精霊術学院の死霊魔術使い

ワガドゥー男子

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第102話:オケウエーという共通な仲間のために協力し合う男女

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チームBの場面:




「中々見つからないのね…。確かに、犯人の内に片方の聖魔力の反応がこの辺り一帯に強くなっていたから見に来たのだけれど、結果はこのザマだし、本当についてないのよね、うちら……」



「…んん、貴女の言う通りですわね、まったく!…しかも、もう30分近くかしら?ここら辺探していても発見できそうもありませんわね」



空中に浮遊しているまま近くの峰で犯人捜しをしているクレアリスとジェームズとは別行動に、山肌のとある赤い色の凸凹表面が薄い岩場で捜索活動を続けている徒歩中のヒルドレッドだったが、成果が一向に現れないことに溜息を洩らした彼女に、



「見つけられそうな感じがするので、うちとジェームズ君はあちらへ集中的に見て回ることにするから、ヒルドレッド嬢はあそこで待っていてねー!」



「ええ?」



「絶対についてこないでね!もしかしたらもう一人からの奇襲もあることから一か所で全員あつまらなくてもいいのよ!何かあったら連絡するからそこで待機して」



「それは賛成しかねますわ!大体、貴女ってー」



「さあー、行くのよ、ジェームズ~」



「あ、ちょっ!?」



タタ―!



「あ!待ちなさいわよ、二人とも―!まだ行ってもいいとは言ってないですわー!」



【短距離集団許可中念話】という半径1キロメートルだけ集団的念話を許した人達だけ脳内会話ができる【物理的無視魔術】を惜しむことなく使っている最中のチームBなのだが、どうやら、ヒルドレッドの了承も得ずに、慌てて飛び出していったクレアリスだったので、それを慌てて追いかけていくジェームズという構図になった!




…………………………





……………





「さっきは何だったんっすか、クレアリス嬢さんー?敵が発見できそうな事をいって僕をここへと連れ出してきたんっすけど、一体ー」



「ふふふ、慌てなくていいのよ、ジェームズ君。……君の言う通りよ、根拠もなしに君をここへとわざわざ連れてくる事になったの」



「-!?だったら、どうしてそんなことをー!?悪ふざけのつもりなら別の時間と場所でしてくれないっすかねー?今は明らかに緊迫した状況だし、早いとこ犯人を見つけないとー」



クレアリスの告げた予想外な言葉に動揺したジェームズは二人っきりになったことで得体の知れない恐怖に駆られそうになったので、慌ててクレアリスを諭すようなことを言ってた彼だったんだが、



「しー。あまり声を上げるべきじゃないのよ?【誰か】に聞こえてしまうか分からないんだもの」



「んんふぅー!んむふぅ~!!」



言葉を続けようとしたジェームズをクレアリスの右手のひらで口元を塞がれたので、声を発することが出来なくなったところに、


「手を放すけど、あまり大声を出さない下さいね。『重要な話』があるから君をここへ連れてきただけの事よ」



すぅー。



「ふぅぅ……じゅ、重要な話っすかー?」



「ええ、とってもね…。実を言いうと、うちは『とある使命』があって、オケウエー君のサポートをするために遠路はるばるグランドブードリック大王国からこのレイクウッド王国にある聖エレオノール精霊術学院へと留学しにきたのよ!」



「---!!?なー!?」



クレアリスの告げた言葉があまりにも意外だったのか、驚愕な表情を浮かべるジェームズだったが、直ぐに言われた言葉の意味を咀嚼しえ終えた彼は、



「ど、どういうことっすかー、クレアリス嬢ー!?ってことは、何の前触れもなくフェクモ大陸から入学しにきた謎の男子だったオケウエーを、彼がここ【ギャラ―ルホールツ大陸】にやってくる前にあんたが最初から彼について知っていたってことなんっすかーーー!?そ、そんなことはー!」



「し~~!だからついさっき言ったばかりじゃない―!声を抑えてってー!」



「あっ」



………



「ふぅぅ……もう落ち着いたのね?ジェームズ君?」



「あ、ああッ…」



「大体、君は慌てすぎよー。…男子ならもっと男子らしく、落ち着いて女の子が伝えようとしたことを冷静に聞きなさいよねー?」



「え、ええ…面目ないっす!」



「分かれば宜しい。では、…詳しい話をするけれど、良く聞くようにね。【残りの時間】はもう少ないから!……それでは、うちは前もって、オケウエー君に関する大体のことを知っておいて、彼を陰ながら支援するために入学してきたといっても差し支えないんだけれど、実際にはこの使命を果たすのにはうち一人だとあまりにも荷が重すぎて、ちょっと手が回らない時もあるって気づいてきたばかりなのよ!」



「……ふむ…、ってことは、クレアリス嬢さんは今まで、彼の異常なところを知っておいて、支援してきたということになるんっすけど、だからオケウエーの野郎をいつも【漆黒の魔王】って呼んできた理由になるんっすよねー?彼をいつもそう呼んでたのは比喩でも冗談でも中二病感覚で言ってたわけでもなく、彼に教えてもらったっていう記憶喪失らしき原因も彼の出自と本当の両親のことも何もかも知ってたからオケウエーの本当の正体も分かってるってことなんっすかーーー!?」



「流石にそこまでは知らないのよー?君に話せる範囲のことは限られているんだけど、うちが最もジェームズ君と共有できる真実はこれから話したいと思うから、良く聞くようにね?……彼、オケウエー君はね、……実は彼の体内には未だに覚醒してない【神様】が宿っているの、それも神様の魂の一部だけね。そして、それは【聖神】の類ではなくて、【魔神】のものね」



「-----!!!!?なあー!?それ本当っすか、クレアリス嬢さんーー!?」



目を丸くして驚いているジェームズに、



「本当よ。もちろん、まだ明かせない情報として、正確にはどんな神様になるのか、名前と諸々の詳細だけは教えてやれないけれど、それが原因でオケウエー君の身には絶対に【感情の極限な高ぶり】と【確実なる命の危険】という2種類の状況だけは体験させてはならないの!何故なら、そういう状況かになれば、中の神様の魂が覚醒するのにまだ早い段階の内に覚醒させられ、オケウエー君の本来の今の意識と魂を乗っ取る恐れがあるからよー!」



「----!!!?なあーー!?それならー!」



「大丈夫よ、ジェームズ君。話を最後まで聞いてるといいのよー?確かに、そういう状況になっているならば、あの最悪な結末になること間違いなしなのだけれど、そんな状況になるのを絶対に避けるためにオケウエー君のサポート役を担う【いくつかの転生者】が今世で彼の援助をしてやることになってるのよ。転生者の素性と出自はそれぞれだけれど、ある者はオケウエー君と同じように中に眠っている神様の魂があったり、ある者は現在進行形で生きている意識と魂そのままが前世からの【輪廻転生】で生まれ変わった者だけれど完全に前世からの記憶と能力が全て解放されないままだったりと色んな立場の人がいるらしいけれど、ひとつ確かなのは誰もがみんなオケウエー君のために支援しにくるそうなのよ!」



「…………もしもそれが本当なら、ど、どうしてそこまで真剣になって、……彼の中の【神様】が目覚めるのを阻止したいというんっすかー?…クレアリス嬢さん…」



「いいこと聞いてくれたのねー?宜しい、その質問を聞いてくれなくても話すつもりなんだけれど、実は彼の体内に宿る【神様】の魂って、……ちょっと普通と違って『特殊』でね?……もし思わぬ時での早い段階で目覚めさせてしまったら……………」



「目覚めさせてしまったらー?いきなり沈黙が挟まれるようなんっすけど、続きー」



「目覚めさせてしまったら、国が滅ぶぐらいの大惨事が巻き起こる絶大な危険性があるからよー!」



「-----!!!!!?それってーーー!?」



「言ったでしょう?彼の中に宿っている神様は実は【魔神】ってことよ?だから、気性が荒くて、何して来るか分からない神様なのよー?(本当は普通の魔神ではなく、【邪神】の魂の一部なんだけれど、これを言うとオケウエー君が実は邪神からの【死の息吹】を受け継いでいる【死霊魔術使い】であるということがジェームズ君にばれてしまうので敢えて【魔神】だという嘘をついてるってだけなんだけれど)……」



「…………し、しかし、クレアリス嬢さん……どうして、そのような重大な秘密っぽいことをただの普通の精霊術使いである僕に話してくれたんっすかー?他にもっと優秀な適任がいるだろうに………」



「理由は至極単純なことよー、ジェームズ君。……さっき言ったような2種類の状況だけでなく、【氷竜マインハーラッド】だけじゃなくて他にもいくつかの【悪い人】が彼の中に宿っている【魔神】の魂を覚醒させたいっていう最悪なことを目論んでいる輩がいるの。今はオケウエー君の本当の事情を知って、且つサポート役に回っているのは現在で確認できているのはうち一人だけのようだし、うちもどんな場面と状況にも対応できなかったり、手が回らない時もあることなんだから、彼の最も親しい【同性友人】である君には彼のサポート役も担ってくれる追加の一人として、うちと一緒にオケウエー君を陰ながら支援してほしいと思うのよ。できるのね?」



「…………し、仕方ないなぁ………オケウエーは僕にとって、精霊術学院における貴重過ぎる野郎の友達だし………彼の最大な危機から助けてやりたいと思うのは何も女の子であるあんただけの特権じゃないと思うので僕も【同じ野郎】として支援したいと思うっすよ!だからー」



「いいのね、うちとこの秘密を共有してオケウエー君のサポートを彼に隠れてやるのって?」



「まあ、な。………でも、どうしてオケウエーに黙ったまま陰から支援するだけに留まるつもりなんっすかー?一応、彼にもこんなことを知る権利がある当事者なんだしさ、それについて伝えてやることはー」



「それは絶対に駄目なの!なんとしてもー!」



「どうしてなんっすよーー!?」



「駄目なものは駄目なのよー!オケウエー君はまだ自分の体内に眠っているままの神様の魂が宿っていること自体は知らないんだから、もしうちらから彼にその事実を伝えてしまったら、余計にストレスを与えてしまうことになって、そして過剰に【感情の極限な高ぶり】を誘発してしまう恐れがあって思わぬ暴走もさせて、彼の中の【魔神】が目覚めかねない状況をうちら自ら発生させてしまうことになるから、それだけは絶対に避けなくてはならないのよー!」



「…な、成程っすねー!………ってことは、僕の仕事は実際にどうすればいいか、具体的なことはー?」



「簡単なことよ。君には彼の側にいてもらって、女性であるうちらの手が回らない【男同士】が共有していいはずの特有の場面と場所で彼の支援と護衛をするだけのことよ?もちろん、君はまだ精霊術使いとして未熟すぎる弱点があるので、それを補うために君をここに呼んできて、【これ】を手渡すことで少しだけ対策も出来ていることにするのよ。はい、これー」


すううー



「これはー?」

手渡されたものを手のひらを開けてまじまじと見つめているジェームズなので、


「あの犯人二人が開発しているってルミナリス姫が言ってた【妙薬エヌトーロイス】の完成版みたいなお薬よ?まあ、こっちは【完全種】なんだけどね」


「王女が仰ってたっていう摂取した者の聖魔力を3倍か5倍以上に一時的に増やせる薬と同じ類のものってことっすよねー!?これー?」



「ええ、そうよ。まあ、うちのはあの二人が開発したものとは別筋でうち自身が【前世からの記憶】に照らし合わせて独自な材料と調合法で完成させたものだけなんだけどね」



「な、成程っす!……というか、さっきからの話、……そして今のクレアリス嬢さんからの口ぶりだと、やっぱりあんたは【転生者】の一人で間違いないっすよねー?だから、彼のサポート役を打って出てくれて、彼に関する情報を知っているってことなんっすよなー!?」



「その通りよ、ふふふ……。うちは確かに転生者なんだけど、今は前世の素性がどういう人だったのか、君にはまだ教える訳にはいかないんだけれども、オケウエー君に関することなら全てを把握している訳じゃないのよ?例えば、【神の宿りし子】がこの年【聖神歴895年】にて精霊術学院へ必ず入学してくることは事前に把握できたことだし、オケウエー君こそが【神の宿りし子】であるということも見ていれば分かるし、そして彼のフェクモ人としての特殊な立場も彼の正体を確定づけられる大きな要素であるのは間違いないんだけれど、流石に彼がどういう過去を南大陸で過ごしていたのか、どうして記憶喪失に遭っていたかも分からないから、こればかり把握しようもないのね………」



「そうっすか………なら、僕にこの薬をくれるってことはー?」



「ええ。氷竜マインハーラッドとの戦いに、もしも彼に【命の危険】が迫っていたら、君の任意に任せて薬の摂取をしてまで彼のことを助けたくなるかどうか選択肢を委ねたいと思うの。もちろん、副作用もあるにはあるんだけど、それは服用した五分後に地獄のような頭痛が伴うことだけになるので、結局どうするかは君の判断に任せるだけなのだけれど、どうしたいの?」



「……決まってるだろうー!?やるんっすよー、僕は!(つまり、摂取したら5分以内で敵に大ダメージを与えられればいいし!)」



「……それが答えなのね?分かったよ。やっぱり、一番親しい【同性友人】だけあって肝が据わってるのね」



「それもあるけど、何よりも僕の目指したい【強い男性の精霊術使い像】っていう模倣したい憧れの姿でもあるし、絶対にオケウエーという僕の永久的な【目指したい模範】って立ち位置を担う『親友』を失う訳にはいかないっすからねー!」



「ふふふ、案外殊勝な心構えね、ジェームズ君って……てっきり男同士でも行けるかって程にオケウエー君に惚れてしまうんじゃないかって思ってきたんだもの~」



「いやいや~!僕はあくまでもノーマルな男子なんっすから、冗談はそれぐらいにしてていいっすよ、この意地悪なクレアリス嬢さん~~!」



「まあ、一応君にはシャルロット嬢という恋人もいることだし、別に本気でそう思った訳じゃないのよー?真に受け過ぎて変なジェームズ君だこと!ふふふー!」



「なあー、僕とシャルロットの関係までも知ってるんっすか!?ってことは最初から『男でもあり』ってからかうつもりで言ってきやがったんっすよねえ、このクールキャラぶっての小悪魔的娘はーーー!!」



「きゃああーー!!頭を殴ってこないでよーー!痛くなるし~~!」



「待てー!そこに直れー!」



「嫌なの~!ふふふー!」



追っかけ子をしていた二人だったが、やがて本来の捕縛任務を思い出してはっとなってー



「いけなかったのよー!遅くまでここで長話してしまったし、早くヒルドレッド嬢に合流しないと怒られちゃうから、早く戻ろう―!」



「うっす!そういえば思いついたばかりなんっすけど、ルミナリス王女ってクレアリス嬢さんのそういう事情と立場って流石に知らないんっすよねー?昔は大会でライバル同士やってたって聞いたんっすけど、明らかに4年間近くの空白期間があると聞いたので、さすがに今のあんたの使命は知らないはずっすよねー?」



「ええ、ルミナリス姫はうちが【転生者】であるということも、【神の宿りし子】であるオケウエー君をうちが護らなくてはならないってことも両方も知らないばかりなのよー?だから、」



「このことを僕らだけの秘密にして、オケウエーのヤー、いいえ、『旦那』をずっと一緒に守っていこうってことっすよねー?」



「ふっふ!その通りよ、ジェームズ~君!うちらがいつも陰ながら支援したこと、【漆黒の魔王】君もいつか知るように成ったらきっと喜ぶと思うのよね、うふふふ……(なにせ、お互いにオケウエー君のために尽力していく仲間同士なのだからねー、ふふふ…)」



お互いに笑みを見せ合ったジェームズとクレアリスは、友情としての絆が深まりつつも、しっかりとジェームズの中にはシャルロットが唯一の恋人であるということも、クレアリスの中にはジェームズはただの信用における友人ってだけで実際には従者として仕えたい相手はただオケウエーに求めるってことだけがはっきりした心情を持つその二人なのである!



その【オケウエーのためだけに二人一体となって力を合わせよう】って気持ちに嘘偽りもなく、急いでヒルドレッドのところへ戻っていく気合の入ったジェームズとクレアリスの姿がいるのであったー!





………………………………………




………………………




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