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第4章 ジャンヌの西進
第10話 政治力43の脅迫術
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「いかなる意味でしょう?」
うろたえまくってる主《あるじ》と違って、ユーステンは冷静に対応してくる。
けどその瞳の奥にある敵意の炎は、あからさまにこちらを敵として認識しているに違いない。
「どうでもいいんですよ。裏切りの誘いとか、何が本当で何が嘘か、なんて」
「…………」
沈黙。
ブソンは何がなんだかわかっていない様子。
ユーステンは何かをはかるように、俺をじっと見つめてくる。
だから俺は小さく口だけで笑ってやる。
「事の真偽なんてどうでもいいんですよ。こういった書状が手に入った。そして――女王様が信じ、我々が派遣された。それ以上の意味がありますか?」
「ど、どういうことだ!? ゆ、ユーステン?」
「…………」
もうブソンは無視。
俺から目を離さず、じっと考え込んでいる様子のユーステンに神経を注ぐ。
その意を汲んだのか、ユーステンは小さく笑みを浮かべ、
「望みを、聞きましょうか」
「申し開きはしないのですか?」
「無駄でしょう。それとも語らせますか?」
「いや、いいです。どうせひがみ、嫉妬、特権喪失の恐怖、無能の遠吠え、温室育ちのお坊ちゃんの我がままあたりでしょう」
「大当たりです」
「ん? なんだ? 何がどうなった?」
ブソンが悲しいくらいに置いてきぼりだった。
お前のことだけど、何にも分かってないのな。
「この目の前にいる彼女こそが、根本の原因ではないか、ということです卿」
「ん……? ………………………………………………おお、そうだ! わしらのような高貴な者を差し置いて、若輩者どもが国政を壟断しようなどと言語道断。このような税率では我が暮らしは困窮の一途と辿るばかり! 今こそ政道を正し、我ら由緒正しき身分による正しき政治を行うのだ! かのカルキュール宰相の目指した政治を今ここに!」
おーい、今まさに謀反の理由をべらべら喋ってるわけだが……。
てかカルキュール、こういうのに慕われてたのか。しかも変な誤解で。可哀そうに。
それに――
「あんたも大変だな」
「いえ、貴女ほどではありません」
あぁ、そうかい。そうかよ。そうだよ。
ったく、こんな奴相手にどうしろってんだ。
しょうがない。
もう相手は認めたって前提で、とりあえず1つずつ潰していくしかないか。
「理由はそれだけ?」
もうこんな奴に敬語を使うのが馬鹿らしくなり、ぶっきらぼうに聞く。
「む、まだあるぞ。何よりこれが一番大きかろう。ビンゴ王国が破れた。もはや戦力は覆せんほどになっている。ゆえに我らは立つのだ」
「戦力差か。ならそれがなかったことになればその必要はないな?」
「無理だろう。これまでならまだしも、ましてや帝国はビンゴ王国の領土を手に入れた。戦力差は圧倒的だ」
「じゃあそのビンゴ王国の領土を手に入れれば問題ないということだ」
「む、それは……」
「何故だ? 今言ったよな。これまでならまだしも、と。だったらこれまでの状況に戻せば、ビンゴ王国が滅びる前に戻せば、まだ勝ち目はあるってことじゃないか? もちろんオムカが直接支配するのは難しいから、新たな王朝なのか共和国なのかができるだろうが、オムカが後援になるのは間違いない」
「む、むむむ……いや」
「それにオムカがビンゴ王国の領土を手に入れれば、更に戦力差は縮まるんじゃないか? その時はもう、エイン帝国に負けるなんて理由で謀反は起こせないぞ?」
「そ、そんなことが……」
「それが成立すれば貴方たちにも得になる」
「なんだと?」
「今のオムカ王国に人は足りない。それがビンゴ王国領を手に入れればそれは加速する。なんてったって元は大陸の約3分の1を支配していたビンゴ王国だからな。政治を切り盛りする人間が足りなくなるのは目に見えている。そういう時に、貴方がたのような知識も豊富で血筋も確かな人が必要になってくるんじゃないかと、女王様あたりは考えておられると自分は考えている」
口先三寸舌八丁。
よいしょよいしょも策の内。
絶対に登用するとは言ってない。
それにマリアが考えているんじゃないか、と俺が考えているだけであって何ら言質は与えていないのだ。
「お、おお……」
「主《あるじ》――」
「おっと、まだあるぞ」
ユーステンが耐え兼ねてブソンに何か言おうとしたが、それを遮ってさらに提示する。メリットを。
「ビンゴ王国の領土を獲得すれば、それだけ領土が広がる。そうなった時に、それを収める領主が必要だ。その時、貴方たちのような人がいればそれは安心なんだがなぁ……。このような最前線で猫の額のような狭い土地ではなく、山河に囲まれて肥沃な大地の方が、安全で収穫も良いだろうなぁ」
「おお、おお!」
もうこいつ、目を輝かせて「おお」としか言ってないぞ。
どれだけ単純なんだよ。
「し、しかしビンゴ王国の領土を取るなどと、気の遠くなるような話ではないか」
「半年。あと半年でけりをつける。だからそれまで待ってほしい。そうすれば来年の今頃、貴方は安全地帯の領主だろう。まぁ、それが無理だったら貴方は帝国に降るなりなんなりすればいい。どっちに転んでも損はないと思うけど?」
「おおおおおお!」
あの女神じゃないけどブソン、ちょっろー。
伊達に知力99はしてねーぜ。
ユーステンに目を向ける。
このカード以上の反論があるか、と目で聞いたが、降参と言わんばかりに両手を肩のあたりまで上げていた。
あ、ただ1つ。
これだけは言っておかないと。
「ただし――」
大領主になる夢でも見ていたブソンを、一気に現実に引き戻す。
「結果が出るまではおとなしくしてもらう。帝国から蜂起の命令が来てものらりくらり時間を稼いでもらう。それでも、蜂起するなら……一族郎党すべて滅ぼす。それでオムカが滅びることになったとしても、まずお前らを真っ先に討ってから滅びる」
「ぬ……ぬぬぅ……」
「城に籠っていれば援軍が来るとか思うなよ。こないだの帝国の砦の結果は知っているな。俺なら2日で落とせるってことだ。それをよーく考えてくれよな」
とどめの言葉はそれなりに効いたらしい。完ぺきな飴と鞭。
青ざめた顔のブソンはもう一言も発することなく、俺はユーステンに案内されて館を出た。
陽はすでに傾いていた。
けどここに泊まっていくわけにはいかない。まだここは敵地なのだ。
今日は野営になると思うけど、いつ殺されるか分からない場所で寝るよりはマシだろう。
とにかくこれでミッションコンプリートなわけだから、後は帰るだけ。
マリアの会見もなしにできたのもデカい。
「いやー、すごかったですね、さすが隊長殿」
「でもあんなに脅して大丈夫でしょうか。それに女王様に許可を得ていない勝手な加増の約束など」
「いいんだよ。釘を刺すところは刺さないと、ああいう風見鶏は簡単に寝返るからな。それに、俺は何も約束してないぞ? ただそうだったらいいよなぁ、って希望的観測を述べただけだ。それを相手が勝手に勘違いしたんだろ。ま、それが発覚しても俺が恨まれるのは俺だけだ。マリアは関係ない」
「うわー、やっぱ悪徳です隊長殿」
「なるほど、これが隊長の人でなし外交……」
「うるせ。いいんだよ。それに脅しておくことは後になって活きる」
「?」
今はまだ言わないけど。
きっとブソンはどこかで謀反を起こす。
ああいうのはそういうことを平気でする。
その時に勝つのはたやすい。
問題がその後。
そう脅した以上、俺にとって不本意でも処罰しないわけにはいかない。
けどきっとマリアは許す。
そうなれば、殺すはずの者を許した仁者だとマリアの評価は爆上がりだろう。甘いと言われるところは、俺とマツナガがしっかり締めればいい。
「それより今日の殊勲はマールだな。あの弁論は良かったぞ」
「え……はぁ、無我夢中で」
「ええ、あのブソンって人。顔色がコロコロ変わって面白かったです!」
「そういうこと。お前のその優しい性格が、話し合いの場にはちょうどよかったんだ。だからもう、あまり自信ないとか言うなよ。お前はできるんだから」
「……っ! はい! ありがとうございます!」
元気よく答えるマール。
これで彼女ももう大丈夫だろう。
とにかく、謀反の芽は潰せたと思う。
本来はどこかで一度爆発させておきたいところだけど、そんな時間と体力はこの国にはないのだ。
そんなことを思っていたが、それ以上の脅威が間近にあったことを、俺は思い知ることになる。
うろたえまくってる主《あるじ》と違って、ユーステンは冷静に対応してくる。
けどその瞳の奥にある敵意の炎は、あからさまにこちらを敵として認識しているに違いない。
「どうでもいいんですよ。裏切りの誘いとか、何が本当で何が嘘か、なんて」
「…………」
沈黙。
ブソンは何がなんだかわかっていない様子。
ユーステンは何かをはかるように、俺をじっと見つめてくる。
だから俺は小さく口だけで笑ってやる。
「事の真偽なんてどうでもいいんですよ。こういった書状が手に入った。そして――女王様が信じ、我々が派遣された。それ以上の意味がありますか?」
「ど、どういうことだ!? ゆ、ユーステン?」
「…………」
もうブソンは無視。
俺から目を離さず、じっと考え込んでいる様子のユーステンに神経を注ぐ。
その意を汲んだのか、ユーステンは小さく笑みを浮かべ、
「望みを、聞きましょうか」
「申し開きはしないのですか?」
「無駄でしょう。それとも語らせますか?」
「いや、いいです。どうせひがみ、嫉妬、特権喪失の恐怖、無能の遠吠え、温室育ちのお坊ちゃんの我がままあたりでしょう」
「大当たりです」
「ん? なんだ? 何がどうなった?」
ブソンが悲しいくらいに置いてきぼりだった。
お前のことだけど、何にも分かってないのな。
「この目の前にいる彼女こそが、根本の原因ではないか、ということです卿」
「ん……? ………………………………………………おお、そうだ! わしらのような高貴な者を差し置いて、若輩者どもが国政を壟断しようなどと言語道断。このような税率では我が暮らしは困窮の一途と辿るばかり! 今こそ政道を正し、我ら由緒正しき身分による正しき政治を行うのだ! かのカルキュール宰相の目指した政治を今ここに!」
おーい、今まさに謀反の理由をべらべら喋ってるわけだが……。
てかカルキュール、こういうのに慕われてたのか。しかも変な誤解で。可哀そうに。
それに――
「あんたも大変だな」
「いえ、貴女ほどではありません」
あぁ、そうかい。そうかよ。そうだよ。
ったく、こんな奴相手にどうしろってんだ。
しょうがない。
もう相手は認めたって前提で、とりあえず1つずつ潰していくしかないか。
「理由はそれだけ?」
もうこんな奴に敬語を使うのが馬鹿らしくなり、ぶっきらぼうに聞く。
「む、まだあるぞ。何よりこれが一番大きかろう。ビンゴ王国が破れた。もはや戦力は覆せんほどになっている。ゆえに我らは立つのだ」
「戦力差か。ならそれがなかったことになればその必要はないな?」
「無理だろう。これまでならまだしも、ましてや帝国はビンゴ王国の領土を手に入れた。戦力差は圧倒的だ」
「じゃあそのビンゴ王国の領土を手に入れれば問題ないということだ」
「む、それは……」
「何故だ? 今言ったよな。これまでならまだしも、と。だったらこれまでの状況に戻せば、ビンゴ王国が滅びる前に戻せば、まだ勝ち目はあるってことじゃないか? もちろんオムカが直接支配するのは難しいから、新たな王朝なのか共和国なのかができるだろうが、オムカが後援になるのは間違いない」
「む、むむむ……いや」
「それにオムカがビンゴ王国の領土を手に入れれば、更に戦力差は縮まるんじゃないか? その時はもう、エイン帝国に負けるなんて理由で謀反は起こせないぞ?」
「そ、そんなことが……」
「それが成立すれば貴方たちにも得になる」
「なんだと?」
「今のオムカ王国に人は足りない。それがビンゴ王国領を手に入れればそれは加速する。なんてったって元は大陸の約3分の1を支配していたビンゴ王国だからな。政治を切り盛りする人間が足りなくなるのは目に見えている。そういう時に、貴方がたのような知識も豊富で血筋も確かな人が必要になってくるんじゃないかと、女王様あたりは考えておられると自分は考えている」
口先三寸舌八丁。
よいしょよいしょも策の内。
絶対に登用するとは言ってない。
それにマリアが考えているんじゃないか、と俺が考えているだけであって何ら言質は与えていないのだ。
「お、おお……」
「主《あるじ》――」
「おっと、まだあるぞ」
ユーステンが耐え兼ねてブソンに何か言おうとしたが、それを遮ってさらに提示する。メリットを。
「ビンゴ王国の領土を獲得すれば、それだけ領土が広がる。そうなった時に、それを収める領主が必要だ。その時、貴方たちのような人がいればそれは安心なんだがなぁ……。このような最前線で猫の額のような狭い土地ではなく、山河に囲まれて肥沃な大地の方が、安全で収穫も良いだろうなぁ」
「おお、おお!」
もうこいつ、目を輝かせて「おお」としか言ってないぞ。
どれだけ単純なんだよ。
「し、しかしビンゴ王国の領土を取るなどと、気の遠くなるような話ではないか」
「半年。あと半年でけりをつける。だからそれまで待ってほしい。そうすれば来年の今頃、貴方は安全地帯の領主だろう。まぁ、それが無理だったら貴方は帝国に降るなりなんなりすればいい。どっちに転んでも損はないと思うけど?」
「おおおおおお!」
あの女神じゃないけどブソン、ちょっろー。
伊達に知力99はしてねーぜ。
ユーステンに目を向ける。
このカード以上の反論があるか、と目で聞いたが、降参と言わんばかりに両手を肩のあたりまで上げていた。
あ、ただ1つ。
これだけは言っておかないと。
「ただし――」
大領主になる夢でも見ていたブソンを、一気に現実に引き戻す。
「結果が出るまではおとなしくしてもらう。帝国から蜂起の命令が来てものらりくらり時間を稼いでもらう。それでも、蜂起するなら……一族郎党すべて滅ぼす。それでオムカが滅びることになったとしても、まずお前らを真っ先に討ってから滅びる」
「ぬ……ぬぬぅ……」
「城に籠っていれば援軍が来るとか思うなよ。こないだの帝国の砦の結果は知っているな。俺なら2日で落とせるってことだ。それをよーく考えてくれよな」
とどめの言葉はそれなりに効いたらしい。完ぺきな飴と鞭。
青ざめた顔のブソンはもう一言も発することなく、俺はユーステンに案内されて館を出た。
陽はすでに傾いていた。
けどここに泊まっていくわけにはいかない。まだここは敵地なのだ。
今日は野営になると思うけど、いつ殺されるか分からない場所で寝るよりはマシだろう。
とにかくこれでミッションコンプリートなわけだから、後は帰るだけ。
マリアの会見もなしにできたのもデカい。
「いやー、すごかったですね、さすが隊長殿」
「でもあんなに脅して大丈夫でしょうか。それに女王様に許可を得ていない勝手な加増の約束など」
「いいんだよ。釘を刺すところは刺さないと、ああいう風見鶏は簡単に寝返るからな。それに、俺は何も約束してないぞ? ただそうだったらいいよなぁ、って希望的観測を述べただけだ。それを相手が勝手に勘違いしたんだろ。ま、それが発覚しても俺が恨まれるのは俺だけだ。マリアは関係ない」
「うわー、やっぱ悪徳です隊長殿」
「なるほど、これが隊長の人でなし外交……」
「うるせ。いいんだよ。それに脅しておくことは後になって活きる」
「?」
今はまだ言わないけど。
きっとブソンはどこかで謀反を起こす。
ああいうのはそういうことを平気でする。
その時に勝つのはたやすい。
問題がその後。
そう脅した以上、俺にとって不本意でも処罰しないわけにはいかない。
けどきっとマリアは許す。
そうなれば、殺すはずの者を許した仁者だとマリアの評価は爆上がりだろう。甘いと言われるところは、俺とマツナガがしっかり締めればいい。
「それより今日の殊勲はマールだな。あの弁論は良かったぞ」
「え……はぁ、無我夢中で」
「ええ、あのブソンって人。顔色がコロコロ変わって面白かったです!」
「そういうこと。お前のその優しい性格が、話し合いの場にはちょうどよかったんだ。だからもう、あまり自信ないとか言うなよ。お前はできるんだから」
「……っ! はい! ありがとうございます!」
元気よく答えるマール。
これで彼女ももう大丈夫だろう。
とにかく、謀反の芽は潰せたと思う。
本来はどこかで一度爆発させておきたいところだけど、そんな時間と体力はこの国にはないのだ。
そんなことを思っていたが、それ以上の脅威が間近にあったことを、俺は思い知ることになる。
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