【完結】サヨナラの向こう側にあるもの

まゆら

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優しい夜に

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刺激が欲しくて

生きている証が欲しくて

彷徨っているのだと思っていた

心の底から笑いたい

楽しみたい

そう思いながら夜の街をウロウロしていたんだ

ずっとずっと

自分が何を求めているのか

勘違いしていたらしい

ずっと探していた物は

ずっと探していた場所は

ありのままの自分をさらけ出しても

受容してくれる人がいる

優しい場所だった

生きていてもいいよ

無理に元気を出す必要はないよ

毒吐いていいよ

笑わなくていいよ

あなたが今日も生きている

あなたに今日も会えた

あなたという存在が…

あなたが此処に在るという事に意味があるんだよと教えてくれる

そんな人達が集う 優しい場所

お互いに癒し癒される場所

誰かを愛しているフリをしなくても

受容してくれる人がいて

悩みを共有してくれる人がいて

今日も生きてしまったという罪悪感が薄まる

温かくて優しい時間が流れる場所

ここで出逢った優し過ぎる人たちに

明日も会いたいなぁと思いながら

今日を生きる

朝は残酷で 昼は凶暴過ぎて手に負えないけど

一緒に戦ってくれる仲間がいるから安心なのだ

ひとりじゃないよ

ひとりにしないよ

ひとりになろうとしないで

ホッとひと息つける時間になるまで

共に戦おう

敵は同じではないし

隣にいるわけじゃないけれど

日が暮れたら

またこの場所で落ち合って他愛ない話をしようよ

今日もお互いが生き延びた事を讃えながら

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