人狼と眼鏡男子魔法使い

フェレイル

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人狼と眼鏡男子魔法使い2話

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「わぁ……。」



見えてきた首都、ここは王都だったっけ、の姿に僕の目は釘付けになった。



「なんだか、他の国の建物とは違うな……。曲線が多用されている気がする。後、緑がやたらと多いな……。建物の上にも緑があるし……んん、なんかあの木の大きさ、おかしくない?やたらとでっかいんだけど……。」



飛空挺から見える光景を口にしていた僕だが、見える木の大きさにびっくりしてノヴァに聞いてみる。



「ああ、あれは成長促進の魔法をかけた木で、内部はエルフと妖精たちの棲家になっている。この国のエルフと妖精は仲が良くて、ああして巨大に育てた木の内部で生活している。」



「エルフ!それに妖精も?僕は見たことがないんだけど、見れるんだろうか……。」



どちらも僕の住んでいるところでは、誰も見たことがない種族だ。絵や写真では見たことはあっても実物を拝んだことは一度もない。



「街に出れば、見られるだろう・」



「そうなのか?楽しみだ」



僕は初めて来た国の様子を見て、随分と興奮しながら、外を眺めていた。

飛行艇は王都の外れにとまり、列車でまずは中央へと。アーチやらなにやらが優美な曲線を描く建築物を見上げる。



「どこも手の込んだ作りに見えるけど……もしかしてドワーフが作ったものが入ってるのか……?」



「土台や基礎などの安全性が必要なところはドワーフ、装飾品などはエルフが担当していることが多い。昔は仲が悪かったようだが、仲介役の妖精がいることでなんとか、大規模なケンカは発生しないようにはなっている。まぁ、あそこで小競り合いしてたりするが。」



「え、エルフとドワーフがっ!」



ノヴァの視線の先を辿ると、確かにスラリとした耳の長いエルフらしい人物と、髭を伸ばした小太りの男はどうやらドワーフみたいで。周りを飛んでるのは仲裁している妖精のようだった。



「あそこまで露骨にエルフらしいやつと、ドワーフらしいやつはなかなかいないが……。そろそろそこまで見ていると、お上りさんにしか見えないぞ」



「あ……。そ、そうだなっ!」



お上りさんは嫌すぎる。他の国では滅多に見れないものを見ていたかったが、ノヴァの方に視線を向ける。



「家の車がきているはずだ」



そして、ノヴァは少ない荷物を持ち、僕はトランクを片手に、駅を後にした。
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