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ダンジョン制覇
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ボスがいるフロアの真ん中には、大きな湖があって小さなボートが浮かんでいる。
湖のまわりには、色とりどりの花が咲いているように見えた。
「キレイな花がいっぱい!」そう叫んで駆け出したパミラだが…
近づいてみると、花ではなく色とりどりの小さなスライムだった。
「おねーたん!まってよ!」
しろたんも走り出す。
「スライムいっぱいだぁ」
しろたんが前足でスライムをツンツンしてみると同じ色でかたまって巨大なスライムになっていく。
パミラは、肩乗りスライムくんにボスの場所を確認しているようだ。
「ミディ、あのボートに乗ったらボスのところに行けるみたいだよ。シロ、風魔法を使ってボートをこっちにもってきて!」
「はーい。やさしいかぜよ、ぼくのところにボートをつれてきて」
しろたん…呪文というか…お願い?
風はしろたんのお願いを聞いてくれたようでボートは私たちの近くまで移動していた。
「シロ!魔法上手になったね!」
パミラは、ちゃんとしろたんをほめている。
その時、パミラの肩に乗っていたスライムくんがぴょんとボートに乗り移った。
早く乗りなさい?って言ってるみたいにプルプルしている。
私たちがボートに乗り込むとスーッと湖の真ん中まで進んで、
大きな葉っぱがプカプカ浮かんでいるところで止まった。
肩乗りスライムくんが葉っぱにぴょんと飛び乗ったので、私たちも後へ続く。
みんなが乗った後、葉っぱはくるくる回りながら空中へ上がっていく。
一気に周りが真っ白になり、何も見えなくなって、しばらくすると視界が開けた。
雲の上?
私たちは白いふわふわの上にいた。
辺りは色とりどりのスライムがぎっしり…
パミラは、「わーい!スライムプール!」と叫んでギュウギュウに押し合いへし合いしているスライムたちの上にダイブしていく。
楽しそうだけど…
スライムさん…つぶれないの?
◇◇◇◇◇
「ようこそ!みなさま、裏山隠しダンジョンは楽しめましたか?
久しぶりに冒険者さんに会えました!迷子の息子を連れてきてくれて有難う!」
水色の巨大なスライムが現れて、私たちに挨拶をしてきた。
肩乗りスライムくんは、ボスの息子さんだったみたい。
何かね。
最近は、採掘フロアまでしか冒険者が来ないみたい。
だから、ボスは寂しかったみたいだよ。
肩乗りスライムくんは吸い込んでたスライムを吐き出して、しろたんはスライムタワーを背中からおろして…
私はネットから銀色スライムを出してあげた。
最後の一匹が私から離れないのでボスにお願いして飼育?する事にした。
ボスの息子の肩乗りスライムくんもパミラから離れたがらないけど…
お父様が寂しそうだよ?と言うと…
諦めたのか、巨大スライムのところに跳ねていった。
しろたんはちびっこスライムたちと追いかけっこをしている。
ゾラッタの背中には沢山のスライムがお昼寝中!
「誰も来ないダンジョンで冒険者を待つのはさみしいんですよ!
わかります!私もずっとひとりでしたから…あなたは沢山同胞がいてうらやましい!」
ゾラッタとボスはダンジョンの最下層で待つ孤独を分かち合っているようだ。
私はボスに沢山お饅頭をあげて、宝箱と魔剣を貰った。
帝様に、ダンジョン制覇!もうすぐ帰るから美味しいご飯宜しく!とレターバードを飛ばした。
ゾラッタはボスにまた遊びに来る!と遊ぶ約束をしたみたいだ。
しろたんは、ちびっこスライムに埋もれて寝てしまっている。
どうやら初めてのダンジョン探索で疲れたらしい。
パミラは、ボスの息子に自己紹介をしているようだ。
「私はアーライの白く気高きフェンリルの娘なの。今はご主人のミディとジュビアに住んでるんだよ。ヒマな時に遊びに来ていいよ?」
パミラになついてしまって、離れたくないらしいスライムくん…
遊びに来ていいと言われたら嬉しくてぴょんぴょん飛び跳ねている。
お城に帰ったら帝様に、裏山隠しダンジョンの事を色々相談してみよう。
レベル上げにいいと思うんだよね。
スライムと鬼ごっこするの…
しろたんのレベルかなり上がった感じするし!
あとからチェックしなきゃね。
私たちは、ゾラッタの背に乗って…みんなにお別れをした。
帰ったらいっぱいご飯食べないと…
続きはまた明日!
湖のまわりには、色とりどりの花が咲いているように見えた。
「キレイな花がいっぱい!」そう叫んで駆け出したパミラだが…
近づいてみると、花ではなく色とりどりの小さなスライムだった。
「おねーたん!まってよ!」
しろたんも走り出す。
「スライムいっぱいだぁ」
しろたんが前足でスライムをツンツンしてみると同じ色でかたまって巨大なスライムになっていく。
パミラは、肩乗りスライムくんにボスの場所を確認しているようだ。
「ミディ、あのボートに乗ったらボスのところに行けるみたいだよ。シロ、風魔法を使ってボートをこっちにもってきて!」
「はーい。やさしいかぜよ、ぼくのところにボートをつれてきて」
しろたん…呪文というか…お願い?
風はしろたんのお願いを聞いてくれたようでボートは私たちの近くまで移動していた。
「シロ!魔法上手になったね!」
パミラは、ちゃんとしろたんをほめている。
その時、パミラの肩に乗っていたスライムくんがぴょんとボートに乗り移った。
早く乗りなさい?って言ってるみたいにプルプルしている。
私たちがボートに乗り込むとスーッと湖の真ん中まで進んで、
大きな葉っぱがプカプカ浮かんでいるところで止まった。
肩乗りスライムくんが葉っぱにぴょんと飛び乗ったので、私たちも後へ続く。
みんなが乗った後、葉っぱはくるくる回りながら空中へ上がっていく。
一気に周りが真っ白になり、何も見えなくなって、しばらくすると視界が開けた。
雲の上?
私たちは白いふわふわの上にいた。
辺りは色とりどりのスライムがぎっしり…
パミラは、「わーい!スライムプール!」と叫んでギュウギュウに押し合いへし合いしているスライムたちの上にダイブしていく。
楽しそうだけど…
スライムさん…つぶれないの?
◇◇◇◇◇
「ようこそ!みなさま、裏山隠しダンジョンは楽しめましたか?
久しぶりに冒険者さんに会えました!迷子の息子を連れてきてくれて有難う!」
水色の巨大なスライムが現れて、私たちに挨拶をしてきた。
肩乗りスライムくんは、ボスの息子さんだったみたい。
何かね。
最近は、採掘フロアまでしか冒険者が来ないみたい。
だから、ボスは寂しかったみたいだよ。
肩乗りスライムくんは吸い込んでたスライムを吐き出して、しろたんはスライムタワーを背中からおろして…
私はネットから銀色スライムを出してあげた。
最後の一匹が私から離れないのでボスにお願いして飼育?する事にした。
ボスの息子の肩乗りスライムくんもパミラから離れたがらないけど…
お父様が寂しそうだよ?と言うと…
諦めたのか、巨大スライムのところに跳ねていった。
しろたんはちびっこスライムたちと追いかけっこをしている。
ゾラッタの背中には沢山のスライムがお昼寝中!
「誰も来ないダンジョンで冒険者を待つのはさみしいんですよ!
わかります!私もずっとひとりでしたから…あなたは沢山同胞がいてうらやましい!」
ゾラッタとボスはダンジョンの最下層で待つ孤独を分かち合っているようだ。
私はボスに沢山お饅頭をあげて、宝箱と魔剣を貰った。
帝様に、ダンジョン制覇!もうすぐ帰るから美味しいご飯宜しく!とレターバードを飛ばした。
ゾラッタはボスにまた遊びに来る!と遊ぶ約束をしたみたいだ。
しろたんは、ちびっこスライムに埋もれて寝てしまっている。
どうやら初めてのダンジョン探索で疲れたらしい。
パミラは、ボスの息子に自己紹介をしているようだ。
「私はアーライの白く気高きフェンリルの娘なの。今はご主人のミディとジュビアに住んでるんだよ。ヒマな時に遊びに来ていいよ?」
パミラになついてしまって、離れたくないらしいスライムくん…
遊びに来ていいと言われたら嬉しくてぴょんぴょん飛び跳ねている。
お城に帰ったら帝様に、裏山隠しダンジョンの事を色々相談してみよう。
レベル上げにいいと思うんだよね。
スライムと鬼ごっこするの…
しろたんのレベルかなり上がった感じするし!
あとからチェックしなきゃね。
私たちは、ゾラッタの背に乗って…みんなにお別れをした。
帰ったらいっぱいご飯食べないと…
続きはまた明日!
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