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戦闘
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俺は天音と共にロキと戦っていた。
何処からか轟音が鳴り響いていた。斗真たちがネメシスと交戦しているのだろう。
今は斗真たちを気にしている余裕はない。今はロキに集中する。
能力者同士の戦いにおいて一番大事なのは如何に相手の能力を見破り自分の能力を悟られないかである。
能力がバレたら最後、対策され虚を衝かれる。
だけどバレてもあまり問題のない能力だってある。例えば俺の能力のように・・・。
そうして俺は能力を発動する。
全身に熱が行き渡るのが感じられる。念のため熱の膜を体の周りに張っておく。
準備はできた。いつでも動ける。
身構えているとロキの方から攻撃を仕掛けてきた。
すごいスピードだったが何とか対応できた。
それからロキの猛攻撃が始まった。四方八方から繰り出される攻撃。とても速く一発が重かった。
俺も防御から攻撃に転ずる。ロキの拳を受け止めたあと自分も攻撃を繰り出したが簡単に避けられた。
天音も後方から攻撃をするが避けられる。
2対1で手数の多さは圧倒的に俺たちの方が有利なのにロキに勝つビジョンが全く浮かんでこない。
学校のNo. 1とNo.2が揃っているというのにこんな状態とはな。
どうやら俺たちが思っていた以上にブレエドには戦力が揃っていたらしい。
その戦力の中でも特筆して凄まじいのはネメシスとロキの二人。
この二人は別格だ。個々が一つの組織に匹敵するほどの力を有している。
ここで倒さないと間違いなく世界が終わる。それほどの相手だ。
だからこそ俺の命を投げ打ってでも絶対にこいつを倒さないといけないし斗真の所に行かせてはならない。
・・・本来能力を持つ者はその能力に適した体で生まれてくる。
例えば俺のように熱に関する能力を持つ者はある程度の熱量に耐えられる肉体を持って生まれる。
そうしないと自身の能力で死んでしまうからだ。
だけどそれにも限界がある。自身の肉体に合わないほど能力を行使すると死ぬ可能性もある。
そのため能力者は自身の能力を限界まで使用できない。
せいぜい50%前後だろう。そのぐらいしか使用できないのだ。
それだとロキには勝てない。だから俺は決断した。
この身が朽ちようともロキを止めると・・・。
だからこそ俺は能力の使用率を100%に上げた。
目を閉じ集中する。体中にこれまでとは比べ物にならない熱量が流れているのが分かった。
開放し終わったあと目を開け自身の体を見てみる。
体から蒸気が出ており俺の身を包んでいる。
自分の状況を確認したあと俺はロキを見た。ロキは俺の変化に驚いていた。
そして俺は力強く一歩を踏み出した。
一瞬でロキの眼前に行き横っ面を殴ってやった・・。
何処からか轟音が鳴り響いていた。斗真たちがネメシスと交戦しているのだろう。
今は斗真たちを気にしている余裕はない。今はロキに集中する。
能力者同士の戦いにおいて一番大事なのは如何に相手の能力を見破り自分の能力を悟られないかである。
能力がバレたら最後、対策され虚を衝かれる。
だけどバレてもあまり問題のない能力だってある。例えば俺の能力のように・・・。
そうして俺は能力を発動する。
全身に熱が行き渡るのが感じられる。念のため熱の膜を体の周りに張っておく。
準備はできた。いつでも動ける。
身構えているとロキの方から攻撃を仕掛けてきた。
すごいスピードだったが何とか対応できた。
それからロキの猛攻撃が始まった。四方八方から繰り出される攻撃。とても速く一発が重かった。
俺も防御から攻撃に転ずる。ロキの拳を受け止めたあと自分も攻撃を繰り出したが簡単に避けられた。
天音も後方から攻撃をするが避けられる。
2対1で手数の多さは圧倒的に俺たちの方が有利なのにロキに勝つビジョンが全く浮かんでこない。
学校のNo. 1とNo.2が揃っているというのにこんな状態とはな。
どうやら俺たちが思っていた以上にブレエドには戦力が揃っていたらしい。
その戦力の中でも特筆して凄まじいのはネメシスとロキの二人。
この二人は別格だ。個々が一つの組織に匹敵するほどの力を有している。
ここで倒さないと間違いなく世界が終わる。それほどの相手だ。
だからこそ俺の命を投げ打ってでも絶対にこいつを倒さないといけないし斗真の所に行かせてはならない。
・・・本来能力を持つ者はその能力に適した体で生まれてくる。
例えば俺のように熱に関する能力を持つ者はある程度の熱量に耐えられる肉体を持って生まれる。
そうしないと自身の能力で死んでしまうからだ。
だけどそれにも限界がある。自身の肉体に合わないほど能力を行使すると死ぬ可能性もある。
そのため能力者は自身の能力を限界まで使用できない。
せいぜい50%前後だろう。そのぐらいしか使用できないのだ。
それだとロキには勝てない。だから俺は決断した。
この身が朽ちようともロキを止めると・・・。
だからこそ俺は能力の使用率を100%に上げた。
目を閉じ集中する。体中にこれまでとは比べ物にならない熱量が流れているのが分かった。
開放し終わったあと目を開け自身の体を見てみる。
体から蒸気が出ており俺の身を包んでいる。
自分の状況を確認したあと俺はロキを見た。ロキは俺の変化に驚いていた。
そして俺は力強く一歩を踏み出した。
一瞬でロキの眼前に行き横っ面を殴ってやった・・。
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