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第2章 南郡平定戦
第12話 敵前渡河
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対岸が目視できるようになってくると、甲板の上も慌ただしくなった。
船首に立つと横に延々と続く岸に、ゴミのような黒い何かがうごめいているのが見える。
敵だ。
すでに左右遠くにある建物から煙が上がっているから(あれが狼煙台なのだろう)、こちらの接近に気づいて迎撃に出てきたに違いない。
確かにこのまま普通に突っ込めば壊滅的な打撃を受けるのは間違いない。
「いいか、右10、左5だぞ! 下手に櫂を動かしてその場で回転するなよ!? それで川の流れに沿ったら左右共に10で一気に川をさかのぼれ! そうすりゃ後続も続いて縦列陣ができる! 敵の射程距離を見違えるなよ! なに!? 川の流れが思ったより激しい? だからそれをやるんだろうがよ!」
淡英が声を枯らして次々に指図していく。
天が最高責任者とはいえ、この艦隊を統括しているのは淡英だ。だから天はじっと敵をにらみつけたまま動かず、淡英はすでに受けた指図をもとに動いている。
伝令は旗を使って行っている。手旗信号だ。さすがに小舟を出して伝えるというやり方ができるほど悠長なことはできないし、船の数も多い。船尾では旗を変え振り方を変えて後続の船団に指示を伝えている。
どうやら川をさかのぼりながら縦列駐車のように船を並べようって寸法らしい。そして再び船首を岸に向ければ100隻が横に並ぶことになる。
そうすればこの旗艦以外は小舟を下ろしても川の流れが船に遮られて横転する心配が少なくなると淡英が教えてくれた。
ちなみに左右がどうこう言っているのは船を動かす櫂の本数を言っているようで、右の本数を増やせば左に曲がるし、逆ならば右に曲がるという仕組みだ。
これで片方が強すぎるとその場で回転してしまい、後続と衝突してしまうから慎重だ。
ゆっくりと船が回転し、船首が川上へと向くと川の流れに逆らって進み始める。後ろを見ると同じように続いてくる。
「よし! ここで回頭! 錨を下ろせ! 隣とぶつけるなよ!」
淡英の言葉通り、その場で右に回転して船主が再び岸に向いた。
下流に49隻。残り50隻は後方で列を作っている。
この一連の流れを見て、はっきり思ったことがある。
これ、真似るの無理だ。
少なくとも俺には無理。
淡英のような熟練の指揮官が必要な上に、船を操る百人単位の水夫が一糸乱れぬ動きをしてようやく機能する。
さらに言えば川や海についての知識がないのは絶望的だ。水路のどこを通れるか、川の流れはどうなっているか、それを理解しないで船を出せば座礁か転覆が末路だろう。
淡英を半年くらい貸してくれればなんとか形は作れるかもしれないが、さすがにそこまで融通してはくれないだろう。
シータと戦うことになった時は、なるだけ水戦は避けるしかなさそうだ。
なんて考え自体が、いつか来る決別を考えてしまっているので少し嫌気がさした。
「総帥殿、始めます」
「よいでしょう。お願いします」
「よぅし、始めろ!」
まるで日常の会話のように聞こえるが、それが開戦の合図だった。
淡英が手を挙げると、旗艦の中央に設置された鉦が激しく鳴り響く。すると隣の船も鉦を鳴らし、さらにその隣が鳴らすという形でリレーのように伝わっていく。
それを合図として、両舷から小舟が降ろされて兵が乗り込むと次々と発進していった。
小舟に乗る人数は20人ほど。大型船1隻に兵が200人だから、1隻につき小舟10隻が出ることになる。大型船100隻と考えると、全部で1千隻だ。
まるで鯨から小魚が放出されたように、川一面に広がり岸を目指す。圧巻の光景が広がる。
すると岸の方でも鉦が鳴る。迎撃の準備に入ったのだろう。
「うぅ……うるさい。なに? 天が落ちてきた?」
まだ甲板で寝ころがっているニーアが不快そうに声を荒げる。
「作戦が始まったんだよ。俺たちの出番はもうちょい先だろうから寝とけ」
「うぅー、まだ続くの……。あ、ジャンヌが添い寝してくれたら治るかもー」
「バカ」
ニーアにデコピンをして黙らせる。
その間にも小舟はどんどんと岸に近づいている。彼我の距離およそ100メートル。
間もなく矢の射程距離に入るが、
「そろそろですかね」
「ああ」
天の声が硬い。緊張しているのだろう。
俺もごくりと唾を飲み込む。
「淡英!」
「はっ! 投石機、始めます!」
天の指示を受け、淡英が投石機の準備にかかる。
さらに他の船にも伝えるため、鉦が激しいリズムで打ち鳴らされる。
船に取り付けられた投石機に弾がセットされると、それを放り投げるための準備が整った。
そして――
「一投目、放て!」
綱を持った兵たちが、投石機から飛び降りる。
するとその綱が天秤の片方を引き下げ、てこの原理でその反対側が一気に上に押し上げられる。その時に反対側にものを載せておけば遠心力によって遠くに飛ばされるというのが投石機の原理だ。
本来なら石や岩をセットして投げる攻城兵器だが、今回は違った。
弧を描いて飛ぶものは、ボウリングの球ほどの小さな陶器。
その陶器には導火線がついていて、宙を行く今もじりじりとその命を全うするために炎をあげて進んでいく。
正直、この調整が一番大変だった。
発射から着弾までの時間が早すぎてもいけないし、遅すぎても駄目だ。途中で火が消えても駄目だし、川に落ちるなんてもってのほかだった。しかもそれを揺れる船の上でやるのだ。
そして試行錯誤した結果の力の入れ具合と導火線の長さが決められ、こうして実行に移されたのだった。
誰もが唾を飲み込み経過を待つ。
ほんの十数秒に満たない時間が、数時間にも感じられる。
そして――
爆発した。
対岸にひしめく敵兵の中央辺りで爆発が起きて、明らかに敵の動きが変わった。
隣の船から発射されたものも丁度敵のところで爆発して混乱に拍車がかかった。その隣は位置がずれたのか、上空で爆発した。だがそこから火の粉と陶器が降りそそぎ、敵が動揺するのがはっきり見て取れた。
焙烙火矢。
火薬を入れた陶器に導火線をつけて、敵の船に投擲する武器だ。爆発による攻撃というより、割れた陶器が飛び散って人を傷つける、いわば手りゅう弾のようなものと思えばいい。
本来なら船から船に投げ込む海戦で使われるようなものだが、今回はそれを船からの艦砲射撃として使用したのだ。
この世界の大砲は、ただ鉄の球を発射するだけのもので、炸裂弾といったものはまだ存在しない。だから大砲で攻撃したとしても運悪く当たった数人しか倒せない。
だがこの炮烙火矢なら殺傷能力は落ちるが、広範囲にわたって敵を攻撃できるのだ。
「よし、どんどん行け!」
初弾の命中に気をよくした淡英が勢い込んで命令する。
鉦がひたすらに乱打。つまり炮烙火矢を撃ち続けろという命令だ。
これも大砲より有利な点だ。
大砲は発射の時に発熱する。だから冷却しない限り連続で使用することはできない。さもないと砲身が火薬の圧力に負けて破裂する可能性があるからだ。
だが投石機はその限りではない。
投石機自体の耐久性はあるとはいえ、セットしなおせば弾がある限りひたすら発射することができる。
今回のために作らせた炮烙火矢は前列に並んだ半数の船に50発。それが間断なく降り注ぐのだから、敵は迎撃どころの騒ぎではない。一部では勝手に逃げ出す兵もいる始末で、放たれる矢の数はかなり少ない。
「よし、これで最後だ! 味方に当てるなよ!」
鉦を一発大きく鳴らす。
それを最後に各船の投石機は機能を停止した。
その時には小舟が岸まで10メートルの距離にあり、岸辺で上陸を阻止しようと頑張っている敵は10分の1にも満たない状態になっていた。
それからはあっという間だった。
2万の兵が上陸し、半分が逃げていく敵を追撃し、残りの半分が小舟に積んでいた丸太で柵を作って即席の砦を作る。その築城スピードは、まるで一夜城さながらだ。
天は更に指示を出し、後方の半分の船をシータ王国へ戻す。それらは築城のための資材と建築および防衛部隊の増援を連れて来ることになる。また砦作成の部隊のさらに半分を小舟で引き返させる。残った船に積んである陣地補強用の木材や防衛用の鉄砲を揚陸させるためだ。
「それでは私は上陸します。あとは頼みましたよ、淡英」
「ああ。川からの射撃で陣を守るぜ。増援が来たら城の建設だな」
「ええ」
天は今度はこちらに視線を向けて、
「ジャンヌさんはどうしますか、と聞いても栓のないいことでしたね」
「ああ、俺も行く」
「ジャンヌが……いくなら……あたしも」
「分かりました。敵地で危険ですが、それで良いと言うのなら」
「当然、今さらだよ」
「では、行きましょうか」
天がにこりと笑う。
俺はそれにうまく返せなかった。
少なくとも緊張しているらしい。それも仕方ないだろう。
初めての敵地なんだ。
けどいずれ、この大陸を統一するには避けて通れない道。
だからここで慣れておくことは重要だ。
そう言い聞かせて、俺は上陸用の小舟に乗り込んだ。
船首に立つと横に延々と続く岸に、ゴミのような黒い何かがうごめいているのが見える。
敵だ。
すでに左右遠くにある建物から煙が上がっているから(あれが狼煙台なのだろう)、こちらの接近に気づいて迎撃に出てきたに違いない。
確かにこのまま普通に突っ込めば壊滅的な打撃を受けるのは間違いない。
「いいか、右10、左5だぞ! 下手に櫂を動かしてその場で回転するなよ!? それで川の流れに沿ったら左右共に10で一気に川をさかのぼれ! そうすりゃ後続も続いて縦列陣ができる! 敵の射程距離を見違えるなよ! なに!? 川の流れが思ったより激しい? だからそれをやるんだろうがよ!」
淡英が声を枯らして次々に指図していく。
天が最高責任者とはいえ、この艦隊を統括しているのは淡英だ。だから天はじっと敵をにらみつけたまま動かず、淡英はすでに受けた指図をもとに動いている。
伝令は旗を使って行っている。手旗信号だ。さすがに小舟を出して伝えるというやり方ができるほど悠長なことはできないし、船の数も多い。船尾では旗を変え振り方を変えて後続の船団に指示を伝えている。
どうやら川をさかのぼりながら縦列駐車のように船を並べようって寸法らしい。そして再び船首を岸に向ければ100隻が横に並ぶことになる。
そうすればこの旗艦以外は小舟を下ろしても川の流れが船に遮られて横転する心配が少なくなると淡英が教えてくれた。
ちなみに左右がどうこう言っているのは船を動かす櫂の本数を言っているようで、右の本数を増やせば左に曲がるし、逆ならば右に曲がるという仕組みだ。
これで片方が強すぎるとその場で回転してしまい、後続と衝突してしまうから慎重だ。
ゆっくりと船が回転し、船首が川上へと向くと川の流れに逆らって進み始める。後ろを見ると同じように続いてくる。
「よし! ここで回頭! 錨を下ろせ! 隣とぶつけるなよ!」
淡英の言葉通り、その場で右に回転して船主が再び岸に向いた。
下流に49隻。残り50隻は後方で列を作っている。
この一連の流れを見て、はっきり思ったことがある。
これ、真似るの無理だ。
少なくとも俺には無理。
淡英のような熟練の指揮官が必要な上に、船を操る百人単位の水夫が一糸乱れぬ動きをしてようやく機能する。
さらに言えば川や海についての知識がないのは絶望的だ。水路のどこを通れるか、川の流れはどうなっているか、それを理解しないで船を出せば座礁か転覆が末路だろう。
淡英を半年くらい貸してくれればなんとか形は作れるかもしれないが、さすがにそこまで融通してはくれないだろう。
シータと戦うことになった時は、なるだけ水戦は避けるしかなさそうだ。
なんて考え自体が、いつか来る決別を考えてしまっているので少し嫌気がさした。
「総帥殿、始めます」
「よいでしょう。お願いします」
「よぅし、始めろ!」
まるで日常の会話のように聞こえるが、それが開戦の合図だった。
淡英が手を挙げると、旗艦の中央に設置された鉦が激しく鳴り響く。すると隣の船も鉦を鳴らし、さらにその隣が鳴らすという形でリレーのように伝わっていく。
それを合図として、両舷から小舟が降ろされて兵が乗り込むと次々と発進していった。
小舟に乗る人数は20人ほど。大型船1隻に兵が200人だから、1隻につき小舟10隻が出ることになる。大型船100隻と考えると、全部で1千隻だ。
まるで鯨から小魚が放出されたように、川一面に広がり岸を目指す。圧巻の光景が広がる。
すると岸の方でも鉦が鳴る。迎撃の準備に入ったのだろう。
「うぅ……うるさい。なに? 天が落ちてきた?」
まだ甲板で寝ころがっているニーアが不快そうに声を荒げる。
「作戦が始まったんだよ。俺たちの出番はもうちょい先だろうから寝とけ」
「うぅー、まだ続くの……。あ、ジャンヌが添い寝してくれたら治るかもー」
「バカ」
ニーアにデコピンをして黙らせる。
その間にも小舟はどんどんと岸に近づいている。彼我の距離およそ100メートル。
間もなく矢の射程距離に入るが、
「そろそろですかね」
「ああ」
天の声が硬い。緊張しているのだろう。
俺もごくりと唾を飲み込む。
「淡英!」
「はっ! 投石機、始めます!」
天の指示を受け、淡英が投石機の準備にかかる。
さらに他の船にも伝えるため、鉦が激しいリズムで打ち鳴らされる。
船に取り付けられた投石機に弾がセットされると、それを放り投げるための準備が整った。
そして――
「一投目、放て!」
綱を持った兵たちが、投石機から飛び降りる。
するとその綱が天秤の片方を引き下げ、てこの原理でその反対側が一気に上に押し上げられる。その時に反対側にものを載せておけば遠心力によって遠くに飛ばされるというのが投石機の原理だ。
本来なら石や岩をセットして投げる攻城兵器だが、今回は違った。
弧を描いて飛ぶものは、ボウリングの球ほどの小さな陶器。
その陶器には導火線がついていて、宙を行く今もじりじりとその命を全うするために炎をあげて進んでいく。
正直、この調整が一番大変だった。
発射から着弾までの時間が早すぎてもいけないし、遅すぎても駄目だ。途中で火が消えても駄目だし、川に落ちるなんてもってのほかだった。しかもそれを揺れる船の上でやるのだ。
そして試行錯誤した結果の力の入れ具合と導火線の長さが決められ、こうして実行に移されたのだった。
誰もが唾を飲み込み経過を待つ。
ほんの十数秒に満たない時間が、数時間にも感じられる。
そして――
爆発した。
対岸にひしめく敵兵の中央辺りで爆発が起きて、明らかに敵の動きが変わった。
隣の船から発射されたものも丁度敵のところで爆発して混乱に拍車がかかった。その隣は位置がずれたのか、上空で爆発した。だがそこから火の粉と陶器が降りそそぎ、敵が動揺するのがはっきり見て取れた。
焙烙火矢。
火薬を入れた陶器に導火線をつけて、敵の船に投擲する武器だ。爆発による攻撃というより、割れた陶器が飛び散って人を傷つける、いわば手りゅう弾のようなものと思えばいい。
本来なら船から船に投げ込む海戦で使われるようなものだが、今回はそれを船からの艦砲射撃として使用したのだ。
この世界の大砲は、ただ鉄の球を発射するだけのもので、炸裂弾といったものはまだ存在しない。だから大砲で攻撃したとしても運悪く当たった数人しか倒せない。
だがこの炮烙火矢なら殺傷能力は落ちるが、広範囲にわたって敵を攻撃できるのだ。
「よし、どんどん行け!」
初弾の命中に気をよくした淡英が勢い込んで命令する。
鉦がひたすらに乱打。つまり炮烙火矢を撃ち続けろという命令だ。
これも大砲より有利な点だ。
大砲は発射の時に発熱する。だから冷却しない限り連続で使用することはできない。さもないと砲身が火薬の圧力に負けて破裂する可能性があるからだ。
だが投石機はその限りではない。
投石機自体の耐久性はあるとはいえ、セットしなおせば弾がある限りひたすら発射することができる。
今回のために作らせた炮烙火矢は前列に並んだ半数の船に50発。それが間断なく降り注ぐのだから、敵は迎撃どころの騒ぎではない。一部では勝手に逃げ出す兵もいる始末で、放たれる矢の数はかなり少ない。
「よし、これで最後だ! 味方に当てるなよ!」
鉦を一発大きく鳴らす。
それを最後に各船の投石機は機能を停止した。
その時には小舟が岸まで10メートルの距離にあり、岸辺で上陸を阻止しようと頑張っている敵は10分の1にも満たない状態になっていた。
それからはあっという間だった。
2万の兵が上陸し、半分が逃げていく敵を追撃し、残りの半分が小舟に積んでいた丸太で柵を作って即席の砦を作る。その築城スピードは、まるで一夜城さながらだ。
天は更に指示を出し、後方の半分の船をシータ王国へ戻す。それらは築城のための資材と建築および防衛部隊の増援を連れて来ることになる。また砦作成の部隊のさらに半分を小舟で引き返させる。残った船に積んである陣地補強用の木材や防衛用の鉄砲を揚陸させるためだ。
「それでは私は上陸します。あとは頼みましたよ、淡英」
「ああ。川からの射撃で陣を守るぜ。増援が来たら城の建設だな」
「ええ」
天は今度はこちらに視線を向けて、
「ジャンヌさんはどうしますか、と聞いても栓のないいことでしたね」
「ああ、俺も行く」
「ジャンヌが……いくなら……あたしも」
「分かりました。敵地で危険ですが、それで良いと言うのなら」
「当然、今さらだよ」
「では、行きましょうか」
天がにこりと笑う。
俺はそれにうまく返せなかった。
少なくとも緊張しているらしい。それも仕方ないだろう。
初めての敵地なんだ。
けどいずれ、この大陸を統一するには避けて通れない道。
だからここで慣れておくことは重要だ。
そう言い聞かせて、俺は上陸用の小舟に乗り込んだ。
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