最弱な奴が実は最強?

レン

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過去

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 襲撃から一日が経ち周辺の被害状況の確認や瓦礫の撤去などを終え、全ての生徒は会議室によばれていた。
 ブレエドに対する今後の対応を決めるらしい。
 生徒が席につくと先生の一人が立ち上がり喋り出した。
「みんなも知っての通り昨日はブレエドと名乗る組織から襲撃にあった。」
 先生は渋い顔をしながらも話を続ける。
「残念なことに被害者を多数、出してしまった。謝罪する。」
 先生一同、立ち上がり生徒に向かって深々と頭を下げた。
 なるほど。上層部は全員、腐っているとばかり思っていたが一部の人間はそうでもないらしい。
 先生の話が終わったあと生徒の一人が声を上げた。言わずもがな煌である。
「今後の対策としてはどうするつもりですか?」
 その問いに先ほどの先生が立ち上がり答えた。
「今後もブレエドは施設を壊して周ると考えられる。相手の行動を把握した上で決めることにする。」
 その言葉を最後に会議は終わった。
 会議が終わり煌と共に帰宅していると不意に話しかけられた。
「犯人を倒したのって誰なんだろうなぁ~?」
「抉れている地面を見たがあれは並の能力者では到底、出来っこない。もしかしたら俺より強いかも。斗真は心当たりある?」
「俺はあの時、逃げていたんだから知るわけないだろ。」
「それもそうか。」
 煌や奈津には俺があの時に逃げたことにしている。
 昨日のことについての会話を終えた俺たちはいつもの下らない世間話をしながら帰路を辿った。
 家に着いたあと俺は疲れたので晩御飯ができるまで寝ようと思いベットに横たわった。
 夢が現実か。その判断がつかなくなってしまいそうになるほど妙に現実感があった。
 目の前には赤く生温かい液体のようなものが四散していた。
 触って確認するまでなく匂いだけでその液体の正体がわかった。
 これは血だ。誰の?俺は頭を上げ眼前にある「何か」に視線を飛ばした。
 そこには「かつて人間だったモノ」が転がっていた。数多ある肉片の中、俺は泣き叫んだ。
 そして世界は暗転する・・・。
 飛び起きてしまった。またもやシャツが濡れている。うなされていたのだろう。
 最近になって昔の光景を思い出しうなされる事が多くなった気がする。
 カーテンを開けると朝になっていた。そのまま寝てしまったのだろうか?
 一階に行き杏花に聞いてみたところ昨夜、晩御飯の準備ができ俺を起こそうと部屋に入ったらうなされているのが見えてそのまま汗を拭き取るなりしてくれたらしい。
 妹に心から感謝した。お腹が空いているにも関わらずこんな情けない兄の看病をしてくれなんて「ありがとう」の一言に尽きる。
 言葉に出すのは照れくさいので心の中で感謝しながら食事の準備を済ませ机に座った。
 そして俺は今日のニュースを確認するためにテレビをつけるのであった。
 
 
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