【完結】サヨナラの向こう側にあるもの

まゆら

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春の雪

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地上に落ちるまでに溶けてしまう雪は儚くてまるで私の恋みたい

あなたに想いを伝える事も出来ないまま

恋の華を咲かせる事もないまま

枯れてしまった私の恋心みたいだから

絶え間なく降り注ぐ雪を見上げて

涙を流している

春になってあなたと桜を見に行きたかったとか

あなたの隣で笑っていたかったとか

叶わない願いを胸に抱いているのは辛いから

儚く消えてしまう雪と一緒に

この想いも溶かしてしまいたい


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