異世界転移した俺の、美味しい異世界生活

yahagi

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キャラメル作り

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 今朝の朝食は、肉うどんとトマトサラダ。
 美味しい出汁の朝食を済ませた後は、キャラメル作りだ。
 ひたすら鍋をかき回して、キャラメルを作っていく。

「ハヤト。俺は紳士の遊び場に顔を出してくる。オセロの上手い奴がちらほらいるんだよ」

「わかった。いってらっしゃい。気を付けてね」

 リカルドと玄関でチュッとキスをして見送った。
 ふふふ、新婚さんってかんじ。

 お昼ご飯用にピザの生地を仕込みながら、キャラメルを作る。
 できたてのキャラメルは窓辺で乾燥させる。

 キャラメルの甘い香りが充満する中で、俺はキャラメルを作り続けた。

 昼食用のピザ生地にトマトソースを塗り、きのことグレイトボアの薄切り肉をたっぷり乗せた頃、リカルドが帰ってきた。
 予熱したオーブンにピザを入れ、10分焼く。

 こんがり焼けたピザを切り分け、二枚目のピザを焼く。
 リカルドは大口でかぶりついた。

「チーズが蕩けてて、トマトソースの酸味とマッチしてる。キノコも美味い!」

「口に合って良かった。今二枚目が焼けるからね」

 俺もピザを口にしながら、紅茶を入れた。
 二枚目のピザを切り分け、リカルドに渡す。
 リカルドはあっと言う間に完食した。

「うまかった。おやつはパンケーキがいいな」

「了解だよ。午後はちょっととろろそば屋を覗いてくる。リカルドは?」

「俺は庭でトレーニングしてるよ」

「わかった。戻ってきたらまたキャラメルを作るね。夕飯はどうする?」

「カツ丼が食いてえな」

「わかった。じゃあまたあとでね、リカルド」

 俺はリカルドにチュッとキスをして、鞄を持って出掛けた。

 とろろそば屋とろろは、そこそこ混んでいた。
 キッチンに入り、店長に様子を聞く。

「冒険者も結構来てますよ。開店と同時に入ってきた町人の方もいました。とろろそばは好評ですよ」

「そうか。良かった。じゃあ、引き続き宜しく頼む」

「任せて下さい」

 俺は揚げ物屋ロースに寄り、トンカツを三枚買った。

「お疲れ様です、オーナー。実は揚げ物だけじゃなくてパンもないかっていう声があるんですよ」

「パン屋は三軒隣にあるしなあ。じゃあ、塩むすびを売ろうか。まかないの米あるだろ?」

 俺はちょちょいと塩むすびを握って見せた。

「これ2つで2銅貨。どうかな? 食べてみて」

「塩つけて握っただけなのに、う、うまい。しょっぱさが丁度良いです」

「塩むすびと、何か具材を入れたものを売りたいですね」

 俺はグレイトボアの肉を甘辛くして炒めた肉そぼろ入りのおにぎりも作って見せた。

「あとは、混ぜご飯だな」

 俺は野菜と椎茸、お揚げも刻んでご飯を炊いた。
 しょうゆの香りがするご飯をおにぎりにして、皆で試食する。

「うまい。具だくさんで食べ応えもありますね」

「中の具材は好きなものを入れて良いよ。後は栗ご飯のおにぎりも教えていくね」

 栗ご飯のおにぎりも作って見せると、皆大喜びで食べた。

「是非、売らせて下さい。おにぎりはきっと人気出ますよ」

 俺は具材に鮭の塩焼きも合うよ、と助言して店を出た。

 俺は冒険者ギルドに寄った。
 受付で新規オープン店の広告であると伝える。

「では、謳い文句をどうぞ」

「とろろそばととろろご飯の店とろろは、滋養たっぷりのとろろ料理のお店です。皆様のご来店をお待ちしております」

「はい、書けました。では、地図と一緒に貼っておきますね」

 俺は料金を支払って、冒険者ギルドを出た。

 家に帰り着くと、おやつ時。
 俺はパンケーキを作ってリカルドを呼んだ。

「おう、うまそうだ。頂きます……うん、美味い。蜂蜜がたっぷりで甘くて良い」

 俺も自分の分を一口。
 うん、美味しい。
 バターを塗って、蜂蜜を垂らす。
 パクパク食べれちゃう。

 リカルドは6枚もパンケーキを食べた。
 俺は4枚。
 旦那様は食欲旺盛だ。

「御馳走様。この後は紳士の遊び場を見に行ってくる」

「わかった。いってらっしゃい。気を付けてね」

 俺達は玄関でチュッとキスをして、リカルドを見送った。

 俺はキャラメル作りを頑張った。
 乾燥の済んだ分を壺に入れていく。
 新しいできたてのキャラメルを窓辺で乾燥させる。
 うん、そろそろ夕飯の支度をしよう。
 俺は米を炊き、玉ねぎとトンカツを切った。
 リカルドが丁度帰ってきたので、フライパンを火にかけ、玉ねぎを炒める。
 トンカツを投入して、出汁で煮る。
 仕上げに溶き卵を流し入れれば完成だ。

「お待たせ、カツ丼だよ。おかわりもあるからね」

「ありがとう、ハヤト。頂きます……うん、うめえ。カツと卵って合うんだな!」

「うん。美味しいね。出汁の味が染みてて美味しい」

「おかわりっ!」

「今作るから待っててね」

 俺はおかわりのカツ丼を手早く作った。
 リカルドはガツガツ食べている。
 俺はカツ丼を完食して、食後のお茶を飲んだ。

 美味しい夕食の後は、リカルドとオセロで対戦した。
 俺は一勝二敗。
 なんとか一度リカルドに勝ったよ。

「紳士の遊び場でもオセロは大人気でな。五台に増やした盤で男女関係なく対戦してる。今日は4勝2敗だった」

「強い人がいるんだね」

「ああ。おもしれえよ。支配人はホクホクしてたぜ。オセロも冬に大会を開くって話だ」

「そっか。俺はたまに勝てる程度だからなあ」

「出るだけ出ようぜ。運が良けりゃ、賞金も貰える」

「わかった。やるだけやってみるよ」

 ニッコリ笑うリカルドが好きだ。
 俺はリカルドにチュッとキスをして、抱きついた。

「風呂に入ろうぜ。脱がせ合いっこするか」

「うん!」

 俺達は脱がせ合い、素っ裸になってお風呂に入った。
 交互に洗いっこして、湯船に浸かる。
 お風呂上がり、リカルドにお姫様抱っこをされて、ベッドルームに入った。

 ころんとベッドに降ろされて、のしかかられる。
 噛みつくようなキスをされて、舌を吸われた。
 何度も角度を変えてキスをして、抱き締め合った。

  三発セックスした後、俺はリカルドの胸にすりついた。
 
 「リカルド、大好き。愛してる……」
 
 「俺も愛してるよ。おやすみ、ハヤト」
 
 「おやすみ……」
 
  俺はリカルドの胸に抱かれ、ゆっくりと眠りに落ちた。
 
 
 
 
  二日経った。
  俺はキャラメル作りをこなし、リカルドはトレーニングとオセロに熱中した。
 
 「アラブレヒト。キャラメル400名分が出来上がったよ。出来上がったキャラメルは壺に入れてきた。玄関に積んであるよ」
 
 「ありがとう、ハヤト。キャラメルの他には、チョコレートも多量に持って行くんだ。そっちはチョコレート屋ピスタチオに予約してあるから問題ない」
 
 「そっか。カレー粉は?」
 
 「カレー粉は工場でたくさん作って持って行くよ。手筈は完璧さ」
 
 「荷車に乗せて行くんだろ? もう後数日でアラブレヒトは出立しちゃうんだな。なんだか寂しいよ」
 
 「俺も寂しいよ、ハヤト。後のことはメリッサに頼んであるから、遠慮なく彼女を頼ってくれ。約二カ月で戻ってくるから、俺のことを忘れるなよ」
 
 「ふふふ、忘れやしないよ。アラブレヒトは俺の命の恩人さ。本当に感謝しているよ」
 
 俺は照れくさそうなアラブレヒトに、ニッコリ笑いかけた。
 その後はキャラメルを倉庫に運んで、お茶を飲んだ。
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