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第83話:おじちゃんを直す(目的のために)手段は選ばない(もっとも、やり過ぎないためにはある程度の道徳観の度合いも分別しながらで)
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オードリーとジュディ対ジュリアの場面に移る:
「…ま、まさかクレアさんが負けるなんて……」
「ジュディ!今は過ぎたことを嘆いていても仕方ないわ…ジュリアと戦える残りのチーム・メンバーはあたくし達二人だけになったんだから、しっかりしてよねー!」
未だにクレアリスの退場が信じられないといった顔してるジュディに檄を飛ばしたオードリー。
「ははは、仲間がやられてショック状態からまだ回復していないとは軟弱者だな、そこのオレンジ髪の子!…さっきの青髪の娘、…確かに【グランドブードリック大王国】からの留学生ということなんだが、どれほど頑張ってもわたしには勝てなかったぞー!?だから、お前達も彼女みたいにわたしの手によって撃破される結末しかないと知れー!」
「それはどうかしらー!ジュディー!『戦術的第3舞踏』に入るわ!」
「はい!【特大火暴砲撃バランディーガン・フォデオ 】ーーーー!!」
ブワアアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
さっきの【大火暴砲撃バランディーガン・フォヌ】より明らかに巨大な火炎のビームっぽいものがジュディのレイピアから打ち出され、ジュリアに向かって一直線に突き進んでいくだけだった!
「ちぇー!?」
ブワアアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
上へ跳躍して避けたジュリアだったがー
ブワアアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
「くそー!」
どうやら追尾能力があるようなので、ジュディのレイピアの先端から完全に放れた状態の火炎のビームがどこまでも逃げ回るジュリアを追いかけていくのだった!
さらにー!
「次はあたくしの番なんだけど、さっきの薔薇の兵士達に吸い出された聖魔力量がいっぱいだったから、こうしちゃうー!」
バー―――――ン!!!!
「くー!」
あろうことか、オードリーは自身の持つピストルの銃口を自分の頭のデコにバン!って撃つと、一種の氷の球がオードリーのデコへと着弾し、やがて中へと【氷性の聖魔全快】が入っていって、オードリーの聖魔力量を100%完全に回復させられたー!
「この特殊な【精霊魔術】は一週間ごとに一回しか使えないわ!だから、この重要な戦いに使えてラッキだわ!【災乱弾五円陣撃(ファイブサークルズ・オブ・カラメィーティシャース・ブーレット】 ーーー!!」
ビュー―ン!!ビュー―ン!!ビュウ――ン!ビュー―ン!ビュウ――ン!
未だに逃げ回っているジュリアをジュディの【特大火暴砲撃バランディーガン・フォデオ】に追いかけられている最中にまたも追加攻撃されるように、オードリーからの必殺技の【災乱弾五円陣撃】が放たれたのだーー!!
ババババッバババババッババババババババババババババババババババババババーーーーーーーーーンンン!!!!!!!!
オードリーの周りと銃口に五つの魔法陣が出現して、その中から一陣ずつに12発の【中型氷弾】が放たれたので、計60発の弾が発射されジュリアに向かって飛んでいくのだ!
「---くッ!」
ザーザー!
もう逃げ場はないと感じたジュリアは、空中に停止し自らの身体を【蔦の三角形】にした防御系の精霊魔術、【守護魔技三角蔦敵撃粉砕ヘリオッド=ファラースマラレー】を発動するとー!
ガチャガチャガチャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
両方の異なる性質を持つ【火炎系】と【氷結系】の精霊魔術が同時にジュリアに着弾するとー!
たちまち【災弾五円陣撃】の複数弾による着弾が結成した【大氷太巨柱】が【特大火暴砲撃】と融合した形での爆発が凄まじすぎて、その空中で大規模な白と紅色の本流が辺りを爆風で呑み込んで、その熱と暴風を遠いところにいるここのオードリーとジュディのいる位置まで到達してきた!
「終わり……ですか?」
「まだ、…分からないわ……着弾する前に、なんか蔦があいつの周りに形成されたっぽいんだけど…」
まだ白の氷片と赤の残り火が混ざった煙と霧があそこで濃く残ってるままなので、今はなんの確認も取ることができない二人なのだったーー!
……………………………………………………
……………………………
オケウエーの発動した【聖封第7、莫大規模聖白浄清球状魔封マッシーヴ=スケール・オブ・ホリーホワイト・クレンジングスフェーリカル・マジック・シール】という巨大な真っ白い球体の中に場面が切り替わると―:
バチバチバチバチバチバチーーーーーー!!!!
「ぐぬぬぬぬぬぬーーー!!」
ギチギチギチギチギチギチギチーーーーーーーーーー!!!!
「ううぅおおおおーーーーーーー!!!」
クリステイーナもオケウエーもどちらも一歩も引かずに、それぞれがクリスの石化しつつある身体の浸食を少しでも食い止めながら石化を少しだけ破壊できているクリスの凄まじい聖魔力の放出、そしてそれに対抗するように、もっと自身の聖封シリーズの聖霊魔術に向けてもっと【聖魔力】を注入しているオケウエー両者による終わらぬ攻防が続いている模様ー!
「アタクシまだ完全に石化されてはいないのデスぞー!南蛮人少年ーー!!」
「俺もまだこの【聖封第七】が破れたりしないんだぞ、白ケツむっつりスケベ少女ー!ほらほらー!どんどん俺からの聖魔力注入を堪能しやがれーーー!!」
オケウエーの視点に戻ると:
(とはいえ、これからずっとこうしている訳にはいかない!クリスの方は明らかに俺より聖魔力量が高いようだし、いずれ俺の聖魔力が先に尽きて、俺より多くを残しているはずのクリスの方に勝利が……)
『オケ兄ちゃん!解決策なら、……あるよ?この膠着した戦況を……打破できる秘策……』
「えー?それってなんの事なんだ、イーズ?」
『ずばり、……イーズの権能、【愛の渇望】……を使うことなんだ......』
………………………………………………………
という訳で、
『3,2,1、せーのー!』
バチーーーーーーーーーーーー!!!!
さっき、イーズの提案を聞かされた時、最初は躊躇ってばかりで1分ぐらい考え込んでいたんだけど、
やがて決意を固めた今の俺はイーズの提案してくれた【戦略】に乗った形で、やっと腹をくくった俺はこういう【紳士にあるまじき行為】を決行した!
そう。おじちゃんの不治の病をどうあっても絶対に直さなければならないので、それで俺自身が卑怯なことをしていても、それは仕方ない事なんだ。それに、相手がこうも性格の悪い男嫌いの喧嘩腰の女ってんなら、尚更俺に同情する気も弱くさせた。
済まないがクリス、この戦いはそっちが招いたものだ。自分にとって損失のあることだと思っていても、それで俺を恨むなよ。
そもそも、男を必要以上に敵視して、無差別に追い出そうとするから、その報いが返ってくるだけだと思え――!
「エぇ?コ、ここはぁぁ……ああぁ~~!?」
「こんにちは。俺、オケウエーと言うんだよ」
まるで初対面で会ったばかりだとでもいうように、俺はそこで、まるで意識が覚醒したばかりのクリスと目を合わせ、石化が胸辺りになるまで止めてやって、近くまでやってくると、
「アぁぁ……(ハきゅううぅぅんん~~~~!ナんて顔の整っていて、容姿端正な格好い殿方なんだろう~~~~!?)」
いきなり、頭から湯気でも昇っちゃいそうな勢いで顔を真っ赤させているクリスがいるのだ。鼓動も早くなるようだし、俺を見るその視線も妙にエロ可愛く熱っぽいみたいだし、よし!イーズの【愛の渇望】の能力が成功しているようだな!
「君の名を、俺に教えてくれよ。今は素敵なご令嬢さんを自分の生涯の伴侶とするべく探してるんだからさ」
「ソ!ソれなら、~~!ァ、…アタクシは…クリステイーナデスよ。…クリステイーナ・フォン・イルレッドノイズといって、四大貴族の一人デス…。アあぁぅぅ……(ドうしようどうしよう、相手の男、今まで見たこともないようなダークチョコ―な肌してるようだけどなんかそれがかえってエキゾチック感があってその容姿端正な顔と相まってあたくしをこうもきゅんん~~ってさせられるだなんて~~!?)……」
「君、………クリステイーナさんは綺麗だね…俺と違って肌が白くてすべすべだし、顔も端麗すぎて俺の心をこうも雷で撃ってきたかのような刺激を感じちゃうし、ねえ~、君!俺の恋人に……なってくれないかい?」
「……ハううぅぅ~ん!ハわはわはわうぅぅ~ん……ソ、それなら……(ドどっどどどうしよう~~!?コんな素敵な殿方をいきなりアタクシが貰っちゃってていいんデス?アうあうぅぅん……)」
全身を真っ赤にしたクリスを心の中で笑いながら俺の身長とほぼ同じような彼女の顔が触れそうなほど至近距離まで近づくと、
「どうだ?容姿なら申し分ないから、俺と付き合ってくれない?もちろん、性格についてとか相性がどうのこうのっていうのは付き合ってる中で自然にお互いを知り合ってからでも遅くないし、今のところは俺と恋人関係になってもらって、その記念にキスしてくれないかいー?」
「~~!?キ、き、キース!~~?ソ、それは……はわわわァぁ~~!はうぅぅ~ん…」
よし!いける!これで強引に唇を奪っても拒絶反応を見せてこないし、見せていても全身が胸から以下が石化してる状態だし、両脚両腕も石化した状態ならなんの抵抗もできないのでキスをしても良し―!
「済まないが、時間はない。すぐに俺の唇と舌の感触でも味わって、感想と答えを後から聞かせてくれてもいいので、今はこうするんだねー!」
ちゅ~!ちゅちゅ~~っぱ!
「ン~~!?ンんん~~ムふん……」
むふん…んむふ……ちゅっぷ!れろれろ~~!
「レろ~~ちゅっぷ!チゅちゅ~ちゅっぷ!」
んふむ……むふん!チゅっぱ!ちゅっちゅ~
「チュウちゅ!プーはああー!」
「ぷはあー!」
そう。
この真っ白い球体の中は外からは何も見えないようになっているので、俺がこうしてクリスと熱烈な接吻に興じていても誰も目にすることはできない!
………………………
1分以上も長い間での情熱的なキスを交わし合っていた俺達が止めると、離れていった俺達の唇から唾液の糸でもできちゃうように、すっと伸びてきて、やがて地面に滴り落ちた。
「はア…はァ…」
「ハああ…ハああ……」
そう。俺はイーズの【愛の渇望】という権能で以って、違う女の子と口づけを交わせば交わすほど、聖魔力量が上昇していく仕組みなので、どんどんキスできる仲間の女の子を増やすだけじゃなくて、こうしてイーズの能力を使って敵の女を【魅了】することで、強引に唇を奪う事も出来る訳だから、それを活かして自身をもっと強くさせようって算段だ!
卑怯だって罵りたいなら、そうすればいいんだ!
だって、俺にはおじちゃんの患ってるケクル病を直す使命があり、そのためにはまず【改:絶清大聖魔術技】の次の段階の第3段階と第4段階を習得するしか【新魔術】を開発できないのだから、まずは取得する予定のあるそれらの【聖魔力の消費量】に適うように俺自身の聖魔力量をもっと高める必要があるということなので、こうしてクリスのファーストキスを鬼畜にも騙す形で奪ってやっているのだ。
でも、一応は敵だし。彼女がさっき、俺の股間を蹴ってきたように、こっちも喧嘩を売られたからには多少のズルを犯していても絶対に勝ってみせるので、クリスとキスを交わしたことで聖魔力量が上がると言うことも、渡りに船という訳だー!
これで、俺の聖魔力量がクリスと同等か、それ以上になったなって感じがしたので、これからは容易にすべてを石化させられ勝つことができるはずだ!だが、そうすればクリスとの戦いを通じて訓練の続行をこうも早い段階で終わりにするという意味になるので、それが惜しいと思った俺はー!
ターー!!
クリスとのキスを終えて、後方へと飛び退るとーー!
「これにて、お前にかけたイーズの【愛の渇望】も【聖封第7】も解除し、俺がどれほど強くなったかちょっと試すためにチャンバラしようじゃないかーー!」
なにせ、おじちゃんを直すという課題じゃなくても、これから11、12日間後ぐらいか、【氷竜マインハーラッド】との決戦が近づいてくるので、早いところもっと訓練して力を身に付けないとなー!
パチ――――――――――――――!!!
それだけいって、クリスにかけたこの巨大な真っ白い球体である【聖封シリーズ第7】を解除してやるとー!
「ゥゥうぐ~。……エえー?コ、これはー!?」
真っ白い球体が解除されたと同時に、両腕両脚も全身も自由の身となったクリスが自分の身体すべての正常な活動を確認するように手足を動かしてると、
「気づいたようだね?俺は今一度、お前との剣術の勝負が楽しみでしてみたくなったので、つい解除してやりたくなった。だから、これからは正々堂々と剣による(舞踏)ダンスをしようじゃないかー!」
最も、さっきは魅了状態だったから、俺が彼女にやった【あれ】の記憶が全くといっていい程ないはずなんだけど、もしいつか知る日がくれば、きっと名誉挽回のために怒りだした誇り高い公爵令嬢であるクリスは俺を殺す勢いで襲ってくるんだろうなぁ……オードリーの時のように、あはははは……
「……随分と変わった真似をしてくれたものデスなー!ダが、キサマのその驕り自体がこれからチームの敗因になることを、今でも悔やんでみるがいいーー!!はあああーーーーーーーーー!!!」
「これこれはせかっちな公爵令嬢だことー!そんなに撃破されるのがお好きなら、喜んで最高のちゃんばらをした後、お前をとことん打ちのめしてやるまでのことだ――!クリステイーナーー!!」
「「はああああーーーーーーーーーー!!!」」
球体が解除され、クリスとほぼ同等か少し上回る聖魔力量を手に入れた俺は再び、彼女との剣戟を再開するのだったー!
ちなみ、【聖封第七】を発動したら、真っ白い球体の中に包み込まれるようになった周りの景色は【力の源】を持ってる生命体以外は一瞬で消滅させられる効果を持つので、だからさっきクリスの周りにあった木々がその球体が包み込んだと同時に物質的に丸ごと消し去られたようだった!
そして、力の源を持つ【聖魔力】の人間と聖神、【反人力】の世界獣、【混沌の波力】の魔神を球体の中に包み込んだら、【聖封第七】の石化する能力が発動したって訳だ!
もっとも、イーズの聖霊魔術と同系統の『聖なる体質の特化型の【聖体正義戦獣】』とそれに似てるヒルドレッドが持つ【白霊気流】は【聖封第七】の石化する能力を上手く防げるようだけど.....
最後にいうけれど、俺はおじちゃんの病を治すために、たとえ世界一で最も憎い悪女とも唇を交わす覚悟が疾うにできてるので、それに比べればそれほどの悪人でもないクリス(きっとそうだ!)を騙す形で唇を奪ってもさほどの抵抗感がないんだよねー!
…………………………………………
…………………………
__________________________________________
【今作のカクヨム投稿スペシャルコメント】(作者から特別なコメンタリー):
主人公、オケウェーはイーズベリアと契約を結んで1ヶ月間も経っていないので、イーズの能力の10分の2も未だに上手く引き出せていない状態です。多分8か10パーセントが精々で、聖魔力量に至ってもまだまだ増やせる伸びしろがあります、莫大なまでに。
だから、何年も前から既に契約精霊持ちのクリスに苦戦するのは仕方のないことですね(【愛の渇望】を使用せずな普通の戦い方で)。 それに、【死霊魔術】を使えば、一瞬でオケウェーはクリスを色んな方法と魔技で倒せるが、ここの学院では主人公が自分の本当の正体と能力を隠す必要があるので、イーズに頼るしかない現状です。
クリスのゾンビー化も今の主人公からすれば朝飯前。だけど、隠さないといけない。そして、主人公は悪人でもないので人をゾンビー化する趣味もないし、したこともないのである(けど、首を捥がれたイリーナの死体に対してはちょっとそれっぽい冗談に近い想像もしたのが事実です)
「…ま、まさかクレアさんが負けるなんて……」
「ジュディ!今は過ぎたことを嘆いていても仕方ないわ…ジュリアと戦える残りのチーム・メンバーはあたくし達二人だけになったんだから、しっかりしてよねー!」
未だにクレアリスの退場が信じられないといった顔してるジュディに檄を飛ばしたオードリー。
「ははは、仲間がやられてショック状態からまだ回復していないとは軟弱者だな、そこのオレンジ髪の子!…さっきの青髪の娘、…確かに【グランドブードリック大王国】からの留学生ということなんだが、どれほど頑張ってもわたしには勝てなかったぞー!?だから、お前達も彼女みたいにわたしの手によって撃破される結末しかないと知れー!」
「それはどうかしらー!ジュディー!『戦術的第3舞踏』に入るわ!」
「はい!【特大火暴砲撃バランディーガン・フォデオ 】ーーーー!!」
ブワアアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
さっきの【大火暴砲撃バランディーガン・フォヌ】より明らかに巨大な火炎のビームっぽいものがジュディのレイピアから打ち出され、ジュリアに向かって一直線に突き進んでいくだけだった!
「ちぇー!?」
ブワアアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
上へ跳躍して避けたジュリアだったがー
ブワアアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
「くそー!」
どうやら追尾能力があるようなので、ジュディのレイピアの先端から完全に放れた状態の火炎のビームがどこまでも逃げ回るジュリアを追いかけていくのだった!
さらにー!
「次はあたくしの番なんだけど、さっきの薔薇の兵士達に吸い出された聖魔力量がいっぱいだったから、こうしちゃうー!」
バー―――――ン!!!!
「くー!」
あろうことか、オードリーは自身の持つピストルの銃口を自分の頭のデコにバン!って撃つと、一種の氷の球がオードリーのデコへと着弾し、やがて中へと【氷性の聖魔全快】が入っていって、オードリーの聖魔力量を100%完全に回復させられたー!
「この特殊な【精霊魔術】は一週間ごとに一回しか使えないわ!だから、この重要な戦いに使えてラッキだわ!【災乱弾五円陣撃(ファイブサークルズ・オブ・カラメィーティシャース・ブーレット】 ーーー!!」
ビュー―ン!!ビュー―ン!!ビュウ――ン!ビュー―ン!ビュウ――ン!
未だに逃げ回っているジュリアをジュディの【特大火暴砲撃バランディーガン・フォデオ】に追いかけられている最中にまたも追加攻撃されるように、オードリーからの必殺技の【災乱弾五円陣撃】が放たれたのだーー!!
ババババッバババババッババババババババババババババババババババババババーーーーーーーーーンンン!!!!!!!!
オードリーの周りと銃口に五つの魔法陣が出現して、その中から一陣ずつに12発の【中型氷弾】が放たれたので、計60発の弾が発射されジュリアに向かって飛んでいくのだ!
「---くッ!」
ザーザー!
もう逃げ場はないと感じたジュリアは、空中に停止し自らの身体を【蔦の三角形】にした防御系の精霊魔術、【守護魔技三角蔦敵撃粉砕ヘリオッド=ファラースマラレー】を発動するとー!
ガチャガチャガチャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
両方の異なる性質を持つ【火炎系】と【氷結系】の精霊魔術が同時にジュリアに着弾するとー!
たちまち【災弾五円陣撃】の複数弾による着弾が結成した【大氷太巨柱】が【特大火暴砲撃】と融合した形での爆発が凄まじすぎて、その空中で大規模な白と紅色の本流が辺りを爆風で呑み込んで、その熱と暴風を遠いところにいるここのオードリーとジュディのいる位置まで到達してきた!
「終わり……ですか?」
「まだ、…分からないわ……着弾する前に、なんか蔦があいつの周りに形成されたっぽいんだけど…」
まだ白の氷片と赤の残り火が混ざった煙と霧があそこで濃く残ってるままなので、今はなんの確認も取ることができない二人なのだったーー!
……………………………………………………
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オケウエーの発動した【聖封第7、莫大規模聖白浄清球状魔封マッシーヴ=スケール・オブ・ホリーホワイト・クレンジングスフェーリカル・マジック・シール】という巨大な真っ白い球体の中に場面が切り替わると―:
バチバチバチバチバチバチーーーーーー!!!!
「ぐぬぬぬぬぬぬーーー!!」
ギチギチギチギチギチギチギチーーーーーーーーーー!!!!
「ううぅおおおおーーーーーーー!!!」
クリステイーナもオケウエーもどちらも一歩も引かずに、それぞれがクリスの石化しつつある身体の浸食を少しでも食い止めながら石化を少しだけ破壊できているクリスの凄まじい聖魔力の放出、そしてそれに対抗するように、もっと自身の聖封シリーズの聖霊魔術に向けてもっと【聖魔力】を注入しているオケウエー両者による終わらぬ攻防が続いている模様ー!
「アタクシまだ完全に石化されてはいないのデスぞー!南蛮人少年ーー!!」
「俺もまだこの【聖封第七】が破れたりしないんだぞ、白ケツむっつりスケベ少女ー!ほらほらー!どんどん俺からの聖魔力注入を堪能しやがれーーー!!」
オケウエーの視点に戻ると:
(とはいえ、これからずっとこうしている訳にはいかない!クリスの方は明らかに俺より聖魔力量が高いようだし、いずれ俺の聖魔力が先に尽きて、俺より多くを残しているはずのクリスの方に勝利が……)
『オケ兄ちゃん!解決策なら、……あるよ?この膠着した戦況を……打破できる秘策……』
「えー?それってなんの事なんだ、イーズ?」
『ずばり、……イーズの権能、【愛の渇望】……を使うことなんだ......』
………………………………………………………
という訳で、
『3,2,1、せーのー!』
バチーーーーーーーーーーーー!!!!
さっき、イーズの提案を聞かされた時、最初は躊躇ってばかりで1分ぐらい考え込んでいたんだけど、
やがて決意を固めた今の俺はイーズの提案してくれた【戦略】に乗った形で、やっと腹をくくった俺はこういう【紳士にあるまじき行為】を決行した!
そう。おじちゃんの不治の病をどうあっても絶対に直さなければならないので、それで俺自身が卑怯なことをしていても、それは仕方ない事なんだ。それに、相手がこうも性格の悪い男嫌いの喧嘩腰の女ってんなら、尚更俺に同情する気も弱くさせた。
済まないがクリス、この戦いはそっちが招いたものだ。自分にとって損失のあることだと思っていても、それで俺を恨むなよ。
そもそも、男を必要以上に敵視して、無差別に追い出そうとするから、その報いが返ってくるだけだと思え――!
「エぇ?コ、ここはぁぁ……ああぁ~~!?」
「こんにちは。俺、オケウエーと言うんだよ」
まるで初対面で会ったばかりだとでもいうように、俺はそこで、まるで意識が覚醒したばかりのクリスと目を合わせ、石化が胸辺りになるまで止めてやって、近くまでやってくると、
「アぁぁ……(ハきゅううぅぅんん~~~~!ナんて顔の整っていて、容姿端正な格好い殿方なんだろう~~~~!?)」
いきなり、頭から湯気でも昇っちゃいそうな勢いで顔を真っ赤させているクリスがいるのだ。鼓動も早くなるようだし、俺を見るその視線も妙にエロ可愛く熱っぽいみたいだし、よし!イーズの【愛の渇望】の能力が成功しているようだな!
「君の名を、俺に教えてくれよ。今は素敵なご令嬢さんを自分の生涯の伴侶とするべく探してるんだからさ」
「ソ!ソれなら、~~!ァ、…アタクシは…クリステイーナデスよ。…クリステイーナ・フォン・イルレッドノイズといって、四大貴族の一人デス…。アあぁぅぅ……(ドうしようどうしよう、相手の男、今まで見たこともないようなダークチョコ―な肌してるようだけどなんかそれがかえってエキゾチック感があってその容姿端正な顔と相まってあたくしをこうもきゅんん~~ってさせられるだなんて~~!?)……」
「君、………クリステイーナさんは綺麗だね…俺と違って肌が白くてすべすべだし、顔も端麗すぎて俺の心をこうも雷で撃ってきたかのような刺激を感じちゃうし、ねえ~、君!俺の恋人に……なってくれないかい?」
「……ハううぅぅ~ん!ハわはわはわうぅぅ~ん……ソ、それなら……(ドどっどどどうしよう~~!?コんな素敵な殿方をいきなりアタクシが貰っちゃってていいんデス?アうあうぅぅん……)」
全身を真っ赤にしたクリスを心の中で笑いながら俺の身長とほぼ同じような彼女の顔が触れそうなほど至近距離まで近づくと、
「どうだ?容姿なら申し分ないから、俺と付き合ってくれない?もちろん、性格についてとか相性がどうのこうのっていうのは付き合ってる中で自然にお互いを知り合ってからでも遅くないし、今のところは俺と恋人関係になってもらって、その記念にキスしてくれないかいー?」
「~~!?キ、き、キース!~~?ソ、それは……はわわわァぁ~~!はうぅぅ~ん…」
よし!いける!これで強引に唇を奪っても拒絶反応を見せてこないし、見せていても全身が胸から以下が石化してる状態だし、両脚両腕も石化した状態ならなんの抵抗もできないのでキスをしても良し―!
「済まないが、時間はない。すぐに俺の唇と舌の感触でも味わって、感想と答えを後から聞かせてくれてもいいので、今はこうするんだねー!」
ちゅ~!ちゅちゅ~~っぱ!
「ン~~!?ンんん~~ムふん……」
むふん…んむふ……ちゅっぷ!れろれろ~~!
「レろ~~ちゅっぷ!チゅちゅ~ちゅっぷ!」
んふむ……むふん!チゅっぱ!ちゅっちゅ~
「チュウちゅ!プーはああー!」
「ぷはあー!」
そう。
この真っ白い球体の中は外からは何も見えないようになっているので、俺がこうしてクリスと熱烈な接吻に興じていても誰も目にすることはできない!
………………………
1分以上も長い間での情熱的なキスを交わし合っていた俺達が止めると、離れていった俺達の唇から唾液の糸でもできちゃうように、すっと伸びてきて、やがて地面に滴り落ちた。
「はア…はァ…」
「ハああ…ハああ……」
そう。俺はイーズの【愛の渇望】という権能で以って、違う女の子と口づけを交わせば交わすほど、聖魔力量が上昇していく仕組みなので、どんどんキスできる仲間の女の子を増やすだけじゃなくて、こうしてイーズの能力を使って敵の女を【魅了】することで、強引に唇を奪う事も出来る訳だから、それを活かして自身をもっと強くさせようって算段だ!
卑怯だって罵りたいなら、そうすればいいんだ!
だって、俺にはおじちゃんの患ってるケクル病を直す使命があり、そのためにはまず【改:絶清大聖魔術技】の次の段階の第3段階と第4段階を習得するしか【新魔術】を開発できないのだから、まずは取得する予定のあるそれらの【聖魔力の消費量】に適うように俺自身の聖魔力量をもっと高める必要があるということなので、こうしてクリスのファーストキスを鬼畜にも騙す形で奪ってやっているのだ。
でも、一応は敵だし。彼女がさっき、俺の股間を蹴ってきたように、こっちも喧嘩を売られたからには多少のズルを犯していても絶対に勝ってみせるので、クリスとキスを交わしたことで聖魔力量が上がると言うことも、渡りに船という訳だー!
これで、俺の聖魔力量がクリスと同等か、それ以上になったなって感じがしたので、これからは容易にすべてを石化させられ勝つことができるはずだ!だが、そうすればクリスとの戦いを通じて訓練の続行をこうも早い段階で終わりにするという意味になるので、それが惜しいと思った俺はー!
ターー!!
クリスとのキスを終えて、後方へと飛び退るとーー!
「これにて、お前にかけたイーズの【愛の渇望】も【聖封第7】も解除し、俺がどれほど強くなったかちょっと試すためにチャンバラしようじゃないかーー!」
なにせ、おじちゃんを直すという課題じゃなくても、これから11、12日間後ぐらいか、【氷竜マインハーラッド】との決戦が近づいてくるので、早いところもっと訓練して力を身に付けないとなー!
パチ――――――――――――――!!!
それだけいって、クリスにかけたこの巨大な真っ白い球体である【聖封シリーズ第7】を解除してやるとー!
「ゥゥうぐ~。……エえー?コ、これはー!?」
真っ白い球体が解除されたと同時に、両腕両脚も全身も自由の身となったクリスが自分の身体すべての正常な活動を確認するように手足を動かしてると、
「気づいたようだね?俺は今一度、お前との剣術の勝負が楽しみでしてみたくなったので、つい解除してやりたくなった。だから、これからは正々堂々と剣による(舞踏)ダンスをしようじゃないかー!」
最も、さっきは魅了状態だったから、俺が彼女にやった【あれ】の記憶が全くといっていい程ないはずなんだけど、もしいつか知る日がくれば、きっと名誉挽回のために怒りだした誇り高い公爵令嬢であるクリスは俺を殺す勢いで襲ってくるんだろうなぁ……オードリーの時のように、あはははは……
「……随分と変わった真似をしてくれたものデスなー!ダが、キサマのその驕り自体がこれからチームの敗因になることを、今でも悔やんでみるがいいーー!!はあああーーーーーーーーー!!!」
「これこれはせかっちな公爵令嬢だことー!そんなに撃破されるのがお好きなら、喜んで最高のちゃんばらをした後、お前をとことん打ちのめしてやるまでのことだ――!クリステイーナーー!!」
「「はああああーーーーーーーーーー!!!」」
球体が解除され、クリスとほぼ同等か少し上回る聖魔力量を手に入れた俺は再び、彼女との剣戟を再開するのだったー!
ちなみ、【聖封第七】を発動したら、真っ白い球体の中に包み込まれるようになった周りの景色は【力の源】を持ってる生命体以外は一瞬で消滅させられる効果を持つので、だからさっきクリスの周りにあった木々がその球体が包み込んだと同時に物質的に丸ごと消し去られたようだった!
そして、力の源を持つ【聖魔力】の人間と聖神、【反人力】の世界獣、【混沌の波力】の魔神を球体の中に包み込んだら、【聖封第七】の石化する能力が発動したって訳だ!
もっとも、イーズの聖霊魔術と同系統の『聖なる体質の特化型の【聖体正義戦獣】』とそれに似てるヒルドレッドが持つ【白霊気流】は【聖封第七】の石化する能力を上手く防げるようだけど.....
最後にいうけれど、俺はおじちゃんの病を治すために、たとえ世界一で最も憎い悪女とも唇を交わす覚悟が疾うにできてるので、それに比べればそれほどの悪人でもないクリス(きっとそうだ!)を騙す形で唇を奪ってもさほどの抵抗感がないんだよねー!
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【今作のカクヨム投稿スペシャルコメント】(作者から特別なコメンタリー):
主人公、オケウェーはイーズベリアと契約を結んで1ヶ月間も経っていないので、イーズの能力の10分の2も未だに上手く引き出せていない状態です。多分8か10パーセントが精々で、聖魔力量に至ってもまだまだ増やせる伸びしろがあります、莫大なまでに。
だから、何年も前から既に契約精霊持ちのクリスに苦戦するのは仕方のないことですね(【愛の渇望】を使用せずな普通の戦い方で)。 それに、【死霊魔術】を使えば、一瞬でオケウェーはクリスを色んな方法と魔技で倒せるが、ここの学院では主人公が自分の本当の正体と能力を隠す必要があるので、イーズに頼るしかない現状です。
クリスのゾンビー化も今の主人公からすれば朝飯前。だけど、隠さないといけない。そして、主人公は悪人でもないので人をゾンビー化する趣味もないし、したこともないのである(けど、首を捥がれたイリーナの死体に対してはちょっとそれっぽい冗談に近い想像もしたのが事実です)
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