運命の人はあなたです

空宇海

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お兄ちゃんは別れてパティシエの修行しに行った。

先輩に元気がないことは気がついてた。
でも、私にはどうすることもできない。


本が好きで堤先輩と仲良くなった。

「……葉山先輩に兄のことを聞いてこいとでも言われました?」

苦笑いしてる先輩

「どうしてわかった?」

「なんとなくです。先輩が今まで手紙だったのに話しかけてくるなんて葉山先輩が関係してるのかなぁって思ってただけです」

「……凄いね。凛がさショックうけててね」

ほら、お兄ちゃん言ったじゃん!

ちゃんと説明してないから!

「……理由は聞きました?」

「イヤ、一方的な別れ方って言ってた」

「……だったら私からは言えません」

私が言ったらいけない。

兄がどんな気持ちで別れるって言ったのかも私にはわからないから。

軽い気持ちで言ったらいけない。

「兄が戻って来たら会ってくださいって葉山先輩に言ってください」

何年かかるかわからない。

それでもいいから会ってほしい。

兄には葉山先輩が必要だから。

「……わかった。凛に伝えとく。これ姫野が読みたいって言ってた本」

「ありがとうございます」

先輩とわかれて家に帰った。

私も将来を考えないと。

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