟がお世話になっていると知らずに挨拶もしていなくて申し訳ないわ。あの子は、自分が最強だと思っているの。

貴女があの子を負かして他にも強い者がいるって教えてくれないかしら?」

「あっ‥その件でしたら出会い頭にバトルして引き分けて、その後‥今は五分五分です!私もっと強くなりますね」

「頼もしいわね。頑張って!期待しているわよ。」

「ミディつよいの!アマンダとはちがうつよさだよ!」

「パミラ様!ミレディア様をお守り下さいね」

「だいじょぶ!わたしミディまもるから、あんしんして」

「流石ですわ!また、私に会いにきてくれますか?」

「うん!アマンダすき!またくるよ」

アマンダ様とパミラの会話が可愛すぎるので‥

本日はこの辺りで!

次回に続く!



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