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第189話:ルミナリス姫との会話。そして湖畔町『オールドッス』のオールズティニア領へ
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「眠れないな......」
王城に泊まるよう言われてたが、3階で用意されてる俺達の部屋が如何にも寝心地の良いフカフカなベッドがあっても、色々考え事が多すぎて寝付けなかった。だから、夜12:40時の散歩として部屋の外へ出てみたが―
「眠れませんか、聖騎士様?」
俺の部屋に不審者や万が一の闖入者が入ってこないよう、王子の命令で見張ってくれてる外の衛兵に散歩したい旨を告げると、
「それならベランダの方がいいですね。...夜風も気持ちいいし、あそこから出ていくなら、鬱蒼と茂る大自然な森の夜景も素敵なので色々考え事したい時には便利なところですよ」
よく喋る衛兵に案内してもらいながら、こうして一人でベランダに出て手すりのここで王城の後ろにある真夜中の森の景色を眺めている。【聖眼】を使えば、たとえ真夜中の暗いここでも光に照らされるかのように遠くまで見渡せる。魔導技術が大頭してきた今の時代になっても自然豊かな景色も重んじるこのレイクウッド王国の文化に感謝だ。
「...それにしても、ルミナリスの国に遺跡探索かぁー」
まさかルミナリス王女の国に【神器】という超レアな伝説的なアイテムが眠っているとされる古代遺跡があるとは..........
「あら?オケウェ―殿も眠れないであるかー?」
「ん?...え、ルミナリス姫もかー?」
わ、ルミナリス姫もベランダへ散歩しにきたようだ!......確かにここからあそこまで、王城の外回りをそこの角まで曲がれるほどに広いんだものね、ここって!
す―。
「「.......」」
俺の側まできて、ドレスのスカートもその長いティファニーブルーの髪の毛を気持ち良い夜風に揺らされながら、石製手すりにも右手を据える彼女は真っすぐに前を見てるだけで、俺に振り向こうとしてくれないままだ。彼女の横顔を見てみると、確かに暗闇の中でもはっきりと見えちゃうぐらい、今の王女は儚い表情をしていて、ぷりっとしたピンク色の唇の隙間から漏らしている冷えている夜気の吐息がああも幻想的でセクシに映るとはー
「....な、ルミナリス姫ー」
「ルミナリスだけでいいであるよ?呼び捨てても....」
「一国の姫に対してそんなことは...」
「にしし~。では、好きにすればいいであるね?.......ところで、オケウエー殿...」
「ん?」
「......まさか、オードリー殿がお主に対して、あそこまで思いを寄せていたとは思わなんだ。......道理で妾がお主に近づいていちゃつこうとして怒られた訳である」
「あ~はははは......ま、まあ、それもある、...かな?」
「ええ、なにせ、さっきはー」
................................................................
.......................
ガブリエル王太子の部屋から出てきたばかりの階段の前で降りてきての、俺達の部屋が用意されてるここ3階に着いてきたばかりの場面を回想すると:
「ふぅぅ......さっきは王子からの質問をどうにかやり過ごせて、上手くあたくしの言葉に合わせてガブリエル殿下が納得できちゃう『内容』を聞かせられたのはまたの運よく絞り出した【奇跡の発生術】が働いてくれたおかげかしら、オケウエー?」
片方の目を瞑ってこっちを見返してきたオードリーに、俺も、
「お陰様でな、あ~ははははは......」
「...そう。......ねえ、オケウエー...」
「うん」
「......勘違いしないでよね?..さっき、王子からの質問攻めを想定したから事前にあんたと万が一にも過剰なスキンシップを殿下の前で披露目しちゃっても、まるで出来ちゃった関係だって言うのを控えるよう心掛けたのだけれど、これでもあんたの事をそんなに強く欲しいとは思わないわよー、ふーん!」
「あはははは、そうだよねぇー?....俺もそう思ったよ。オードリーのそういうところ......」
「だから、そこまであたくしとの交際を望まなくてもいいわよ?......今のところ、あたくしには他に好きなお相手もいないけれど、だからといって、そこまであんたの......事がー(きゅ~ん~!)...」
ん?なんか俺を直視せずにそっぽを向きながら赤らんだ頬を垣間見れたがー
「ふーん!....と、取り合えず、さっきのあたくし達の演技はまあまあってところだったので、もし気でも変われば、いつでも言って頂戴、オケウエー?...あたくしがいつでも、あんたからの答えを待ってあげなくもないから、覚悟が決まったら、【それ】をあたくしに聞かせてよねー?でも、...そこまであんたを【契約人間】として欲しくも願ってもいないから、期待するだけで無駄なのであたくしからはこれから何も言わないつもりでいるけどね、ふーん!」
タタタタター!
それだけいうと、すぐさま早歩きで自分が寝るための部屋へ駆け出していったオードリー。
「フハハ、素直じゃないオードリーくんも困った者デスが、キミもあまり彼女を待たせすぎないようにね?...待たされるばかりでいつか傷つく乙女の急な心変わりを侮るんじゃないデスぞ?」
「...それは妾も思うである、...オケウェ―殿...」
クリス先輩もルミナリス姫も俺のすぐ側に寄ってきて、それらの有意義なアドバイスをくれたことを思い出した。
「まったくですね。フェクモから入学を許されたことも、最初からは学院長からの大きな譲歩と好待遇であるはずでしたのに、【聖体正義戦獣】と【伝説級の氷竜マインハーラッド】まで討伐できたオケウェ―男爵の今のその傲慢っぷりは如何なものかと思うのですよー?レイクウッド王国の【四大貴族】たるオードリー嬢の好意をキープしたままのつもりではっきりとした答えを未だに出せないとはね......本当にいい御身分にはなりましたね、...フェクモ男爵?」
なんか棘のある皮肉のつもりで言った彼女は、俺の横を通り過ぎながら長杖をトントン鳴らしてたシルヴィン聖女まで、俺に対してああやって窘めてきたけどな。
ごめんみんな!実はジュディとも色々あったから、そう簡単にオードリーに答えを出せないんだ!だから待ってくれよね、いつか必ず選ぶから!......今からじゃなくても......
...............................................
....................
現在のルミナリス姫とのベランダでの会話に戻ると:
「ふむふむ、あの時のオードリー殿も素直じゃないであるな~!お主に対して、好きだって言ってればよかったのでは?」
「あ~はははは......、彼女はそういう人間だからね。ドレンフィールド公爵の令嬢としてプライドも高い女の子なんだろう......自分からじゃなくて、相手から言わせるスタイルは当然だよ」
それに、普段ではこういうものってのは男から言ってやるもんだったしね!
「それもそうであるねー、にししっ~!」
「それはそうとして、ルミナリス姫、あんたはその...【神器】が眠ってるっていう【ヴィスカールゴー】地下にある遺跡の探索と発見物半分の譲渡をこちらレイクウッド王国の人間に許せるぐらい、そこまで俺達に姫の国における元奴隷のフェクモ人の現状を視察して欲しいというのかー?」
肝心のことを聞くと、自然とあの時のガブリエル王子の決断も思い出した:
..........................................................
「良かろう―!君が遺跡探索にて我々に発見物の半分まで譲渡し、極めつけにはもしも手に入れられたその【神器】までもを僕達に引き渡す約束までしてくれたなら、僕からも強く父に進言し納得させ、【チーム・オケウェ―】も【チーム・純粋なる淑女研鑽会】のメンバー全員を君のヴェルンライトでの元奴隷たちの現状について視察するよう、派遣することを認めようー!シルヴィン聖女ー?」
「はい、殿下。...それでしたら、そうですね...」
「できるよね?【聖艦メリディオ】を貸すぐらいで」
「.......これは後から高くつくんですよ、...殿下?」
「望むところだね、くすくす...」
それだけ取り決めが成立した皆は、晴れてルミナリス王女の希望通りに俺達【チーム・オケウェ―】とクリス先輩率いる【チーム・純粋なる淑女研鑽会】を元奴隷フェクモ人の視察をするように、王女の弟であるカールが現国王として治めている国、ヴェルンライトへの入国と短期間での派遣を許してくれたガブリエル王子だった!
..................................................
...................
回想から、ルミナリスの今のその儚くて複雑そうな、色々抱え込み過ぎている表情を集中して見ることに戻れば、
「...どうしたのである?妾の顔になにかついておるのであるか?」
「..ううん?ただ、......王女ってさ、色々あったんだろう?...そ、その.......なんだ」
「うん。......そう、ではあるね...」
「.......」
「...ね、オケウエー殿」
「うん」
「妾からも、お主に頼みたいことも、打ち明けたいと思うこともある。......でもここじゃ駄目であるよ......王城内のここで、誰からかの【聞き耳】を立てられるか分かったものじゃないから...」
「...ああ、..分かったよ。いつか話す気になったら、俺がいつでも側にいてやるからね、王女さん」
「頼もしいね、お主という奴は!.......オードリー殿がお主に惚れておる理由も分かる気がするであるね、にししし......」
「それはどうも。...俺も、ここまで好かれることになるとは想像もつかなかった...」
人生って本当に何が起こるか分かったもんじゃないからね~!
オードリーとジュディから好意を寄せられてるだけじゃなくて、今はルミナリス姫にまで好印象を持たれることになったばかりだしね。
早めに決めておけって王子が言ってたけど、こういうのは時間をかけてゆっくりと気持ちを整理したり、誰も悲しませることなく最善な選択をしないとー!
..............................................
....................
翌朝の20日、俺達は皆、【チーム・オケウェ―】と【チーム・純粋なる淑女研鑽会】全員でガブリエル王子と朝食をダイニングホールにて済ました後、直ぐに王城から出てきてからが【六日間の休み期間】の始まりとなったので、ヒルドレッドが、
「皆サン、この前覚えてましたわよね、お休み期間を貰えればいつかわたくしの領地、『オールドッス』という【ウッドワイス湖】に面してる【湖畔町】へ招待して、湖でのお泳ぎを楽しむ数日間での休日をわたくしの屋敷で寝泊まりして貰いながらでのお遊び休暇タイムを提供しますって言ってましたわよねー?」
「あー!」
「それそれ!」
た、確かにヒルドレッドの領地、【オールドッス】ってのはその湖に面してる町だけじゃなくて、その周辺にある集落や村々までも網羅されてる土地が【オールドッス】って名前の地方なんだっけー?それはこの王都、クレアハーツより85キロメートル西南にあるところだって地図を見たことあるので!
「「「「「「「-!」」」」」」」
俺とジュディだけじゃなくて、皆まで―
「ですので特別ですわよ、今回だけはね~?わたくし達【チーム・オケウェ―】だけじゃなくて、国王陛下からも呼ばれてきた貴女方【チーム・純粋なる淑女研鑽会】にもわたくしの領地へ来るよう招待してあげてもいいですわよ!お~ほほほほ!」
と、いう訳で――!
..........................................................
.........................
俺達はこうして、一旦自分たちの王都での屋敷たちに戻って、水着と六日間の分の着替えの服を鞄に詰め込んでから【異空間収納】に保管し、こうして6人まで乗用可能な【魔導飛行車】を提供できるヒルドレッドとクリスティーナ先輩のそれら二台に乗っていった!
レイクウッド王国がこう呼ばれる所以になった領土の中心を占める最大な【ウッドワイス湖】の湖畔に面してるヒルドレッドのご家族が治める町、【オールドッス】へと1時間だけ有したの行程時間で、今日中の午後2:30時に着いてきたのだったー!
「ヒルドレッドお嬢様から全てを聞いて参りました。学院生のご友人である皆様なら喜んでこの老いぼれでありながらも一生懸命仕えてきた執事長、アダムが最大限なお礼を込めて車の運転を致しますので」
と、最初に車たちがクレアハーツの開いてるスペースいっぱいある国立公園の大広場で着陸すると、そこへ集合した俺達はすぐさま【チーム・オケウェ―】6人を乗せる執事長アダムが運転しているヒルドレッドの【魔導飛行車】と運転免許持ってるクリス先輩自らが運転してる【チーム・純粋なる淑女研鑽会】の4人とそれに乗せてもらったルミナリス従者のマリエンもが同行する形になった。
それだけじゃなくて、同行を自ら割って入って乱入してきた保護者のつもりの、偶然にも居合わせたイリーズカ先生があっちの車に乗っていたので、こうして俺達12人は無事にヒルドレッドの湖のすぐ側で建てられた屋敷へと着いたー!
「まあ~、ヒルドレの知り合いとご友人がこんなにも一杯~!後、...お久しぶりだな、イリーズカさん」
「やっほ~、ヒルダちゃん~!ワタシまで着いてきちゃった、てへ~ん!」
どうやら、屋敷の前に着いて俺達は車から降りてきて、そこの綺麗なとてつもなく水平線が遥かにまで見渡せる巨大な湖を横目で見やってから、直ぐにヒルドレッドのお母さんであるそこの金髪色縦ロールなお上品な仕草と高級そうな赤色と純白色が混合した配色のある【ヴィクトリアンドレス】を着て高めなハイヒールも吐きながらこちらのイリーズカ先生との挨拶を交わした様子だ!
さっき車にいた時に、昔はヒルドレッドのお母さんであるその30代らしき爆乳持ちのヒルダさんが精霊術学院の教師を務めていた時期もあり、生徒だったイリーズカの担任先生も勤めていたとイリーズカ先生が言ってたの本当だったね!
しかも、元の担任先生をちゃん付けで呼ぶイリーズカ先生なんて~!本当にお可愛い女教師のようで少々苦笑したくなる俺だった.........
と、またも【ウッドワイス湖】の方を見てみると、湖はまるで天上の宝石をそのまま地上に落としたかのように、透き通るような純青の輝きを放っていた。
波一つ立たない水面は鏡のように静まり返り、周囲の空と雲を完璧に映し出している。その美しさは息を呑むほどで、まるでこの世のものとは思えないなー!
湖底まで見えるほどに清らかで汚れひとつない水は、触れるだけで心の穢れまでも洗い流してくれそうだったね、まるであの時ヒルドレッドが俺との決闘にて、【内面反映巨大型鏡城イナーセルフ=リフレックション・オブ・ラールジュ=キヤースル=ライク=ビッグミラー】を使って俺の内なる動物殺しの醜い内面である汚物と死霊魔術におけるゾンビーを揶揄して見せられた汚物の数々のあの瞬間とは真逆な綺麗な
光景だ.........
それにしても、湖畔のすぐ隣で白亜の大理石で造られた優美なヒルドレッドのご実家ともなる3階建ての邸宅が建っていたそこも圧巻だなー!
繊細な彫刻が施された柱やアーチはまるで芸術品のようで、その美しさは遠目にも気品を放っていて最高ー!で、屋根の青銅は陽光に照らされ、湖の青と調和しながら神殿のような神聖さも醸し出しているなんてー、さすがは【オールズティニア家】の家宝的な【白麗白聖祭殿】と呼ばれた祭殿であり、【ダンジョン】の一つでもある水中の地下洞窟の中へ彫られてる聖殿の守り手である一家に相応しき豪華な邸宅だな、おいー!
【オールズティニア侯爵】であるヒルドレッドの厳かな雰囲気も纏うお母さん、ヒルダ・フォン・オールズティニアとその夫である、元々は男爵だったジェラードという夫妻が所有するこの館は、家族とともに湖で泳ぎ、夏を過ごすための静かな隠れ家としても有効だな!
確かにその屋敷は【ヒルデガルト邸宅】と呼ばれていて、直ぐに後ろにある城塞町である領地に含まれる【オールドッス】も、直ぐここから800メートルも先にある港までも盛んな賑わってる状態をこちらからも確認できたー!
確かに船や船舶が取っていても良い狭いルートも既に湖上で決められたあそことここは隔絶された空間と法律で決められたので、俺達がここで泳いでいてもあっちの邪魔にならないってヒルドレッドも言ってたっけー?
そして、邸宅の上階までをこの外から仰ぎ見れば、確かにバルコニーからは透き通る青い湖が一望でき、朝日を浴びながらの水浴びは、夢の中のひと時としても満喫できそうな特典つきな住処だな、ここはー!
羨ましいぞ、ヒルドレッド!こんなにも綺麗で美しい邸宅をご家族と一緒にお持ちになってるだなんて~~!
「え!?はわああ~~!ひ~!ヒルドレッドお姉様――――――――!!」
ううおおおーーー!?今度はなんだー!?俺の横から通り過ぎていったような、屋敷のドアを乱暴に開いた途端すぐに【身体能力強化】だったか?を発動し駆けだしてきたのは―
「ベタニー!ずっと会いたかったですわよ――!」
おう、確かにヒルドレッドが言ってた、彼女の妹であるベタニ―だねー!
お母さんのヒルダと同じ金髪縦ロールしてる可愛くて溌剌としたお元気な子のようだ!
さっきヒルドレッドが言うには、ベタニ―は12歳の【中等学院の1年生】で、未だに契約精霊を持ってないけど、【四元素魔術】の【風系魔術】と【物理的無視魔術】である【身体能力強化】と【近距離転移術エルノイーナゼフット】や【服装糸形生地繊維全修復ドロネイー・エクティー・グライヘンヴァーイト】という破けてる服装の生地と繊維すべての糸と布を修復できる魔術たちが得意だんだってー!
というか、破いてる服装を魔術で治せるあれ、確かにクリス先輩も見せてくれたあったっけー?【チーム戦】の時に.........
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王城に泊まるよう言われてたが、3階で用意されてる俺達の部屋が如何にも寝心地の良いフカフカなベッドがあっても、色々考え事が多すぎて寝付けなかった。だから、夜12:40時の散歩として部屋の外へ出てみたが―
「眠れませんか、聖騎士様?」
俺の部屋に不審者や万が一の闖入者が入ってこないよう、王子の命令で見張ってくれてる外の衛兵に散歩したい旨を告げると、
「それならベランダの方がいいですね。...夜風も気持ちいいし、あそこから出ていくなら、鬱蒼と茂る大自然な森の夜景も素敵なので色々考え事したい時には便利なところですよ」
よく喋る衛兵に案内してもらいながら、こうして一人でベランダに出て手すりのここで王城の後ろにある真夜中の森の景色を眺めている。【聖眼】を使えば、たとえ真夜中の暗いここでも光に照らされるかのように遠くまで見渡せる。魔導技術が大頭してきた今の時代になっても自然豊かな景色も重んじるこのレイクウッド王国の文化に感謝だ。
「...それにしても、ルミナリスの国に遺跡探索かぁー」
まさかルミナリス王女の国に【神器】という超レアな伝説的なアイテムが眠っているとされる古代遺跡があるとは..........
「あら?オケウェ―殿も眠れないであるかー?」
「ん?...え、ルミナリス姫もかー?」
わ、ルミナリス姫もベランダへ散歩しにきたようだ!......確かにここからあそこまで、王城の外回りをそこの角まで曲がれるほどに広いんだものね、ここって!
す―。
「「.......」」
俺の側まできて、ドレスのスカートもその長いティファニーブルーの髪の毛を気持ち良い夜風に揺らされながら、石製手すりにも右手を据える彼女は真っすぐに前を見てるだけで、俺に振り向こうとしてくれないままだ。彼女の横顔を見てみると、確かに暗闇の中でもはっきりと見えちゃうぐらい、今の王女は儚い表情をしていて、ぷりっとしたピンク色の唇の隙間から漏らしている冷えている夜気の吐息がああも幻想的でセクシに映るとはー
「....な、ルミナリス姫ー」
「ルミナリスだけでいいであるよ?呼び捨てても....」
「一国の姫に対してそんなことは...」
「にしし~。では、好きにすればいいであるね?.......ところで、オケウエー殿...」
「ん?」
「......まさか、オードリー殿がお主に対して、あそこまで思いを寄せていたとは思わなんだ。......道理で妾がお主に近づいていちゃつこうとして怒られた訳である」
「あ~はははは......ま、まあ、それもある、...かな?」
「ええ、なにせ、さっきはー」
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ガブリエル王太子の部屋から出てきたばかりの階段の前で降りてきての、俺達の部屋が用意されてるここ3階に着いてきたばかりの場面を回想すると:
「ふぅぅ......さっきは王子からの質問をどうにかやり過ごせて、上手くあたくしの言葉に合わせてガブリエル殿下が納得できちゃう『内容』を聞かせられたのはまたの運よく絞り出した【奇跡の発生術】が働いてくれたおかげかしら、オケウエー?」
片方の目を瞑ってこっちを見返してきたオードリーに、俺も、
「お陰様でな、あ~ははははは......」
「...そう。......ねえ、オケウエー...」
「うん」
「......勘違いしないでよね?..さっき、王子からの質問攻めを想定したから事前にあんたと万が一にも過剰なスキンシップを殿下の前で披露目しちゃっても、まるで出来ちゃった関係だって言うのを控えるよう心掛けたのだけれど、これでもあんたの事をそんなに強く欲しいとは思わないわよー、ふーん!」
「あはははは、そうだよねぇー?....俺もそう思ったよ。オードリーのそういうところ......」
「だから、そこまであたくしとの交際を望まなくてもいいわよ?......今のところ、あたくしには他に好きなお相手もいないけれど、だからといって、そこまであんたの......事がー(きゅ~ん~!)...」
ん?なんか俺を直視せずにそっぽを向きながら赤らんだ頬を垣間見れたがー
「ふーん!....と、取り合えず、さっきのあたくし達の演技はまあまあってところだったので、もし気でも変われば、いつでも言って頂戴、オケウエー?...あたくしがいつでも、あんたからの答えを待ってあげなくもないから、覚悟が決まったら、【それ】をあたくしに聞かせてよねー?でも、...そこまであんたを【契約人間】として欲しくも願ってもいないから、期待するだけで無駄なのであたくしからはこれから何も言わないつもりでいるけどね、ふーん!」
タタタタター!
それだけいうと、すぐさま早歩きで自分が寝るための部屋へ駆け出していったオードリー。
「フハハ、素直じゃないオードリーくんも困った者デスが、キミもあまり彼女を待たせすぎないようにね?...待たされるばかりでいつか傷つく乙女の急な心変わりを侮るんじゃないデスぞ?」
「...それは妾も思うである、...オケウェ―殿...」
クリス先輩もルミナリス姫も俺のすぐ側に寄ってきて、それらの有意義なアドバイスをくれたことを思い出した。
「まったくですね。フェクモから入学を許されたことも、最初からは学院長からの大きな譲歩と好待遇であるはずでしたのに、【聖体正義戦獣】と【伝説級の氷竜マインハーラッド】まで討伐できたオケウェ―男爵の今のその傲慢っぷりは如何なものかと思うのですよー?レイクウッド王国の【四大貴族】たるオードリー嬢の好意をキープしたままのつもりではっきりとした答えを未だに出せないとはね......本当にいい御身分にはなりましたね、...フェクモ男爵?」
なんか棘のある皮肉のつもりで言った彼女は、俺の横を通り過ぎながら長杖をトントン鳴らしてたシルヴィン聖女まで、俺に対してああやって窘めてきたけどな。
ごめんみんな!実はジュディとも色々あったから、そう簡単にオードリーに答えを出せないんだ!だから待ってくれよね、いつか必ず選ぶから!......今からじゃなくても......
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現在のルミナリス姫とのベランダでの会話に戻ると:
「ふむふむ、あの時のオードリー殿も素直じゃないであるな~!お主に対して、好きだって言ってればよかったのでは?」
「あ~はははは......、彼女はそういう人間だからね。ドレンフィールド公爵の令嬢としてプライドも高い女の子なんだろう......自分からじゃなくて、相手から言わせるスタイルは当然だよ」
それに、普段ではこういうものってのは男から言ってやるもんだったしね!
「それもそうであるねー、にししっ~!」
「それはそうとして、ルミナリス姫、あんたはその...【神器】が眠ってるっていう【ヴィスカールゴー】地下にある遺跡の探索と発見物半分の譲渡をこちらレイクウッド王国の人間に許せるぐらい、そこまで俺達に姫の国における元奴隷のフェクモ人の現状を視察して欲しいというのかー?」
肝心のことを聞くと、自然とあの時のガブリエル王子の決断も思い出した:
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「良かろう―!君が遺跡探索にて我々に発見物の半分まで譲渡し、極めつけにはもしも手に入れられたその【神器】までもを僕達に引き渡す約束までしてくれたなら、僕からも強く父に進言し納得させ、【チーム・オケウェ―】も【チーム・純粋なる淑女研鑽会】のメンバー全員を君のヴェルンライトでの元奴隷たちの現状について視察するよう、派遣することを認めようー!シルヴィン聖女ー?」
「はい、殿下。...それでしたら、そうですね...」
「できるよね?【聖艦メリディオ】を貸すぐらいで」
「.......これは後から高くつくんですよ、...殿下?」
「望むところだね、くすくす...」
それだけ取り決めが成立した皆は、晴れてルミナリス王女の希望通りに俺達【チーム・オケウェ―】とクリス先輩率いる【チーム・純粋なる淑女研鑽会】を元奴隷フェクモ人の視察をするように、王女の弟であるカールが現国王として治めている国、ヴェルンライトへの入国と短期間での派遣を許してくれたガブリエル王子だった!
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回想から、ルミナリスの今のその儚くて複雑そうな、色々抱え込み過ぎている表情を集中して見ることに戻れば、
「...どうしたのである?妾の顔になにかついておるのであるか?」
「..ううん?ただ、......王女ってさ、色々あったんだろう?...そ、その.......なんだ」
「うん。......そう、ではあるね...」
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「...ね、オケウエー殿」
「うん」
「妾からも、お主に頼みたいことも、打ち明けたいと思うこともある。......でもここじゃ駄目であるよ......王城内のここで、誰からかの【聞き耳】を立てられるか分かったものじゃないから...」
「...ああ、..分かったよ。いつか話す気になったら、俺がいつでも側にいてやるからね、王女さん」
「頼もしいね、お主という奴は!.......オードリー殿がお主に惚れておる理由も分かる気がするであるね、にししし......」
「それはどうも。...俺も、ここまで好かれることになるとは想像もつかなかった...」
人生って本当に何が起こるか分かったもんじゃないからね~!
オードリーとジュディから好意を寄せられてるだけじゃなくて、今はルミナリス姫にまで好印象を持たれることになったばかりだしね。
早めに決めておけって王子が言ってたけど、こういうのは時間をかけてゆっくりと気持ちを整理したり、誰も悲しませることなく最善な選択をしないとー!
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翌朝の20日、俺達は皆、【チーム・オケウェ―】と【チーム・純粋なる淑女研鑽会】全員でガブリエル王子と朝食をダイニングホールにて済ました後、直ぐに王城から出てきてからが【六日間の休み期間】の始まりとなったので、ヒルドレッドが、
「皆サン、この前覚えてましたわよね、お休み期間を貰えればいつかわたくしの領地、『オールドッス』という【ウッドワイス湖】に面してる【湖畔町】へ招待して、湖でのお泳ぎを楽しむ数日間での休日をわたくしの屋敷で寝泊まりして貰いながらでのお遊び休暇タイムを提供しますって言ってましたわよねー?」
「あー!」
「それそれ!」
た、確かにヒルドレッドの領地、【オールドッス】ってのはその湖に面してる町だけじゃなくて、その周辺にある集落や村々までも網羅されてる土地が【オールドッス】って名前の地方なんだっけー?それはこの王都、クレアハーツより85キロメートル西南にあるところだって地図を見たことあるので!
「「「「「「「-!」」」」」」」
俺とジュディだけじゃなくて、皆まで―
「ですので特別ですわよ、今回だけはね~?わたくし達【チーム・オケウェ―】だけじゃなくて、国王陛下からも呼ばれてきた貴女方【チーム・純粋なる淑女研鑽会】にもわたくしの領地へ来るよう招待してあげてもいいですわよ!お~ほほほほ!」
と、いう訳で――!
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俺達はこうして、一旦自分たちの王都での屋敷たちに戻って、水着と六日間の分の着替えの服を鞄に詰め込んでから【異空間収納】に保管し、こうして6人まで乗用可能な【魔導飛行車】を提供できるヒルドレッドとクリスティーナ先輩のそれら二台に乗っていった!
レイクウッド王国がこう呼ばれる所以になった領土の中心を占める最大な【ウッドワイス湖】の湖畔に面してるヒルドレッドのご家族が治める町、【オールドッス】へと1時間だけ有したの行程時間で、今日中の午後2:30時に着いてきたのだったー!
「ヒルドレッドお嬢様から全てを聞いて参りました。学院生のご友人である皆様なら喜んでこの老いぼれでありながらも一生懸命仕えてきた執事長、アダムが最大限なお礼を込めて車の運転を致しますので」
と、最初に車たちがクレアハーツの開いてるスペースいっぱいある国立公園の大広場で着陸すると、そこへ集合した俺達はすぐさま【チーム・オケウェ―】6人を乗せる執事長アダムが運転しているヒルドレッドの【魔導飛行車】と運転免許持ってるクリス先輩自らが運転してる【チーム・純粋なる淑女研鑽会】の4人とそれに乗せてもらったルミナリス従者のマリエンもが同行する形になった。
それだけじゃなくて、同行を自ら割って入って乱入してきた保護者のつもりの、偶然にも居合わせたイリーズカ先生があっちの車に乗っていたので、こうして俺達12人は無事にヒルドレッドの湖のすぐ側で建てられた屋敷へと着いたー!
「まあ~、ヒルドレの知り合いとご友人がこんなにも一杯~!後、...お久しぶりだな、イリーズカさん」
「やっほ~、ヒルダちゃん~!ワタシまで着いてきちゃった、てへ~ん!」
どうやら、屋敷の前に着いて俺達は車から降りてきて、そこの綺麗なとてつもなく水平線が遥かにまで見渡せる巨大な湖を横目で見やってから、直ぐにヒルドレッドのお母さんであるそこの金髪色縦ロールなお上品な仕草と高級そうな赤色と純白色が混合した配色のある【ヴィクトリアンドレス】を着て高めなハイヒールも吐きながらこちらのイリーズカ先生との挨拶を交わした様子だ!
さっき車にいた時に、昔はヒルドレッドのお母さんであるその30代らしき爆乳持ちのヒルダさんが精霊術学院の教師を務めていた時期もあり、生徒だったイリーズカの担任先生も勤めていたとイリーズカ先生が言ってたの本当だったね!
しかも、元の担任先生をちゃん付けで呼ぶイリーズカ先生なんて~!本当にお可愛い女教師のようで少々苦笑したくなる俺だった.........
と、またも【ウッドワイス湖】の方を見てみると、湖はまるで天上の宝石をそのまま地上に落としたかのように、透き通るような純青の輝きを放っていた。
波一つ立たない水面は鏡のように静まり返り、周囲の空と雲を完璧に映し出している。その美しさは息を呑むほどで、まるでこの世のものとは思えないなー!
湖底まで見えるほどに清らかで汚れひとつない水は、触れるだけで心の穢れまでも洗い流してくれそうだったね、まるであの時ヒルドレッドが俺との決闘にて、【内面反映巨大型鏡城イナーセルフ=リフレックション・オブ・ラールジュ=キヤースル=ライク=ビッグミラー】を使って俺の内なる動物殺しの醜い内面である汚物と死霊魔術におけるゾンビーを揶揄して見せられた汚物の数々のあの瞬間とは真逆な綺麗な
光景だ.........
それにしても、湖畔のすぐ隣で白亜の大理石で造られた優美なヒルドレッドのご実家ともなる3階建ての邸宅が建っていたそこも圧巻だなー!
繊細な彫刻が施された柱やアーチはまるで芸術品のようで、その美しさは遠目にも気品を放っていて最高ー!で、屋根の青銅は陽光に照らされ、湖の青と調和しながら神殿のような神聖さも醸し出しているなんてー、さすがは【オールズティニア家】の家宝的な【白麗白聖祭殿】と呼ばれた祭殿であり、【ダンジョン】の一つでもある水中の地下洞窟の中へ彫られてる聖殿の守り手である一家に相応しき豪華な邸宅だな、おいー!
【オールズティニア侯爵】であるヒルドレッドの厳かな雰囲気も纏うお母さん、ヒルダ・フォン・オールズティニアとその夫である、元々は男爵だったジェラードという夫妻が所有するこの館は、家族とともに湖で泳ぎ、夏を過ごすための静かな隠れ家としても有効だな!
確かにその屋敷は【ヒルデガルト邸宅】と呼ばれていて、直ぐに後ろにある城塞町である領地に含まれる【オールドッス】も、直ぐここから800メートルも先にある港までも盛んな賑わってる状態をこちらからも確認できたー!
確かに船や船舶が取っていても良い狭いルートも既に湖上で決められたあそことここは隔絶された空間と法律で決められたので、俺達がここで泳いでいてもあっちの邪魔にならないってヒルドレッドも言ってたっけー?
そして、邸宅の上階までをこの外から仰ぎ見れば、確かにバルコニーからは透き通る青い湖が一望でき、朝日を浴びながらの水浴びは、夢の中のひと時としても満喫できそうな特典つきな住処だな、ここはー!
羨ましいぞ、ヒルドレッド!こんなにも綺麗で美しい邸宅をご家族と一緒にお持ちになってるだなんて~~!
「え!?はわああ~~!ひ~!ヒルドレッドお姉様――――――――!!」
ううおおおーーー!?今度はなんだー!?俺の横から通り過ぎていったような、屋敷のドアを乱暴に開いた途端すぐに【身体能力強化】だったか?を発動し駆けだしてきたのは―
「ベタニー!ずっと会いたかったですわよ――!」
おう、確かにヒルドレッドが言ってた、彼女の妹であるベタニ―だねー!
お母さんのヒルダと同じ金髪縦ロールしてる可愛くて溌剌としたお元気な子のようだ!
さっきヒルドレッドが言うには、ベタニ―は12歳の【中等学院の1年生】で、未だに契約精霊を持ってないけど、【四元素魔術】の【風系魔術】と【物理的無視魔術】である【身体能力強化】と【近距離転移術エルノイーナゼフット】や【服装糸形生地繊維全修復ドロネイー・エクティー・グライヘンヴァーイト】という破けてる服装の生地と繊維すべての糸と布を修復できる魔術たちが得意だんだってー!
というか、破いてる服装を魔術で治せるあれ、確かにクリス先輩も見せてくれたあったっけー?【チーム戦】の時に.........
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