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古の島編
バイト生活
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「今日は暑いなぁ…」
晃は大きめの麻袋を担ぎ、スラムの街を歩いていく。
目的地に到着したようで、壁沿いに担いだ麻袋を放り投げる。
「…付き合わされてる俺の身にもなれよな」
その横ではユディットが積んである煉瓦を持ち上げ、ペンキのある場所に運んでいた。
「それは自業自得だ、何度言わせんだよ」
「分かってるよ。あと10日だ…それでお別れだよお前とは」
「そうか?俺はお前とは腐れ縁になる気がするけどな」
ふと口にする。この20日でコイツの性格は何となく理解した。
少なくとも悪い奴では無く、特別善人というわけでもない。
スラムで生きるにはもってこいな性格というか、何というか…。
まあ、罪悪感を持てる人間というだけで、このスラムではまだ好感が持てる方だな。
「…何か嫌なんだが、それ」
「は?酷えな、オイ。流石に俺だって人道はあんだから、そんな嫌う事無いじゃねえか。最後には返す」
「知らないよ、それよりもアンドレイさんはどこ行ったんだ?」
「此処に居るぞ、坊主」
「うわっ」
巨大な筋肉質の身体にピチピチのタンクトップと半ズボンを履いた男が、ユディットの背後に現れた。
「居たんなら言ってくださいよ、アンドレイさん」
「いやいや、今帰って来たんだ。後…ほれ、ご苦労さん」
アンドレイは手に持った缶ジュースを晃に手渡して来た後、ユディットに放り投げる。
「ありがとうございます」
「あざっす」
「構わん構わん!わざわざこんな面倒な仕事を手伝ってくれる礼だ!」
仕事とは、この大工のバイトである。
まあ大工と言っても、材料やらを運ぶだけの肉体労働だが…。紹介した貰ったバイトで丁度よく余っていたのがこれしかなかったので一先ずこれをやる事にした。
とは言え、家からも近いのでそこまで悪い仕事では無い。
「この仕事を受けてくれる奴って少ねえんだよ。受けた奴も直ぐに根をあげちまう、こんな所に住んでんのに軟弱な奴らだよなぁ?」
そうなのか…?まあ確かに割の良い仕事とは言えないし、疲れら仕事ではあるが…痛みの無い分、良い仕事だと思うんだがな。
「それに比べて…お前らはまだ子供だってのに凄えな!」
「ありがとうございます」
「っと、じゃあお前らが運んできてくれた所で、一仕事するか」
アンドレイは工具箱を拾って作業を開始した。
「なあユディット。お前、俺とアンドレイさんの態度違いすぎるよな」
「知らんっての、少なくともお前には結果とは言え盗みに入ってしまった罪悪感はあるが、それ以外に特に感情は無い!」
「ひっでぇの」
「取り敢えず腹減ったし、昼食取りに行こう」
「スルーか…まあそうだな。アンドレイさーん!俺ら昼食取ってきます!」
晃とユディットはアンドレイに挨拶を済ませて家に向かう事にする。
「おう!そう言えば、最近此処らで南地区の流れてる奴らが居るらしい、気を付けろよ!」
と、不穏なことを言われた。
「南地区か…そう言えば俺の家って、どちらかと言うと南寄りだよな?」
「そうだな、危険かも知れない」
「…ったく、折角治安が良いって言われて東地区選んだってのに…」
「それはしょうがないさ、あの家は南寄りだから安かったんだよ」
「え、マジか」
「…知らないで買ったのか?」
「ダメか?」
「しっかりしろよ…」
「いや、俺まだ8歳だぞ?家を持つには早いだろ」
「それはそうだけど…え?お前歳下だったの?」
「え?お前何歳なんだ?」
「多分9歳」
多分って何だ?
「こんな所で暮らしてたら、一々覚えてられないよ」
「そんなもんか」
話している内に家に着き、適当にパンやらを手に取って袋に入れる。それを二つ用意し、ユディットにも手渡す。
「ほれ、お前のお陰で給料3割増だからな」
「皮肉はやめてくれよ…」
ユディットの給料は貰ったうちの3割は俺が貰っている。
まあ、食費等は俺が払っているが…。
「あ、二階の布持ってきてくれ」
「はいはい…」
ユディットは二階に向かって行く。
「…なあ!家の前にいる奴ら、知り合いなのか?」
「はぁ?」
その声を聞いて晃は二階に登る。窓から外を見下ろすと、柄の悪そうな男が三人、家の前で屯ろしている。
「知らん、此処に来てから殆どお前と居たから知り合いなんて存在しない」
「…じゃあ、あれが南地区から流れて来た奴らか」
「みたいだな、大方盗みに入ろうとしてるんだろ、お前みたいに」
「あのさぁ…いや、もういいや」
晃はそいつらの動きや持っているものを注視して確認する。
「…手元に武器は無しと…さて、始末して来るわ」
「は?」
「は、じゃねえよ。盗っ人と降りかかる火の粉は全員ジェノサイドと教えられたからな」
「誰に…って、相手は大人だぞ!俺の時とは訳が違うだろ!」
「静かにしろ、気付かれる」
「っ…どうするんだよ」
「不意打ち掛けるよ、お前の時みたいに」
「3人もいるのにか?」
「1人潰せれば上々、後2人はそのまま殴る」
「無理があるだろ…!」
「待った…入ってくるな。行ってくる」
「おい!」
晃は窓を開け、そこから外に飛び出した。
石の床の着地に足を痛めながら、家に入ろうと最後尾にいた男の足元に潜り込み、そこから金的に拳を打つ。
「おごっ!?」
そいつは情けない声と共に、股間を抑えたままその場に倒れた。口元からは泡がぶくぶくと吐き出される。
よし、失神したな!
「なんだ!?」
2人が音を察知してこちらを向いてくる。
俺は視線に入り難いに姿勢を限界まで低くし、もう1人の男の鳩尾に鋭い一撃を入れる。
「おっ!?ゲホッ…クソッ!」
一撃で沈むようなことは無く、晃のいる場所に拳を振り下ろす。しかしその拳は空を切り、その瞬間に脛に爪先から刺しこむ様に蹴る。
「ぎゃっ!?」
痛みに怯んで、身体が前のめりになった事によって顔面に攻撃が届く様になったので、今度は顔面に拳を打ち込む。
但し、力任せに打ち込むのでは無く、急所を狙う。
日頃鍛えているとは言え、まだ8歳の俺では単純に殴っただけでは力不足だ、急所を狙わなければ気絶させることは出来ない。正確に、確実に、しかし勢いは殺さずに、怯ませる。
殴られた男はそのままガクンと晃の方に倒れ、動かなくなる。
「はあ!?ふざけん…ガッ!?」
最後に残った男はポケットから何かを取り出そうとする。
ポケットから手を出したその時、家から椅子が飛んで来た。
それは後頭部に打ち当たり、持った物を落としてそのまま倒れ伏せる。そのまま倒れると思ったが、叫びながら急いで立ち上がった。
「クソがぁ!」
男は怒りの余り俺のことを忘れた様に家の方に振り向き、落とした物を拾う。
どうやら折りたたみナイフだった様で、男はナイフを広げて構える。
「テメェ!?何しやがる!」
開いた扉の向こうには、ユディットが居た。いつも着けていたバンダナは外し、腕に巻いていてる。
「黙れや」
「は?…ブゴッ!?」
一瞬だった。
ナイフを持った男は身長が低く、ユディットの拳は跳躍しなくとも届いた。顔面に打ち込まれた拳は、めり込み、押し込まれ、そのまま地面に叩き付けられた。
そして跳ねた。数十センチは跳ねただろうか?地面にはヒビが出来ていた。
男はそのまま動かなくなった。
…死んだか?
「…速っ、てか力強っ!?」
その一撃はあまりに絶大だった。俺が急所狙いだとしたら、アイツは一撃狙いだな。
「ふぅっ…ふぅっ……ふぅ………」
ユディットは大量の汗をかいていた。目を瞑り、腕に巻いていたバンダナを解き、頭に巻き直した。
「…大丈夫か?」
ただ一発殴っただけだというのにこの発汗量は異常だ。
流石に心配になる。
「……ああ。悪い」
「凄えな、大人どころか車だぜ、あのパワー」
「ああ…ああ、うん、そうだな」
「少し休むか?」
「…そう、させてもらう」
「ベッドまで運ぶぞ」
晃はユディットの肩を支えてゆっくり家の中に入って行った。
晃は大きめの麻袋を担ぎ、スラムの街を歩いていく。
目的地に到着したようで、壁沿いに担いだ麻袋を放り投げる。
「…付き合わされてる俺の身にもなれよな」
その横ではユディットが積んである煉瓦を持ち上げ、ペンキのある場所に運んでいた。
「それは自業自得だ、何度言わせんだよ」
「分かってるよ。あと10日だ…それでお別れだよお前とは」
「そうか?俺はお前とは腐れ縁になる気がするけどな」
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少なくとも悪い奴では無く、特別善人というわけでもない。
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まあ、罪悪感を持てる人間というだけで、このスラムではまだ好感が持てる方だな。
「…何か嫌なんだが、それ」
「は?酷えな、オイ。流石に俺だって人道はあんだから、そんな嫌う事無いじゃねえか。最後には返す」
「知らないよ、それよりもアンドレイさんはどこ行ったんだ?」
「此処に居るぞ、坊主」
「うわっ」
巨大な筋肉質の身体にピチピチのタンクトップと半ズボンを履いた男が、ユディットの背後に現れた。
「居たんなら言ってくださいよ、アンドレイさん」
「いやいや、今帰って来たんだ。後…ほれ、ご苦労さん」
アンドレイは手に持った缶ジュースを晃に手渡して来た後、ユディットに放り投げる。
「ありがとうございます」
「あざっす」
「構わん構わん!わざわざこんな面倒な仕事を手伝ってくれる礼だ!」
仕事とは、この大工のバイトである。
まあ大工と言っても、材料やらを運ぶだけの肉体労働だが…。紹介した貰ったバイトで丁度よく余っていたのがこれしかなかったので一先ずこれをやる事にした。
とは言え、家からも近いのでそこまで悪い仕事では無い。
「この仕事を受けてくれる奴って少ねえんだよ。受けた奴も直ぐに根をあげちまう、こんな所に住んでんのに軟弱な奴らだよなぁ?」
そうなのか…?まあ確かに割の良い仕事とは言えないし、疲れら仕事ではあるが…痛みの無い分、良い仕事だと思うんだがな。
「それに比べて…お前らはまだ子供だってのに凄えな!」
「ありがとうございます」
「っと、じゃあお前らが運んできてくれた所で、一仕事するか」
アンドレイは工具箱を拾って作業を開始した。
「なあユディット。お前、俺とアンドレイさんの態度違いすぎるよな」
「知らんっての、少なくともお前には結果とは言え盗みに入ってしまった罪悪感はあるが、それ以外に特に感情は無い!」
「ひっでぇの」
「取り敢えず腹減ったし、昼食取りに行こう」
「スルーか…まあそうだな。アンドレイさーん!俺ら昼食取ってきます!」
晃とユディットはアンドレイに挨拶を済ませて家に向かう事にする。
「おう!そう言えば、最近此処らで南地区の流れてる奴らが居るらしい、気を付けろよ!」
と、不穏なことを言われた。
「南地区か…そう言えば俺の家って、どちらかと言うと南寄りだよな?」
「そうだな、危険かも知れない」
「…ったく、折角治安が良いって言われて東地区選んだってのに…」
「それはしょうがないさ、あの家は南寄りだから安かったんだよ」
「え、マジか」
「…知らないで買ったのか?」
「ダメか?」
「しっかりしろよ…」
「いや、俺まだ8歳だぞ?家を持つには早いだろ」
「それはそうだけど…え?お前歳下だったの?」
「え?お前何歳なんだ?」
「多分9歳」
多分って何だ?
「こんな所で暮らしてたら、一々覚えてられないよ」
「そんなもんか」
話している内に家に着き、適当にパンやらを手に取って袋に入れる。それを二つ用意し、ユディットにも手渡す。
「ほれ、お前のお陰で給料3割増だからな」
「皮肉はやめてくれよ…」
ユディットの給料は貰ったうちの3割は俺が貰っている。
まあ、食費等は俺が払っているが…。
「あ、二階の布持ってきてくれ」
「はいはい…」
ユディットは二階に向かって行く。
「…なあ!家の前にいる奴ら、知り合いなのか?」
「はぁ?」
その声を聞いて晃は二階に登る。窓から外を見下ろすと、柄の悪そうな男が三人、家の前で屯ろしている。
「知らん、此処に来てから殆どお前と居たから知り合いなんて存在しない」
「…じゃあ、あれが南地区から流れて来た奴らか」
「みたいだな、大方盗みに入ろうとしてるんだろ、お前みたいに」
「あのさぁ…いや、もういいや」
晃はそいつらの動きや持っているものを注視して確認する。
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「は?」
「は、じゃねえよ。盗っ人と降りかかる火の粉は全員ジェノサイドと教えられたからな」
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「静かにしろ、気付かれる」
「っ…どうするんだよ」
「不意打ち掛けるよ、お前の時みたいに」
「3人もいるのにか?」
「1人潰せれば上々、後2人はそのまま殴る」
「無理があるだろ…!」
「待った…入ってくるな。行ってくる」
「おい!」
晃は窓を開け、そこから外に飛び出した。
石の床の着地に足を痛めながら、家に入ろうと最後尾にいた男の足元に潜り込み、そこから金的に拳を打つ。
「おごっ!?」
そいつは情けない声と共に、股間を抑えたままその場に倒れた。口元からは泡がぶくぶくと吐き出される。
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「なんだ!?」
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俺は視線に入り難いに姿勢を限界まで低くし、もう1人の男の鳩尾に鋭い一撃を入れる。
「おっ!?ゲホッ…クソッ!」
一撃で沈むようなことは無く、晃のいる場所に拳を振り下ろす。しかしその拳は空を切り、その瞬間に脛に爪先から刺しこむ様に蹴る。
「ぎゃっ!?」
痛みに怯んで、身体が前のめりになった事によって顔面に攻撃が届く様になったので、今度は顔面に拳を打ち込む。
但し、力任せに打ち込むのでは無く、急所を狙う。
日頃鍛えているとは言え、まだ8歳の俺では単純に殴っただけでは力不足だ、急所を狙わなければ気絶させることは出来ない。正確に、確実に、しかし勢いは殺さずに、怯ませる。
殴られた男はそのままガクンと晃の方に倒れ、動かなくなる。
「はあ!?ふざけん…ガッ!?」
最後に残った男はポケットから何かを取り出そうとする。
ポケットから手を出したその時、家から椅子が飛んで来た。
それは後頭部に打ち当たり、持った物を落としてそのまま倒れ伏せる。そのまま倒れると思ったが、叫びながら急いで立ち上がった。
「クソがぁ!」
男は怒りの余り俺のことを忘れた様に家の方に振り向き、落とした物を拾う。
どうやら折りたたみナイフだった様で、男はナイフを広げて構える。
「テメェ!?何しやがる!」
開いた扉の向こうには、ユディットが居た。いつも着けていたバンダナは外し、腕に巻いていてる。
「黙れや」
「は?…ブゴッ!?」
一瞬だった。
ナイフを持った男は身長が低く、ユディットの拳は跳躍しなくとも届いた。顔面に打ち込まれた拳は、めり込み、押し込まれ、そのまま地面に叩き付けられた。
そして跳ねた。数十センチは跳ねただろうか?地面にはヒビが出来ていた。
男はそのまま動かなくなった。
…死んだか?
「…速っ、てか力強っ!?」
その一撃はあまりに絶大だった。俺が急所狙いだとしたら、アイツは一撃狙いだな。
「ふぅっ…ふぅっ……ふぅ………」
ユディットは大量の汗をかいていた。目を瞑り、腕に巻いていたバンダナを解き、頭に巻き直した。
「…大丈夫か?」
ただ一発殴っただけだというのにこの発汗量は異常だ。
流石に心配になる。
「……ああ。悪い」
「凄えな、大人どころか車だぜ、あのパワー」
「ああ…ああ、うん、そうだな」
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タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
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イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
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※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
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