精霊術学院の死霊魔術使い

ワガドゥー男子

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第194話:豪華に増えている『客人』達。そして、謎の元海賊女王様の出現!

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「はーふぅ...はーふぅ...」

「はぁ..はぁ..はぁ..はぁ..はぁ..はぁ..はぁ..はぁ..」



今の俺とラニアは、ぐったりと湖畔にあるパラソルの影で身を投げ出して息を整えている最中だ。



くっ!まさかルミナリス姫って泳ぎ上手だったとはー!

あれじゃ、たとえ俺かラニアが先にダイヴィングしても結果が変わらないみたいで、湖面の旗に触れそうな距離である3キロをああも15分以内でカバーできるとは、本当に【身体能力強化】使ってなかったままだったのかよー!?物理的や魔術的ダメージに対する耐性のある【防御力】だけじゃなくて、いくら俺達【精霊術使い】の普段の身体能力が常人のそれよりも最低限は2倍以上になってるからってー!



きっと、幼少時から水泳の練習とかにも頻繁に連れていってもらったからあんなに水中を想うのままに動けるんだねー!



「に~しし!どうである、どうである?これで妾の勝で【罰ゲーム】の規定に従い、お主ら二人がー」



「いいえ、殿下。さっきのはただの肩慣らし程度に過ぎませんよ?今から、殿下に自分の本当の実力をご覧に入れて差し上げます!」



「おー?」



どういうことか、さっきの平坦な表情とは打って変わって、いきなりやる気になったラニアが闘志に燃えるような目つきをしており、ルミナリス王女に再戦を申し込んだようだ!



「にし~!では、その再挑戦、受けて立つ!ところで、オケウェ―殿はもう良いのであるかー?横になってるだけで立ち上がろうとする素振り見せないままで......」



「ええ、俺はもういいよー!フェクモにいた頃、ず~~っと湖の一つもなかった【シンドレム森林地帯】に住んできたから、上手く泳げるようになる練習を積むことができなかったんだ。だから、今回は俺だけがその【罰ゲーム】の敗者となり、これからのラニアの結果とは別に俺は先に姫からの要求何でも呑むよ」



事実だからな。フェクモに居た事、ずっと動物を殺しまくってゾンビーに変えてきたり、【死霊魔術】の練習に忙しかったため、わざわざ海岸沿いまで海水浴をしに行くための長~~い距離で水泳の練習をする理由もなかった。なので、多分、水泳に関しては持ち前の身体能力で何とかレイーザリン先輩よりかは何倍も増しだとはいえ、ルミナリス姫、ヒルドレッド、ジュディ、オードリーや他の子ほど泳ぎ上手だとはいかなかった!



「では、ラニアも本気を出してくれるって言うし、今度は正々堂々と同じタイミングでスタートであるね?3!2!-」



「「1-!!」」



バシャ――――!!バシャ――――!!



うお、始まった始まったー!

今のところ、...拮抗しているように見えるが、あれー?



.................................



「にし~!どうであるどうであるー?妾の【バタフライ泳ぎ】は~?さっきので水面にさざ波を大きく残しての、ぬー!?」

「殿下もあまりお調子に乗らなくてもいいで御座いますよー?これでも【ロンジャイ武道砂漠公国】の【紅蛇刃葬】という傭兵団のトップ1位の戦士で御座いましたからねー!泳ぎの経験はオケウェ―男爵様のと同じように皆無であっても、コツとか掴むの早く出来ちゃいますよー?」



「だから、これからは良くご覧になって下さいね?殿下のこの忠実なる従者が如何にどんどん泳ぎ上手になれることで、水中や水面での任務にも大いに役立てるかをー!それー!」

「ぬっー!?」

バシャバシャバシャバシャ―――――――――――――――――!!!!!



「くっー!ぬあー!?」

「はっ!せい!」

バシャバシャバシャバシャ―――――――――――――――――!!!!!



この腕時計のタイマーを見ていると、最初の3分間は姫がリードしてる様子だけれど、4分に差し掛かるといきなりスピードアップしたラニアがいきなり【平泳ぎ】から【背泳ぎ(バックストローク)】に切り替わり、どんどん速くなっていて、そしてー



「これで追い越させて頂きましたよー、殿下!」

「なぬー!?」



ついにルミナリス姫より先へ泳げてる―――!!



6分、7分、8分、10分、必死に先へ行ってるラニアに張り付いてまたも1位のポジを取ろうとしてる王女だけれど、ルミナリスの頑張り虚しく、ついにー!



「勝たせて頂きましたよー!」

「ぬ~!?」



最新記録を刻んだラニアはさっきの俺と一緒の勝負であった18分の俺と19分の自身タイムより、今のラニアは13分20秒でゴール地点であるあそこの湖面旗に触れて、1分後遅れて着いた王女が負けたって結果に――!



...............................



「わおー!有言実行して凄いであるぞ、妾の従者はー!本当に物覚えが雷速みたいでよいであるよー!」

「くふふ、当然で御座いましたよ。これぐらいのこと、訳御座いませんので。...でも殿下も凄いで御座いますよ!あんな綺麗な、水の中をまるでバターナイフかのように無駄ない進め方で推進させるその高貴なお身体はいつまで拝見させて頂いてもドキドキさせられますよ」



こちらのパラソル近くへ陸にあがってきたルミナリスとラニアがお互いの泳ぎ方について褒め合うとー



「やった~!先生勝っちゃったわよね~~!!」

「ま、まさかイリーズカ先生まで泳ぎ上手だったとは思いませんでしたわよー!?てっきり精霊に関する知識だけ豊富でそれ以外は何も特筆すべき上手い特技ないかと思っていましたのに~~」

「もう~!先生に対してそんなこと思ってたなんて悪い教え子ちゃんねー~!ヒルドレッドちゃん~!」

「ひっー!?」



なんか微笑ましいやり取りしながら湖畔のこちらまで戻ってきたヒルドレッド達のようだけど、どうやらその会話から察すると、さっきの競技の結果ってイリーズカ先生の勝利で終わっちゃったみたいだねー!



「あ~はははは...私、頑張ってみたけど、結局はヒルドレッドさんの泳ぐスピードにも及ばず、先生にまで先を越されちゃったから3位に落ち着いていましたし~」

どうやらジュディは3位で水泳競技を終えたらしくて、力及ばずして負けても楽しかったって顔してる!



「くぅ~っ!まさかクレアリスまで水泳が得意だなんて聞いてないわよー!?」

「ふふふ......言ってなかったからよ」



そして、そこの二人の会話からして、クレアリスは4位でオードリーは5位だったみたい!



「ふ~はぁ...ふ~はぁ...。...リリ、頑張ってみたけれど、最後は持続力がモノを言って3位のポジションを長い間キープ出来なかったのが運の尽きなのでしたね、リリ...」



リーリスちゃんは6位みたいだ!確かに、さっき見た時は1位だったヒルドレと2位だったジュディにも迫ったことある3位だったが、持続力があまりなさそうで長く持たなかったようだ!



「そ、そんな~~!ヒルドレッドお姉様どころか、リーリス姉様にまで負けるとは......もしかしたら、将来の目標を精練魔剣使いに変えてずっと剣の訓練をしてきたから、それであまり水泳の練習してなかった所為でお姉様二人の足元にも及ばなくなるほど泳ぎ自体が上手とは言えなくなるなんて~~!」



「それを言わないでっぽ、言わないでっぽ、ベタニーちゃん~!言うったら何もできなかったあっしの方が惨めに感じるぐらい~~~!」



最後に、ベタニーちゃんが7位で元々泳ぎが全くと言っていい程下手なレイーザリン先輩が最後の8位で競技が終了した!



3キロメートル先の旗に触れられた皆のタイム記録はー!(俺、ルミナリス姫やラニアの分も含めて)



1.イリーズカ先生 (12分05秒)

2.ヒルドレッド  (12分20秒)

3.ラニア     (13分20秒)

4.ジュディ    (14分12秒)

5.ルミナリス   (14分20秒)

6.クレアリス   (15分07秒)

7.オードリー   (15分39秒)

8.リーリス    (16分23秒)

9.ベタニー    (16分58秒)

10.オケウェー  (18分)

11.レイーザリン先輩 (最後まであまり身体を推進できず、触れられない旗よりも2.8キロ以上の、湖畔近くの距離にいたままだ!)



.....................................



.................



それから、俺達はヒルダさんが持ってきた差し入れのアイスレモンティーとフルーツケーキ、チーズケーキやアイスクリームを何個も楽しみながら、



「先生ってやっぱり侮れない人だったんですねー!水泳までお手の物なんてびっくりしましたよー!」

「ふふふ、お世辞でも嬉しいわよ~ん、ジュディちゃん~!」

「お世辞じゃなくて本当だもん~!本当にすごかったですよ~~、先生!」

「ふふ、なら素直に受け取らせてもらうけれど、それを「すごい」って言うなら、そこのラニアちゃんの方は先生よりよ~~っぽど凄いとは思うわよ~ん!だってだって、彼女の母国って確かフェクモにあった【砂漠】が殆どの国土だったわよね~?それでも、あんな水泳練習とは縁遠い国で暮らしてたのにこの面子の中で3位とは~~」



ジュディとイリーズカ先生の注目がこっちのラニアに向けられてるので、この俺から見てもラニアの横顔がちょっとだけ赤面してるのを確認しながら、彼女が紡ごうとした言葉を聞きいるように、



「いいえいいえ、拙者のこれはただ当然の結果で御座いまして。...何より、水泳練習に不便だった祖国にいて尚この記録タイムを更新できたのは殆どが自分の傭兵だった頃から身についてきた【習うより慣れろー】って習慣に基づいた結果だけで御座ったよ?」



自分のてかてかと汗粒が反射させている太陽光が眩しく照らすそのセクシな褐色肌してる筋肉つきのお腹を惜しげもなく強調して両手を腰に据えながらシリアスな顔で言ってたラニアだったが、



「それでもすごいとは思いましたわよー!以前、ラニアサンのその正体と本物の身体を一度だけ見せて貰ったことありましたけれども、そのエキゾチック感満ちあふれているお肌を是非、内の屋敷前での【湖遊び】しながらの素敵な水着姿を見たくてしょうがありませんでしたわ~!でも今蓋を開けてみれば、ただの異国的な見てくれだけじゃなくて、その実力性までも完璧に備え持っていたとはわたくし自身の人を見る目も腐ってなくて素敵ですわ~、お~ほほほ!」



「...今回あたくしもヒルドレに賛成せざるを得ないわね。だって、実際に凄いんだもん、ラニア~!」



「ふふふ、すごいなんてもんじゃなくて、びっくりのどっきりだったのよ~?ふふふ...」

「もしかしたら、お前世が水泳上手なギャラ―ルホルツ出身国な有名な選手なのだったりしてー?」

「くっふふふ~、それもあるかもしれませんね...」



クレアリスもリーリスちゃんもベタニーちゃんもそれぞれラニアに対して誉め言葉や良い評価を述べ合ってるみたいで、本当に賑やかでいて、姦しいとまで思う!でもこっちとしても嬉しい!だって、同じフェクモ系の人間同士だもん!



昨夜、ラニアが自分の正体をまだ知らなかったヒルダさんとベタニーちゃんに明かした時、どんな反応が返ってくるかと思ってたけど、結局は:



...........................



昨夜の夕飯の時に遡ると:



「まあ、フェクモ出身者がもう一人も増えて素敵だな、ふふふ...」

「ゾールワンティア姉様と呼ばせて頂いてもー?」

「いいえいいえ、拙者という者に対して、お身分のもっと高いベタニーお嬢様の方は呼び捨てで良いので御座るよ?」



あの時、少しぎこちないながらもどうにかして照れながらも返答や応答を頑張ってしてきたラニアだったので、最初はここで素顔を晒しながら皆と一緒になって遊ぶの馴染めるのかなって案じていたけど、どうやらただの思い過ごしで必要なかったね!



...............................................



そして、現在に戻ってヒルダさんの持ってきてくれたバスケット一杯のアイスクリームを何個も味わわせてもらった後、



「そう言えば、クリス先輩とジュリア先輩はまだ戻ってきてないんだが、いつ戻るようになるんだ?もう昼食に差し掛かる時間帯だよー?」



結局あの先輩二人、そもそも最初から泳ぐこと自体、あまり興味なかったりしてー?

だから、わざわざさっきの【茶番劇】を演じて、集団から抜け出す口実をー



「ソこのキミー!顔からして何か良からぬ疑問でも覚え始めているのデスかー?」

「ひー!」



いつも聞きなれてきた、迫力のあるその独特な喋り方している人物の声がした方向へ振り返るとー



「ソうデスぞ、デスぞ~!アタクシ達が戻って来ちゃいました。...ドうやら皆はもう泳ぎ尽くして疲れているみたいなので、昼食はどうなんデショウかと思ってヒルダさんに聞こうとして案の定ヒルダさんもここに戻ってきたようデスね」



「こちらこそクリス君の帰りをず~っと待ってきたんだよ?さあ、どうやら、【そっち】との【お話】はもうついていたみたいで全員揃っての昼食タイムと行こう―!」



「エ、...ええ、......マあ...」

「......」



ん?どういうことか、微妙な顔して交互に自分達を見つめ合っていたクリス先輩と静かになったジュリア先輩がいるようだけど、どうしてー?



「BBQにするので、ベタニーは中へ食材と機材を持って来るようにねー!」

「はい~!」



タタタタ―!



ヒルダさんに言われた通りにBBQするための必需品を取りにいってきた娘のベタニーちゃんを見てると―



ビュウ―――――――――――――――――!!!



んー!?その飛行中の急停止した時のような音はー?【魔導飛行車】-!?



「ハロー―――!オードリーと皆の者―!こちらドレンフィールド家の長女ニールマリエーよー!」



ター!



「「「「「「「「「「「「「―---!!??」」」」」」」」」」」」」



おー!オードリーのお姉さんだ―――!!

い、いきなり真っ直ぐに飛行してきたそこの一流なデザインが施されている超優雅な外観してる【魔導飛行車】をそこの空中で停止させてから座席用のドアから飛んできて【着地してきた】それは――――!!?



えええぇ―――――――――!!!!??



「「おー!お姉(さん)様のその脚はぁ―――――――――――!!!????」」



俺とオードリーの声が重なり合わさって口から出てきちゃった!

それも無理もなくー!



昔の魔神アフォロ―メロとの一戦で自爆系精霊魔術をして両脚を失ったはずのニールマリエー・フォン・ドレンフィールドは、いきなり上級貴族が良く嗜みそうな高価っぽいフリル一杯ついてるドレスを着ながら【両脚もついた】まま着地してきたからだ――――!!!



「ふふふ、驚いてるでしょう、オードリーにオケウェ―君~~?でも、そうそう不思議な事じゃないわよー?何故なら、これにはね~」



「それにはガブリエル殿下に何度も感謝してもし足りないぐらい、本当に革新的な【魔導義肢】のお陰で自力で歩けるようになりましたね、ニールマお嬢様?」



ター!



わあー!今度は見知らぬメイドもその魔導車の運転席ドアから飛んできては着地してきたー!レイーザリン先輩と同じ黒髪だけれど、今度は髪型がもっとロングに三つ編みも後ろで束ねているようだ―――――!!誰だお前―――!?



「あらー?これにはお戸惑い中のオケウェ―男爵様やオードリーお嬢様だけでなく皆までもね?まあ、流石についさっき、長~~い間で電話中だったヒルダ侯爵様を除いて、ね」



名も知らぬメイドがそう言ってるんだけど、俺とオードリーの注目がニールマリエーに向いているままなので、



「お~!お姉様ー!久しぶりにお会いできているのも幸運なことなのに、どうしてそのような御脚を―――――――!?」



「それは僕に答えさせてもらってもいいかな、【麗足の舞姫嬢】にして【希望の才女】たるオードリー・フォン・ドレンフィールドよ」



あ!そのお声は―――!



「「「「「「「「「「「「「「ガブリエル王太子殿下―――――――――!!??」」」」」」」」」」」」」



「やっほー!ワタクシまでガブリエル様の側についてるのに相も変わらず自分のことをまるでいない者扱いで皆へ知らせるの遅すぎ~~!」



わあー!セシリア王女まで―――!!?殿下と同じでまた別の王族用の豪華な【魔導飛行車】に乗ってやってきた、あの【エクリエシース王国】の第一王女にして、王子の婚約者の次期王妃の女性―――!!オードリーのお姉様に負けないどころかより豪華なフリル、装飾や宝石が一杯ついてる分厚いドレ―、ってーええええぇ――――――――!!!?



「えいー!」



そのドレスをいきなり一瞬で消したまま、一気に『既に水着姿』の肌面積の多い恰好に切り替えたセシリア姫が今度、座席用のドアから出てきては王子と一緒に飛んでここへ着地してくるとー!



「よっと」



王子も自分の王太子用の礼服を消したように、一瞬で水着姿になったー!

自分の婚約者であるセシリアの革ベルトや紐がいっぱいついてるアダルト系な水着と同じく、これもまた大胆な小さな下着っぽい水着だけを着てきたガブリエルが二人揃って、ニールマリエーの側まで歩み寄ってくればー、



「僕が彼女にプレゼントしてやったんだよ。妹が見てたらきっと喜ぶだろうと思って、ニールマリ嬢にその【魔導義肢】の便利さを恵んでやっただけの事だね」



「ったく、そりゃこのルシエッター様のお陰だろうがよ、未来の王様野郎ー!」



「「「「「「「「「「「「「―-----!!!???」」」」」」」」」」」」



なーに~~!王子に対してその乱暴な物言いはぁ―――――!!?



ター!



「ルシエッター様だーそこのフェクモ野郎ー!ルシエッター・グールグエズだー!【エクリエシース王国】の元海賊女王様だが、今は自ら進んでそこのお姫様と他国王子様野郎と協力関係中の凄腕の【魔導義肢技術者】エキスパートの1位だぞー!」


「もう~!アンタも少しは丁寧な言葉遣いを覚えないと、謁見の間とかっていう正式な場での対応も身につかないままなんだわー!」


「それはしょうがないですぜ、性分なのでな、お姫様よー!」



同じ魔導飛行車から降りてきた、その如何にも海賊の長みたいな豪華な海賊用の帽子と制服ー?を着てる海賊女王様っぽい恰好してるその、ルシエッターって名の女性は次に俺達の方へ振り向くとー


「さあ、おいで、我が顔見知りの恥ずかしがり屋ちゃん、【ミハイリス・ハヴェラ】!てめえの姿を皆に見せろー!」


パチー!



今度は超かわいい~変な3本の腕と5本の脚がついてる変な小さなアルパカっぽい生き物がルシエッターの右肩に現れると―



『ニングニャーン~!ニングニャーン~!ニングニャーフーサイ~~!!』



「オレ様ルシエッター様の契約精霊だぞ、これ!この子のお陰で仲間だと認めた相手の服装を術者であるオレ様から直径10キロメートル以内にて指定した場所へ一瞬で転移させられるぞー!さっき、事前に取り決め通りに既に水着を下に着てきたお姫様らの上の服をそこのヒルダって女の部屋へ転移させてやったぞー!」



「「「「「「「「「「「「「--なに~~~!!!??」」」」」」」」」」」」」



それだけしか、言えない俺達13人だったー!



そうかー!



この展開を最初から知ってたのは、電話しに屋敷内へ戻ってきたヒルダさん一人だけだったねー!オードリーのお姉さんや王子達もここへやってくるようにってー!




.........................................................................




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