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第6章 知力100の美少女に転生したので、世界を救ってみた
第19話 再会、そして再会
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アズ将軍は、南群の兵をまとめてきてくれた。
その数1万5千。
それだけでも相手と兵力が拮抗したことに喜ぶべきことだが、それ以上に俺を驚かせたのが、騎馬隊2千の補充だった。
なんでもブリーダが来るべき決戦までに育てていた兵たちらしいが、まだ実力不足ということで連れてこなかったのを、もはやそんなことを言ってられる暇はないと本人たちが直訴。出陣してきたという。
「ま、これでなんとか形にはなるっすね」
そうブリーダは嬉しそうに笑っていた。
彼自身、グリードを亡くしてひどく落ち込んでいたのだ。
色々言い争いをしているのは見ていたが、なんだかんだで相性が良かったのだろう。それでもなんとか、歯を食いしばって未来を見ようとするブリーダに、ひどく共感していた。
それにしても、この援軍。
本当に心強い。
何よりマリア。無茶しやがって。
聞けば南群に対して大立ち回りして説得したこと。
騎馬隊の新人たち1人1人に対し、自ら感謝の意を述べたこと。
けどその無茶が、俺を、いや彼女自身を、オムカを救う希望になる。
その期待に応えないなんて、俺は男として、軍師として失格だ。
だから次は必ず勝つ。
その意気込みを胸に秘め、策を実際の戦闘に落とし込む。
といってもここ3日ほど、偵察部隊が行きかうわけでも、小競り合いがあるわけではない完全な凪状態。
だがそれは嵐の前の静けさ。
おそらく次に元帥が戦場に出てきた時、俺か彼女が死ぬまで続く闘争の幕開けになるだろう。
真っ向勝負すれば、互角――いや、相手が有利だ。
兵力は互角だが、やはりこちらは混成軍の弱みがある。
それに指揮官の差だ。
あまり比較したくないが、ジルはどちらかというと守備向き。
ブリーダは優秀だが、相手の元帥にはどうしても勝てない。
クロエもまだまだだし、アークはまだ本調子じゃない。
シータ王国を見れば、天もジルと同様守備向きの堅実派。
水鏡もそちらの部類に入るし、スキルはここでは使いづらい。
雫の部隊は野戦では使いづらいし、大砲が減った今は機能しづらい。
アズ将軍も悪くはないが、南群の部隊はそこまで強くない。
対する帝国は、大将軍を失ったものの、あの尾田張人が敵にいる時点で厄介。
それに達臣もどう絡んでいるか分からないが必ずいるだろう。
誰かは知らないが、炎を使うプレイヤーもいて、グリードの時のように罠として設置されるとかなり厄介だ。
そして何より項羽の再来とも言える元帥に、兵たちの心の支えである赤星煌夜がいる。
正直、俺たちの攻めを担う、サカキ、グリード、淡英が早々に倒れたのがかなり痛手だ。
こちらの守備力は変わらないが、攻撃力が大幅に下がった感は否めない。
だから真っ向勝負はうちらの不利になるとみている。
ただ、挟撃しようと軍を割れば、そちらにあの元帥の軍が襲いかかって壊滅する。
なら一つにまとまるしかないが、それだと結局真っ向勝負になるというループ状態。
いやいや、なかなか詰んでるな。
けど弱音を吐いてられない。
もはやここまで来たら退けない。
退いたら最後。
俺たちは帝国軍に蹂躙されるしかないのだから。
幸いなこととしては、敵に別動隊の気配はなく、相手は正面対決を望んでいることだろう。
お互いに援軍があって兵力はほぼ互角。その状況下で、攻撃力に弱いこちらが、相手の元帥の騎馬隊を抑えながら勝利するには――
ひたすらにそのことを考え、紙に作戦図を描いては破りを繰り返していたそんな時。
俺を訪ねて王都からやってきた人がいると報告を受けた。
こんなところに誰だろう、なんて思って外に出ると、
「先輩、正義!」
「お前……なんでこんなところに」
「ふふふ、来ちゃいました!」
「いや、恋人かよ」
まさか竜胆が来るとは思ってもみなかった。
それよりなにより、その背後にいる人物に気づいて正直驚いていた。
「よぅ」
「愛良、か……」
あんな別れ方をしたから、なんとなく気まずい。
けどこっちから謝るのはなんか違うし。
なんてことを思っていると、
「その……悪かった。黙って、出て行って。もしよかったら、こっちにおいてもらえないか」
「……ああ、もちろんだ!」
あっちから謝ってくるとは思わず、何よりちゃんと分かってくれた嬉しさに、力強くうなずいていた。
ああやって物別れしても、いつかはやり直せる。
最近、辛い別れが多すぎたせいか、こういった予期せぬ再会に思わず心が温まる思いだ。
「竜胆、ありがとう。愛良を連れてきてくれて」
「えへへー、いや色々大変だったんですけどね! あのお嬢様っぽい人と愛良さんが来た時には――」
「り、竜胆。それは……」
「おっと、そうでした! これは竜胆と愛良さんの正義な話ですからね!」
なんなんだ、正義な話って……。
ま、いいや。
聞けば敵の王都襲撃を、新沢と合わせて3人で防いだという話だ。出戻りを感謝しないことはないだろう。
と、久々の再開に心を躍らせていると、もう1人の再会が俺を待っていた。
「おいおい、そろそろ俺の話もさせてもらっていいかよ?」
「あ、そうでした。忘れてました。だっておじさん、ノン正義ですからね!」
「ひでぇなぁ、嬢ちゃんは」
「お前……ゴードンか」
誰かと思えば、『聖女の誇り』だか『賢者の誇り』だかの反エイン帝国同盟軍の首領だ。
先日のエイン帝国皇帝の親征に際し、背後の補給線の遮断とかを担当してくれた。
「おうよ、反エイン帝国同盟軍『女神の誇り』蒼天のゴードン様よぉ! つか、よぅよぅなんでぇなんでぇ。気が付きゃまたドンパチやってんじゃねぇか。俺たちにも声かけてくれりゃあ、金次第で働いてやるのによ!」
「あー、うん。まぁちょっと色々あって」
正直、女神のこととか相手のこととか色々あって、半分忘れていた。
というかいくら兵があっても、所詮は民兵。装備も軍としての力としても、ひょっとしたら南群の兵より弱い。
だから彼らに参戦させると、下手したら皆殺しにされる可能性が高くて、変に依頼できなかった。
とはいえ、そうも言ってられない状況と言えば状況。
後方かく乱くらいならなんとかなるか。
「俺たちもよぉ、あの神さんの言葉を聞いてよ。こりゃ一大事だと色々準備したんだぜ? だから、次の戦から敵に切り込まさせてくれよ」
「お、おお……」
まさかの先陣希望だった。
いや、無理だろ。
1万の小田氏治が3千の上杉謙信に挑むようなもの。鎧袖一触、1万が秒で溶ける。
とはいえ、1万のさらなる増援は正直ありがたい。
ここを逃すわけにはいかないのだが……。
しょうがない。
口先三寸舌八丁。
なんとか丸め込んでみるか。
「分かった。けど先陣はちょっと危険だぞ」
「危険上等! 元々、数百で帝国に反攻しようとした命知らずどもだ! 俺らがやらねーで誰がやるんだよ」
「けどな。俺はもっとお前らには重要な役目を与えたいと思ってるんだけど」
「ほぅ、重要ねえ?」
「そう、戦いの趨勢を決定づける重要な役目だ。いわば秘密兵器だな」
「ふ、ふふふ。いいぜ、気にいった! 秘密兵器ってなら、ただそれ相応の金はいただかねぇとな!」
「ああ、金は払う。もちろん勝った場合だけどな」
「かはっ! いいね、その言葉。負けたら払わねぇって態度も気に入った! いいだろう、俺たち『秘密兵器の誇り』が、おめぇらを勝利に導いてやるよ!」
竜胆が「何言ってんですか、こいつ」って視線を向けてくるけど無視。
俺も正直、何を言ってるのかよく分からなくなってきたけど、食いついてきたのだからこのままでいいやって感じだ。
まぁこいつらも今までの戦いを見る限り、正面から戦わなければそれ相応の戦果は挙げられることは分かっている。
それにやっぱり1万が増えるのはありがたいことで、それを計算に入れれば、もう少し楽に勝てる策が浮かびそうだ。
悲しい別れがあった分、嬉しい出会いもあるということで。
本当に、この現実はあの女神のようにうざったらしいけど、どこか憎めない。
そんな感傷を抱いた。
その数1万5千。
それだけでも相手と兵力が拮抗したことに喜ぶべきことだが、それ以上に俺を驚かせたのが、騎馬隊2千の補充だった。
なんでもブリーダが来るべき決戦までに育てていた兵たちらしいが、まだ実力不足ということで連れてこなかったのを、もはやそんなことを言ってられる暇はないと本人たちが直訴。出陣してきたという。
「ま、これでなんとか形にはなるっすね」
そうブリーダは嬉しそうに笑っていた。
彼自身、グリードを亡くしてひどく落ち込んでいたのだ。
色々言い争いをしているのは見ていたが、なんだかんだで相性が良かったのだろう。それでもなんとか、歯を食いしばって未来を見ようとするブリーダに、ひどく共感していた。
それにしても、この援軍。
本当に心強い。
何よりマリア。無茶しやがって。
聞けば南群に対して大立ち回りして説得したこと。
騎馬隊の新人たち1人1人に対し、自ら感謝の意を述べたこと。
けどその無茶が、俺を、いや彼女自身を、オムカを救う希望になる。
その期待に応えないなんて、俺は男として、軍師として失格だ。
だから次は必ず勝つ。
その意気込みを胸に秘め、策を実際の戦闘に落とし込む。
といってもここ3日ほど、偵察部隊が行きかうわけでも、小競り合いがあるわけではない完全な凪状態。
だがそれは嵐の前の静けさ。
おそらく次に元帥が戦場に出てきた時、俺か彼女が死ぬまで続く闘争の幕開けになるだろう。
真っ向勝負すれば、互角――いや、相手が有利だ。
兵力は互角だが、やはりこちらは混成軍の弱みがある。
それに指揮官の差だ。
あまり比較したくないが、ジルはどちらかというと守備向き。
ブリーダは優秀だが、相手の元帥にはどうしても勝てない。
クロエもまだまだだし、アークはまだ本調子じゃない。
シータ王国を見れば、天もジルと同様守備向きの堅実派。
水鏡もそちらの部類に入るし、スキルはここでは使いづらい。
雫の部隊は野戦では使いづらいし、大砲が減った今は機能しづらい。
アズ将軍も悪くはないが、南群の部隊はそこまで強くない。
対する帝国は、大将軍を失ったものの、あの尾田張人が敵にいる時点で厄介。
それに達臣もどう絡んでいるか分からないが必ずいるだろう。
誰かは知らないが、炎を使うプレイヤーもいて、グリードの時のように罠として設置されるとかなり厄介だ。
そして何より項羽の再来とも言える元帥に、兵たちの心の支えである赤星煌夜がいる。
正直、俺たちの攻めを担う、サカキ、グリード、淡英が早々に倒れたのがかなり痛手だ。
こちらの守備力は変わらないが、攻撃力が大幅に下がった感は否めない。
だから真っ向勝負はうちらの不利になるとみている。
ただ、挟撃しようと軍を割れば、そちらにあの元帥の軍が襲いかかって壊滅する。
なら一つにまとまるしかないが、それだと結局真っ向勝負になるというループ状態。
いやいや、なかなか詰んでるな。
けど弱音を吐いてられない。
もはやここまで来たら退けない。
退いたら最後。
俺たちは帝国軍に蹂躙されるしかないのだから。
幸いなこととしては、敵に別動隊の気配はなく、相手は正面対決を望んでいることだろう。
お互いに援軍があって兵力はほぼ互角。その状況下で、攻撃力に弱いこちらが、相手の元帥の騎馬隊を抑えながら勝利するには――
ひたすらにそのことを考え、紙に作戦図を描いては破りを繰り返していたそんな時。
俺を訪ねて王都からやってきた人がいると報告を受けた。
こんなところに誰だろう、なんて思って外に出ると、
「先輩、正義!」
「お前……なんでこんなところに」
「ふふふ、来ちゃいました!」
「いや、恋人かよ」
まさか竜胆が来るとは思ってもみなかった。
それよりなにより、その背後にいる人物に気づいて正直驚いていた。
「よぅ」
「愛良、か……」
あんな別れ方をしたから、なんとなく気まずい。
けどこっちから謝るのはなんか違うし。
なんてことを思っていると、
「その……悪かった。黙って、出て行って。もしよかったら、こっちにおいてもらえないか」
「……ああ、もちろんだ!」
あっちから謝ってくるとは思わず、何よりちゃんと分かってくれた嬉しさに、力強くうなずいていた。
ああやって物別れしても、いつかはやり直せる。
最近、辛い別れが多すぎたせいか、こういった予期せぬ再会に思わず心が温まる思いだ。
「竜胆、ありがとう。愛良を連れてきてくれて」
「えへへー、いや色々大変だったんですけどね! あのお嬢様っぽい人と愛良さんが来た時には――」
「り、竜胆。それは……」
「おっと、そうでした! これは竜胆と愛良さんの正義な話ですからね!」
なんなんだ、正義な話って……。
ま、いいや。
聞けば敵の王都襲撃を、新沢と合わせて3人で防いだという話だ。出戻りを感謝しないことはないだろう。
と、久々の再開に心を躍らせていると、もう1人の再会が俺を待っていた。
「おいおい、そろそろ俺の話もさせてもらっていいかよ?」
「あ、そうでした。忘れてました。だっておじさん、ノン正義ですからね!」
「ひでぇなぁ、嬢ちゃんは」
「お前……ゴードンか」
誰かと思えば、『聖女の誇り』だか『賢者の誇り』だかの反エイン帝国同盟軍の首領だ。
先日のエイン帝国皇帝の親征に際し、背後の補給線の遮断とかを担当してくれた。
「おうよ、反エイン帝国同盟軍『女神の誇り』蒼天のゴードン様よぉ! つか、よぅよぅなんでぇなんでぇ。気が付きゃまたドンパチやってんじゃねぇか。俺たちにも声かけてくれりゃあ、金次第で働いてやるのによ!」
「あー、うん。まぁちょっと色々あって」
正直、女神のこととか相手のこととか色々あって、半分忘れていた。
というかいくら兵があっても、所詮は民兵。装備も軍としての力としても、ひょっとしたら南群の兵より弱い。
だから彼らに参戦させると、下手したら皆殺しにされる可能性が高くて、変に依頼できなかった。
とはいえ、そうも言ってられない状況と言えば状況。
後方かく乱くらいならなんとかなるか。
「俺たちもよぉ、あの神さんの言葉を聞いてよ。こりゃ一大事だと色々準備したんだぜ? だから、次の戦から敵に切り込まさせてくれよ」
「お、おお……」
まさかの先陣希望だった。
いや、無理だろ。
1万の小田氏治が3千の上杉謙信に挑むようなもの。鎧袖一触、1万が秒で溶ける。
とはいえ、1万のさらなる増援は正直ありがたい。
ここを逃すわけにはいかないのだが……。
しょうがない。
口先三寸舌八丁。
なんとか丸め込んでみるか。
「分かった。けど先陣はちょっと危険だぞ」
「危険上等! 元々、数百で帝国に反攻しようとした命知らずどもだ! 俺らがやらねーで誰がやるんだよ」
「けどな。俺はもっとお前らには重要な役目を与えたいと思ってるんだけど」
「ほぅ、重要ねえ?」
「そう、戦いの趨勢を決定づける重要な役目だ。いわば秘密兵器だな」
「ふ、ふふふ。いいぜ、気にいった! 秘密兵器ってなら、ただそれ相応の金はいただかねぇとな!」
「ああ、金は払う。もちろん勝った場合だけどな」
「かはっ! いいね、その言葉。負けたら払わねぇって態度も気に入った! いいだろう、俺たち『秘密兵器の誇り』が、おめぇらを勝利に導いてやるよ!」
竜胆が「何言ってんですか、こいつ」って視線を向けてくるけど無視。
俺も正直、何を言ってるのかよく分からなくなってきたけど、食いついてきたのだからこのままでいいやって感じだ。
まぁこいつらも今までの戦いを見る限り、正面から戦わなければそれ相応の戦果は挙げられることは分かっている。
それにやっぱり1万が増えるのはありがたいことで、それを計算に入れれば、もう少し楽に勝てる策が浮かびそうだ。
悲しい別れがあった分、嬉しい出会いもあるということで。
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