精霊術学院の死霊魔術使い

ワガドゥー男子

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第55話:頑張ったもう一人のスパルタ系少女は、それでも『奇跡』には勝てなかったみたい.....

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時が遡って一カ月前の去年、聖神歴894年12月の10日、ウッドワイス湖の北西地方『オールドッス』のオールズティニア領にて:





...................................




わたくしはヒルドレッド・フォン・オールズティニアですわ。



オードリーを倒すために、年末の冬休みにて、わたくしが『アールドヴィオーレ 』と共に、修行をするために実家からすぐ目と鼻の先の【ウッドワイス湖】の湖岸に寄って、そしてー!



「あぁあ~!ふーーッ!」



バサ――――――!!


すぐにあの透き通るような綺麗な藍色の湖の中へと飛び込んで、底まで泳いで潜り込んでいったー!


バサバサバサバサ――!!


わたくしは【水系の四元素魔術】が得意ですから、泳ぐのも好きなので、白い水着を着ながらでも替えの服も【異空間収納】にて、持ってきたままのわたくしは湖の底でとある洞窟に入っていったー!



わたくしが精霊と契約できた場所であり、我が家が死守している家宝的な【白麗白聖祭殿】でもある祭殿が奥に控えているあそこは、最初の階層はちゃんとした【ダンジョン】となっているので、樹界脈も流れていく箇所があって世界獣も常駐している!



そこで、わたくしは朝の午前8時:00から【特別訓練】を開始しましたわ!すべては、あれを習得するためにー!



「きゃあああああーーーーー!!!」



ゴド――ッ!



「くーッ!」



2時間が経って、わたくしはまだ修行をしている最中ですわよ。



闘志級、【レイジ・エイプ】10体と【クイーンアント】に並ぶ雑兵格の剛力級、【ドレッド・スパイダー】と戦っているわたくしは『敢えて敵からの攻撃をたくさん受けて、今はまたも後ろの壁へと激突しているんですのよ!



『これで100回目じゃったな?『身体能力強化』を発動中とはいえ、身体の方はどうじゃ、ヒル嬢?』



わたくしの精霊、『アールドヴィオーレ 』に聞かれましたので、こう答えるわたくし、



「うぅぅ~!確かに痛いですけれど、オードリーを打ち負かすために仕方ないんですものー!後、また100回からの敵からの攻撃を受けると、やっと詠唱を唱えた後でも『あの城』が召喚できるんですのね?」



『うむ!そうじゃと儂が何度もゆったじゃろうがな!だから、頑張って最後まで威張ってみるんじゃぞー?辛かったらやめるのも手じゃが、どうしたいんじゃ、ヒル嬢?』



「聞かなくても分かるんですわよね、わたくしの答え?」



『左様じゃったかぁ……じゃ、耐えて修行を再開するとゆったなら儂もお供するわい!ーさあ、行くのじゃ!』



「はいですわ~!」



そうやって、わたくしは『それ』を習得するために、



バコ―――!!

「痛いーーー!」



ゴド――!!

「きゃあああーー!!!」



何度も何度も。



バコ――!!

「ぐふーッ!?」



世界獣共からの攻撃を受けては吹き飛ばされ、受けては蜘蛛の糸に絡まされ敢えて抜け出さない状態で何度かの【ドレッド・スパイダー】からの『ボディ=プレス』で叩き潰されながらも何とか耐え忍んで、最後はー!



「やったですわ!この感覚~~!成功しましたのねー!」



成功したっていう感覚が全身にある感触をもたらして、身体中がびりびるしたような体感を高揚した気持ちで受け入れたわたくしが次、



「もう貴方達に用がなくなりましわー!さあ、綺麗に消えてお亡くなりなさいー!お~~ほほほほほほほほーー!!!」



それだけいうと、舐めプだったすべての世界獣を満身創痍な戦闘用の礼服姿を着ながらの身体に鞭を打って、次々とバケモノ達を撲殺していくわたくし!



バコ――!!

『ぐわあーーー!!』



ゴド――!!

『があー!?』





…………………………………………………………





…………………………………




そして、現在に戻ると:



そう、確かに、わたくしは良く頑張った!



…………



ですが、…………



どうやら、天才の上にも更に立つ『上位な天才』もいて、今―!



「あぐ!くーッ!?……」



足元でいきなり強烈な波動みたいなもので下から浴びせられたことになったわたくしは、まるで紅蓮な炎でも焼かれるように熱い激痛に見舞われ、その白い柱みたいな爆風で足元から呑みこまれたわたくしはその強烈な攻撃を受け、全身がしびれて脳裏まで激痛が集中してくることで耐えきれずに、意識を手放してしまったわたくしでしたわーー!!



嫌~~!



悔しいですわ!



まさかオードリーと再戦する前に敗れるとは~~!



『奇跡の南地男子』、呼び名通りに、………非常識極まりない奇跡持ちの天才のようで、わたくしが苦労してやっと習得できた【内面反映巨大型鏡城】 をも消滅させられる奥義の技を持ってるなんてーー!!


ゴド―――!!!



意識が……………………………




………………………………………





…………………




オケウエーの視点に戻った:




「4,3,2!」



地面に倒れて動けなくなった俺だったけどー



『いつまで寝てるんだ、……オケ兄ちゃん?起きるんだよ?』



「はーッ!」



さっき、10体の騎士達に手酷く切り刻まれた俺は最後の奥義、【敵足下大聖轟爆発】という【十字型敵動十倍低下聖痕】の一環の技であり、この線の中に俺が唯一使用できる『聖霊魔術』で以って、 ヒルドレッド嬢を真っ白い波動で浴びせ、気絶させられたことができたようだったが、俺もそれで聖魔力量が急激に減ってるだけじゃなくて出血の多さで眩暈も起こしてしまって、彼女と同様に地面に倒れてたんだけど、今のイーズの声が頭に響いてくると同様にいきなり異様な聖魔力の迸りを全身に感じた俺は―!




バター―――!



地面から跳び上がって、やっと2の脚で着地できたーーー!!



「1ー!立てる者はオケウエー・フォン・オケウエーのみ!よって、勝者は彼だー!」



学院長の声が木霊してきたのを心地よく聞きながらの俺は、あそこで地面に転がって意識を手放しているヒルドレッドの伏せている身体を眺めるだけだった。



彼女の精霊の一部である10体の小さな騎士も『契約人間』が気絶する途端、すぐに粒子となってあの槌鉾に球体部分として戻っているようなので、完全に決闘が終了したって合図だね!





……………………





ちなみに、さっきの【敵足下大聖轟爆発(エネミーフィーット・ビッグホリー・ラウド=エックスプロジョン) 】という技は線の中にいる俺が『攻撃する対象』であるヒルドレッドから10メートルの距離の範囲内でしか発動できなかったってイーズが脳内で教えてくれたので、騎士達の斬撃を潜り抜けた先にやっと7メートルまで近づいて発動できたというわけだー!



ヒルドレッド………



お前には悪いかもしれないけど、オードリーとの再戦の前に俺が打ち負かしてしまってどうか許してくれ!



なんか、みんな一緒でまたも祝勝会みたいなパティーでもして、この週末にて初めて俺の男爵家の屋敷をみんなで訪ねて確かめながら勝者である俺からも何か豪華なもん奢るからねー!




………………………………………………………………





…………………………………





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