空高く響かせるは君の声

レン

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 次の日の夜も私はあの場所に来ていた。
 今日も良い雰囲気が流れていて寛ぐには良い場所なのだが残念ながら隣にうるさい奴がいる。
「わぁ!星が綺麗だねぇ!」
 私の気も知らずに子供みたいにはしゃぐショウ。
 本当に鬱陶しい。
 そしてショウは何か思い出したのかあ!と声をあげて私に質問してきた。
「僕の名前は言ったけど君の名前を聞いてないじゃん!教えて?名前はなんて言うの?」
「前にも言ったが知らねぇ奴に教える義理はない。」
「知らないことはないでしょ?僕の名前はショウ!前にも言ったじゃん!」
「これで知り合い同士でしょ?ねぇお願い!!君の名前を教えて?」
「嫌だ。」
「頑固だなぁ~。名前くらい良いじゃんか。」
「それよりなんでアンタはまたここに来たの?」
 私は不機嫌気味に質問した。
 お気に入りになったからという返答が返ってくるのかと思ったが実際は違った。
「俺、実はさ。君に惚れちゃったみたいなんだよね。」
「ぶっ・・・・!」
 突拍子もなくとんでもないようなことを言ってきたから思わず吹いてしまった。
「バカ!変なこと言ってんじゃないわよ!アホ!」
 小学生みたいな暴言を吐いている私を見てショウは揶揄うような笑みを浮かべ言った。
「もう~!照れちゃって~!可愛いなぁ。」
 可愛いなんて今まで生きてきた中で言われた事などなかったから余計に焦る。
「くだらないこと言うな!もうどっか行け!」
「てか照れてねぇし!というか好きになる要素なんてどこにあったの!?」
「もうつれないなぁ~。ちなみに返事はいつでも良いよ。待ってるよ。」
「ちなみに好きになった理由に関してだけど今は言わないさ。きっといつか僕の口から言うよ。」
 すると何かを思い立ったのかショウがいきなり立ち上がり背伸びをした。
「さてと!もう時間だし僕もそろそろ帰ろうかな。」
「僕がいなくなったら寂しい??」
 そんなふざけたことを聞いてくるので私は余計、声を荒げた。
「寂しくないから!調子に乗るな!」
「アハハハハ!やっぱり可愛いね。また今度!」
 手を振りながら走って帰っていくショウ。
 私はショウの後ろ姿を見ながら汗が出て体が妙に熱を帯びているのを感じた。
 出会ってまだ二日目なのにショウみたいに図々しい奴なんてこの世にいる?
 多分いないわね。この世のどこを探しても。
 なんかショウと話していたら昨日より疲れたな。
 私も早く帰って寝よう。
 そして私も欠伸をしながら家へと帰るのであった。
 家に帰り風呂に入ったあと畳の上に大の字になって呆然としていると不意にショウの言葉を思い出した。
「ん~~~~~~~!」
 声にならない叫びが辺りを木霊する。
 思い出すだけで顔が熱くなる。
 ちくしょう!アイツが変なこと言うからだ!
 鏡を見てもこれまでに経験したことがないぐらい顔がすごく赤くなっていた。
 次は絶対に殴ってやる!!!
 殴ることに決めた私はそのまま布団を敷き上昇した体温を下げようと頑張りながら寝るのだった。
 と言っても途中で思い出してしまったりしてなかなか寝付けなかったのは内緒である。
 
 
 
 


 
 

 
 
 
 
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