異世界転移した俺の、美味しい異世界生活

yahagi

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オセロとちゃんちゃん焼き

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 身を清めた後、服を身に付けた。
 リカルドも双剣を装着して、後片付けをした。

 マリーに乗って、川沿いをひたすら走る。
 俺は雄大な川を見つめながら、マリーに揺られていた。
 
「青姦、好きになったか? ハヤト」

「うん。気持ち良いっ! 開放感がたまらないね!」

「そうか、そうか。俺も青姦は好きだから、またヤろう。あっはっはっは!」

 リカルドは上機嫌に笑い、俺の頭を撫でた。
 すごく楽しくて、幸せな思い出が増えていく。
 俺はリカルドが再び出発するまで、思い出を重ねていく。

 町に着いたらもう夕暮れだった。
 俺達は家に着いて荷物を下ろし、マリーに水と餌をあげた後、外食する事になった。

「俺のオススメは、カレー屋カリー。俺の店なんだけど、リカルドは辛いの大丈夫そうだから、是非食べてみて」

「おう、是非行こう。あ、まず冒険者ギルド行ってキノコを鑑定に出さねえか?」

「うん、そうしよっ。明日は松茸も買ってきて、キノコ尽くし料理にしようか」

「おっ、いいねえ。ハヤトの料理なら間違いねえな。楽しみにしてるぜ」

 俺達はチュッとキスをして、キノコを持って冒険者ギルドへ向かった。

 冒険者ギルドに着いて、鑑定をお願いした。
 結果は、全部マイタケ。
 食用可能とのことだった。

「良かった。支店に寄っていい?」

「いいぞ。アラブレヒトも喜ぶだろう」

 俺達が支店に寄ると、メリッサさんがキノコを受け取ってくれた。
 明後日料理する旨を告げて支店を出る。
 とっぷり日が暮れて、月が二つ出ていた。

 カレー屋カリーに到着すると、リカルドは香辛料の香りに驚いていた。

「スパイスをそんなに使う料理も聞いたことねえな。チョコレートといい、カレーといい、すげえな、ハヤト」

「カレー粉の調合は結構苦労したんだ。あ、はじめから激辛はやめたほうがいいよ」

「わかった。じゃあ、辛口でライス、トンカツ二枚乗っけてくれ。あとエール」

「俺は中辛でライス、メンチカツ乗っけて。あとエール」

「かしこまりました」

 エールが届いたので乾杯する。

「俺達の未来に」

「乾杯」

 グラスをゴツンとぶつけて、ぐっと飲む。
 ああ、美味しい。

「リカルド。今日楽しかったね」

「ああ。遠乗りは最高だな。次は春に行こう。花も咲いて綺麗だぞ」

「うん! 楽しみにしてるね」

 そこに料理が届いた。
 早速スプーンでカレーを一口。

「う、うまい。辛さの中にも深みがあって、野菜や肉と調和している」

「結構常連さんが出来てるみたいでね。お陰様で繁盛してるんだ」

「こりゃあ通うのもわかる。すげえ美味いよ、ハヤト。おかわりしていいか?」

「勿論良いよ。口に合って良かった」

 リカルドは店員を呼んだ。

「激辛をライスで。トッピングは魚のフライとスクランブルエッグ。あとエールおかわり」

 店員はすぐエールを持ってきた。
 リカルドは激辛カレーを涼しい顔をして食べきった。

「ちょっと辛いが、辛さの中に旨味を感じる。ハヤト、カレーって美味いな」

 リカルドはすっかりカレーが気に入ったようだ。
 俺はエールを飲み干して、パン屋にカレーパンが売っている事を教えてあげた。
 
 家に着いた後、明日の予定を話す。
 色々話した結果、オセロをするという話になった。

 簡単なボードゲームというと、チェスのような駒を使う難しいものになるんだそうだ。
 俺が簡単なオセロを提案すると、早速小間物屋に明日依頼して、作って貰う事になった。

「カードを使うようなゲームはないの? 裏面は全部同じ模様で、表は色んな模様なの」

「あるにはあるが、模様は手書きだから、全く同じ模様にはならない。貴族が手慰みにやるイメージだ」

「ふうん。わかった。じゃあ、オセロを楽しみにしとく。お風呂入って寝ようか」

「面白かったら紳士の遊び場の支配人に教えてやろうぜ。たっぷり情報量をせしめてやる」

 俺達は風呂に入り、洗いっこをして、湯船に浸かった。
 風呂上がり、水気をバスタオルで拭き取って、パジャマを着る。
 リカルドはパンツだけだ。

 ベッドルームに入り、リカルドに抱き締められる。
 舌を絡めて、唾液を飲み込む。
 角度を変えながら、何度もキスをする。

「おやすみ、ハヤト」

「おやすみ……リカルド」

 俺はリカルドの胸に頭を預けて、温かい体温に包まれながら、ゆっくりと眠った。




 翌朝、早朝。
 朝食はベーコンエッグにトマトサラダ、バタートースト。
 追加のバタートーストを焼きながら、俺は紅茶に牛乳を入れて飲んでいた。

「バタートースト、うめえ。このふわふわのパンが両面カリッと焼けてて、バターが染み込んでる。バターのしょっぱさとマッチしてる」

「追加が焼けたよ。どうぞ」

「頂くよ。……うん、うめえ」

 俺はベーコンエッグを半分に切り、バタートーストに乗っけてあぐっと食べた。

「うん、美味しいね」

 美味しい朝食は終わり、後片付けをすると、玄関でブーツを履いたリカルドが待っていた。

「さあ、行こうぜ」

「うん」

 俺達は手を繋いで小間物屋にやってきた。
 俺は小間物屋の主人になるべく細かく説明した。
 台は緑色が良い事、8×8の木目、64個の石は半数を黒に、もう半数を白に塗って欲しい事。
 なるべく早く欲しい事も伝えた。

「そんなら、午後に取りに来て貰えますかい? 一台ならなんとか作れます」

「じゃあ、宜しく頼むよ」

 俺達はぷらぷらと散歩に出掛けた。
 市場までやってきて、俺は松茸を買った。

「ふんふーん。今夜はきのこ料理尽くしだ」

「冬服を新調しようと思うんだが、ハヤトも一緒にどうだ?」

「うん、いいよ。服飾ギルド?」

「ああ。いつも同じ人に頼んでるが、ハヤトもそれでいいか?」

「うん。こだわりはないよ」

 俺達は服飾ギルドにやってきた。
 リカルドの担当の男性デザイナーに採寸され、冬服をジャケット含めて10枚オーダーした。
 
「じゃあ、出来た頃に取りに来る」

 リカルドは俺の手を握って、家路を歩いた。

 俺は昼食の仕込みを始める事にした。
 今日作るのはちゃんちゃん焼きだ。

 秋鮭は塩・こしょうをふっておく。

 キャベツはざく切り、玉ねぎは1cm幅の細切り、にんじんは5mm幅の短冊切り、しめじは石づきをおとし、小房にほぐす。

 フライパンを熱してバターを入れ、秋鮭を身から焼く。焼き色がついたら裏返し、皮目も焼く。

 秋鮭のまわりに野菜をのせ、混ぜ合わせた味噌、砂糖、みりん、酒をまわしかけて蓋をして、蒸し焼きにする。

 火が通ったら秋鮭の身をくずし、野菜と混ぜ合わせる。

「よし、完成だ。リカルド、お昼ご飯出来たよ~」

「おう。うまそうな香りだ。じゃあ、頂きます」

 リカルドはフォークでちゃんちゃん焼きを食べた。

「バターの風味と味噌のきいた鮭の味がたまらないな!」

 俺も一口ぱくり。
 うん、美味しい。
 バターと味噌って合うんだなあ。
 俺は味噌汁を飲みつつ、ご飯を食べた。

 美味しい昼食が終わり、後片付け。
 
「なあ、俺がいまのうちにオセロを取ってくるよ」

「わかった。お願いするね」

 リカルドは颯爽と出掛けて行き、俺が食後のお茶を飲んでいる時に帰ってきた。
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