精霊術学院の死霊魔術使い

ワガドゥー男子

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第178話:教会の特殊部隊が取る対策法。そして、ジュディの気持ち......

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同時刻のセルレス法王国の首都、【聖都シルファラー】にあるアズリオン教会の総本山、大聖堂シルフェリオン内の地下にある、【異端審問執行部隊】が本部にした地下室にて:



「三日間前の拉致に加わり、これまでの謎の魔術使いによる敬虔なアズリオン信徒の兄弟でもある【猫耳人】と【猫頭人】の誘拐事件が計14件まで登り、セルレス法王国内だけでなく、グリムウェール王国内とルアヴレー諸島内にある我が教会の保護下にある色んな【亜人系の信徒】が攫われたことになったとー!」



薄暗い光に照らされた地下室にて、明らかに雰囲気づくりだけに光度を弱くした湿った灯りのあるその部屋で、報告書にある情報を正確に並べている最中の隠密行動に特化した制服を着ている神官がいた!



彼は30代の白髪の男性に見えて、前方の真っ白いフードを被っている高位司祭に向かって跪いている様子だ!



「報告ご苦労。じゃ、これで分かったことがあるんじゃな。....やっぱり、【聖体正義戦獣】に変貌させるための絶対的条件、それも体内の聖魔力の識別波長に元々あった、引き継がれてきた先祖の【混沌の波力】の粒子や残滓も残る【亜人】から吸収した聖魔力の方こそが【聖体正義戦獣】の生産に最も必要なもののようじゃ!」



「はっ!ベルナール様の言う通りに!....おそらく、吸い出した聖魔力を特殊な技術でまたも識別波長を更に変質させ、その後は作られた容器へと保管し、またもその技術を利用して、対象の身体に注入した事でー」



「体内にまで【聖魔質変貌】を起こし、生きたままでも【聖体正義戦獣】にできる、量産型な手法とするために、多くの亜人の誘拐を必要としたクレガーキールの計画に利用されたか、じゃな」



「はっ!あの魔神が何かを企んでいるのか知らないが、【世界樹】の制御を手中に収めただろう、今の奴は【樹界脈】を意のままに伸ばし放題!襲撃したい場所に強力な世界獣を出現させると同時に【聖体正義戦獣】までもが加われば―」



「さすがに聖女ともあろうお方の力を以ってしても対処しくれない場合が生じる、...といったところかー」



なにせ、【聖なる神聖属性】と同質な【光聖魔術】を使う聖女シルヴィンだからだ。



「じゃ、我々はどうやって有効的に阻止できるかと?奴が攫いにきた瞬間、いきなりどこからともなく謎の魔法陣がターゲットとなる亜人の直ぐ側に出現し、それから一瞬での有無を言わせぬ腕力で引き込まれていったとの目撃情報がー」



「は!神出鬼没に見えて実は事前な仕掛けもあるやもしれんぞ!事件の殆どが我々の結界が働いておる屋内と屋外両方にも及んだし、中で転移魔術の発動は事前の仕掛けを設置してないと発動できないはずじゃー!よってー!」



フードを被っている高位司祭が大仰な動作で両腕を突き出すと―



「我らの【異端審問執行部隊】の中に、スパイがあるとー、そう仰いますか?」



「そのようじゃ!じゃから、今からは全ての亜人をこちらへ移送してくれ!精霊魔術を用いての護衛移送でこっちへ移動させ、気に入るじゃろうとびっきり美味しい罠を用意してやったのじゃからな、ガははは!」



「畏まりました!聖神ニムヴァリスの御心のままに!」



「聖神ニムヴァリスの御心のままに」



それだけ別れな挨拶を済ませた二人の【異端審問執行部隊】の魔術師たちは静かに、その広大な地下室を出ていくために上階へと上っていくのだった!



そしてー!



「けーかかかかかー!我がここにいるというのにねー!それ!」



カチャ―!

しゅうぅぅ...........



見えぬ障壁に守られてるゼナタスが、これもまた見えざる小銭を投げ捨てることで炸裂させ、変な見えぬ霧をまき散らしたことを誰にも気づかないままに、あっちこっちで続けられていく!



「ニムヴァリスも大した成長した訳でもないんだな、『親の干渉も防げないようでは』!..けかかかかか......」



不気味な三日月な笑みを見せたゼナテスは、灯りの消された黒闇の真ん中に一人でそんな意味深な独白をしながら佇んでいたのだった!





........................................................




....................



聖エレオノール精霊術学院の同日の15日に戻るけど、ジュディの視点:



「ええ、つまり、そんなに謙遜して自分を卑下するばかりじゃなくて、もっと威厳ある自信満ち溢れる態度と言動を心掛けて下さいな、今わたくし達のー」



「英雄様です~!えへへへ....」



皆に囲まれたオケウェ―の感動に詰まって泣いちゃいそうな顔を見ている私が最後にそう締めくくると―



「ぐず~!みんな、ありがとう~!ひっぐ~~ん!俺なんかの未熟者の所為で、ぐず!...仲間を死なせてしまったのにも関わらず、ひっくっ!...全然責めてこなくてつ、つらい~!」



と、そんな悲痛そうな嬉しそうな混合した気持ちになったオケウエーについ見かねた私はー



「えい!」



「~うお?」



ヒルドレッドもオードリーもクレアリスも押しのけて、真っ先に『私だけの救世主であり、呪いを解いてくれただけじゃなく、罪深き産まれの身体を滅ぼしてから新しい身体にまで転生してくれた、私の英雄様のオケウエー』に近づいて、きつくハグしてやったー!えい~!



「な~!じゅ、ジュディー!?」



「泣きたいなら堪えなくていいよー?私、...私たちがいるし!」



「~~!」

なんか至近距離で彼の肌のぬくもりを感じた私だけど、



「あぁあ~!じゅーじゅじゅー!ジュディだけずるい~!あたくしも根性の弱ってるオケウエーの【契約友達】として今回だけハグしてやってもいいと思ったのに抜け駆けしてきたわねー!」



ぎゅ~!

「うー、ううおおおー!?」



「ならうちも【漆黒の魔王】大ファンとしては同じことをするのが道理のようね~」



ぎゅ~む!

「うふっ!く、クレアリスまで!」



「な、ななななな!あ、貴女達~~!なにこんな、人が大勢通って見られてるうちにそんな~~!?しゅ、淑女たるドレンフィールド家の令嬢たる貴女までもが~~?」



免疫のない奥手なヒルドレッドまで顔を真っ赤にしながら殿方が複数の女子によって抱きしめられてる光景を見かねると―



「パチパチパチ!はいそこまでですよ、そちらのお嬢さん方たち」



マティールダ寮母が扉を通ってこの庭に囲まれてる門までが一本道となってる寮の外まで出てきて声をかけてくるとー



「お仲間同士の慰め合いなら学院の教室で間に合ってますよ~。ここは皆の登下校している通りであって注意を惹くやり取りをする場所じゃありませんよーです」



あ。



た、確かに寮母さんの言う通りでした!



ジェームズを失ったばかりの平民組だった私でも彼の死亡には大きくショックを感じたままで、オケウエーの気持ちは分からなくもない。



けど、他人の迷惑になってもいけないので、ここは寮母さんの指示通りにここから動くしかないね!



とまあ、落ち着いてきたオケウエーは今度、別の意味でその濃い褐色肌が朱にまで頬が見えやすいほどに照れだしていて可愛くしゅんとなったまま私たちと一緒に何とか教室まで黄色い掛け声や奇異な視線を向けられながら着くと、



「オケウエーちゃん~!おーはーぶふぁー!?」

バコ!

「あんたはそこで大人しくしていなさい」



教室に入るなり、【チーム・オケウエー】の女子メンバーの私達4人に囲まれエスコートされてきたオケウエーを見たら直ぐに駆け出してきて彼を猛ダッシュでハグしようとしてきたセクハラ女子イザベラがいたけど、オードリーの容赦ないクローズラインによって沈められた!



「.........」(返事がない。ただのXXのようだ)



毎回お疲れ、イザベラさん!



「おはようございます、オケウエーさん、皆さん」



「ニナ!今日も元気なのかー?」



「うん!いつも通りで元気すよ。...むしろ2倍とあるかも?だって、チームの皆はこの間すごすぎて、同じ教室の仲間として誇らしい気分ですっ!ふふふ~」



どうやら舞い上がった気分に見えるニナちゃんも挨拶してくるの待ち遠しいらしくて、小走りで教室に入ってきたばかりの私達に近づいてきた!



「やあ~ほ!うちの【チーム・オケウエー】の皆さんだぁ~っん!」



「わたし達の英雄たちが入室来た来たー!」



「先日、伝説級の氷竜、マインハーラッドまでも討伐できたなんて~~!」



「この間、王都を救ってくれたばかりのオケウエー様でしたのに、今度もまたあの真っ白い球体でヤンチャなことばかりしてた厄介な竜まで石化して終わらせられるなんて―!」



あ、確かに表向きとして、彼が公開してきた情報は聖封第7って精霊魔術は球体の中にいる敵を石化させる能力もあるって広めた情報だったよね?外からは何も感知できないような閉ざされた空間になるし、中で行われてきた【あれ】を怪しまれないように石化する能力だけ公開するしかなかったようね。



「「「「「~~素敵~!」」」」」



「オケウエー様!オケウエー様!オードリー様!オードリー様!」



「ジュディ様!ジュディ様!ジュディ様!ジュディ様!」



はわ、はわわわ~、ここまでクラスメイト皆から大歓迎されて称賛の言葉ばかりかけて貰いながら入るなんて、今回が初めてになるかな!?



「にし~!英雄様になった気分はどうであるっ~?オケウエー殿~」

「ひーっ!」



ど、どういうことなの、あれ!?いきなりルミナリス姫さんがオケウエーの側まで寄ってきて、寄ってきて、そ、そしたら~~



「うりうり!ぐりぐり~!英雄になった途端可愛い顔してるやつめー!ぐりぐり~!」

「そこダメ―~!ルミナリス姫~!」

「る・み・な・り・ス・ひ・め~」



バコ―!

は~はわわわ~!



オケウエーと腕組みして、お、お胸に押しつけている最中のルミナリス姫さんをオードリーが今キックしてきたばかりだけど、見事に受け止めてみせた王女さん~!



「だから、何度も言ったのであるな?王族たるわらー」

バキー!

受け止めている姫さんの腕から足を退かしたオードリーがまたも逆の脚で蹴ってきたので、それも見事に姫さんに止められちゃった!



「あんたはうちの王女じゃないもん~!とにかく、彼から離れなさ・い――!」



「あ~あはははは......」



なんかイリーズカ先生がやってきて場を静かしてくれるまで、カオスな早朝だった......

まあ、さっきのしんみりした空気より全然いいよね?



ジェージェームズも......もしこの場でいたらいいなって、今になって何度も考えてきたことだった.........



「って、ら、い、いいや、マリエン?」

ラニアことマリエンがこんな近くに立ってきてるのに気づくと直ぐ声をかけた。そして恐る恐る、こう尋ねた:

「マリエンさんは王女達を止めないのですか?」



「はい。お若い王女にはこれから良き友が必要だと思いますからね」

「さ、左様...でしょうかー」



あ~はははは.......確かに私たちと同い年だよね、15歳のルミナリス姫って......



〈ジュディ?聞こえてるか?こちらオケウエーだ。念話でお前と頭ン中リンクしてやったんだ〉



〈あ!お、オケウエーさん!?....念話、だよね?〉



〈うん!同じ遺伝子だから、願おうとすれば、こんなふうに魔術を媒体に使ったりせず直ぐに念話できるけど、もしかしてもっとプライバシー必要だった?なら無理して付き合わずに今度嫌だと言ってくれ。もうこんなことしないから〉



〈....ううん?.....これから、戦場とか何かの特殊な状況で必要になってくるかもしれないし、全然構わないよ?私の魂をこうして新しいのに繋げてきてくれましたから、贅沢なこと言っちゃうと罰が当たるよ~〉



〈そう?まあ、確かにそれもあるね。んじゃ、念話で思考同士を接続してやったのには伝えたいことがあってしたまでのことだったよ。それは、『今夜、どうにかして寮の部屋からこっそり抜け出して、午後11:00時辺りの【静寂の霊群森】へと俺に会いに来てくれ。大事な話があるから』〉



それだけ伝えてきて念話を終えたオケウエーだった。




..........................................................




........................




同日の夜、午後11:00の【静寂の霊群森】にて:



オケウエーの愛の大聖霊イーズの【聖封第2、広範囲悪滅大聖域ラージュ=スケール・イビルデストロイング・ホリーエリア】のもっと進化した結界を発動してくれた彼は、万が一にも盗み聞きされて誰かが機器や機械を使って会話を録音したり、動画を取られないようにそういった行為に対して故障を起こせる結界を張ってくれた!



結界には私たちを緩く包んでいるような見えない四角い透明状なフワフワした霧っぽいものあり、小さな直径7メートルの結果の外からでも私たちの姿を見たり、声を聞いたりすることは一切できないようだってオケウエーが説明した。そして、聖封第2のような規模がなくとも、この結界の中にあるすべての【力の源】の探知を外から出来なくしたような効果にまで進化したばかりみたい。



「え、ええぇ―――――――!!?聖封第7シリーズの中で、滅ぼしたマインハーラッドの後になって出現した霊的魔核を【死霊魔術】で使って新たなホムンクルスへと転生したんですって――――――!!?」



「はい、でもお前と違って普通な人間の機能が伴ってる体じゃなくて、普通な魂ではない故のゾンビー転生にして体まで生き物らしい機能一切ないの【不死者アンデッド】用の状態だよ。ほら、出して見せてやるから、俺の【死の息吹】いっぱい入ってるの確認できるでしょー?」



ズイィィ――――――!!!



「初めまして、ジュディ様。わたくしめこそが【元・氷竜マインハーラッド】の転生した姿であるマインちゃんって子で、オケウエー様が命名して下さったものですので、これからも以後、お見知りおきを―」



ま、まさかそんな事までできるオケウエーだなんて~~。ほ、本当に何でもありな【奇跡乱発機】じゃないですか、もう~~!



「.......」



なんか、ジェームズもシャルロットもその口で噛み殺したことある氷竜だった存在を目の前にすると、複雑な気分を抱くようになった私がそこの両膝までも届く長髪の白髪してるゴシックメイド服を着ている【マインちゃん】を見てただただ凝視しながらの無言だけしか反応することができないままだった........



...........



いつまでそうだったか、知らずのうちに声をやっと出すようになった私は、



「...話は分かった....。オケウエーのこれからの活動。....そして育ての養父を不治の病から直すための【新魔術】を開発する必要も分かっているつもり。......色々な立ち回り、状況に応じる際の対処法に、.....こ、駒が必要になってくる事も十分理解するつもりだ、よ。.......けど、こんな.....」



「や、やっぱり死霊魔術は汚らわしいアンデッドばっか生産するような【悍ましい魔術】って改めて認識した?」



「そ!そうじゃない、です!」

なんか彼のそんな諦めにも悲しさ一杯な表情になったのを目にして胸が締め付けられる思いしたので、直ぐに敬語を漏らしてしまう程の焦った気持ちで否定するとー



「駒にすることは反対、....じゃない、よ?......ただ、ジェームズが居なくなってから数日しか経ってないし、......そんな急に、マインハーラッドを思い出させるようなその子の存在を目の前にー」



「やっぱ伝えるのに早すぎたか?ごめん、ジュディ!もう俺達との間に秘密も何もかも包み隠さずに伝え合える一心同体な間柄となったって解釈した俺だったから、もしかして迷惑だった?......こうも喪中期間も何かもぶっ飛ばして真っ先に教えるのって....」



「......う、ううん?.....でも、やっぱりこうして見ると、...やっぱりオケウエーって死霊魔術使いなんだなって自覚した瞬間だとも言えちゃうよねー。....だ、だって、....躊躇もなく宿敵をソンビー化できちゃうんだもん~!」



「あ~はははは......やっぱり普通な感覚を持ってる一般人な精霊術使いなら俺のような死したモノや世界獣をまたも駒とすべくゾンビーとして蘇らせるってのは抵抗感を催された行為なんだなって再認識させられた今この瞬間だったよ」



なんか悪いことしたなって困った顔になったオケウエーを元気づけようと意気込む私は次に、



「じゃ、じゃ、もう分かったから!こ、....心の準備も~!すう~はあ!すう~はあ!も出来ちゃったから、そ、そこのマインちゃんー!」



「はい。何でしょう、ジュディ様」



ずー!



右手を差し出した私。



「はい?もしかしてー」



「うん。仲直りの握手。......過ぎたことはもう戻らないし、世界獣だったあなたに自我がないこと、ただ仕方なく強い聖魔力を求めて人々を襲っていたっていう制御できない【獣っぽい衝動】も咎めようがないんだ」



もし咎めるものなら、今まで生きるための食事として一杯な共食いや殺し合いしてきた動物たちをみんな1体残らずその罪で滅ぼしてやっても文句言えないし......



でも、やっぱりジェームズとの記憶も鮮明に頭の中でいくらでも再生されてきた訳だし、落とし前をつけるためにー



「あなたの事はまだ認めたりすることはできないけど、私の救世主であり、大の恩人でもあるオケウェ―のために生きようと誓った今の私なら、彼のその意向をこれからも汲んであげようって覚悟があったの。だからー」



「特別に許容するような扱いを?」



「うん!....ジェームズの死去はまだ心の奥底に響いてきてるような辛いできごとばかりに感じるし、この気持ちが晴れないままに、当面の間はマインちゃんと仲良くなろうってことは出来ないけど、オケウエーの命令とか指示がある場合、極力その行動を邪魔することもしないと約束しよう。だ、だからー」



ガシ―!



「これで一時的な【見定める期間】を設けるつもりでの仲直りよー!オケウエーのために本当に役に立ってるかどうか、ジェームズの殺害に報いるために本当に償おうって精神が感じられるのか、見極めよう!」



「はいです!」



にっこりと頷いたマインちゃんは、私に向かってまたの恭しいお辞儀をして、ジェームズとその恋人シャルロットを殺してしまったことを謝罪するつもりに、



「ジェームズ様とシャルロット様の事を噛み殺したり自爆させたことは本当に心の底から大いに後悔してるんです!もしできれば、今すぐに時間を巻き戻してどうにかして自我を芽生えさせ、少なくとも彼らだけは殺さないようにと、その場から逃げおおせる事もしたかった。だから、どうかマインめに償いのチャンスを与え、オケウエーご主人様の一生の永遠にして従順な駒として仕えさせて下さいませ!」



「うん!私からの許しは出来ないけど、オケウエーのためならその行動と存在意義を否定せず、一応はその目的やメイドとしてのご奉仕する活動を許すつもりはあるよ?だ、だからー」



「どうやら、テスト期間とはいえ仲直りができたようで、嬉しいよ、二人共」



と、私たちが握手する手々をずっと放さないまま気を良くしたのか、私の想い人にして、好きになったオケウエーが近づいてきて、その手を未だ重ね合わせた私達の手々に、



ぎゅうう~~~っと



彼の手も加わっての3人からなる理解と譲り合いが契約さながら結成された瞬間に感じた!



「そういえば、昨日、俺達がこの学院敷地内へ帰還した際、学院長が俺達の討伐任務完了を労ったり、祝うためのご褒美として、王様が任務で参加してきた俺達に【休暇の期間】を与えてくれるって話じゃなかったっけ?」



あ。



た、確かにそれもあったよねー?



詳しいことは王様から聞くように、と学院長も言ってたのを瞬時で思い出した私!





..............................................................................





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