精霊術学院の死霊魔術使い

ワガドゥー男子

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第162話:転生したジュディの大胆な告白。そして【奇跡の南地男子】の答え....

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ポタポタポタ......



「我が創りし新たなる器は、我が血脈を継ぎ、我が遺伝子を宿す、完璧なるホムンクルスなり。【人工的身体創生術ホムンクルス・クリエーション】--!!」



ピカ――――――――――――――――――!!!

ズズズズズズズズズズ.......



傷つく必要があるので、【死の骸】を解除した俺は【死霊魔術】にて、そこにあるジュディの青白い光を放ってる魂を竜の外へと【樹界脈】に導かれ吸収されぬよう、儀式用の【魂の死杯】へと入れておいた。これにて固定でき、どこにも逃げられないようににした! 



そして滴らせた俺の血で、【人工的身体創生術ホムンクルス・クリエーション】を発動して、直ぐにそこで、何の変哲もない顔のない真っ白い等身大人形が一瞬で出現した!



今その人形の中にまだ体内構造とか内臓等は形成されてないんだけど、俺の遺伝子が既に含まれてるそれは誰かの魂を【霊魂移植術】で移せた後、すぐに内外すべてが変形され、俺の中にある前のジュディの姿のイメージが【内脳英死鏡ネザクルテックス】にて記録されたもののコピーを視線で人形をこうして見つめるだけでインプットでき、移植されたジュディの魂が入った途端すぐに前の姿のように忠実で形づくられていくだろう!



俺はジュディの前のオレンジ色の髪の毛、その愛らしい容姿とか全てをとても気に入ってるので、なるべく元通りに完璧に再現してほしい!



「俺の遺伝子が入ってるとはいえ、フェクモ人の外見特徴に寄せての人種変更はしたくないもんね。俺、白い肌のままのジュディが好きなんだし、ありのままの全ての人間を受け入れたいと思ってる」



『それこそイーズのオケ兄ちゃん。......かっこいいよ?その......名言』

「そうでもないさ。紳士なら誰でも言うことだよ?」

『それでもオケ兄ちゃんの、......その精神は評価せねば......気持ち伝えるの、......大事だから』



うぅ~!イーズの言葉にドキッとさせられたが、直ぐに儀式執行へと意識を持ち直した。イーズ....確かにその通りだな。



俺は俺。

ジュディはジュディ。



だから、依然のままのジュディの外見を忠実に再現すべく、細心の注意を払おう。



「じゃ始めるぞ!『我は命じる。〖魂の転移〗を成せよ。この瞬間、この場所にて、

新たなる生命の誕生を宣言する。汝の名はジュディ。この器にて、新たなる人生を歩め。我が友よ、永遠の絆を以て、この世界を共に生きんことを誓おう。さあ、目覚めよ!新たなる命の鼓動を刻め!【霊魂移植術】、完了せり!」



ピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカ―――――――――――――!!!



ジュディのその小型な青白い魂の球が詠唱の完了と共にそこの【魂の死杯】から浮上して、浮いたままに激しく点滅しながら光り輝きだしたと同時に、直ぐに俺の前に浮かせた【人工的身体ホムンクルス】へと胴体から入っていって、そして――――!



パチー!パチー!パチー!パチ――――――――――――!!!



ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ.............

人形の体形が激しくぐんやりと変形されて行き、インプットされた俺の頭の中の【内脳英死鏡ネザクルテックス】にて、依然のままのジュディの姿と容姿を正確に再現すべく形作られていくー!



ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ.............

身体中の内臓と体内構造の全ての骨と筋肉。



ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ.............

顔の主要な部分、髪の毛、正確な容姿。



ゴチョ―――――――――――!!



「やった!いつものジュディの再現だ―――!!~わ~っ!当然、....裸に、なってるんだが..」



裸なのは仕方ないとして、前のようなジュディのそのままの外見が再生されて本当に良かったと思う!俺の遺伝子もちょっと入ってる中、俺のような肌色と髪型にならずに済んだのはホッとした大成功だ!



ジュディのありのままの姿が好きだから、わざわざ俺の身体のように似せて作るのはマナー違反だよ。



実は、さっきジュディの元の身体を滅ぼさずに、詠唱のもっと長い方のこの【霊魂移植術】を唱えても気絶させた状態のジュディの魂をこちらへ移すことが可能かもしれなかったが、その場合だと失敗する可能性が10%も生じる確率があり、術の仕組みに従わずに外で待ってる【樹界脈】へ導かれるようにして逃げていく恐れがあったので、身体を俺の【死の骸】で滅ぼし魂を可視化させ【死の触手】で正確に捕獲したことで100%の確率でジュディの魂をこちらへ移植できるからだった。



【死の触手】は【死の骸】の状態でしか使えないので、【死の触手】で魂を捕えてから俺の死霊魔術への強い接続が固定された【魂の死杯】へと移すことで完全なる【霊魂移植術】を行えるというものだ!



「おかげで、こうして100%の確立で、ジュディの魂が移植され、そしてー」



「はあああ――――――――!?....って、え?」



直ぐに、そこで横たわってたジュディの身体が起き上がり、そして永遠の眠りから目を覚ましたかのように俺と彼女自身の身体を交互に見回していると―

「きゃあ――――――!!?なんで私裸――――!?オケウェー見ないで下さい―――――!!」

「おっと」



自分の恰好を見てびっくりしたジュディは真っ赤になってる顔で俺に自身の背中を見せながら叫んだ。純情な心を持ったままの乙女って感じでちょっと微笑ましいので、言われた通り目を逸らした。



そしてー!



...................................



................



「はい、その新しい制服はどうだった?いつか、こういう事をするために、俺は前々からイリーズカ先生に相談して、ジュディのための制服を用意してもらったんだ」

やっぱり【異空間収納】は便利だね。



「そ、そうかぁー。な、成程ね...そ、そのう......イリーズカ先生も?オケウェ―のそんな姿、....そんな力のことを知ってるのって......」



「....ああ。二人のうち、イリーズカ先生は協力者の一人だったよ。もう別の一人は、仮面を被ってる変な男で、俺の【死霊魔術使い】としての真の正体も知ってる数少ない者だ」



「そ、そう、....だったんだね。あ~はははは......やっぱり【死霊魔術使い】なんだね、えへへへ....ちゅ、中等学院にいた頃、その、....き、禁じられた魔術について軽く学んだことあったんだけど、まさか人生で初めてそんな公の舞台から消えたままの何百年もの極稀な、伝説級の魔術を私が見ることになるとはね」



俺のお陰で新たな身体を手に入れたジュディは依然の関係のままで俺を見ることができなくなったのか、敬語もやめてオードリーのように砕けた口調になったジュディがそう感想を漏らした。



「その新しい身体の具合はどうだ?俺の遺伝子が入ってるままの【人工的身体ホムンクルス】へ無事に魂を移植できたとはいえ、どこか不具合でも、痛みや変な感覚ってないかー?」



ジュ―――――!!ジュ―――――!!ジュ―――――!!



「特にないよ。この通り、元気で色んなパンチもキックもできたし、えへへへ~!」

さっそく試したジュディは色んな動きをしてみても元気一杯な運動を見せてくれて、にっこりとした満面な笑顔で俺に報告した。



「よかった。でも定期的に報告してくれよな?なにか問題でも起きたら、すぐに治すから心配しないで」



「うん~!ありがとうね、オケウエー!え、えっと~」



「うん」



「あ~はははは....」



「ひひひ...」



「「ぷっ!」」



「「あはははははー!変なオケウェ―(変なジュディー!)」」



さっき、いきなり照れだしたジュディが大の恩人である俺を直視せず、言葉を発することも恥ずかしくなるようなギクシャクな雰囲気を醸し出してしまったので、その状況に耐えられず思わず吹き出してしまった俺達。



......................................



...............



「オケウェ―。....もう一度言うけど、本当にありがとうー!私のためにここまで良くしてもらって、自分の本当の正体を明かしてまで、その、昔の教科書で学んできた禁止された魔術を使ってまで私にもう一度普通な身体での生活を提供してくれて......何度も感謝したくてもし足りない...」



「どういたしまして、ジュディ。ジュディのそんな生き生きとした表情、何もかも吹っ切れた感じ、希望に満ち溢れるようになったその顔を見れるようになっただけでも嬉しいよ」



「あ~はははは....やっぱりオケウェーは女の子が直ぐにときめくような言葉を並べるのがお上手よね、ふふふ....」



「だって、本当に嬉しんだもん。ジュディのそういう幸せ一杯な笑顔を見れるの」



「っぽ!....ね、ね!お、オケウェ―!」



「うん?どうしたの、改まって」



いきなり直立姿勢になって、俺を真剣な表情で見つめてきたので、



「言葉だけじゃ足りないの。私のオケウエーに対する今の本当の気持ちは」



「それって」



「うん。オケウエー。私ね」



タタ!



すぐに俺の側へ近づいてきて、そして―



「ちゅっぷ」

「ん、ちゅ!」



「ちゅっぷ、ちゅちゅ!」

「んふっ!ちゅっぷ、ちゅっぱ!」



「「はあーっ!」」



「....大好き、よ。オケウエーのこと」



................................



沈黙が数秒も続いた。



お互いの火照った頬と赤くなる顔を見つめ合ってるままの俺達は、ただただ言葉も交わさず、熱くて、お互いのことが愛しく思うような視線を向け合うばかりだって感じた。


「うん、..俺もだ」


「私のヒーロー。私の呪いを取り除いてくれて、そして新しいこの身体まで用意して、転生させてくれて」


「うん」


「前々から、オードリーと決闘したあの日、......それを観客席で見ていた時、....【希望の才女】とまで言われてるオードリーさんをあんなにも互角に戦えるなんてって思って、ほ、本当にすごかったって軽く惚れてたよ!」



「そのずっと前の日から、俺をそんなにー?」



「うん!……オケウエーはすごい男の子だなって思ってたけど、まさかここまで英雄的で、奇跡の代名詞そのもので、何でもできちゃう人だなんて思わなかった。」



「俺なんかそんなにすごく無いよ。たまたま、フェクモにいた頃で変な出来事があった所為で、たまたま【死霊魔術】を使えるようになって、今はこうしてジュディを救う程の運命に巡り合えるすべて、俺の意思関係なくー」



「だから、たとえ運命であっても、私はその謙虚なオケウエー。....優しくて、思いやりのあるオケウエーのことが好きになったんだと思う。ねえー、....オケウエー....」



「....大好きだ!私にまたも新たな人生で、....呪いの亡くなった普通な人間として生まれ変わらせてくれたこと、そ、そして、....みんなと同じような恋愛ができる身体にしてくれたこと。....どれもがい、愛しくて、ひくっ!わ、わたし~!」



「泣き虫体質は変わらないままなんだー?」



「~~!?もうオケウエーの意地悪!」



ぷんぷんぷん!



「あ~はははは、それ擽ったいよ」



「......」



「......」



お互いを見つめ合ったまま、至近距離で。



もう言葉は要らない。



「ちゅっぷちゅっぱ」

「ちゅちゅ~!」



俺達ふたりはただただ、お互いを強く抱きしめ合ってるまま、お互いの服を脱がし合って、永遠の愛を誓い合っての神聖なる性の儀式をはじめたのだった。



やっぱり人間のままのジュディを転生させられたことは大きな成功だった!



【ゾンビー】は生きているとは言えない存在で、魂のなくなった状態での不死身な戦闘・戦争用の手駒だ【死の息吹のいっぱい入ってる、死なない重戦士として】。



そう、死したものすべての魂が等しく【樹界脈】へと吸収されていくので、こんな高度過ぎる特殊な【霊魂移植術】って魔術でも使わない限り、普通は元の身体が滅ぼされた状態の魂を別の身体や器へ移すことはできない。



ゾンビーなどという、そんな悍ましい姿に誰か大切な人の魂の無くなった死体にかけたくないし、する必要もないので、【死霊魔術】にはこんな便利な人間の魂をホムンクルスへと移植できる魔技まであるのはマジ助かったって気分だ。



おかげで、俺はこうして好きになった、どんな苦難にも長く耐え続けて、どんな苦しみも誰と相談できないまま明るく振る舞っていたジュディの健気な性格に惹かれて、彼女と愛し合うことができたのだから。



『あ、あの、イーズを武器化できる時間は、......もうとっくの5分以上も、......経過したんだけど? ......氷竜の討伐はいつ再開するの、......オケ兄ちゃんにジュディお姉ちゃん?......』



と、そんな無粋なことを聞いてきたイーズがいるのだった!





...............................................





..................





____________________________________

作者のコメント:ツンデレな子であるオードリーの恋路に大ピンチ!ヒロインズはオケウェ―に対する気持ちを共有できるでしょうか?是非、彼らの恋の行く末を最後まで見届け下さいませ。
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