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とろろそば屋とろろの準備
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翌朝、俺はオムレツを焼く事から始めた。
朝食はオムレツ、トマトサラダ、バタートースト。
今朝も美味しい香りが漂っている。
バタートーストをザクッと食べながら、リカルドが俺を見る。
「今朝は支店に出社すんのか?」
「ううん、建設を頼んでたお店が出来上がってるはずだから、そっちを見に行くよ」
「わかった。俺は小間物屋行って、うちの盤を置いたら支店へ行くわ」
リカルドはオムレツも綺麗に平らげると、後片付けを手伝ってくれた。
「ありがとう、リカルド。じゃあ、行こうか」
俺達は玄関でチュッとキスしてから、手を振って別れた。
とろろそば屋とろろの看板を見つけて、隣の店を見る。
金の細工が所々入っており、洒落たデザインだ。
俺は店に入ると、担当してくれた女性建築士に話し掛けた。
「素晴らしい店じゃないか。高級感もあるし、女性も入りやすそうだ」
「ありがとうございます」
俺が報酬を支払うと、女性建築士はニッコリ笑って帰って行った。
俺はアラブレヒトが面接して採用してくれたキッチン担当を呼び出した。
同時に、肉・米・野菜など必要なものを運び入れる。
メニュー屋と絵師も呼んだ。
すっかり店が店らしくなった頃、キッチン担当と絵師とメニュー屋が揃った。
俺は午前中いっぱいかけて、レシピを伝えた。
やがてお昼時になったので、好きなものを頼むことになった。
「天ぷらとざるそばととろろごはん」
「俺も同じので」
「天ぷらととろろそば」
絵師のエルランドさんもオーダーした。
「天ぷらととろろそばを頼むよ」
「私も同じものをお願いします~」
俺も天ぷらととろろそばを頼んだ。
玉ねぎの天ぷらが甘くて美味しい。
さつまいもの天ぷらも好きだ。
いや、ナスの天ぷらも捨てがたい。
どれも美味しい天ぷらを食べながら、とろろそばをすすり込む。
うん、美味しいっ。
「とろろごはん、うまっ。ざるそばも天ぷらもうめえな」
「とろろごはん、美味いよな。おかわり!」
「とろろそばも美味しいわ。ツルツルの麺がとっても美味しいの」
皆、とろろを気に入ってくれたようだ。
食後のデザートにプリンを食べながら、俺は制服をどうしようか悩んでいた。
午後一番で、カウンター担当も呼んだ。
集まり次第、みんなで服飾ギルドへ行った。
ジルさんを頼み、とろろそば屋の店員であること、三名はキッチン担当である事を伝えた。
「じゃあ、こんな感じでどうかしら?」
ジルさんは金色の装飾入りの、藍色を基調にした、ピシッとした制服のデッサンを書き上げた。
「うん、いいですね。これでお願いします」
全員採寸して貰い、明日の早朝に店まで持ってきてくれると約束した。
「今日はここまでだ。明日はプレオープンになる。明日の早朝、店で会おう」
皆は解散し、帰って行く。
俺は店に入り、メニュー屋が書き上げるまで店内のチェックをして過ごした。
なんとか鐘4つに支店に帰り着いた俺は、アラブレヒトに面会しようと二階に上がった。
トントン。
ノックをすると、ややあってからアラブレヒトの声がした。
「どうぞ」
「入るよ、アラブレヒト。あれっ、リカルドじゃないか」
二人はオセロの盤を囲み、慎重に石を打っていく。
黒が優勢に見える中、リカルドは白い石を持っていた。
「俺もなかなかのもんだろう? 今リカルドには二連勝中なんだ」
「おう、ハヤト。アラブレヒトはやっぱり強くてな、なかなか帰れねえのよ」
「二人とも、お疲れ様。俺の用事はね、とろろそば屋とろろのプレオープンの招待状を出して欲しいって事なんだ。料理ギルドの6名と、サンラクさんと、冒険者ギルドのギルド長と、リカルドに出したいんだけど、どう?」
「わかった、すぐ書いて出すよ。リカルドは今渡すね。どうぞ」
「ありがとな。とろろそばととろろご飯の店とろろ。明日の昼飯時に行くわ」
「じゃあ、夕飯作るね。リカルドも食べていく?」
「ああ。ありがとう、アラブレヒト。ハヤト」
対戦を邪魔しないように部屋を出て、キッチンに入る。
鍋用の白菜をザクザク切って、春菊も切る。
まいたけは洗って一口大にちぎる。
鳥肉のつみれを作り、スープを作る。
鍋はこれで良し。
次はまいたけに衣をつけて揚げていく。
からりと揚がったまいたけを一口、ぱくり。
芳醇な香りと味を堪能した。
うん、美味しいっ。
居間の机に卓上コンロを置いて、ぐつぐつ煮える鍋を置いた。
おいしそうに揚がったまいたけも配膳し、皆を呼ぶ。
「ご飯出来ましたよ~」
アラブレヒトは勝ったらしく、ニコニコしながら降りてきた。
リカルドは席に着いて腰を下ろした。
「じゃあ、取り分けますね」
アラブレヒトから順番に配膳していき、リカルドにまで行き渡ってから、アラブレヒトは箸をつけた。
「鳥のつみれが生姜がきいていて、美味しいね。まいたけも良い香りだ」
アラブレヒトが美味しそうにお鍋を食べていく。
「まいたけの天ぷらもうまいな」
「スープに出汁が出ててうまいっ」
「ご飯おかわりっ!」
皆の評判も良い。
リカルドは昨日も鍋だったけど、美味しそうに食べてくれた。
「じゃあ、御馳走様。アラブレヒト、また今度対戦しようぜ」
「望むところだよ。じゃあ、おやすみ。ハヤト、リカルド。オセロの盤ありがとう」
「また対戦しようぜ、アラブレヒト。おやすみ」
「おやすみ、アラブレヒト」
俺達は手を繋いで歩き、家路についた。
「オセロはアラブレヒトのほうが強いの?」
「今の所、アラブレヒトが三連勝してる。悔しくてしょうがねえ」
「アラブレヒト、凄いねえ」
「オセロは奥が深い。まだまだ対戦して腕を磨くよ。アラブレヒトに勝ちてえからな」
「うん、頑張って。応援してるよ」
二つの月が俺達を照らす。
家に着くまで、リカルドが旅で出会ったスリの話をしてくれた。
スリはリカルドの財布を狙い、失敗。
彼の過去の話は、たとえ作り話だとしても面白かった。
ブラックスネークの肝を買う為にお金を集めていたスリに、肝を無償で渡したリカルド。
そのスリは、肝で病が良くなった妹と雑貨屋を営んでいるという。
「スリは廃業したの?」
「そう言っていたが、どうかな。スリは癖でやっちまうことも多いと聞く。まっとうに働けてりゃあいいな」
「リカルドって優しいね。俺はそんなリカルドが好きだよ」
「冒険者の価値を下げるから、本当はやっちゃダメなんだ。俺は過去の話の代金にって、言って渡した。面白かったからな」
「うん。ネズミの尻尾を間違えて食べちゃった所なんて本当に面白かったよ。いいんじゃない? リカルドのおかげで二名が助かったよ」
「ああ。そうだといいな」
リカルドは俺の手をギュッと握って家路を歩いた。
家に帰り、お互い脱がせ合いっこして、お風呂に入った。
お風呂で湯船にゆっくり浸かり、湯上がりはベッドルームにお姫様だっこして連れて行かれた。
三発セックスして、気だるい幸福感に包まれて、俺はリカルドの胸にすりつく。
「リカルドは冒険しながら人を救っているんだねえ。リカルドに救われた人がいっぱい、いるんだろうな」
「そんな綺麗なもんじゃないぞ。余計な事しちまった事だって、たくさんある。俺はなまじ出来ることが多いから、困ってる人を助けたくなる。でも、助けられたくねえ人間もいるのさ。36歳のハヤトなら、ちょっとはわかるんじゃねえか?」
「うん。リカルドの言ってる事、わかる気がするよ。それでもね、人を助けるって、簡単じゃないよ。勇気が必要だと思う。だからね、俺はリカルドが本当にすごいって思うんだ」
「ハヤト……ありがとな。俺はお節介なたちなんだと思う。俺をたよりにする人間も多い。俺はそれで満足なんだ」
「そんなリカルドを愛しているよ。大丈夫、間違ってないよ。俺がついてるよ、リカルド」
リカルドは感じ入ったようにぽろりと涙を零すと、「愛してる」と呟いた。
リカルドはまだ23歳の若い青年だ。
加えて美丈夫であり、腕っ節も強く、性格も明るく頼りがいがある。
要らぬ嫉妬にさらされた日もあるだろう。
うまくいかない日だってあるに違いない。
それでも曲がらず、腐らずに成長するリカルドが眩しい。
リカルドが好きだ。
俺は眠るリカルドにキスを落とし、眠りについた。
朝食はオムレツ、トマトサラダ、バタートースト。
今朝も美味しい香りが漂っている。
バタートーストをザクッと食べながら、リカルドが俺を見る。
「今朝は支店に出社すんのか?」
「ううん、建設を頼んでたお店が出来上がってるはずだから、そっちを見に行くよ」
「わかった。俺は小間物屋行って、うちの盤を置いたら支店へ行くわ」
リカルドはオムレツも綺麗に平らげると、後片付けを手伝ってくれた。
「ありがとう、リカルド。じゃあ、行こうか」
俺達は玄関でチュッとキスしてから、手を振って別れた。
とろろそば屋とろろの看板を見つけて、隣の店を見る。
金の細工が所々入っており、洒落たデザインだ。
俺は店に入ると、担当してくれた女性建築士に話し掛けた。
「素晴らしい店じゃないか。高級感もあるし、女性も入りやすそうだ」
「ありがとうございます」
俺が報酬を支払うと、女性建築士はニッコリ笑って帰って行った。
俺はアラブレヒトが面接して採用してくれたキッチン担当を呼び出した。
同時に、肉・米・野菜など必要なものを運び入れる。
メニュー屋と絵師も呼んだ。
すっかり店が店らしくなった頃、キッチン担当と絵師とメニュー屋が揃った。
俺は午前中いっぱいかけて、レシピを伝えた。
やがてお昼時になったので、好きなものを頼むことになった。
「天ぷらとざるそばととろろごはん」
「俺も同じので」
「天ぷらととろろそば」
絵師のエルランドさんもオーダーした。
「天ぷらととろろそばを頼むよ」
「私も同じものをお願いします~」
俺も天ぷらととろろそばを頼んだ。
玉ねぎの天ぷらが甘くて美味しい。
さつまいもの天ぷらも好きだ。
いや、ナスの天ぷらも捨てがたい。
どれも美味しい天ぷらを食べながら、とろろそばをすすり込む。
うん、美味しいっ。
「とろろごはん、うまっ。ざるそばも天ぷらもうめえな」
「とろろごはん、美味いよな。おかわり!」
「とろろそばも美味しいわ。ツルツルの麺がとっても美味しいの」
皆、とろろを気に入ってくれたようだ。
食後のデザートにプリンを食べながら、俺は制服をどうしようか悩んでいた。
午後一番で、カウンター担当も呼んだ。
集まり次第、みんなで服飾ギルドへ行った。
ジルさんを頼み、とろろそば屋の店員であること、三名はキッチン担当である事を伝えた。
「じゃあ、こんな感じでどうかしら?」
ジルさんは金色の装飾入りの、藍色を基調にした、ピシッとした制服のデッサンを書き上げた。
「うん、いいですね。これでお願いします」
全員採寸して貰い、明日の早朝に店まで持ってきてくれると約束した。
「今日はここまでだ。明日はプレオープンになる。明日の早朝、店で会おう」
皆は解散し、帰って行く。
俺は店に入り、メニュー屋が書き上げるまで店内のチェックをして過ごした。
なんとか鐘4つに支店に帰り着いた俺は、アラブレヒトに面会しようと二階に上がった。
トントン。
ノックをすると、ややあってからアラブレヒトの声がした。
「どうぞ」
「入るよ、アラブレヒト。あれっ、リカルドじゃないか」
二人はオセロの盤を囲み、慎重に石を打っていく。
黒が優勢に見える中、リカルドは白い石を持っていた。
「俺もなかなかのもんだろう? 今リカルドには二連勝中なんだ」
「おう、ハヤト。アラブレヒトはやっぱり強くてな、なかなか帰れねえのよ」
「二人とも、お疲れ様。俺の用事はね、とろろそば屋とろろのプレオープンの招待状を出して欲しいって事なんだ。料理ギルドの6名と、サンラクさんと、冒険者ギルドのギルド長と、リカルドに出したいんだけど、どう?」
「わかった、すぐ書いて出すよ。リカルドは今渡すね。どうぞ」
「ありがとな。とろろそばととろろご飯の店とろろ。明日の昼飯時に行くわ」
「じゃあ、夕飯作るね。リカルドも食べていく?」
「ああ。ありがとう、アラブレヒト。ハヤト」
対戦を邪魔しないように部屋を出て、キッチンに入る。
鍋用の白菜をザクザク切って、春菊も切る。
まいたけは洗って一口大にちぎる。
鳥肉のつみれを作り、スープを作る。
鍋はこれで良し。
次はまいたけに衣をつけて揚げていく。
からりと揚がったまいたけを一口、ぱくり。
芳醇な香りと味を堪能した。
うん、美味しいっ。
居間の机に卓上コンロを置いて、ぐつぐつ煮える鍋を置いた。
おいしそうに揚がったまいたけも配膳し、皆を呼ぶ。
「ご飯出来ましたよ~」
アラブレヒトは勝ったらしく、ニコニコしながら降りてきた。
リカルドは席に着いて腰を下ろした。
「じゃあ、取り分けますね」
アラブレヒトから順番に配膳していき、リカルドにまで行き渡ってから、アラブレヒトは箸をつけた。
「鳥のつみれが生姜がきいていて、美味しいね。まいたけも良い香りだ」
アラブレヒトが美味しそうにお鍋を食べていく。
「まいたけの天ぷらもうまいな」
「スープに出汁が出ててうまいっ」
「ご飯おかわりっ!」
皆の評判も良い。
リカルドは昨日も鍋だったけど、美味しそうに食べてくれた。
「じゃあ、御馳走様。アラブレヒト、また今度対戦しようぜ」
「望むところだよ。じゃあ、おやすみ。ハヤト、リカルド。オセロの盤ありがとう」
「また対戦しようぜ、アラブレヒト。おやすみ」
「おやすみ、アラブレヒト」
俺達は手を繋いで歩き、家路についた。
「オセロはアラブレヒトのほうが強いの?」
「今の所、アラブレヒトが三連勝してる。悔しくてしょうがねえ」
「アラブレヒト、凄いねえ」
「オセロは奥が深い。まだまだ対戦して腕を磨くよ。アラブレヒトに勝ちてえからな」
「うん、頑張って。応援してるよ」
二つの月が俺達を照らす。
家に着くまで、リカルドが旅で出会ったスリの話をしてくれた。
スリはリカルドの財布を狙い、失敗。
彼の過去の話は、たとえ作り話だとしても面白かった。
ブラックスネークの肝を買う為にお金を集めていたスリに、肝を無償で渡したリカルド。
そのスリは、肝で病が良くなった妹と雑貨屋を営んでいるという。
「スリは廃業したの?」
「そう言っていたが、どうかな。スリは癖でやっちまうことも多いと聞く。まっとうに働けてりゃあいいな」
「リカルドって優しいね。俺はそんなリカルドが好きだよ」
「冒険者の価値を下げるから、本当はやっちゃダメなんだ。俺は過去の話の代金にって、言って渡した。面白かったからな」
「うん。ネズミの尻尾を間違えて食べちゃった所なんて本当に面白かったよ。いいんじゃない? リカルドのおかげで二名が助かったよ」
「ああ。そうだといいな」
リカルドは俺の手をギュッと握って家路を歩いた。
家に帰り、お互い脱がせ合いっこして、お風呂に入った。
お風呂で湯船にゆっくり浸かり、湯上がりはベッドルームにお姫様だっこして連れて行かれた。
三発セックスして、気だるい幸福感に包まれて、俺はリカルドの胸にすりつく。
「リカルドは冒険しながら人を救っているんだねえ。リカルドに救われた人がいっぱい、いるんだろうな」
「そんな綺麗なもんじゃないぞ。余計な事しちまった事だって、たくさんある。俺はなまじ出来ることが多いから、困ってる人を助けたくなる。でも、助けられたくねえ人間もいるのさ。36歳のハヤトなら、ちょっとはわかるんじゃねえか?」
「うん。リカルドの言ってる事、わかる気がするよ。それでもね、人を助けるって、簡単じゃないよ。勇気が必要だと思う。だからね、俺はリカルドが本当にすごいって思うんだ」
「ハヤト……ありがとな。俺はお節介なたちなんだと思う。俺をたよりにする人間も多い。俺はそれで満足なんだ」
「そんなリカルドを愛しているよ。大丈夫、間違ってないよ。俺がついてるよ、リカルド」
リカルドは感じ入ったようにぽろりと涙を零すと、「愛してる」と呟いた。
リカルドはまだ23歳の若い青年だ。
加えて美丈夫であり、腕っ節も強く、性格も明るく頼りがいがある。
要らぬ嫉妬にさらされた日もあるだろう。
うまくいかない日だってあるに違いない。
それでも曲がらず、腐らずに成長するリカルドが眩しい。
リカルドが好きだ。
俺は眠るリカルドにキスを落とし、眠りについた。
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