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第108話:撃破される罪女
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〈みんなー、聞こえてるの?こちらクレアリスなのよー!〉
「「「「「--!?あ、はいー!!」」」」」
耳に装着している魔導通信機を通して、あそこの山肌の地面にて障壁を張っているオケウエーとそれに守られてる形のオードリーとジュディだけじゃなくて、こちらに向かってきてるチームCのルミナリス、クリスティーナやリリースにもクレアリスの声が届いてる。
〈これから究極奥義を使うから、これを使用するにあたりチャージ時間が必要になってくるからそれまでの間に時間稼ぎとしてあいつの注意を引き付けてもらえるかしら?〉
「「「「「りょ、了解!」」」」」
チームCはまだここへ着いてないから、その引き付ける役は当然と言えば、
「中型氷弾、6発ーー!!」
「ちょ、ちょ、ちょ~!?攻撃する時は僕と示し合せて同時に行ってくれよ、ったくー!ってことで、【セフィーブレニエル】よ形作られろーー!我が声に応じ強敵を赤獄の巨糸にて射貫けー!【フォルン=ヌアキアー】!」
どうやら、ヒルドレッドの障壁から出ていったジェームズも慌ててオードリーに続き犯人少女に向かって精霊魔術を放っていったようだ。ライフルの形をしてる武器化した状態で、銃口から撃ちだされたのは鋭利な針が先端についてる光ってる赤色の糸で、それが伸ばされてる形にして敵の金髪少女へと向かっている途中!
攻撃を仕掛けられるのはどうしてあの二人だけになるのか、答えは明白である!
オケウエーは自身の防御系な精霊魔術である【聖護守英防壁(ホリー・ディーフェンシーヴ・エックセレント・ガーディングバリアー)】を使用中しながら障壁の中に入っているため、その中から外への攻撃を仕掛けられない。
ヒルドレッドも、【中守白霊防壁ミドル・ホワイトスピリット・バリアー】というオケウエーの使っているよりも遥かに劣化した版の障壁を使っている最中なので、オケウエーや犯人少女の張っている障壁と違って、中にいる術者であるヒルドレッドと奥義をチャージしてる最中のクレアリスもその障壁の中から外の敵へと攻撃魔法をバリアーを突き抜けて敵に届かせることが出来ない!(クレアリスがチャージを終えたらそれをあの金髪の犯人少女へとぶっ放すためにはヒルドレッドが【中守白霊防壁】を解除しなくてはならないので)
そしてジュディは絶賛気絶中とのことで応戦することもできずにいる!チームCもまだここに着いてはいない!
なので、自然に導き出された結論で、障壁に守られている犯人少女をいくつかの攻撃魔法にて注意を引き付けられるのは手が空いてるオードリーとジェームズだけになる!
バ―ン!バーン!バーン!バーン!バーン!バーン!
シュウウゥウ――――――――――!!!
「~~んっ!鬱陶しいですわね、そちらはー!そんな子騙しの小技で、わたくし様の【亀壁大甲羅魔防光インネスシース=エニストロフ】を破壊出来るとでも思ってますのーー!?御めでたい脳味噌してるようで滑稽ですわねー!なら、こちらが応戦してあげるまでのことですわ!この障壁の『中から』!ほら、まずはその聖魔力保有量が小っちゃい方の脆弱少年から狙い撃ちますわよー!これでも受けてみなさい、【大爆地破物体ユラデヌ・ソフィスーラ】ーーーーー!!!」
ブワアア――――――――――!!!!
「おっと、あ、危ないーー!!」
フシュウ―――――――――!!
なんとか金髪少女の肩に乗せられてる携行型の魔導砲台(の形してる武器化した亀の精霊)から放出されたたった一つの緩慢な速度してる紫色の着弾式爆弾を避けたジェームズだったが、
「はー!その女の障壁の中に隠れたままの方が良かったはずなのに、無謀にも挑んできたものですからその無策っぷりを呪う方がいいですわよーーー!!何故なら、【着弾式無効化ー!即刻誘爆信号開始ーーー!!!】」
「なーっ!?」
バココココココココココーーーーーーーーーーー!!!!!!
「「「「「ジェーーーーーーーーーームズッーーーーー!!!!」」」」」
まるで最弱な敵から削っていく戦術みたいに、真っ直ぐにジェームズの方へと応戦していった犯人少女だったが、
…………
……
「ふうう、間に合って良かったのであったなー!そうであろう、ウィンチェスター男爵殿ー?」
「え?」
そう。間一髪なところで、その爆弾の爆発に巻き込まれずに済むのは、やっと到着してきたルミナリス王女が自身の契約精霊であるアークメリオンを召喚し終え、彼女の髪の色と同色のそのティファニーブルー色してる守護神のごとく鋼の全身鎧な格好してる剛力な風貌してる騎士がジェームズをその丸められた身体にて彼の全身を包んで庇っており、それで爆発から守れたんだということ!
「ルミナリス王女ですわ、皆さんー!助かりましたわね、ジェームズ!」
「一時どうなるかと思ってたのよね、ふぅぅ…」
ルミナリスの精霊に助けられたジェームズを見て障壁の中で安堵の面持ちになってるヒルドレッドとチャージ中のクレアリスだったが、
「ルミナリス王女が着いたみたいわよ、オケウエー!これであたくし達が参戦するまでもなく王女達に任せてあいつを無力化してもらい、捕縛できそうわねー?」
「ああ!そうみたいなんだが油断大敵だぞー!様子見て援護射撃が必要そうになったらお前も参戦してくれ!」
「ふーん!言われなくても分かってるわよ、そんなもん!」
むすっとした表情になったオードリーと俺があれこれと作戦について決めてるところに、
「受けてみるのであるぞー!我が不屈なる剛腕の太刃持ちの厳獣アークメリオンよ、その刃を敵に向け蹂躙せよーー!【グダライファス】--!!」
ヴシュウウウウウウウウウウウウウーーーーーーーーーー!!!!
「「「「「----!!!??」」」」」
パチイィィ―――――――――――ンング!!
なんということだ!ヒルドレッドの真っ白い騎士っぽい精霊の姿に似ても似つかないそのティファニーブルー色の騎士姿をしているルミナリス王女の精霊は、ヒルドレッドの精霊と違って二つの大きな角も兜から生えたあれがいきなり手から一本の長い緑色のぶっといグレートソードを出現させたのと同時に、その切っ先を標的であるあそこの犯人少女に向かって精霊魔術を放ったようだ!
太くて激しい聖魔力の本流が伴うそのティファニーブルー色のビームが切っ先から放たれた一瞬後に直ぐに目標であるそこの金髪少女にあたり、そして弾ける音を発生させた後ーーーー!!
「きゃあああーーーーーーーーー!?」
そう!やりやがったな、王女がーー!!
ついにー!
ついにあの金髪少女が誇っていた自分の精霊が発動させた強力な精霊魔術障壁をあのビームで打ち消せたぞーーー!!
「ソれだけじゃないんデスぞー!アタクシもここにいることを忘れてもらっては困りますゾーー!ネトロファイッス=セデロよ降臨せヨー!ソして、【黄金輪形態二種類攻勢体構・コンパクト版ー!(メルアンヌ・アークシューラッス=スウーエド・アンドルグリアー)ー!】それーー!」
グチャアアーーーーー!!!
「ひぎゃああああああーーーーーー!!??」
「あれはーーーー!!?」
どうやらクリス先輩も妹のリリも王女より距離が開いた為に遅れて着いてきたので、追加攻撃として犯人少女に放ったようだ!
「オケウエー!あれはあんたとの試合で使ったというクリスティーナの究極奥義なんだわーー!!」
そう。前に俺との闘いで使ってきたあれは、クリス先輩の姿が天使みたいに背中には二つの黄金色な羽が生え、そして頭の上にはまたも黄金色な輪が出現し、それだけに飽き足らずクリス先輩の身体を囲むようにして現れた大きな輪があるが、今回は前に見せてもらった時の三つまでの壮大な形なりじゃなくて、一つだけに絞っているようだ。
無論、右手に握らている彼女のロングソードが先端からは黄金色の長い槍っぽいオーラまでもができて、空のはずの左手には握り持っている黄金色の波状めいた揺れている長いリボンっぽいオーラが出現されたのも前回のと同じ要領で、そうやって右手のロングソードから生えた黄金の槍っぽいオーラをあの犯人少女の顔に遠距離から突き付けたら、爆発めいた炸裂した空気がいきなり少女の顔に巻き起こって、そしてーーーーー!!
「うぐッ、ぐゥえええ~~っ!あぁ、はぁぁ...はあぁぁ~、はぁぁ...はあぁぁ~、クソですわーッ!なんてことしてくれましたのーーー!!?乙女の顔を狙って攻撃するとかマジでありえませんわよーーー!!?」
どうやら、前の試合と違って、今回は物理的ダメージを精神的ダメージに変換するような魔術がこの全域で発動されてないから、あの犯人少女がクリスの奥義で受けた顔へのダメージが本物に相当なもんのようで、両目が潰されたらしくて見えぬ状態の彼女は顔を追って大量な血が滴り落ちるのを確認できたー!
さっき攻撃を受けたからその瞬間で感じた激痛が耐えられなかったのか、もう既に自分の武器化した携行型な魔導砲台を両手から落とした彼女は今文字通りで武器無しの丸腰になってる様子だ!
「乙女も何も、戦場では男女とも等しく戦士であり、性別による扱いの差が存在しないはずデスゾー!マしてや、我が愛する国に対して大勢な罪なき人を巻き込もうとするただの犯罪者であるキサマに容赦も手心も与える必要は毛頭ないのデスぞーー!デスゾー!」
正論を言ったクリス先輩をなんかかっこよく思う俺はなんとなく彼女の凛々しい姿を見つめる最中に、そこにいるクリスとリリが何やら話し合いを始めているのが見て取れたー!
……………
……
「ふう、ルミナリス王女も必死でしたのですね!リリ達より先行して早く敵を捕まえると言ってきたんですものー!」
「ウむ!ソればかりはしょうがないデスぞ、妹よ。ダって、自国の責任だとか言って真っ先にあの犯人共を捕縛しなきゃならんのが自分の方デスと頑なに譲れないんデスね!」
「ええ、それは分からなくもないなのですね、お姉様。しかし、さっきリリ達3人が飛んでる最中に見せた【あれ】は何だったんなのですかー?まるで閃光が一瞬で迸ったかと思えば、いきなり直ぐに消えちゃいましたなのですからー!」
「フむゥ……マあ、あれは恐らく姫の契約精霊が持つ【特有権能】の一種で、精霊を武器化するなり、真体姿として顕現する際にほぼタイムラグ無しに発動できると同時に臨んだ位置や場所へと瞬間的に移動することが出来るものと見ルー!マあ、距離的にどこまで転移できるか分からないがナ...」
「そ、そう、…なのでしょうか…?でもそれって、なんかチート過ぎないなのですか、お姉様ー?あれじゃもしかして王女と試合中になっても、いつ自分の後ろに転移してくるか王女を警戒するばかりになっていて、それで緊張状態が続いて戦術を考えたり応戦する方法に集中できなくなるじゃないですかーー!?」
「フははははーーー!!ソれでこそ面白いというものデスぞー!戦い甲斐があるというものは正にそういうことを言うものデスぞ、フははッ!」
「もうお姉様はいつもそうやってバトルジャンキーっぽい反応ばかりするんですものー!なのです!」
「マあ、それはさておき、今はアタクシのお膳立てであの犯罪女を半ば無力化させる事が出来たんデスから!後は後輩である【彼ら】に任せることにしようかな?」
………………………………………
………
「やああああーーーーーーーー!!!【聖刃波斬】を使うまでもなく、これでも受けてみやがれー!」
バチャアアーーーーーーーーーーーーー!!!
「ぐうわああー!?くッううーーーーう!く…そ、で…す…わ………ぐッ!」
チームCは十分にお膳立てしてくれたので、後の『後始末』は俺が引き受けようじゃないか!
なので、顔を傷つけられ今でも血を傷口から大量に噴出しながら激痛のあまり両手で押さえている彼女に対して、障壁を解除して真っ直ぐに上へ飛び上がった俺は聖剣イーズベリアを普通になんの精霊魔術も発動しないままで単純な斜め切り上げで彼女の腰から肩口まで深く裂傷を負わせた!
だから、うめき声を発した彼女が最後は俺に対し悪態をつきながら、意識を失うようにしてゆっくりと地面へと落下し、やっと夢の世界へと沈んだようだ!
これで、お前の悪だくみはもうこの国の罪なき人間達を巻き込まずに済むようなのでザマだなー!
罪人は裁かれるべくして裁かれただけにすぎない。綺麗な顔に傷がついたからといって俺達を恨むなよ?
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「「「「「--!?あ、はいー!!」」」」」
耳に装着している魔導通信機を通して、あそこの山肌の地面にて障壁を張っているオケウエーとそれに守られてる形のオードリーとジュディだけじゃなくて、こちらに向かってきてるチームCのルミナリス、クリスティーナやリリースにもクレアリスの声が届いてる。
〈これから究極奥義を使うから、これを使用するにあたりチャージ時間が必要になってくるからそれまでの間に時間稼ぎとしてあいつの注意を引き付けてもらえるかしら?〉
「「「「「りょ、了解!」」」」」
チームCはまだここへ着いてないから、その引き付ける役は当然と言えば、
「中型氷弾、6発ーー!!」
「ちょ、ちょ、ちょ~!?攻撃する時は僕と示し合せて同時に行ってくれよ、ったくー!ってことで、【セフィーブレニエル】よ形作られろーー!我が声に応じ強敵を赤獄の巨糸にて射貫けー!【フォルン=ヌアキアー】!」
どうやら、ヒルドレッドの障壁から出ていったジェームズも慌ててオードリーに続き犯人少女に向かって精霊魔術を放っていったようだ。ライフルの形をしてる武器化した状態で、銃口から撃ちだされたのは鋭利な針が先端についてる光ってる赤色の糸で、それが伸ばされてる形にして敵の金髪少女へと向かっている途中!
攻撃を仕掛けられるのはどうしてあの二人だけになるのか、答えは明白である!
オケウエーは自身の防御系な精霊魔術である【聖護守英防壁(ホリー・ディーフェンシーヴ・エックセレント・ガーディングバリアー)】を使用中しながら障壁の中に入っているため、その中から外への攻撃を仕掛けられない。
ヒルドレッドも、【中守白霊防壁ミドル・ホワイトスピリット・バリアー】というオケウエーの使っているよりも遥かに劣化した版の障壁を使っている最中なので、オケウエーや犯人少女の張っている障壁と違って、中にいる術者であるヒルドレッドと奥義をチャージしてる最中のクレアリスもその障壁の中から外の敵へと攻撃魔法をバリアーを突き抜けて敵に届かせることが出来ない!(クレアリスがチャージを終えたらそれをあの金髪の犯人少女へとぶっ放すためにはヒルドレッドが【中守白霊防壁】を解除しなくてはならないので)
そしてジュディは絶賛気絶中とのことで応戦することもできずにいる!チームCもまだここに着いてはいない!
なので、自然に導き出された結論で、障壁に守られている犯人少女をいくつかの攻撃魔法にて注意を引き付けられるのは手が空いてるオードリーとジェームズだけになる!
バ―ン!バーン!バーン!バーン!バーン!バーン!
シュウウゥウ――――――――――!!!
「~~んっ!鬱陶しいですわね、そちらはー!そんな子騙しの小技で、わたくし様の【亀壁大甲羅魔防光インネスシース=エニストロフ】を破壊出来るとでも思ってますのーー!?御めでたい脳味噌してるようで滑稽ですわねー!なら、こちらが応戦してあげるまでのことですわ!この障壁の『中から』!ほら、まずはその聖魔力保有量が小っちゃい方の脆弱少年から狙い撃ちますわよー!これでも受けてみなさい、【大爆地破物体ユラデヌ・ソフィスーラ】ーーーーー!!!」
ブワアア――――――――――!!!!
「おっと、あ、危ないーー!!」
フシュウ―――――――――!!
なんとか金髪少女の肩に乗せられてる携行型の魔導砲台(の形してる武器化した亀の精霊)から放出されたたった一つの緩慢な速度してる紫色の着弾式爆弾を避けたジェームズだったが、
「はー!その女の障壁の中に隠れたままの方が良かったはずなのに、無謀にも挑んできたものですからその無策っぷりを呪う方がいいですわよーーー!!何故なら、【着弾式無効化ー!即刻誘爆信号開始ーーー!!!】」
「なーっ!?」
バココココココココココーーーーーーーーーーー!!!!!!
「「「「「ジェーーーーーーーーーームズッーーーーー!!!!」」」」」
まるで最弱な敵から削っていく戦術みたいに、真っ直ぐにジェームズの方へと応戦していった犯人少女だったが、
…………
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「ふうう、間に合って良かったのであったなー!そうであろう、ウィンチェスター男爵殿ー?」
「え?」
そう。間一髪なところで、その爆弾の爆発に巻き込まれずに済むのは、やっと到着してきたルミナリス王女が自身の契約精霊であるアークメリオンを召喚し終え、彼女の髪の色と同色のそのティファニーブルー色してる守護神のごとく鋼の全身鎧な格好してる剛力な風貌してる騎士がジェームズをその丸められた身体にて彼の全身を包んで庇っており、それで爆発から守れたんだということ!
「ルミナリス王女ですわ、皆さんー!助かりましたわね、ジェームズ!」
「一時どうなるかと思ってたのよね、ふぅぅ…」
ルミナリスの精霊に助けられたジェームズを見て障壁の中で安堵の面持ちになってるヒルドレッドとチャージ中のクレアリスだったが、
「ルミナリス王女が着いたみたいわよ、オケウエー!これであたくし達が参戦するまでもなく王女達に任せてあいつを無力化してもらい、捕縛できそうわねー?」
「ああ!そうみたいなんだが油断大敵だぞー!様子見て援護射撃が必要そうになったらお前も参戦してくれ!」
「ふーん!言われなくても分かってるわよ、そんなもん!」
むすっとした表情になったオードリーと俺があれこれと作戦について決めてるところに、
「受けてみるのであるぞー!我が不屈なる剛腕の太刃持ちの厳獣アークメリオンよ、その刃を敵に向け蹂躙せよーー!【グダライファス】--!!」
ヴシュウウウウウウウウウウウウウーーーーーーーーーー!!!!
「「「「「----!!!??」」」」」
パチイィィ―――――――――――ンング!!
なんということだ!ヒルドレッドの真っ白い騎士っぽい精霊の姿に似ても似つかないそのティファニーブルー色の騎士姿をしているルミナリス王女の精霊は、ヒルドレッドの精霊と違って二つの大きな角も兜から生えたあれがいきなり手から一本の長い緑色のぶっといグレートソードを出現させたのと同時に、その切っ先を標的であるあそこの犯人少女に向かって精霊魔術を放ったようだ!
太くて激しい聖魔力の本流が伴うそのティファニーブルー色のビームが切っ先から放たれた一瞬後に直ぐに目標であるそこの金髪少女にあたり、そして弾ける音を発生させた後ーーーー!!
「きゃあああーーーーーーーーー!?」
そう!やりやがったな、王女がーー!!
ついにー!
ついにあの金髪少女が誇っていた自分の精霊が発動させた強力な精霊魔術障壁をあのビームで打ち消せたぞーーー!!
「ソれだけじゃないんデスぞー!アタクシもここにいることを忘れてもらっては困りますゾーー!ネトロファイッス=セデロよ降臨せヨー!ソして、【黄金輪形態二種類攻勢体構・コンパクト版ー!(メルアンヌ・アークシューラッス=スウーエド・アンドルグリアー)ー!】それーー!」
グチャアアーーーーー!!!
「ひぎゃああああああーーーーーー!!??」
「あれはーーーー!!?」
どうやらクリス先輩も妹のリリも王女より距離が開いた為に遅れて着いてきたので、追加攻撃として犯人少女に放ったようだ!
「オケウエー!あれはあんたとの試合で使ったというクリスティーナの究極奥義なんだわーー!!」
そう。前に俺との闘いで使ってきたあれは、クリス先輩の姿が天使みたいに背中には二つの黄金色な羽が生え、そして頭の上にはまたも黄金色な輪が出現し、それだけに飽き足らずクリス先輩の身体を囲むようにして現れた大きな輪があるが、今回は前に見せてもらった時の三つまでの壮大な形なりじゃなくて、一つだけに絞っているようだ。
無論、右手に握らている彼女のロングソードが先端からは黄金色の長い槍っぽいオーラまでもができて、空のはずの左手には握り持っている黄金色の波状めいた揺れている長いリボンっぽいオーラが出現されたのも前回のと同じ要領で、そうやって右手のロングソードから生えた黄金の槍っぽいオーラをあの犯人少女の顔に遠距離から突き付けたら、爆発めいた炸裂した空気がいきなり少女の顔に巻き起こって、そしてーーーーー!!
「うぐッ、ぐゥえええ~~っ!あぁ、はぁぁ...はあぁぁ~、はぁぁ...はあぁぁ~、クソですわーッ!なんてことしてくれましたのーーー!!?乙女の顔を狙って攻撃するとかマジでありえませんわよーーー!!?」
どうやら、前の試合と違って、今回は物理的ダメージを精神的ダメージに変換するような魔術がこの全域で発動されてないから、あの犯人少女がクリスの奥義で受けた顔へのダメージが本物に相当なもんのようで、両目が潰されたらしくて見えぬ状態の彼女は顔を追って大量な血が滴り落ちるのを確認できたー!
さっき攻撃を受けたからその瞬間で感じた激痛が耐えられなかったのか、もう既に自分の武器化した携行型な魔導砲台を両手から落とした彼女は今文字通りで武器無しの丸腰になってる様子だ!
「乙女も何も、戦場では男女とも等しく戦士であり、性別による扱いの差が存在しないはずデスゾー!マしてや、我が愛する国に対して大勢な罪なき人を巻き込もうとするただの犯罪者であるキサマに容赦も手心も与える必要は毛頭ないのデスぞーー!デスゾー!」
正論を言ったクリス先輩をなんかかっこよく思う俺はなんとなく彼女の凛々しい姿を見つめる最中に、そこにいるクリスとリリが何やら話し合いを始めているのが見て取れたー!
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「ふう、ルミナリス王女も必死でしたのですね!リリ達より先行して早く敵を捕まえると言ってきたんですものー!」
「ウむ!ソればかりはしょうがないデスぞ、妹よ。ダって、自国の責任だとか言って真っ先にあの犯人共を捕縛しなきゃならんのが自分の方デスと頑なに譲れないんデスね!」
「ええ、それは分からなくもないなのですね、お姉様。しかし、さっきリリ達3人が飛んでる最中に見せた【あれ】は何だったんなのですかー?まるで閃光が一瞬で迸ったかと思えば、いきなり直ぐに消えちゃいましたなのですからー!」
「フむゥ……マあ、あれは恐らく姫の契約精霊が持つ【特有権能】の一種で、精霊を武器化するなり、真体姿として顕現する際にほぼタイムラグ無しに発動できると同時に臨んだ位置や場所へと瞬間的に移動することが出来るものと見ルー!マあ、距離的にどこまで転移できるか分からないがナ...」
「そ、そう、…なのでしょうか…?でもそれって、なんかチート過ぎないなのですか、お姉様ー?あれじゃもしかして王女と試合中になっても、いつ自分の後ろに転移してくるか王女を警戒するばかりになっていて、それで緊張状態が続いて戦術を考えたり応戦する方法に集中できなくなるじゃないですかーー!?」
「フははははーーー!!ソれでこそ面白いというものデスぞー!戦い甲斐があるというものは正にそういうことを言うものデスぞ、フははッ!」
「もうお姉様はいつもそうやってバトルジャンキーっぽい反応ばかりするんですものー!なのです!」
「マあ、それはさておき、今はアタクシのお膳立てであの犯罪女を半ば無力化させる事が出来たんデスから!後は後輩である【彼ら】に任せることにしようかな?」
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「やああああーーーーーーーー!!!【聖刃波斬】を使うまでもなく、これでも受けてみやがれー!」
バチャアアーーーーーーーーーーーーー!!!
「ぐうわああー!?くッううーーーーう!く…そ、で…す…わ………ぐッ!」
チームCは十分にお膳立てしてくれたので、後の『後始末』は俺が引き受けようじゃないか!
なので、顔を傷つけられ今でも血を傷口から大量に噴出しながら激痛のあまり両手で押さえている彼女に対して、障壁を解除して真っ直ぐに上へ飛び上がった俺は聖剣イーズベリアを普通になんの精霊魔術も発動しないままで単純な斜め切り上げで彼女の腰から肩口まで深く裂傷を負わせた!
だから、うめき声を発した彼女が最後は俺に対し悪態をつきながら、意識を失うようにしてゆっくりと地面へと落下し、やっと夢の世界へと沈んだようだ!
これで、お前の悪だくみはもうこの国の罪なき人間達を巻き込まずに済むようなのでザマだなー!
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