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永遠の誓いを君と…
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ギルドの夏祭りは大盛況に終わり。
打ち上げ花火大会とバーベキューが始まっている。
ようやく手が空いたデイブさんと一緒に花火見てるよ。
「ジュビアでこんな花火が見れると思わなかったなぁ。
和国の花火とはちょっと違うけど…趣きがあっていいよ!」
「本当に…綺麗な花火。
お祖父様に聞いたんだけど、今のジュビア王が和国に行った時に花火を見てあまりの綺麗さに花火職人を口説き落としてジュビアに連れてきたんだって!
今の花火職人さんは、2代目らしくて和国の伝統的な花火に自分が新しく開発した手法を加えたモノになってるみたい!」
お祖父様…ジュビア王とも知り合いなんだね…
デイブは花火が空の彼方に消えていくのを見ている。
そんなデイブの横顔を見ながらミディは遠い昔もこうやってふたりで花火を見ていたような気がすると感じていた。
「ねぇ。デイブさん、私達前も一緒に花火見てた気がするんだ。
この世界じゃない世界で…」
「えっ?
ミディは前の記憶があるの?
この世界に生まれる前の世界の事を覚えてるの?」
食いつくデイブにちょっとビックリしながら…
ミディは自分が感じた事を話してみた。
「ハッキリと覚えてるわけじゃないの。
ただ、前も貴方と一緒に花火を見ていたような気がするだけなの。
うっすらと覚えてるような…
その位なんだけど…」
それを聞いたデイブは、
「その記憶は間違いないよ。
前の世界でもふたりは一緒だったんだ。
その時は、君とは結ばれない運命だったから…
次に生まれ変わったら一緒になろうねって約束したんだよ。
もう、遠い昔からふたりは出逢う事になってたんだよ」
と教えてくれた。
どうやらデイブは、生まれ変わっても前世の記憶があるみたいだ。
「私の事を覚えていてくれたんだね。
私…忘れてしまっていてごめんなさい。
あなたに初めて会った時に感じた懐かしさや安心感は気のせいじゃなかったんだね…」
花火が消えていく夜空を眺めながらミディは少しだけ泣いた。
結ばれなかった過去のふたりを思って…
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「えっ?
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ただ、前も貴方と一緒に花火を見ていたような気がするだけなの。
うっすらと覚えてるような…
その位なんだけど…」
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私…忘れてしまっていてごめんなさい。
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結ばれなかった過去のふたりを思って…
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