26 / 33
26.
しおりを挟む
家族写真は残りを撮れば完成する。
休みの日にでも実家にでも帰ろうかな。
そう、思いながら考えてたら
バンッ!
勢いよくドアが開く音が聞こえたかと思って見たら
母さんが居た。
「あら、弥生、早かったわね」
「紅音なんのつもりなの?」
「楓さんが知らないと思ったから弥生と和さんの関係を話したのよ」
母さん?
母さんの顔が見れない。
どんな顔をしてる?
「紅音ってそうやって悪役をかってでるよね?どうしてそんなに…」
「あなたのためによ。それと…楓さんのためにも、かな?」
私?
なんで?
「楓、紅音のこと悪く思わないでね?いい人なのよ」
「……うん、母さんの顔でわかるから大丈夫」
きっと悪い人じゃない。
悪く思われてもいいように言ってただけ。
それだけなんだよね?
父さんと母さんを思って
ヒロくんを思って言ってたこと。
「楓さん宏樹のことお願いね?あの子が居ないときでもいいからこの家にいらっしゃい。楓さんと話してみたいわ」
「はい」
「だったら私も来るわよ」
え、無理じゃない?
だって3時間もかかるよ?
「はぁぁ…、弥生は無理でしょ?」
「近く、引っ越すかもしれないから」
驚いて母さんを見た。
確かに言ってたけど!
「ふふ、和さんが楓のことが心配なんだー!って言っててね、早めの引っ越しになるかも?」
そんなんでいいの?
会社は大丈夫なの?
「あ、大丈夫よ?朔弥さんが継ぐことは決まってるしそろそろって言ってたから」
顔に出てた?
まあ、決まってるならいいけど。
兄さんの大学生活後、1年は残ってるよ?
それまでは仕事してるってこと?
「そっか」
「その時は楓も顔を出してよ?ちゃんと相手も連れてね?」
「……イヤって言ったら?」
「和さんのことだから延期って言うかも?」
はあ?
パーティって嫌いなのに?
「ふふ、仲良くやってるようで」
「最近ね」
「うん」
それからは紅音さんと母さんと私とでたわいもない話しをしてた。
休みの日にでも実家にでも帰ろうかな。
そう、思いながら考えてたら
バンッ!
勢いよくドアが開く音が聞こえたかと思って見たら
母さんが居た。
「あら、弥生、早かったわね」
「紅音なんのつもりなの?」
「楓さんが知らないと思ったから弥生と和さんの関係を話したのよ」
母さん?
母さんの顔が見れない。
どんな顔をしてる?
「紅音ってそうやって悪役をかってでるよね?どうしてそんなに…」
「あなたのためによ。それと…楓さんのためにも、かな?」
私?
なんで?
「楓、紅音のこと悪く思わないでね?いい人なのよ」
「……うん、母さんの顔でわかるから大丈夫」
きっと悪い人じゃない。
悪く思われてもいいように言ってただけ。
それだけなんだよね?
父さんと母さんを思って
ヒロくんを思って言ってたこと。
「楓さん宏樹のことお願いね?あの子が居ないときでもいいからこの家にいらっしゃい。楓さんと話してみたいわ」
「はい」
「だったら私も来るわよ」
え、無理じゃない?
だって3時間もかかるよ?
「はぁぁ…、弥生は無理でしょ?」
「近く、引っ越すかもしれないから」
驚いて母さんを見た。
確かに言ってたけど!
「ふふ、和さんが楓のことが心配なんだー!って言っててね、早めの引っ越しになるかも?」
そんなんでいいの?
会社は大丈夫なの?
「あ、大丈夫よ?朔弥さんが継ぐことは決まってるしそろそろって言ってたから」
顔に出てた?
まあ、決まってるならいいけど。
兄さんの大学生活後、1年は残ってるよ?
それまでは仕事してるってこと?
「そっか」
「その時は楓も顔を出してよ?ちゃんと相手も連れてね?」
「……イヤって言ったら?」
「和さんのことだから延期って言うかも?」
はあ?
パーティって嫌いなのに?
「ふふ、仲良くやってるようで」
「最近ね」
「うん」
それからは紅音さんと母さんと私とでたわいもない話しをしてた。
0
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
ある辺境伯の後悔
だましだまし
恋愛
妻セディナを愛する辺境伯ルブラン・レイナーラ。
父親似だが目元が妻によく似た長女と
目元は自分譲りだが母親似の長男。
愛する妻と妻の容姿を受け継いだ可愛い子供たちに囲まれ彼は誰よりも幸せだと思っていた。
愛しい妻が次女を産んで亡くなるまでは…。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
ほんの少しの仕返し
turarin
恋愛
公爵夫人のアリーは気づいてしまった。夫のイディオンが、離婚して戻ってきた従姉妹フリンと恋をしていることを。
アリーの実家クレバー侯爵家は、王国一の商会を経営している。その財力を頼られての政略結婚であった。
アリーは皇太子マークと幼なじみであり、マークには皇太子妃にと求められていたが、クレバー侯爵家の影響力が大きくなることを恐れた国王が認めなかった。
皇太子妃教育まで終えている、優秀なアリーは、陰に日向にイディオンを支えてきたが、真実を知って、怒りに震えた。侯爵家からの離縁は難しい。
ならば、周りから、離縁を勧めてもらいましょう。日々、ちょっとずつ、仕返ししていけばいいのです。
もうすぐです。
さようなら、イディオン
たくさんのお気に入りや♥ありがとうございます。感激しています。
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる