私の居場所

空宇海

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前よりはマシになったかな?

しばらくは節約しないと。


「楓?」

兄に会うとは思ってもなかった。

「朔弥の知り合い?」

「妹」

女の人

こっちに近づくから後ずさり避けた。

「……」

遅刻する。

行こう

「この近くに住んでるの?」

「関係あります?赤の他人でしょ?ほっといてください」

走った。

ホントに遅刻する!


「はぁぁ……間に合った」

「珍しい。楓がギリギリでくるなんて」

「危なかった」


保健室に行かなくなった私を見て瑠維が聞いてくる。

「楓」

「引っ越した」

「よく、許してくれたね」

「しぶしぶね。瑠維にも迷惑けけてたし今まで泊めてくれてありがとね」

瑠維はどこか心配してたから

女子で唯一の友人。
男女に人気のある瑠維

「そっか。なにかあったら言って?相談のるし聞くから」

「ありがとね」

ホント瑠維には迷惑かけてた。

周りはいいように思ってない。

瑠維が人気だから視線が凄い
本人はなんとも思ってないのか、私には辛すぎる。


「椎名先輩」

「なに?」

「作ったので食べてください」

それだけ言った後輩たちは行ってしまった。

クッキー?

「楓、知ってた?ファンクラブがあること」

「誰の?」

「だから楓だって」

驚きでなにも言えない。

私の?あるわけないのに

「やっぱ気づいてなかった。まぁ、いいけどね」

瑠維はそれだけ言ってお菓子を食べてる。

私もそれ以上は聞かなかった。


進路を決めないといけない。

「瑠維はやっぱり地元の大学?」

「うーん、そうなるかな。楓は?」

「……どうしようかな」

夢もないしやりたいこともない。

行きたい大学さえない。

しばらくはバイト生活するかな?


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