異世界転移した俺の、美味しい異世界生活

yahagi

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俺達の休日

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 翌日、少し腰が痛い。
  ベッドルームに移ってから、4発もセックスした。
  なかなかメスイキしねえなあ、なんて言っていたから、今日もセックスかもしれない。
 
 「おはよう、ハヤト。商会は休みか?」
 
 「ちょっと顔を出して、連休を貰ってくるよ。それと、リカルドに頼みたいことがある。実は、竹が欲しいんだ」
 
 「イエロータイガーの住処だな。いいぜ。どれくらい必要だ?」
 
 「10本は欲しい。ちゃんと依頼料は払うよ」
 
 「わかった。今日の午前中に行ってくる。半日で行ってこれるから、昼は一緒に外食しようぜ。食べ放題の店に行きてえ」
 
  俺は快諾して、支店に向かった。
 
「そうかい。リカルドが帰ってきたんだね。ハヤトは3日連休ね。連休明けは流しそうめん屋ホタルとストーブで忙しくなるよ」

「了解。リカルドは今、竹を取りに行ってるんだ」

「ハヤトの連休明けは競いハヌーンかな。楽しみだね」

 俺は支店を後にして、魔道具屋サンラクにやってきた。

「サンラクさん~。いませんか~」

「おう、ハヤト。竹が入荷したか?」

「実は今リカルドが取りに行ってるんです。午後までには入荷します」

「わかった。リカルドが帰ってきたなら、競いハヌーンも賭けに行きてえ。とっとと依頼を終わらせるわ」

 サンラクさんは楽しそうに笑った。
 俺は家に帰ってきた。
 居間のコタツでソリティアをしながら待つ。
 鐘12が鳴った頃、リカルドは帰ってきた。

「ただいま、ハヤト。竹は店に置いてきた。全部で12本、ツヤの良い竹を切ってきたぞ」

「ありがとう、リカルド! じゃあ、ご飯に行こうか。焼き肉屋カルビとしゃぶしゃぶ屋ハズキと串カツ屋ヤナギと、焼鳥屋ピッピ。ステーキ屋ジーンと、ケーキ屋ツバキもあるよ」

「そんなにあんのか。焼き肉屋カルビは行ったことあるから、しゃぶしゃぶ屋ハズキに行こうぜ」

「うんっ」

 リカルドと二人、手を繋いで歩く。
 風は冷たいけど、気にならない。
 しゃぶしゃぶ屋ハズキに着いて、席に案内される。
 まずエールと肉5皿を頼んだ。

「俺達の未来に、乾杯」

「乾杯っ」

 エールをごくごく飲み、ご飯とスープも届いて、お肉をしゃぶしゃぶし始めた。
 俺はごまだれで食べる。
 美味しいっ!
 リカルドも上手にしゃぶしゃぶしている。

「このしゃぶしゃぶって肉があっさり食えていいな。たくさん食える気がする」

「うん。野菜も頼んで良い?」

「良いぞ。どんどん食おう」

 俺は野菜セット一皿を頼み、鍋に入れた。
 どんどん食べていく。
 お肉がなくなって、3皿追加で頼んだ。

「ケーキ屋ツバキも行きてえなぁ。紳士の遊び場に顔を出して良いか?」

「うん、行こう。ボウリング大会もオセロ大会も近いし、きっと熱気でいっぱいだよ」

「ボウリングもオセロも人気出たもんな。ポーカーも金賭けるゲームとして、ファンが多いそうだぞ」

「今は競いハヌーンと競いスケートが圧倒的人気だけどね。遠方から来るお客さんも多いそうだよ。町長は速いハヌーンを買うために、ハヌーンの牧場を見に行ったって、新聞に出てたよ」

 勿論、メリッサさん情報だ。
 競いハヌーンのコラムは面白く、人気である。

「新しいハヌーンが入ってたら面白いだろうな。明日は競いハヌーン見に行くか」

「うんっ、噂のリクドーを見てみたいっ」

「浮気は駄目だぞ、ハヤト」

「俺はリカルドしか見えてないから大丈夫」

 俺はにっこり笑ってお肉を食べた。
 一時間経ったので会計をして外に出る。
 冷たい風がぴゅうっと吹き付けてくる。
 俺とリカルドは手を繋いで紳士の遊び場へ向かって歩いた。

「あれだけ食べて銅貨6枚と酒代で済むんだから、そりゃあ人気も出るわ。うまかったよ」

「串肉1本銅貨2枚と考えると、少し割高だけどね。お客さんがいっぱい来てくれてるから、やっていけるんだ」

「他の食べ放題も気になる。まっ、おいおい食べるさ。競いハヌーンの走者をやった後は特に腹減ってるから、順番に食いに行く」

 リカルドはとても楽しそうに笑った。

 紳士の遊び場に到着し、ボウリングを始めたリカルド。
 挑戦するのは、町人だ。
 二人ともストライクを連発し、良い勝負。
 ああっと、町人がスペアを出したぞ!
 リカルドはその後もストライクを出し、パーフェクトで勝利を飾った。

 挑戦者は次から次に訪れた。
 リカルドはストライクを連発し、挑戦者を突き放す!
 挑戦者もストライクを出す!
 約3時間、熱中したボウリングを、俺は応援しながら観戦した。

「ああ、すげえ楽しかった。さて、ケーキ屋ツバキに行こうぜ」

 リカルドは疲れを見せない姿で戻ってきた。
 手を繋いで歩きながら、楽しげなリカルドの横顔を見上げた。

「ケーキ食べたら戻ってこようか。俺もオセロやりたいし、リカルドも腹ごなしに運動したいでしょ」

「おっ、良いか? ボウリングは楽しくてたまらん。オセロもやりてえし、戻ってこよう」

 俺達はケーキ屋ツバキに到着し、店内に案内された。
 1時間以内なら、ケーキを何個でも食べれる事が説明される。
 一度に取れるケーキは2個で、お残しは罰金。
 さあ、ケーキを取りに行こう!

 ショーケースを見に行くと、色とりどりのケーキが並んでいる。
 リカルドはルビーイチゴのショートケーキを指差し、ニッコリ笑った。

「ルビーイチゴのショートケーキも食い放題なのか?」

「うん。とても美味しいから、1個は食べてみて欲しいな」

「銅貨6枚とは思えねえな。よし、ルビーイチゴのショートケーキと、チョコレートケーキをくれ」

「俺はルビーイチゴのショートケーキと、シュークリーム」

 席に戻り、ケーキにフォークを突き立てる。
 うん、ルビーイチゴのショートケーキは絶品だ。
 イチゴが2級品とは思わないな。

「ルビーイチゴのショートケーキ、すげえ美味い。イチゴがたっぷり入っていて豪華だし、クリームの甘さも丁度良い」

「口に合ったなら良かったよ。実はイチゴが2級品なんだ。それで格安に仕入れているんだ」

「庶民にゃあわからねえよ。客もいっぱい入ってるし、店内もレースやリボンで飾られて乙女チックだ。人気になるのもわかるぜ」

 そこで、店内にアナウンスが流れた。

「本日はお越しいただきありがとうございます。リリナちゃん6歳の誕生日を祝います。しばし店内が暗くなります事をご了承下さい」

 店内の灯りが消され、薄暗くなる。
 そこに、炎が6つ揺らめくバースデーケーキが運ばれてくる。
 従業員全員で歌うバースデーソングが店内に響き渡る。

「ハッピバースディトゥユー、ハッピバースディトゥユー」

「ハッピバースディトゥユー、ハッピバースディトゥユー」

「ハッピバースディディア、リリナちゃん~! ハッピバースディトゥユー!」

 そして炎が吹き消された!
 パチパチパチパチ!
 拍手と共に店内に明かりが灯され、リリナちゃんはめっちゃ笑顔。
 バースデーサービスはケーキ屋に欠かせないぜ。

「ケーキの炎を吹き消すのか。祝い事らしくていいな。ハヤトは誕生日いつだ?」

「6月25日だよ。こっちの暦でその日付でいいか、わかんないけど」

「いいんじゃねえか。俺は11月20日だ。ダンジョンに籠もってた頃だな。次のケーキ、取りに行こうぜ」

 俺達はショーケースの前でしばし、悩んだ。

「モンブランとチーズケーキ」

「俺はルビーイチゴのショートケーキと、アップルパイ」

 席について、ケーキを食べる。
 紅茶を飲み、食べ進める。

「俺はこの4個でお腹いっぱい。いけてプリンかな」

「俺はもうちょっと食うぜ。全種類制覇してえんだよな」

 リカルドなら、出来そうである。
 俺は苦しくなってきたお腹を押さえながら、アップルパイを食べた。

 結局俺はプリンを追加して食べた。
 リカルドは全種類制覇して、上機嫌だ。
 
「いやあ、うまかった。ダントツはやっぱりルビーイチゴのショートケーキだけど、他のケーキもうまかった!」

「満足してくれて、嬉しいよ。俺も気合いを入れて作った店だから、気に入っているんだ」

「次はどんな店作るんだ?」

「次はね、流しそうめん屋ホタルっていって、リカルドに取ってきて貰った竹で水を流す道を作って、そこにそうめんっていう麺を流すんだ。それをすくって食べる店だね」

「何だか大掛かりな店だな。プレオープンには呼んでくれよ。冒険者の知り合い連れて行くからよ」

「うん、わかった。招待状を出すね。連休明けの次の日がプレオープンだよ」

 リカルドはわかったと言って頷いた。
 紳士の遊び場に到着し、盤代を払ってオセロを始める。
 相変わらず強いリカルドは、挑戦者を千切っては投げ、勝者の名を欲しいままにしていた。
 楽しそうなリカルドが見れて俺も満足である。
 俺は弱めの町人と対戦しており、コツコツと石を増やしていた。

 熱中したオセロの後は、ボウリングである。
 リカルドはボウリングで挑戦者を募り、戦っていく。
 俺はオセロに2勝3敗。
 リカルドの勇姿を見守った。
 
 リカルドは5試合パーフェクト。
 一度も負けなかった。
 9つの鐘が鳴り、閉店。

 俺達はとろろそば屋とろろで、天ぷらととろろそばをつるっと食べて家に帰った。
 とっても充実したお休みだったよ。
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