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人狼と眼鏡男子魔法使い1話
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目を覚ました時には、もう小屋の中にいた。ここは実習の前に渡されたペンデュラムで見つけた、非認識魔法のかけられた避難小屋だろうと、僕はうっすら考えた。血の匂いがまだ漂っている事に気がつき、その次にその匂いを漂わせている、僕を抱きしめて動かない、ノヴァに気づいて、体をこわばらせた。
「な、ノヴァ、ノヴァ!!!?」
彼の体をゆさゆさ揺らすと、唇から息が漏れ出し、生きていることはわかった。
「大丈夫……だ、俺の番……。ただ……」
「ただ……?」
視界が見にくい。おかしい、メガネはちゃんとしてるのに。
「血が……。」
「ち、治癒魔法……!」
慌てて、杖を取り出し、治癒魔法をかけるが、小屋に掛けてある設置魔法がある為の阻害なのか、魔法がうまく効かない。震える手から杖が落ちた。
「俺の番……サイラス……頼みがある……。」
「くそ、効かない!な、なんだよ、頼みって……。」
混乱しかかった僕を宥めるように、髪を撫でるノヴァ。
「俺と、交わってくれないか……?番と、交わると身体機能が強化されると、聞いたことがある……。多分、自然治癒力も……。」
「え……」
「嫌なら、いい……。少し眠って……その間……眠り続ければ、きっと、また、目が覚める……。死にはしない。」
「……少しって、少しじゃないだろ……多分」
なんだか、変なこと聞いて返って冷静になった。ノヴァが声もなく笑った。
「僕は……番だがなんだか知らないけど……僕のせいなのに、痛いのに、僕の心を気遣う奴は嫌いだ。そんな気遣いしたって、心配な事には変わりないだろ。痛みが治るわけでもないだろう。だから、なんでもするさ……。そんなバカな奴のために」
そう言って、血がついた唇に、そっと口付けた。1番はさ、1番好きなやつにやるって思ってた子供の時はあるけどさ、1番好きな奴じゃなくて、1番嫌いな奴にあげちゃう僕は。
「ほんとバカだな」
「……悪かった」
自分自身の事を言ったのに、自分に言われていると思ってるノヴァ。頭いいけどバカだな、ほんと。
目を覚ました時には、もう小屋の中にいた。ここは実習の前に渡されたペンデュラムで見つけた、非認識魔法のかけられた避難小屋だろうと、僕はうっすら考えた。血の匂いがまだ漂っている事に気がつき、その次にその匂いを漂わせている、僕を抱きしめて動かない、ノヴァに気づいて、体をこわばらせた。
「な、ノヴァ、ノヴァ!!!?」
彼の体をゆさゆさ揺らすと、唇から息が漏れ出し、生きていることはわかった。
「大丈夫……だ、俺の番……。ただ……」
「ただ……?」
視界が見にくい。おかしい、メガネはちゃんとしてるのに。
「血が……。」
「ち、治癒魔法……!」
慌てて、杖を取り出し、治癒魔法をかけるが、小屋に掛けてある設置魔法がある為の阻害なのか、魔法がうまく効かない。震える手から杖が落ちた。
「俺の番……サイラス……頼みがある……。」
「くそ、効かない!な、なんだよ、頼みって……。」
混乱しかかった僕を宥めるように、髪を撫でるノヴァ。
「俺と、交わってくれないか……?番と、交わると身体機能が強化されると、聞いたことがある……。多分、自然治癒力も……。」
「え……」
「嫌なら、いい……。少し眠って……その間……眠り続ければ、きっと、また、目が覚める……。死にはしない。」
「……少しって、少しじゃないだろ……多分」
なんだか、変なこと聞いて返って冷静になった。ノヴァが声もなく笑った。
「僕は……番だがなんだか知らないけど……僕のせいなのに、痛いのに、僕の心を気遣う奴は嫌いだ。そんな気遣いしたって、心配な事には変わりないだろ。痛みが治るわけでもないだろう。だから、なんでもするさ……。そんなバカな奴のために」
そう言って、血がついた唇に、そっと口付けた。1番はさ、1番好きなやつにやるって思ってた子供の時はあるけどさ、1番好きな奴じゃなくて、1番嫌いな奴にあげちゃう僕は。
「ほんとバカだな」
「……悪かった」
自分自身の事を言ったのに、自分に言われていると思ってるノヴァ。頭いいけどバカだな、ほんと。
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