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1章(5)
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まんじりともしない夜が明けた。
藍豪は傷の手当てを受けた少年を担いで九龍街区の自分の部屋へ戻ってきてから、一枚しかない布団を少年に譲って一晩中、壁にもたれていた。
素人目にはよくわからないが、一応少年の容態は安定しているようだ。傷のせいか若干の発熱はあるものの、呼吸は落ち着いているし、担いで帰っているうちに縫合された傷が開くこともなかった。後はこのまま、目が覚めるのを待つばかりである。
閉め切った扉が控えめにノックされた音で、藍豪はぼんやりとしはじめた意識を急に引き戻された。
「豪ちゃん? 帰ってるんでしょ?」
薄い扉の向こうから、藍豪を呼ぶ声がする。女のように妙に艶っぽく甲高い声だが、藍豪のことを「豪ちゃん」と呼ぶような人間は、あの男しかいない。
藍豪は布団に横たわる少年の躰をひょいと跨ぎ越えて、扉を開けた。
思った通り、隣人の若い男――張静月がサイズの合っていない大きなワイシャツを一枚羽織っただけの姿で突っ立っていた。長い茶髪はゆるく編まれて、左肩にだらりと流れている。
猫のようにくるりとしたアーモンド型の瞳が、しげしげと藍豪の顔を見上げていた。
「豪ちゃん、もうオジサンなのに徹夜したでしょ? 目の下すんごい隈になってる」
「うるせぇ。お前だって俺とふたつしか違わないくせに」
藍豪の不機嫌な物言いなど意に介さず、静月はぶらぶらと下げていた腕を掲げた。手にはビニール袋が握られ、袋の内側には湯気のせいか水滴がついている。焼き立てのパンのような香ばしい匂いが漂ってきて、忘れかけていた空腹がよみがえってきた。
「客が買ってくれたんだけど、一緒に食べない?」
静月が袋を掲げながら、藍豪の部屋を覗き込む。藍豪の部屋で一緒に食べたいということらしいが、あいにく部屋には先客がいる。
藍豪はどう説明しようか、ややしばらく迷った後、ひとまず扉を閉めて廊下に出た。ここはとりあえず適当なことを言って切り抜けるか? しかし仮に少年の目が覚めてここで生活するとなれば、隣人の静月はすぐに新しい入居者に気づくはずだ。藍豪が今この瞬間に嘘をついて事なきを得たとしても、バレるのは時間の問題である。ならばいっそ、はじめから本当のことを言ったほうがいいのではないのか――。
「男の子、拾ったんでしょ」
静月にずばりと言い当てられて、藍豪は無表情を貫くことで精いっぱいになった。
なぜわかった? 部屋の様子は藍豪のでかい図体に隠されてほとんど見えなかったはずだ。たとえ布団で誰かが寝そべっているのが見えたとしても、それが男の子であると断言できるものだろうか。しかも静月は「拾った」と言ったのだ。なにもかも、昨日からの一部始終をすべて見ていたかのように。
静月は女のように細く白い指を顎に当てて、小首をかしげた。
「安心して、誰にも言わないから」
そう言って、にっこりと微笑む。静月の天使のような甘い笑顔に一体何人の人間が騙されてきたのか、数えたくもない。
藍豪には嘘をつく気力も、静月を追い返す気力も残っていなかった。降参したように肩をすくめて、一度はきっちりと閉めた扉を開け、静月を部屋に招き入れた。
◇ ◇ ◇
静月が持ってきた肉挟饃は、徹夜明けの胃には少々重たかった。カリッと焼いた薄いパンに、細かくほぐした煮豚がたっぷりと挟まれている。パンよりも肉の比率のほうが多く、八角の香りがふんわりと鼻を抜けながらも胃に豚の脂がガツンとくる。これを朝からガツガツ食べられるのが、やはり若さなのだろうか。だとしたら静月にオジサンだと罵られても、文句は言えない。
藍豪は静月に事の顛末を話して聞かせながら、ちびちびと薄っぺらいパンをかじった。
静月は入り口に近い少年の足元へ膝を抱えて腰を下ろし、藍豪は金庫を椅子代わりに座っている。九龍街区のアパートは多くの部屋が四畳ほどの広さしかない。一人用の布団を敷いたら部屋の半分以上が埋まってしまうような狭さの部屋に、大人二人に子ども一人が詰め込まれているのだ。どう工面したって大人が足を伸ばして座れるわけがない。
そんな酸素も足りなくなりそうなほど狭すぎる部屋で、二人は黙って少年の顔を見つめた。
「ここらへんでは……というか九龍街区では見ない顔だね。九龍の子どもにしては、肉づきがよすぎる気がする」
血と煤を拭われた少年の顔は良家の子息のように綺麗で、白い頬はふっくらとしている。少年を担いだ時の重みがまだ腕に残っているような感覚すらある。なんらかの事情でどこかから流れてきて、九龍街区の路地で倒れることになったのだろうか。
「どうする? 客にそれとなく聞いてみようか?」
静月の申し出に、藍豪はふと気づいた。自分はなぜ、この少年を勝手に孤児だと決めつけているのだろう? もしかすると少年を捜している家族がいるかもしれないし、案外近くに住んでいて事故に遭っただけかもしれない。なにもまだ、少年が身寄りのない子どもだと決まったわけでないのだ。静月の言うように、きちんと探せば彼の名前や出身地、家族だってわかるかもしれないのに。
藍豪は肉挟饃を持ったまま考え込んでから――ゆるゆると首を振った。今は、まだいい。急に容態が悪化して亡くなることもあるかもしれない。少年の目が覚めて、家族に会いたいと言ってからでも遅くはないと思う。
「悪い、変に巻き込んで」
藍豪が言うと、静月はまたとろけるような笑顔を見せた。こいつが女なら、藍豪はとっくに手中へ落ちている。
「いいよ、豪ちゃんにはいつも助けられてるし。この前の男だって、豪ちゃんに一発ぶん殴られてから来なくなったよ」
「そりゃ、よかった」
静月は客に見せるのとは違う無邪気な笑みを見せてから、藍豪の部屋を出て行った。
隣人が男娼というのはいかがなものかとはじめは思ったものだが、案外悪くない。静月が男娼だからといって、藍豪に実害があるわけでもない。唯一やることといえば、しつこく静月にまとわりつく客を蹴散らすくらいだ。
それに静月は男娼だけでなく、情報屋の一面も持っていた。
「布団の中で饒舌になる男はバカばっかり」という静月の顔は、普段の愛らしい笑顔からは想像もつかないほど冷え冷えとしていた。
持ちつ持たれつ、藍豪はなんとか九龍街区で生き抜いている。少年も、強かにここで生きてほしい。
肉挟饃が挟まっていた紙袋をくしゃくしゃに丸めた後――藍豪は少年をそっと布団の端に寄せて、隣に寝転がった。
すうすうと穏やかな寝息を聞きながら、藍豪は束の間の休息を取ることにしたのだった。
藍豪は傷の手当てを受けた少年を担いで九龍街区の自分の部屋へ戻ってきてから、一枚しかない布団を少年に譲って一晩中、壁にもたれていた。
素人目にはよくわからないが、一応少年の容態は安定しているようだ。傷のせいか若干の発熱はあるものの、呼吸は落ち着いているし、担いで帰っているうちに縫合された傷が開くこともなかった。後はこのまま、目が覚めるのを待つばかりである。
閉め切った扉が控えめにノックされた音で、藍豪はぼんやりとしはじめた意識を急に引き戻された。
「豪ちゃん? 帰ってるんでしょ?」
薄い扉の向こうから、藍豪を呼ぶ声がする。女のように妙に艶っぽく甲高い声だが、藍豪のことを「豪ちゃん」と呼ぶような人間は、あの男しかいない。
藍豪は布団に横たわる少年の躰をひょいと跨ぎ越えて、扉を開けた。
思った通り、隣人の若い男――張静月がサイズの合っていない大きなワイシャツを一枚羽織っただけの姿で突っ立っていた。長い茶髪はゆるく編まれて、左肩にだらりと流れている。
猫のようにくるりとしたアーモンド型の瞳が、しげしげと藍豪の顔を見上げていた。
「豪ちゃん、もうオジサンなのに徹夜したでしょ? 目の下すんごい隈になってる」
「うるせぇ。お前だって俺とふたつしか違わないくせに」
藍豪の不機嫌な物言いなど意に介さず、静月はぶらぶらと下げていた腕を掲げた。手にはビニール袋が握られ、袋の内側には湯気のせいか水滴がついている。焼き立てのパンのような香ばしい匂いが漂ってきて、忘れかけていた空腹がよみがえってきた。
「客が買ってくれたんだけど、一緒に食べない?」
静月が袋を掲げながら、藍豪の部屋を覗き込む。藍豪の部屋で一緒に食べたいということらしいが、あいにく部屋には先客がいる。
藍豪はどう説明しようか、ややしばらく迷った後、ひとまず扉を閉めて廊下に出た。ここはとりあえず適当なことを言って切り抜けるか? しかし仮に少年の目が覚めてここで生活するとなれば、隣人の静月はすぐに新しい入居者に気づくはずだ。藍豪が今この瞬間に嘘をついて事なきを得たとしても、バレるのは時間の問題である。ならばいっそ、はじめから本当のことを言ったほうがいいのではないのか――。
「男の子、拾ったんでしょ」
静月にずばりと言い当てられて、藍豪は無表情を貫くことで精いっぱいになった。
なぜわかった? 部屋の様子は藍豪のでかい図体に隠されてほとんど見えなかったはずだ。たとえ布団で誰かが寝そべっているのが見えたとしても、それが男の子であると断言できるものだろうか。しかも静月は「拾った」と言ったのだ。なにもかも、昨日からの一部始終をすべて見ていたかのように。
静月は女のように細く白い指を顎に当てて、小首をかしげた。
「安心して、誰にも言わないから」
そう言って、にっこりと微笑む。静月の天使のような甘い笑顔に一体何人の人間が騙されてきたのか、数えたくもない。
藍豪には嘘をつく気力も、静月を追い返す気力も残っていなかった。降参したように肩をすくめて、一度はきっちりと閉めた扉を開け、静月を部屋に招き入れた。
◇ ◇ ◇
静月が持ってきた肉挟饃は、徹夜明けの胃には少々重たかった。カリッと焼いた薄いパンに、細かくほぐした煮豚がたっぷりと挟まれている。パンよりも肉の比率のほうが多く、八角の香りがふんわりと鼻を抜けながらも胃に豚の脂がガツンとくる。これを朝からガツガツ食べられるのが、やはり若さなのだろうか。だとしたら静月にオジサンだと罵られても、文句は言えない。
藍豪は静月に事の顛末を話して聞かせながら、ちびちびと薄っぺらいパンをかじった。
静月は入り口に近い少年の足元へ膝を抱えて腰を下ろし、藍豪は金庫を椅子代わりに座っている。九龍街区のアパートは多くの部屋が四畳ほどの広さしかない。一人用の布団を敷いたら部屋の半分以上が埋まってしまうような狭さの部屋に、大人二人に子ども一人が詰め込まれているのだ。どう工面したって大人が足を伸ばして座れるわけがない。
そんな酸素も足りなくなりそうなほど狭すぎる部屋で、二人は黙って少年の顔を見つめた。
「ここらへんでは……というか九龍街区では見ない顔だね。九龍の子どもにしては、肉づきがよすぎる気がする」
血と煤を拭われた少年の顔は良家の子息のように綺麗で、白い頬はふっくらとしている。少年を担いだ時の重みがまだ腕に残っているような感覚すらある。なんらかの事情でどこかから流れてきて、九龍街区の路地で倒れることになったのだろうか。
「どうする? 客にそれとなく聞いてみようか?」
静月の申し出に、藍豪はふと気づいた。自分はなぜ、この少年を勝手に孤児だと決めつけているのだろう? もしかすると少年を捜している家族がいるかもしれないし、案外近くに住んでいて事故に遭っただけかもしれない。なにもまだ、少年が身寄りのない子どもだと決まったわけでないのだ。静月の言うように、きちんと探せば彼の名前や出身地、家族だってわかるかもしれないのに。
藍豪は肉挟饃を持ったまま考え込んでから――ゆるゆると首を振った。今は、まだいい。急に容態が悪化して亡くなることもあるかもしれない。少年の目が覚めて、家族に会いたいと言ってからでも遅くはないと思う。
「悪い、変に巻き込んで」
藍豪が言うと、静月はまたとろけるような笑顔を見せた。こいつが女なら、藍豪はとっくに手中へ落ちている。
「いいよ、豪ちゃんにはいつも助けられてるし。この前の男だって、豪ちゃんに一発ぶん殴られてから来なくなったよ」
「そりゃ、よかった」
静月は客に見せるのとは違う無邪気な笑みを見せてから、藍豪の部屋を出て行った。
隣人が男娼というのはいかがなものかとはじめは思ったものだが、案外悪くない。静月が男娼だからといって、藍豪に実害があるわけでもない。唯一やることといえば、しつこく静月にまとわりつく客を蹴散らすくらいだ。
それに静月は男娼だけでなく、情報屋の一面も持っていた。
「布団の中で饒舌になる男はバカばっかり」という静月の顔は、普段の愛らしい笑顔からは想像もつかないほど冷え冷えとしていた。
持ちつ持たれつ、藍豪はなんとか九龍街区で生き抜いている。少年も、強かにここで生きてほしい。
肉挟饃が挟まっていた紙袋をくしゃくしゃに丸めた後――藍豪は少年をそっと布団の端に寄せて、隣に寝転がった。
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