【完結】サヨナラの向こう側にあるもの

まゆら

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日々の欠片

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貴方を想っていた日々に一片の後悔もないと云ったら嘘になるけど

貴方と暮らした短い時間は宝物には違いないし

貴方を愛した事、今は愛しい痛みになってる。

私から別れを告げた時の貴方の呆然とした顔。

シリアスなシーンなのに吹き出してしまってごめんなさい。

いつもクールな貴方のポカン顔は私の心に永久保存しておくよ。

どうしてお互いに好きなのに別れなければならないのか?って貴方の質問に今答えるね。

好きの濃度が日に日に薄まって貴方への恋慕が静かになっていくのが

私には耐えられなかったからだよ。

ずっとずっと狂いそうな程に貴方に恋い焦がれていたかった愚かな私をお許し下さい。

これからは貴方を遠くで見守るだけになります。

さよなら愛しい人。

これからもずっと貴方を影に日向にお慕い続ける私を早く忘れて下さい。

最初から最後まで自分勝手でどうしようもない私を消してしまって下さい。
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