異世界転移した俺の、美味しい異世界生活

yahagi

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プレオープンとジャノメチップ

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 翌日はよく晴れていた。
 今日は回転寿司屋イチローのプレオープンである。
 朝イチで制服を届けてくれたジルさんに報酬を支払い、制服を配る。
 やはり制服に着替えると見違えるな。

 俺は回転寿司屋イチローの説明と、レシピの伝授を午前中いっぱいかけて行った。

 鐘12、まずやってきたのは孤児院の子供達8名とシスターだった。

「オーナー、ケーキ屋ツバキの無料券を贈って下さって、ありがとうございました。本日も無料で招いて頂いて、なんとお礼を申し上げれば良いか……」

「俺の好きでやっていることです。子供達にはお腹いっぱい食べさせてあげて下さい」

 シスターは頭を下げて、席に着いた。
 緑茶が配膳され、レーンの説明がされる。

「あたしミートボール!」

「俺はこれっ!」

「あたし……玉子……っ」

 レーンから取っていく子供達。
 店内放送が響き渡る。

「揚げたての海老天ぷら握りがレーンに乗りました。ぜひお試しください」

「シスター、海老だってーっ」

「そうね、取りましょうか。あら、美味しいわ」

「熱々で美味しいーっ」

 次々とレーンの寿司が減っていくが、キッチン担当も負けてはいない!

「焼きたてのベーコンと焼き肉がレーンに乗りました。ぜひお試し下さい」

 そこに料理ギルドの6名と、冒険者ギルドのギルド長とご友人4名と、サンラクさんとご友人4名がやってきた。
 席に案内され、緑茶が配膳される。
 お店の説明を受けた料理ギルドの面々は、レーンのお皿に手を出した。
 冒険者ギルドの面々とサンラクさん達も同じだ。

「焼きたて玉子と、揚げたての白身魚の握りがレーンに乗ります。どうぞお試し下さい」

「ほう。アナウンスが流れるのか」

 ジノリンさんが感心するかのように言う。

「お次、白身魚のフライと、なす、コーン、とろろ、ウィンナー、ツナが乗りました。是非お試しください」

「ぱくぱく食べちまうなぁ。肉はねえのか?」

「お待たせいたしました、焼き肉とミートボール、ミニハンバーグとベーコンが流れます」

 冒険者ギルドのギルド長がベーコン握りをむしゃりと食べた。

「人気の高い海老アボカドを大量にレーンに乗せます。一度ご賞味下さいませ」

「こりゃあうまい。アボカドがクリーミーで海老と合っとるな」

 サンラクさん達も楽しそうだ。

 やがてアラブレヒトとご友人8名、メリッサさんとご友人6名もやってきた。
 席に案内され、店の説明がされる。
 緑茶が配膳され、レーンのお寿司を取り始めた。
 店内アナウンスは続き、どんどん新しいネタがレーンに乗っていく。
 おおっと、町長一家がやってきた。

 席に案内し、緑茶を配膳する。

「本日はお越しいただき、ありがとうございます。お寿司はオーダーでお作りすることも出来ますので、お気軽にお申し付け下さい」

「やあ、ハヤト。せっかくだから、回っているお皿を取って見るよ。大丈夫、何事も体験さ」

「ありがとう、ハインケル」

 ハインケルは海老アボカドを取って、醤油を垂らした。
 箸を上手に使い、お寿司を食べる。

「うん、美味しい。アボカドと海老って合うんだね」

「俺のミートボールも美味いぞ」

「わたくし、コーンが気に入ったわ」

 町長一家も楽しめているみたいだ。
 そこに、リカルドと冒険者10名がやってきた。

「午前中はレースに出てて、遅くなった。何かちまいものが並んでるなぁ」

「いらっしゃい、リカルド。8枚は食べないと、おなか一杯にはならないよ」

「10枚は余裕そうだぜ」

 リカルドと冒険者も席に案内され、緑茶が配膳された。
 店内放送はますます熱気を強めていく。

「次はデザート~。ミニプリンとミニチョコレートケーキ、ミニアップルパイは如何ですか~」

「ミートボールとツナ、海老アボカド、レーンに乗りました。ぜひお試しください」

「白身魚の天ぷら、きのこの天ぷら、玉ねぎの天ぷら、3種揚げたてです。どうぞお試し下さい」

 やがて、満腹になった子供達が帰って行く。
 小さな子は眠ってしまったようだ。
 俺は焼き肉屋カルビの無料券をシスターに握らせて、手を振った。

「ハヤト、小食な儂はぴったり6枚じゃった! 枚数が人によって違うのも楽しいな! また来るぞ。ではな」

 料理ギルドの面々も帰って行った。

「うーん、食いすぎたかな」

「20皿も食えばそりゃあ腹一杯だろうよ」

「ハヤト、俺は12枚だった。美味かったぞ」

 冒険者ギルドのギルド長も帰って行った。

「ハヤト、楽しかったぞ。銅貨5枚で随分楽しめた」

 サンラクさん達は満足げに帰って行った。

「ハヤト、なかなか楽しい店だね。俺は10枚だったよ。友人は18枚。なかなかだろ? 海老アボカドが美味しかったな」

「楽しめたようで良かったよ」

 アラブレヒトは友人と帰って行った。

「ハヤト、すごく美味しかったわ! 私はとろろとベーコンがお気に入り。8枚食べたわ」

「メリッサさんとご友人が楽しめたなら良かったです」

 メリッサさんとご友人が帰った後、町長一家も立ち上がった。

「ハヤト、美味しかったよ。俺は白身魚の天ぷら握りと、ミートボールが好きだったな。父上と母上も楽しめたそうだよ」

「それは良かった」

「プールというか、釣り堀ももうすぐ出来上がるから、楽しみにしておいて。じゃあ、またね」

 ハインケルと町長夫妻は優雅に帰って行った。
 リカルド達冒険者はさすがよく食べる。
 キッチン担当も次々新しいネタをレーンに乗せていく。
 しばらくしてデザートタイムだ。
 お茶もおかわりして飲んで、おなか一杯になった頃、リカルドが立ち上がった。
 冒険者達も次々立ち上がる。

「色々食えて楽しかったぜ。俺はハンバーグとコーンが好きだったな。俺は15枚食った。安上がりな店だぜ」

 リカルド達が帰って行き、これで全員見送った。
 俺はキッチン担当にまかないの寿司セットを頼み、席に着いた。
 緑茶を飲みながら、お寿司を食べる。
 熱々の海老天ぷら握りとミートボールが美味しい。

 カウンター担当もキッチン担当もまかないを食べる。
 デザートは3種類から選んでよいとのことだったので、ミニアップルパイを選んだ。

 美味しい昼食の後は後片付け。
 それが終わったら今日は解散だ。

「今日はお疲れ様。明日から鐘9つまで通常営業を頼むよ。今日の店内放送やってた君、凄く良かったよ。ぜひ店長をやってくれ。みんな、週休二日制で休みを取るように。以上だ」

「はい、わかりましたっ」

 それから店を閉めて、鍵は店長に渡した。
 支店に帰り着くと、おやつ時だった。
 メリッサさん作のクッキーが良い匂いだ。

「お疲れ様、ハヤト。紅茶をどうぞ」

「ありがとうございます、メリッサさん。今日は来てくれてありがとうございました」

「お寿司美味しかったわ。友達もまた行きたいって言ってたわ。プレオープン大成功ね」

 俺はメリッサさんに笑顔を返し、クッキーを頬張った。

 午後はメリッサさんの手伝いをして過ごした。
 次の店の構想はなくもないが、ハインケルの釣り堀も気になるし、しばらく休憩だ。

 アラブレヒトがにこやかに2階から降りてきた。

「お疲れ様、ハヤト。これ、見てくれるかい」

 アラブレヒトはおもむろに透明なコップを持ち上げた。
 中に石が入っており、気泡がいくつも立ち並んでいる。

「これは……炭酸水?」

「その通り。ダンジョンからはたまに出るアイテムだけど、気泡を出す以外役立たずでね。ただ、シュワッとして美味しいから、買ってみたんだ。使うかい?」

「うん。ぜひ、コーラっていう飲み物を開発したいと思う。次のお店にぜひ採用したい、美味しい飲み物なんだ」

「じゃあ、これはハヤトにあげるね。ぜひ役立てて欲しい」

  俺はジャノメチップという、炭酸水を作り出すアイテムを手に入れた。
  いろんなものを混ぜては失敗し、やり直した。
 
  夕飯は、肉野菜炒め。
  美味しく食べた後に、家に帰った。
  リカルドは帰ってきていて、夜ご飯も食べたそうだ。
 
  一緒にお風呂に入って、洗いっこする。
  リカルドと湯船の中で、何度もキスした。
  お風呂上がりは、ベッドルームでセックスをした。
  3発ヤって、気持ち良い余韻に浸る。
  リカルドに乳首を弄られながら、ぽつりぽつりと話をした。
  リカルドの胸で眠る日は、暖かい。
  俺はゆっくりと眠りについた。
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